ゲスト
(ka0000)
内陸の街ドスガ ~騎士アーリア~
マスター:天田洋介

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在6人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/12/27 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/01/10 19:00
オープニング
グラズヘイム王国の南部に広がる伯爵地【ニュー・ウォルター】を覆っていた暗い闇は、振り払われた。
黒伯爵を名乗る歪虚軍長アスタロトが率いていた敵は壊滅。討伐が一段落して、少なくとも戦の状況からは脱したといえる。
差し迫る危機は去ったものの、懸案は残った。畑が荒らされただけでなく、灌漑関連の破壊が顕著。そして各地では戦いの残照が残っていた。
冬になり、木枯らしが吹き荒ぶ城塞都市マール。
ここはマール城の一室。薪が燃え盛る暖炉の側にて、領主アーリアは妹ミリアからの報告を受けていた。
「調査の結果、葡萄樹雑魔の事件について、新事実が判明しましたの。歪虚崇拝者達によって暗示の飲み薬が使われましたが、これには裏事情があったようで」
「悪党にとっての事情か」
「兄様も知っての通り、飲み薬の暗示効果に即効性はありません。長期に渡って使わないと洗脳はできませんの。ですが、そうはいっていられなくなった状況に追いこまれて、村の祭りで使おうとしたらしいです。時間がかかるのなら、まとめた人数を洗脳しよう。そういう短絡的な発想に至ったようで……。原因になったのは、アスタロト派とは別の歪虚崇拝者集団の存在ですの」
「派閥争いなのか」
「これは……とてもいいにくいことなのですが、ニュー・ウォルターが平和になったことが大いに関係しているようで」
「気にするな。事実を話してくれ」
「はい。アスタロト派がごく少数となった現在、他の歪虚派閥がニュー・ウォルターを狙っているようですの。アスタロト派としては、それを許すことはできず、仲間を増やして対抗しようとしたようで……。その焦りの発露こそが、あの葡萄樹雑魔の事件の真相でしたの」
「歪虚同士であれば序列があるはずだ。完全ではないだろうが、それなりの秩序が保たれる。しかし指導者を失った末端だけとなれば、話は別。そういうことなのか?」
「その通りですの。ただ今、各地に特務を派遣して調べている最中なのです。兆候があれば、すぐに連絡が届くようになっていますの」
ミリアからの報告を聞いたアーリアは、引き続きの調査を望んだのだった。
それから四日後。以前とは別の地域で、葡萄樹雑魔の汁を利用する飲み薬製造の現場が押さえられた。
高濃度の飲み薬を無理矢理に飲ませて、洗脳しようとした事件からの発覚だった。多くは捕らえられたものの、残念ながら犯人二人に逃げられてしまう。
その報告が届いた頃、今後のことを相談するためにハンター一行がマール城へと招かれていた。
「逃げた逃亡犯二人を捕まえて欲しいですの。二人とも銃器の扱いに慣れた覚醒者。それと悪知恵が働くようで、注意が必要なのです。逃げられたのも一般人を盾にされたせいらしく。あと、どこで手に入れたのが、それぞれに魔導バイクを所有しているようなのです」
ミリアによれば、逃亡先も判明している。二人とも『ドスガ』と呼ばれる街で目撃されていた。
ドスガはアスタロトが討伐された以降、急速に発展している内陸の街だ。領外からやってきた大商人が投資をしたことで、人々が集まりだしている。
急遽の要請だったが、ハンター一行はミリアからの依頼を引き受けたのだった。
黒伯爵を名乗る歪虚軍長アスタロトが率いていた敵は壊滅。討伐が一段落して、少なくとも戦の状況からは脱したといえる。
差し迫る危機は去ったものの、懸案は残った。畑が荒らされただけでなく、灌漑関連の破壊が顕著。そして各地では戦いの残照が残っていた。
冬になり、木枯らしが吹き荒ぶ城塞都市マール。
ここはマール城の一室。薪が燃え盛る暖炉の側にて、領主アーリアは妹ミリアからの報告を受けていた。
「調査の結果、葡萄樹雑魔の事件について、新事実が判明しましたの。歪虚崇拝者達によって暗示の飲み薬が使われましたが、これには裏事情があったようで」
「悪党にとっての事情か」
「兄様も知っての通り、飲み薬の暗示効果に即効性はありません。長期に渡って使わないと洗脳はできませんの。ですが、そうはいっていられなくなった状況に追いこまれて、村の祭りで使おうとしたらしいです。時間がかかるのなら、まとめた人数を洗脳しよう。そういう短絡的な発想に至ったようで……。原因になったのは、アスタロト派とは別の歪虚崇拝者集団の存在ですの」
