ゲスト
(ka0000)
トワイライト・ノーブル
マスター:坂上テンゼン

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/01/11 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/01/20 22:00
オープニング
●或る貴族の独白 ~王国暦1014年晩秋~
私の夫ヘスディンは貴族としての高貴さに欠けていた。
庶民ならば、自分の務めを果たして得た金や、余暇を自分が楽しむのに使うのはいい。自分に危険が迫っていたら、逃げ出すのもいいだろう。
しかし領地を治め領民を守る領主であるなら話は別だ。
だというのに領主たるあの男は先の歪虚の発生の際、王都へといの一番に逃げて行って、今だに戻って来ていない。
おおかた、未来に絶望して酒に溺れる生活でも送っているのだろう。
あの男は昔からそういう傾向があった。
とはいえ、気持ちがわからないでもない。王国の未来は、正直言って不安だ。
王国は無数の人の集まりであり、人の数だけ意思がある。その意思を纏め、一つにして行くのが王の役目である。
しかし、この国には王はいない。
王女殿下は指導者としてあまりに若すぎる。ゆえに女王ではなく王女のままなのだ。セドリック大司教が補佐についてはいるが、彼は大司教であって王ではない。
そして、歪虚の活動が活発になっている。
夏には自由都市同盟領にあるラッツィオ島で大規模な歪虚の発生があったし――
つい先日、イスルダ島からの軍勢が王都に直接攻撃を仕掛けた。
ベリアルという首魁に率いられた軍勢だ。群れではない。彼らには明確な統治者がいる。
ベリアルは撃退されたが、いまだ存命と言われている。
もしかしたら、千年王国と言われたグラズヘイム王国も、そう長くはもたないのかもしれない。
きっとあの男以外にも、自棄になっている貴族もいるのだろう……。
だからといって政務をないがしろにする理由にはならない。
私は貴族として生を受けた。ならばノブレス・オブリージュの名の下に、貴族として生を全うしよう。
まずは、歪虚から人々を守る力が必要だ。
ただの人間では限界がある。覚醒者――マテリアルを行使し、歪虚と戦う力を持った存在を、早急に探さなくてはならない。
●候補生三名
去年の晩秋のことだった。リベルタース地方の一地方を治めるマハ・スフォルツァ子爵夫人の命により、彼女の領地全土でマテリアル保有量調査が行われた。
領地防衛の任に当たる、覚醒者の素質を持つ者を見出すのが目的だった。
その中で素質を見出され、覚醒者として歪虚と戦う戦士となることに立候補したものは、最終的に三名だった。
エクラ教司祭の娘、ピエ・ドゥメール。
粉挽き小屋の五男坊、ギョーム・ペリエ。
そしてスフォルツァの末娘、ジョセファ・スフォルツァ。
彼らはハルトフォートのハンターオフィス支部にて儀式を完遂し、覚醒者となった。
子爵夫人は覚醒者となった三人を屋敷に呼び、顔を合わせた。
並び立った三人に対し子爵夫人は言った。
「わたくしがマハ・スフォルツァです。
あなたがたは覚醒者となりました。これからは故郷を守るために、私のもとでその力を振るってください」
その言葉にうなづいたのは、二人。
「わかりました! 歪虚どもなんぞぶっ飛ばしてやります!」
胸を張って応えたのはギョーム。
「光の導きのままに、悪と戦うことを誓います!」
丁寧な口調ながら、ピエも元気よく応える。
そして、うなづかなかったのは1人。
「お母様! なぜ私が戦わなければならないんですの!?」
ジョセファであった。
娘のジョセファは自ら望んで覚醒者となったのではない。子爵夫人が半ば強制的に立候補させた。貴族の立場と彼女自身の素質を考えれば当然の選択だと、子爵夫人は考えていたのだ。
しかしこの娘は父に似て怠惰で、自分に甘く、おまけに高飛車だ――。
「あなたに選択権はありません、ジョセファ」
マハは自分の娘に対して冷徹に言い放った。
「そんなっ! いくらお母様とはいえ、横暴すぎますわ!」
