ゲスト
(ka0000)
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マスター:葉槻

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在18人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/02/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/03/06 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●争いと勝利の歴史
『今年は10年に一度の“馬鹿騒ぎ”の年なのさ。良かったらちょっと手を貸してくれないかい?』
そんなユーディト・グナイゼナウ(kz0084)からの手紙を受け取ったイズン・コスロヴァ(kz0144)は久しぶりに交海都市ベルトルードに足を踏み入れた。
久しぶりに会ったユーディトはその年月を感じさせない若々しさを保ったまま、笑顔でイズンを迎え入れた。
「わざわざ来てもらって済まないね、実は……」
ユーディト曰く。
ベルトルードでは10年に1度の奇祭が行われる。それは太陽が海に沈む頃、全員が海賊――バイキング――の格好をして街を練り歩く。この時、手には斧と盾、そしてたいまつを持つのが正装だ。
夕陽に染まる海、影伸びる街、煌々と燃えるたいまつ、そして鎧の立てる金属音。それが港に向かって列を成す。
一度海に向かった一行は、沈む日を見送って漁港にある広場へと移動する。そこには木製の大きなバイキング船のレプリカが鎮座している。
そこにたいまつの火を投げ込み、船を燃やすのだ。
「……何故、燃やすのですか?」
「これはむかーしむかしに海賊に襲われたときにファミリーが一丸となって街を護ったっていう伝説から来てるのさ」
「……なるほど」
帝国唯一の海軍である第四師団が治めるこの街は、その昔から海を背負う荒くれ者達で賑わう場所としても知られていた。現に、師団長であるユーディトなども60代の華奢な老女にしか見えないが元は海賊上がりの荒くれ者筆頭と言って良い。
そんな彼らには帝国が『帝国』となる前からこの街に住み、築いてきた歴史があるのだろう。
その後は燃える船を眺めながら飲めや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎへと移行し、その騒ぎは鶏が鳴くまで続くのだ、とユーディトは笑う。
「あたしは祭りの主催側にいるから、イズンちゃんには申し訳無いけど警備とか頼めると有り難いのよ」
「分かりました」
以前、この地で甚大な物的被害を出しながらも人的被害は最小限に抑えて勝利した戦いがあった。
あの戦いからもうすぐ2年。復興が無事に進み、もうその爪痕は無いに等しい。それ故に今年の祭りは更に盛り上がるだろうとユーディトは微笑む。
「折角だから、ハンターにも声をかけてみよう。負けず嫌いな荒くれ者共と飲み比べ合戦なんてして貰えれば盛り上がることは間違いないし、そこでお金を落として貰えれば街は潤う。もちろん、手を貸してもらえるならこれほど心強いことはないからね」
ユーディトの言葉にイズンは苦笑を隠さず頷いた。
●ウィーアー!
太鼓がドン、ドン、と2度鳴ると、街頭に並んだ人々は「フゥ!」と声を上げて頭上に掲げていた両手を一つ鳴らす。最初はゆっくりと。そして徐々に速度を上げていく。
ドン、ドン、パン。……ドン、ドン、パン。…ドンドンパン、ドンドンパン。
バイキング・クラップと呼ばれるその手拍子を受けながら、鎧姿の街人達は吼え、盾を背負い、利き手に斧を持ち、反対の手にはたいまつを持って歩き始める。
小高い場所から見ればそれは流れる炎のように見えるだろう。
それは海に向かって流れ、そして一度港で停留する。太陽が沈み、遠くで狼が鳴き、夜の帳が降りた頃、炎は再び移動を始める。商港の倉庫街を抜け、漁港を背にしてその先にある広場へと。
空からは白い雪が舞い始めたが、彼らはそれを気にすることは無い。たいまつを手にした者は黙々と。それを見守る人々はかけ声と手拍子で。熱気と静かな興奮を湛えて“敵の船”へと向かう。
先頭を歩いていた男が叫んだ。
「ハリー! ハリー! ハリー!!」
それと同時にたいまつを手にしていた者達は一目散に船へと走り、手にしていたたいまつを投げ込んだ。
轟々と燃え盛る船を前に、人々は拳を振り上げ、各々に吼える。
そして、用意されていた杯を手に取ると一気にそれを煽り、勝利を祝い、これからの繁栄と幸いを願う。
雪と炎が踊る賑やかな祭りはこうして始まったのだった。
