ゲスト
(ka0000)
【CF】帝国皇子と聖なる夜(勤)
マスター:稲田和夫

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2015/01/01 19:00
- リプレイ完成予定
- 2015/01/12 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
崖上都市「ピースホライズン」で進められていたクリスマスの準備も佳境に入っていた。
魔導仕掛けのイルミネーションの輝きを筆頭に、店も家も問わず、クリスマスの色で溢れている。
ハンターたちの手伝ったその成果も、町を歩く人々に広まっていた。
例えばプレゼントであったり、ツリーを飾る小物であったり。
目新しいものも、定番のものも等しくクリスマスの空気に溶け込んで、ピースホライズンのお祭り空気をより鮮やかにしている。
クリスマス当日は目前に迫っている。
どう過ごそうか、決まっていても、決まっていなくても。ピースホライズンに足を運ぶ人の数は日に日に増えていくのだった。
●
ゾンネンシュトラール帝国首都バルトアンデルスにおいてもそれは変わらない。
ピースホライズンほど華やかではないものの、最新の機導術により作られたイルミネーションなどで飾り付けられた町並みを、明るい表情の人々が行きかっている。
まして、今は夕方だ。イルミネーションはその鮮やかさを増し、多くの人々は家族や親しい人々と過ごす楽しい夜に心躍らせているのだろう。
それはバルトアンデルス城も例外ではないかのように思える。帝国の中枢たるここには休みこそないものの、今日の勤めを終えた兵士や役人たちが流石に今日ばかりは晴れがましい表情で退出して来る。
しかし、その人の流れに逆らうようにして城内に入っていく人々がいた。ある種の諦めとも取れる苦笑を浮かべながら、夜の近づいた城内に向かう人々の中に、今年は数名のハンターの姿もあった。
●
「日中からの引継ぎ事項は以上です。各員はそれぞれの配置について警備や業務を始めて下さい」
ゾンネンシュトラール帝国皇子にして皇帝代理人カッテ・ウランゲルは第三執務室に集合した夜勤の兵士たちに向かって手短に、しかし過不足無く必要な事を伝える。
城には複数の執務室が設置されているが、カッテが当直の場合はここを使用することが多かった。
帝国の政治と軍事の中心地であるバルトアンデルス城は、夜であっても完全に眠らないのだ。城自体を警備するため、いつ起きるか解らない各地の緊急事態に備えるため夜勤の兵士や役人の配置は欠かせない。それは、この聖輝節の晩とて何ら変わりは無いのであった。
「皆さん、本当にご苦労様です」
カッテ自身は良くも悪くも普通の少年ではない。彼にとってはこれが普通なのだろう。しかし、カッテはいつもなら手短に終える引継ぎの最後に、こう付け加えた。
「……多くの人が、この聖夜を楽しく過ごせるようにするためには、僕たちのよう立場の人間も必要なのだと思います。この帝国で暮らす多くの人々のために、そして今年は運よく今日が非番だった皆さんの同僚たちのため、今夜も頑張りましょう!」
最後に、夜勤の終わりに暖かい飲み物が振る舞われることを説明すると、兵士や役人たちは少しだけ明るい表情になって城内各所に散って行き、執務室にはカッテと数名のハンターだけが残された。
「ハンターの皆さんもありがとうございます」
礼儀正しく頭を下げるカッテ。
「今回、覚醒者である皆さんが招集に応じてくださったおかげで、兵士の皆さんについては、いつもの年より多くの方に休暇を取っていただくことが出来ました」
そう真面目な表情で言ってから、カッテはくすりと相好を崩す。
「折角の聖夜に、僕と執務室で過ごすなんてあまり愉快ではないでしょうけれど……よろしくお願いしますねっ」
カッテの背後にある大きな飾り窓とベランダから見える帝都では夕闇が濃くなり、街の灯りが輝きを増していた。
崖上都市「ピースホライズン」で進められていたクリスマスの準備も佳境に入っていた。
魔導仕掛けのイルミネーションの輝きを筆頭に、店も家も問わず、クリスマスの色で溢れている。
ハンターたちの手伝ったその成果も、町を歩く人々に広まっていた。