「貴女は貴族で、戦う力を持っている。ならば民のため立ち上がらねばなりません」
「私の意思はどうなりますの!?」
「貴女の意思など、民と故郷を守るという崇高な目的の前には無意味なのです」
それきり、ジョセファは反論を許されることはなかった。
子爵夫人と別れ、部屋から出る三人。そこで、うなだれたジョセファに話しかけるものがあった。
「あの、元気出してください!」
ピエだった。
「難しいだろうし、慣れないこともあるかもしれないけど。みんなで助け合って行きましょう?」
力なく首を向けたジョセファにピエは快活に述べる。
「あなた達は自ら望んだから善いですわよね……私は戦いなんてしたくありませんのに」
「攻めてくるから戦う。簡単な事じゃないか!」
やや力んだ声で言ったのはギョームだった。
「悩むことなんかないぜ!」
真っ直ぐな視線を向けるギョームだが、ジョセファはうつむいてため息をついた。ギョームは自らとは性質を異にした反応に慌てる。
「私は帰ります。ごきげんよう……」
ジョセファはまだ何か言いたげな二人に向け、とぼとぼと歩いて行った。
ジョセファの意志とは裏腹に、三人は子爵夫人の率いる戦士団の中核を担う存在として、訓練の日々を送ることとなった。
そして、現在。
子爵夫人はこう考えていた。ある程度の訓練を受けた三人に、そろそろ実戦の経験を与えてみたいと。
奇しくも領地内にて、ゴブリンの動きが活発という報告があった。
三人だけでは手に負えないだろう。
となれば……ハンターの出番か。
ハンターに依頼し、ゴブリンの駆除を依頼する。同時に、三人に実地で戦い方を教えるよう頼む。
名案であるように思えた。
ジョセファのことが心配ではあったが(危険という意味ではなく、やる気になってくれるかどうかという意味で)、それでもやる価値はある。
実戦でジョセファを含めた三人がどう振る舞い、どんな戦士に成長していくのか。
それはハンターの腕次第だった。
私の夫ヘスディンは貴族としての高貴さに欠けていた。
庶民ならば、自分の務めを果たして得た金や、余暇を自分が楽しむのに使うのはいい。自分に危険が迫っていたら、逃げ出すのもいいだろう。
しかし領地を治め領民を守る領主であるなら話は別だ。
だというのに領主たるあの男は先の歪虚の発生の際、王都へといの一番に逃げて行って、今だに戻って来ていない。
おおかた、未来に絶望して酒に溺れる生活でも送っているのだろう。
あの男は昔からそういう傾向があった。
とはいえ、気持ちがわからないでもない。王国の未来は、正直言って不安だ。
王国は無数の人の集まりであり、人の数だけ意思がある。その意思を纏め、一つにして行くのが王の役目である。
しかし、この国には王はいない。
王女殿下は指導者としてあまりに若すぎる。ゆえに女王ではなく王女のままなのだ。セドリック大司教が補佐についてはいるが、彼は大司教であって王ではない。
そして、歪虚の活動が活発になっている。
夏には自由都市同盟領にあるラッツィオ島で大規模な歪虚の発生があったし――
つい先日、イスルダ島からの軍勢が王都に直接攻撃を仕掛けた。
ベリアルという首魁に率いられた軍勢だ。群れではない。彼らには明確な統治者がいる。
ベリアルは撃退されたが、いまだ存命と言われている。
もしかしたら、千年王国と言われたグラズヘイム王国も、そう長くはもたないのかもしれない。
きっとあの男以外にも、自棄になっている貴族もいるのだろう……。
だからといって政務をないがしろにする理由にはならない。
私は貴族として生を受けた。ならばノブレス・オブリージュの名の下に、貴族として生を全うしよう。
まずは、歪虚から人々を守る力が必要だ。
ただの人間では限界がある。覚醒者――マテリアルを行使し、歪虚と戦う力を持った存在を、早急に探さなくてはならない。
●候補生三名
去年の晩秋のことだった。リベルタース地方の一地方を治めるマハ・スフォルツァ子爵夫人の命により、彼女の領地全土でマテリアル保有量調査が行われた。