●争いと勝利の歴史
『今年は10年に一度の“馬鹿騒ぎ”の年なのさ。良かったらちょっと手を貸してくれないかい?』
そんなユーディト・グナイゼナウ(kz0084)からの手紙を受け取ったイズン・コスロヴァ(kz0144)は久しぶりに交海都市ベルトルードに足を踏み入れた。
久しぶりに会ったユーディトはその年月を感じさせない若々しさを保ったまま、笑顔でイズンを迎え入れた。
「わざわざ来てもらって済まないね、実は……」
ユーディト曰く。
ベルトルードでは10年に1度の奇祭が行われる。それは太陽が海に沈む頃、全員が海賊――バイキング――の格好をして街を練り歩く。この時、手には斧と盾、そしてたいまつを持つのが正装だ。
夕陽に染まる海、影伸びる街、煌々と燃えるたいまつ、そして鎧の立てる金属音。それが港に向かって列を成す。
一度海に向かった一行は、沈む日を見送って漁港にある広場へと移動する。そこには木製の大きなバイキング船のレプリカが鎮座している。
そこにたいまつの火を投げ込み、船を燃やすのだ。
「……何故、燃やすのですか?」
「これはむかーしむかしに海賊に襲われたときにファミリーが一丸となって街を護ったっていう伝説から来てるのさ」
「……なるほど」
帝国唯一の海軍である第四師団が治めるこの街は、その昔から海を背負う荒くれ者達で賑わう場所としても知られていた。現に、師団長であるユーディトなども60代の華奢な老女にしか見えないが元は海賊上がりの荒くれ者筆頭と言って良い。
そんな彼らには帝国が『帝国』となる前からこの街に住み、築いてきた歴史があるのだろう。
その後は燃える船を眺めながら飲めや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎへと移行し、その騒ぎは鶏が鳴くまで続くのだ、とユーディトは笑う。
「あたしは祭りの主催側にいるから、イズンちゃんには申し訳無いけど警備とか頼めると有り難いのよ」
「分かりました」
以前、この地で甚大な物的被害を出しながらも人的被害は最小限に抑えて勝利した戦いがあった。
あの戦いからもうすぐ2年。復興が無事に進み、もうその爪痕は無いに等しい。それ故に今年の祭りは更に盛り上がるだろうとユーディトは微笑む。
「折角だから、ハンターにも声をかけてみよう。負けず嫌いな荒くれ者共と飲み比べ合戦なんてして貰えれば盛り上がることは間違いないし、そこでお金を落として貰えれば街は潤う。もちろん、手を貸してもらえるならこれほど心強いことはないからね」
ユーディトの言葉にイズンは苦笑を隠さず頷いた。
●ウィーアー!
太鼓がドン、ドン、と2度鳴ると、街頭に並んだ人々は「フゥ!」と声を上げて頭上に掲げていた両手を一つ鳴らす。最初はゆっくりと。そして徐々に速度を上げていく。
ドン、ドン、パン。……ドン、ドン、パン。…ドンドンパン、ドンドンパン。
バイキング・クラップと呼ばれるその手拍子を受けながら、鎧姿の街人達は吼え、盾を背負い、利き手に斧を持ち、反対の手にはたいまつを持って歩き始める。
小高い場所から見ればそれは流れる炎のように見えるだろう。
それは海に向かって流れ、そして一度港で停留する。太陽が沈み、遠くで狼が鳴き、夜の帳が降りた頃、炎は再び移動を始める。商港の倉庫街を抜け、漁港を背にしてその先にある広場へと。
空からは白い雪が舞い始めたが、彼らはそれを気にすることは無い。たいまつを手にした者は黙々と。それを見守る人々はかけ声と手拍子で。熱気と静かな興奮を湛えて“敵の船”へと向かう。
先頭を歩いていた男が叫んだ。
「ハリー! ハリー! ハリー!!」
それと同時にたいまつを手にしていた者達は一目散に船へと走り、手にしていたたいまつを投げ込んだ。
轟々と燃え盛る船を前に、人々は拳を振り上げ、各々に吼える。
そして、用意されていた杯を手に取ると一気にそれを煽り、勝利を祝い、これからの繁栄と幸いを願う。
雪と炎が踊る賑やかな祭りはこうして始まったのだった。
解説
※注意※
・この依頼は基本的に報酬が発生しません。また、飲食を行うと逆にお金が減ります。
・この依頼で報酬を得ようとした場合、【警備】や【配給】に従事することが必要になります。
【目的】
ベルトルードの奇祭に参加する。
【推奨行動】
1.普通にお祭りに参加する(無報酬または支払発生)
一般参加客としてお祭りに終始参加し楽しみます。鎧を着て斧と盾を装備してくれば列に参加出来ます。それ以外の人はバイキング・クラップと呼ばれる手拍子で列を組む人々を盛り上げます。また、振る舞われるお酒や食事を楽しむことで、最大で『耐久×1000G』までの支払が発生します。
2.警備に参加する(報酬あり)