例えばプレゼントであったり、ツリーを飾る小物であったり。
目新しいものも、定番のものも等しくクリスマスの空気に溶け込んで、ピースホライズンのお祭り空気をより鮮やかにしている。
クリスマス当日は目前に迫っている。
どう過ごそうか、決まっていても、決まっていなくても。ピースホライズンに足を運ぶ人の数は日に日に増えていくのだった。
●
ゾンネンシュトラール帝国首都バルトアンデルスにおいてもそれは変わらない。
ピースホライズンほど華やかではないものの、最新の機導術により作られたイルミネーションなどで飾り付けられた町並みを、明るい表情の人々が行きかっている。
まして、今は夕方だ。イルミネーションはその鮮やかさを増し、多くの人々は家族や親しい人々と過ごす楽しい夜に心躍らせているのだろう。
それはバルトアンデルス城も例外ではないかのように思える。帝国の中枢たるここには休みこそないものの、今日の勤めを終えた兵士や役人たちが流石に今日ばかりは晴れがましい表情で退出して来る。
しかし、その人の流れに逆らうようにして城内に入っていく人々がいた。ある種の諦めとも取れる苦笑を浮かべながら、夜の近づいた城内に向かう人々の中に、今年は数名のハンターの姿もあった。
●
「日中からの引継ぎ事項は以上です。各員はそれぞれの配置について警備や業務を始めて下さい」
ゾンネンシュトラール帝国皇子にして皇帝代理人カッテ・ウランゲルは第三執務室に集合した夜勤の兵士たちに向かって手短に、しかし過不足無く必要な事を伝える。
城には複数の執務室が設置されているが、カッテが当直の場合はここを使用することが多かった。
帝国の政治と軍事の中心地であるバルトアンデルス城は、夜であっても完全に眠らないのだ。城自体を警備するため、いつ起きるか解らない各地の緊急事態に備えるため夜勤の兵士や役人の配置は欠かせない。それは、この聖輝節の晩とて何ら変わりは無いのであった。
「皆さん、本当にご苦労様です」
カッテ自身は良くも悪くも普通の少年ではない。彼にとってはこれが普通なのだろう。しかし、カッテはいつもなら手短に終える引継ぎの最後に、こう付け加えた。
「……多くの人が、この聖夜を楽しく過ごせるようにするためには、僕たちのよう立場の人間も必要なのだと思います。この帝国で暮らす多くの人々のために、そして今年は運よく今日が非番だった皆さんの同僚たちのため、今夜も頑張りましょう!」
最後に、夜勤の終わりに暖かい飲み物が振る舞われることを説明すると、兵士や役人たちは少しだけ明るい表情になって城内各所に散って行き、執務室にはカッテと数名のハンターだけが残された。
「ハンターの皆さんもありがとうございます」
礼儀正しく頭を下げるカッテ。
「今回、覚醒者である皆さんが招集に応じてくださったおかげで、兵士の皆さんについては、いつもの年より多くの方に休暇を取っていただくことが出来ました」
そう真面目な表情で言ってから、カッテはくすりと相好を崩す。
「折角の聖夜に、僕と執務室で過ごすなんてあまり愉快ではないでしょうけれど……よろしくお願いしますねっ」
カッテの背後にある大きな飾り窓とベランダから見える帝都では夕闇が濃くなり、街の灯りが輝きを増していた。
解説
★目的
カッテと共にバルトアンデルス城にて夜勤
★シナリオの概要
時間は25日の夕方から翌26日の朝までとなり、間に仮眠や食事の時間があります。
ハンターたちについては、基本的にカッテの警備という名目で好きに動いていただいて構いません。
参考までに他の兵士たちの役目は以下のようになります。
・巡回
城内を所定のコースに従って巡回します。
・歩哨
城内の要所にて警備を行います。基本的に持ち場を離れることは出来ません。
・待機
カッテのいる第三執務室他、城内各所の待機場所で待機しています。休憩ではなく、何かが起きた時にすぐ駆けつけられる状態、ということになります。
これらを各員が交代で行い、翌日の朝の勤務者たちに引継ぎを行った時点で任務終了となります。
クリスマスの翌日ということで任務終了後、飲酒可能な方にはグリューワイン(スパイスやシロップで甘くした赤ワインを温めた飲み物)が振る舞われます。それ以外の方にはレモネードなどの暖かい飲み物となります。