領地防衛の任に当たる、覚醒者の素質を持つ者を見出すのが目的だった。
その中で素質を見出され、覚醒者として歪虚と戦う戦士となることに立候補したものは、最終的に三名だった。
エクラ教司祭の娘、ピエ・ドゥメール。
粉挽き小屋の五男坊、ギョーム・ペリエ。
そしてスフォルツァの末娘、ジョセファ・スフォルツァ。
彼らはハルトフォートのハンターオフィス支部にて儀式を完遂し、覚醒者となった。
子爵夫人は覚醒者となった三人を屋敷に呼び、顔を合わせた。
並び立った三人に対し子爵夫人は言った。
「わたくしがマハ・スフォルツァです。
あなたがたは覚醒者となりました。これからは故郷を守るために、私のもとでその力を振るってください」
その言葉にうなづいたのは、二人。
「わかりました! 歪虚どもなんぞぶっ飛ばしてやります!」
胸を張って応えたのはギョーム。
「光の導きのままに、悪と戦うことを誓います!」
丁寧な口調ながら、ピエも元気よく応える。
そして、うなづかなかったのは1人。
「お母様! なぜ私が戦わなければならないんですの!?」
ジョセファであった。
娘のジョセファは自ら望んで覚醒者となったのではない。子爵夫人が半ば強制的に立候補させた。貴族の立場と彼女自身の素質を考えれば当然の選択だと、子爵夫人は考えていたのだ。
しかしこの娘は父に似て怠惰で、自分に甘く、おまけに高飛車だ――。
「あなたに選択権はありません、ジョセファ」
マハは自分の娘に対して冷徹に言い放った。
「そんなっ! いくらお母様とはいえ、横暴すぎますわ!」
「貴女は貴族で、戦う力を持っている。ならば民のため立ち上がらねばなりません」
「私の意思はどうなりますの!?」
「貴女の意思など、民と故郷を守るという崇高な目的の前には無意味なのです」
それきり、ジョセファは反論を許されることはなかった。
子爵夫人と別れ、部屋から出る三人。そこで、うなだれたジョセファに話しかけるものがあった。
「あの、元気出してください!」
ピエだった。
「難しいだろうし、慣れないこともあるかもしれないけど。みんなで助け合って行きましょう?」
力なく首を向けたジョセファにピエは快活に述べる。
「あなた達は自ら望んだから善いですわよね……私は戦いなんてしたくありませんのに」
「攻めてくるから戦う。簡単な事じゃないか!」
やや力んだ声で言ったのはギョームだった。
「悩むことなんかないぜ!」
真っ直ぐな視線を向けるギョームだが、ジョセファはうつむいてため息をついた。ギョームは自らとは性質を異にした反応に慌てる。
「私は帰ります。ごきげんよう……」
ジョセファはまだ何か言いたげな二人に向け、とぼとぼと歩いて行った。
ジョセファの意志とは裏腹に、三人は子爵夫人の率いる戦士団の中核を担う存在として、訓練の日々を送ることとなった。
そして、現在。
子爵夫人はこう考えていた。ある程度の訓練を受けた三人に、そろそろ実戦の経験を与えてみたいと。
奇しくも領地内にて、ゴブリンの動きが活発という報告があった。
三人だけでは手に負えないだろう。
となれば……ハンターの出番か。
ハンターに依頼し、ゴブリンの駆除を依頼する。同時に、三人に実地で戦い方を教えるよう頼む。
名案であるように思えた。
ジョセファのことが心配ではあったが(危険という意味ではなく、やる気になってくれるかどうかという意味で)、それでもやる価値はある。
実戦でジョセファを含めた三人がどう振る舞い、どんな戦士に成長していくのか。
それはハンターの腕次第だった。
解説
目的:
敵の殲滅、新人覚醒者三人の戦闘訓練
敵:
ゴブリン強行偵察部隊
ゴブリン×8
普通のゴブリンです。粗末な武器で殴ったり石を投げたりします。
ゴブリンナイト×3
リトルラプターと言う小型の恐竜に騎乗したゴブリンです。
戦場:
ゴブリンは平原の一部に陣地を張っており、見つけ次第襲ってくる。陣地と言っても櫓や柵などの防御施設はない。
平原はだだっ広く、障害物や身を隠せる場所はない。
また、偵察部隊だからといって本隊はこのシナリオ中にはでてこない。敵は上記のもので全部。