イズン・コスロヴァ(kz0144)や他第四師団員と警備に努めます。残念な事にこういったお祭り騒ぎに乗じてコソドロが出たり、スリや万引き、酔っ払いによる喧嘩などが起こる可能性がありますのでそれらに対応する形になります。どういったアクシデントが起こるかを予測し、プレイングに記載して下さい。また、勤務時間が終わればお祭りに参加することは出来ます。
3.配給として参加する(報酬あり)
お酒を求める人、お料理を求める人に応えて運んだり、料理を作ったりします。ベルトルードの飲食店に雇われる形となりますので、残念ながら持参する調理用具は使えません。基本的に難しい料理はありません。ソーセージを焼いたり、肉を焼いたり、ザワークラウトを盛り付けたり、エールを注いだり……その働きに応じて報酬が出るでしょう。勤務時間が終わればお祭りに参加することは出来ます。
【参加NPCについて】
・ユーディト・グナイゼナウ(kz0084)は主催として忙しくしているため関わることは出来ません。
・質問にはイズン・コスロヴァ(kz0144)が出発の24時間前までの質問で分かる範囲のものには対応します。
・この依頼は基本的に報酬が発生しません。また、飲食を行うと逆にお金が減ります。
・この依頼で報酬を得ようとした場合、【警備】や【配給】に従事することが必要になります。
【目的】
ベルトルードの奇祭に参加する。
【推奨行動】
1.普通にお祭りに参加する(無報酬または支払発生)
一般参加客としてお祭りに終始参加し楽しみます。鎧を着て斧と盾を装備してくれば列に参加出来ます。それ以外の人はバイキング・クラップと呼ばれる手拍子で列を組む人々を盛り上げます。また、振る舞われるお酒や食事を楽しむことで、最大で『耐久×1000G』までの支払が発生します。
2.警備に参加する(報酬あり)
イズン・コスロヴァ(kz0144)や他第四師団員と警備に努めます。残念な事にこういったお祭り騒ぎに乗じてコソドロが出たり、スリや万引き、酔っ払いによる喧嘩などが起こる可能性がありますのでそれらに対応する形になります。どういったアクシデントが起こるかを予測し、プレイングに記載して下さい。また、勤務時間が終わればお祭りに参加することは出来ます。
3.配給として参加する(報酬あり)
お酒を求める人、お料理を求める人に応えて運んだり、料理を作ったりします。ベルトルードの飲食店に雇われる形となりますので、残念ながら持参する調理用具は使えません。基本的に難しい料理はありません。ソーセージを焼いたり、肉を焼いたり、ザワークラウトを盛り付けたり、エールを注いだり……その働きに応じて報酬が出るでしょう。勤務時間が終わればお祭りに参加することは出来ます。
【参加NPCについて】
・ユーディト・グナイゼナウ(kz0084)は主催として忙しくしているため関わることは出来ません。
・質問にはイズン・コスロヴァ(kz0144)が出発の24時間前までの質問で分かる範囲のものには対応します。
マスターより
皆様ご無沙汰しております。または初めまして、葉槻(はづき)と申します。
久しぶりの依頼は……まぁ、飲むよね、年明けたしね、ということで変化球的飲み会です。
お友達、恋人をお誘いの上、またはオヒトリサマも遠慮無くご参加頂けたら幸いです。
なお、お祭りのモデルは『Up Helly Aa』というシェットランド諸島で行われているお祭りですので、興味惹かれましたら是非参考に見てみて下さいませ。
雪と炎に彩られたお祭りでの、あなたらしいプレイングの到着をお待ちしております。
久しぶりの依頼は……まぁ、飲むよね、年明けたしね、ということで変化球的飲み会です。
お友達、恋人をお誘いの上、またはオヒトリサマも遠慮無くご参加頂けたら幸いです。
なお、お祭りのモデルは『Up Helly Aa』というシェットランド諸島で行われているお祭りですので、興味惹かれましたら是非参考に見てみて下さいませ。
雪と炎に彩られたお祭りでの、あなたらしいプレイングの到着をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/04/17 18:29
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談とか、雑談とか。 浅黄 小夜(ka3062) 人間(リアルブルー)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/02/20 08:06:05 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/02/20 18:09:29 |