例えば、夕方から夜中まではカッテと執務室にいて、夜中から朝までは巡回に参加する……という風にプレイングを書けば解り易いかと。
基本的には、カッテや兵士たちを手伝いながら彼らと交流しつつ、何でクリスマスの夜に……とゲンナリするような感じのシナリオになります。
なお、PL情報となりますが特に襲撃などの異常事態は発生しません。
★カッテ
宿直者として基本的に第三執務室から動きません。今回の【CF】や【虚動】関連の書類を処理しています。もともとカッテにとっては大した量でもないので、いつも以上に会話の余裕などはあるでしょう。
質疑応答は可能です。
カッテと共にバルトアンデルス城にて夜勤
★シナリオの概要
時間は25日の夕方から翌26日の朝までとなり、間に仮眠や食事の時間があります。
ハンターたちについては、基本的にカッテの警備という名目で好きに動いていただいて構いません。
参考までに他の兵士たちの役目は以下のようになります。
・巡回
城内を所定のコースに従って巡回します。
・歩哨
城内の要所にて警備を行います。基本的に持ち場を離れることは出来ません。
・待機
カッテのいる第三執務室他、城内各所の待機場所で待機しています。休憩ではなく、何かが起きた時にすぐ駆けつけられる状態、ということになります。
これらを各員が交代で行い、翌日の朝の勤務者たちに引継ぎを行った時点で任務終了となります。
クリスマスの翌日ということで任務終了後、飲酒可能な方にはグリューワイン(スパイスやシロップで甘くした赤ワインを温めた飲み物)が振る舞われます。それ以外の方にはレモネードなどの暖かい飲み物となります。
例えば、夕方から夜中まではカッテと執務室にいて、夜中から朝までは巡回に参加する……という風にプレイングを書けば解り易いかと。
基本的には、カッテや兵士たちを手伝いながら彼らと交流しつつ、何でクリスマスの夜に……とゲンナリするような感じのシナリオになります。
なお、PL情報となりますが特に襲撃などの異常事態は発生しません。
★カッテ
宿直者として基本的に第三執務室から動きません。今回の【CF】や【虚動】関連の書類を処理しています。もともとカッテにとっては大した量でもないので、いつも以上に会話の余裕などはあるでしょう。
質疑応答は可能です。
マスターより
★マスターより
クリスマスおめでとうございます。稲田です。
と、いいつつあんまりおめでたくなさそうなシナリオですみません。
やはり軍隊や国家というのは祝日もクソも無い訳で、だれかがこの日に休めば誰かかがそこに入る必要はある訳です。
クリスマスに野郎と過ごすのもどうかと思いますがこれはこれで一つの祝日の営みではないでしょうか?
と、書きつつ既に26日という……一応26日朝までが舞台なので、そこはどうか大目に見てください……
それでは、お目に止めていただければ幸いです。
クリスマスおめでとうございます。稲田です。
と、いいつつあんまりおめでたくなさそうなシナリオですみません。
やはり軍隊や国家というのは祝日もクソも無い訳で、だれかがこの日に休めば誰かかがそこに入る必要はある訳です。
クリスマスに野郎と過ごすのもどうかと思いますがこれはこれで一つの祝日の営みではないでしょうか?
と、書きつつ既に26日という……一応26日朝までが舞台なので、そこはどうか大目に見てください……
それでは、お目に止めていただければ幸いです。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/11 07:58
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2014/12/30 18:21:46 |
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相談卓 シェリル・マイヤーズ(ka0509) 人間(リアルブルー)|14才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/01/01 16:05:13 |