「派閥争いなのか」
「これは……とてもいいにくいことなのですが、ニュー・ウォルターが平和になったことが大いに関係しているようで」
「気にするな。事実を話してくれ」
「はい。アスタロト派がごく少数となった現在、他の歪虚派閥がニュー・ウォルターを狙っているようですの。アスタロト派としては、それを許すことはできず、仲間を増やして対抗しようとしたようで……。その焦りの発露こそが、あの葡萄樹雑魔の事件の真相でしたの」
「歪虚同士であれば序列があるはずだ。完全ではないだろうが、それなりの秩序が保たれる。しかし指導者を失った末端だけとなれば、話は別。そういうことなのか?」
「その通りですの。ただ今、各地に特務を派遣して調べている最中なのです。兆候があれば、すぐに連絡が届くようになっていますの」
ミリアからの報告を聞いたアーリアは、引き続きの調査を望んだのだった。
それから四日後。以前とは別の地域で、葡萄樹雑魔の汁を利用する飲み薬製造の現場が押さえられた。
高濃度の飲み薬を無理矢理に飲ませて、洗脳しようとした事件からの発覚だった。多くは捕らえられたものの、残念ながら犯人二人に逃げられてしまう。
その報告が届いた頃、今後のことを相談するためにハンター一行がマール城へと招かれていた。
「逃げた逃亡犯二人を捕まえて欲しいですの。二人とも銃器の扱いに慣れた覚醒者。それと悪知恵が働くようで、注意が必要なのです。逃げられたのも一般人を盾にされたせいらしく。あと、どこで手に入れたのが、それぞれに魔導バイクを所有しているようなのです」
ミリアによれば、逃亡先も判明している。二人とも『ドスガ』と呼ばれる街で目撃されていた。
ドスガはアスタロトが討伐された以降、急速に発展している内陸の街だ。領外からやってきた大商人が投資をしたことで、人々が集まりだしている。
急遽の要請だったが、ハンター一行はミリアからの依頼を引き受けたのだった。
解説
二人の逃亡犯を捕まえて、事情を吐かせてください。
顔写真についてはミリアから提供されます。一人はふくよかな赤毛男性。もう一人は金髪女性。年齢は二人とも三十歳前後です。
※PL情報
頭は切れるものの逃亡犯二人は大雑把な性格なので、足取りは残っています。問題は二人が、なぜドスガに向かったのかです。裏事情と関係しているかも知れません。
真相まで辿り着くほどの余裕はないと思いますが、その辺りの事情も調べてもらえるでしょうか。(ドスガに滞在可能なのは五日程度)
街の状況等、逃亡犯二人と直接関係のなさそうな調査も大歓迎です。将来的に役に立つかも知れません。
常識的な必要経費はミリア持ち。食事や寝泊まりにかかる料金も含めてです。
質問があれば、ハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
顔写真についてはミリアから提供されます。一人はふくよかな赤毛男性。もう一人は金髪女性。年齢は二人とも三十歳前後です。
※PL情報
頭は切れるものの逃亡犯二人は大雑把な性格なので、足取りは残っています。問題は二人が、なぜドスガに向かったのかです。裏事情と関係しているかも知れません。
真相まで辿り着くほどの余裕はないと思いますが、その辺りの事情も調べてもらえるでしょうか。(ドスガに滞在可能なのは五日程度)
街の状況等、逃亡犯二人と直接関係のなさそうな調査も大歓迎です。将来的に役に立つかも知れません。
常識的な必要経費はミリア持ち。食事や寝泊まりにかかる料金も含めてです。
質問があれば、ハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
リリース、遅くなりました。
今後に関わる重要な秘密が隠されている……かもです。
よろしくお願いします。
今後に関わる重要な秘密が隠されている……かもです。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/01/09 15:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 ひりょ・ムーンリーフ(ka3744) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/12/27 12:49:27 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/12/27 09:47:42 |