ゲスト
(ka0000)
芯星と金星の取り換えっこ
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/04/13 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/04/22 07:30
オープニング
先日、歪虚アクベンスが大群の歪虚と盗賊団タットルを引き連れてきた。
それぞれの大将であるアクベンスや盗賊団次点のアケルナルは最終的には逃亡、ハンター達の協力もあって、歪虚や盗賊団は要塞都市内に入る事はなく、要塞都市内の市民は安心を得る。
盗賊団は自決したりする者もいたが、捕縛して監視下に置かれた。
まずは上の方だろうと思える盗賊に詰問したところ、だんまりされてしまい、一部は舌を噛んで流血沙汰へ。
とりあえずは下の方にも話をしようとしたら、あまり大した事は知らない。
ただ、思った以上によく喋る。
「上の奴らを拷問にもかけますかにゃ?」
何気なく案を上げるテトはやることに問題はない模様だった。
「そういうことをナチュラルに言うものではないわ」
額に指先で抑えつつ、フォニケが返す。
「もう少し情報を引き出したいな……」
苦い顔をするファリフに全員が同意している。
「下の連中に話してくるわ」
カペラが身を翻し、「じゃーねー」と明るい調子でカペラは行ってしまった。
結果、カペラと取り調べをしたが、下っ端盗賊の情報は薄い。
とりあえず、カペラは世間話を始めた。
「ところで、アケルナルって人、強いわよね……依頼に対応したハンター達は強い人達ばかりなのに、よく撤退ってできたわよね」
これは本心だ。
アケルナルは強いとカペラは思った。
「だろ! あの人は本当に強い!」
「顔もいいからなぁ。酒場に行けば女に大モテだぜ?」
うんうんと頷く下っ端盗賊にカペラは話を続ける。
「首領となれば、強いものがなるものよね? 彼より強いの?」
そこで下っ端盗賊はきょとんと、目を点にしてその表情で顔を見合わせた。
「いや?」
「だよなぁ」
ふたりの様子にカペラは割って入る。
「まって? そんなに、強くない?」
「ああ、今は五十過ぎた爺さんだけど、強いか?」
「覚醒者だけど、そんなに……アケルナルさんが従っているからなぁ」
頷く二人の言葉にカペラはじっと見ていた。
「基本的に一番強いのはアケルナルで、首領はそんなに強くないの?」
そうだと彼らは肯定する。
「なんで首領に就かなかったのかしら? 普通、一番になりたいでしょう?」
カペラが真顔で疑問を口にすると、盗賊達は「そうなんだよ」と返す。
「あ、でも、あの人は首領に拾ってもらったって聞いたことあるぜ」
思い出したように下っ端盗賊が言えば、カペラは食らいつく。
「恩義感じて首領にさせたってこと?」
「じゃないかなぁ」
「盗賊なのに自決した団員いたわよね? ある程度、上の連中は捕まったら死ぬように言われてるの?」
それはないと二人は言い切った。
「強い連中はそれなりに戦闘訓練を受けたことがあるって聞いた。大体は傭兵で雇い主とかに裏切られたりしてアケルナルさんにスカウトされたって」
「ふぅん、下から好かれてるのね」
「強いから部下がついてくるんだよ」
そういうものかとカペラは納得する。
「アケルナルも昔は傭兵とかしていたのかしら?」
「どうだろうな。ガキの頃に拾われたって話だし、各地を潜り込んでは金目の物を奪ったりしてたから、やって時もあるんだろうな」
「拾われたってことは? 孤児?」
「どうだろう、ただ、アケルナルさんの故郷は成人になる時、同じ年の連中と一緒に熊を探し出して倒す試練があるって言ってたぜ」
思い出したように呟く盗賊にカペラは目を細め、程なくして場を切り上げた。
その後、カペラは聞いた話をアルフェッカ達に伝える。
「成人の儀式は部族によって違うからね。ファリフちゃん、テトちゃん、聞いた事あるかい?」
アルフェッカが尋ねると、ファリフもテトも分からないといった様子。
「にゃぁ、部族も様々ですにゃが……」
「そういうの知ってそうな人に聞いた方が早そうかも」
もしかしたら、滅ぼされた部族かもしれないとファリフは言葉をつづけた。