同行:
新人覚醒者三名
ピエ・ドゥメール 女 15歳 聖導士
中性的な容貌のエクラ司祭の娘。
素直で真面目。人の教えには従う反面、真面目すぎて緊張しやすい。
ギョーム・ペリエ 男 17歳 闘狩人
粗野な若者。教養はないが熱意はある。
自らの信じる英雄像を追い求めており、それに反する考えは受け入れない頑固さがある。
ジョセファ・スフォルツァ 女 19歳 猟撃士
スフォルツァの末娘。母からは愛されていないと思っている。
高飛車で怠惰。父親似だが心の底では母の気高さを受け継いでいる。
自分の力を振るうこと自体は好きであり、うまくその気にさせることが重要。
いずれも実戦経験は皆無。基礎的な訓練は受けている。
宣伝:
マハ・スフォルツァ戦士団の名前を募集!
応募方法はプレイングに【戦士団の名前】と書いていただくだけ。
MSが気に入ったものひとつを採用します!
このシナリオに登場するNPCは、今後も同MSのシナリオで使われる可能性があります。
敵の殲滅、新人覚醒者三人の戦闘訓練
敵:
ゴブリン強行偵察部隊
ゴブリン×8
普通のゴブリンです。粗末な武器で殴ったり石を投げたりします。
ゴブリンナイト×3
リトルラプターと言う小型の恐竜に騎乗したゴブリンです。
戦場:
ゴブリンは平原の一部に陣地を張っており、見つけ次第襲ってくる。陣地と言っても櫓や柵などの防御施設はない。
平原はだだっ広く、障害物や身を隠せる場所はない。
また、偵察部隊だからといって本隊はこのシナリオ中にはでてこない。敵は上記のもので全部。
同行:
新人覚醒者三名
ピエ・ドゥメール 女 15歳 聖導士
中性的な容貌のエクラ司祭の娘。
素直で真面目。人の教えには従う反面、真面目すぎて緊張しやすい。
ギョーム・ペリエ 男 17歳 闘狩人
粗野な若者。教養はないが熱意はある。
自らの信じる英雄像を追い求めており、それに反する考えは受け入れない頑固さがある。
ジョセファ・スフォルツァ 女 19歳 猟撃士
スフォルツァの末娘。母からは愛されていないと思っている。
高飛車で怠惰。父親似だが心の底では母の気高さを受け継いでいる。
自分の力を振るうこと自体は好きであり、うまくその気にさせることが重要。
いずれも実戦経験は皆無。基礎的な訓練は受けている。
宣伝:
マハ・スフォルツァ戦士団の名前を募集!
応募方法はプレイングに【戦士団の名前】と書いていただくだけ。
MSが気に入ったものひとつを採用します!
このシナリオに登場するNPCは、今後も同MSのシナリオで使われる可能性があります。
マスターより
坂上テンゼンに候。
OJT(オン・ザ・ジョブトレーニングだったっけ)です。
新米の覚醒者をあなた色に染めてください。
このシナリオは、同MSが以前リリースしたシナリオ「群れなす暴虐の牙」http://www.wtrpg10.com/scenario/replay/701と登場人物が共通していますが、面識があってもリプレイに影響はありません。
OJT(オン・ザ・ジョブトレーニングだったっけ)です。
新米の覚醒者をあなた色に染めてください。
このシナリオは、同MSが以前リリースしたシナリオ「群れなす暴虐の牙」http://www.wtrpg10.com/scenario/replay/701と登場人物が共通していますが、面識があってもリプレイに影響はありません。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/18 23:33
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
新人覚醒者戦闘訓練相談卓 神楽(ka2032) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2015/01/10 19:44:41 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/01/06 22:33:06 |