ファリフは古い部族の情報に詳しい人物へ問い合わせたところ、二十年くらい前に滅ぼされた部族の試練と似ているという話が出てきた。
戦闘能力に秀でた者が多かったとその人物は懐かしそうに笑っていたという。
その部族は元々一つの部族が二つに分かれ、片方が守り、片方は守られる部族だったという。
互いに最低限の戦闘はできるが、守る方の部族、ウルサマヨル族は皆強いと言われていた。
しかし、歪虚に襲われ、ウルサマヨル族は滅ぼされ、近くにあったウルサミノル族はその数年後、盗賊に滅ぼされたという。
「盗賊……なぁ……」
ぽつりと呟くアルフェッカにその場にいた全員が微妙そうな顔をしていた。
「今、部族なき部族のメンバーが見に行ってますにゃ」
テトが言えば、アルフェッカは「手がかりあるのかよ」と肩を落とす。
数日後、部族なき部族が報告を上げてきた。
「ウルサミノル族に生き残りが……!?」
驚くカペラにテトは頷く。
「にゃけど、かなり警戒が高くなっているようで、すぐ逃げられてしまったそうですにゃ。周辺には歪虚もいるようで」
「人数は?」
「二人ですにゃ。老人と十歳くらいの女の子」
滅ぼされた後に棲みついた者だろうか、移動して生活する部族ではなさそうだと皆は思った。
「歪虚を倒すところと、食料でも渡せば話してくれるかな……保護したっていいし」
うーんと考え込むアルフェッカにフォニケが口を開く。
「私、話してみたい」
「はぁ!?」
「危険ですにゃ! まだアケルナルの居所は不明ですにゃ!」
アルフェッカにとテトが抑止しようとしてもフォニケの意志は固い。
「そりゃ、アケルナルの前では使えないけど、私ばかり守られてばかりは嫌よ」
意見は分かれているが、だんまりするファリフにカペラが視線を向けた。
蒼天の青の瞳がじっとフォニケを観ている。
「ボクはフォニケさんの意見を尊重する」
口にしたファリフ当人は皆からの抗議を受けたが、何とか説得し、フォニケが出かける事になった。
変装をし、テトと部族なき部族のメンバー、ハンターと共にいく事になった。
それぞれの大将であるアクベンスや盗賊団次点のアケルナルは最終的には逃亡、ハンター達の協力もあって、歪虚や盗賊団は要塞都市内に入る事はなく、要塞都市内の市民は安心を得る。
盗賊団は自決したりする者もいたが、捕縛して監視下に置かれた。
まずは上の方だろうと思える盗賊に詰問したところ、だんまりされてしまい、一部は舌を噛んで流血沙汰へ。
とりあえずは下の方にも話をしようとしたら、あまり大した事は知らない。
ただ、思った以上によく喋る。
「上の奴らを拷問にもかけますかにゃ?」
何気なく案を上げるテトはやることに問題はない模様だった。
「そういうことをナチュラルに言うものではないわ」
額に指先で抑えつつ、フォニケが返す。
「もう少し情報を引き出したいな……」
苦い顔をするファリフに全員が同意している。
「下の連中に話してくるわ」
カペラが身を翻し、「じゃーねー」と明るい調子でカペラは行ってしまった。
結果、カペラと取り調べをしたが、下っ端盗賊の情報は薄い。
とりあえず、カペラは世間話を始めた。
「ところで、アケルナルって人、強いわよね……依頼に対応したハンター達は強い人達ばかりなのに、よく撤退ってできたわよね」
これは本心だ。
アケルナルは強いとカペラは思った。
「だろ! あの人は本当に強い!」
「顔もいいからなぁ。酒場に行けば女に大モテだぜ?」
うんうんと頷く下っ端盗賊にカペラは話を続ける。
「首領となれば、強いものがなるものよね? 彼より強いの?」
そこで下っ端盗賊はきょとんと、目を点にしてその表情で顔を見合わせた。
「いや?」
「だよなぁ」
ふたりの様子にカペラは割って入る。
「まって? そんなに、強くない?」
「ああ、今は五十過ぎた爺さんだけど、強いか?」
「覚醒者だけど、そんなに……アケルナルさんが従っているからなぁ」
頷く二人の言葉にカペラはじっと見ていた。
「基本的に一番強いのはアケルナルで、首領はそんなに強くないの?」
そうだと彼らは肯定する。
「なんで首領に就かなかったのかしら? 普通、一番になりたいでしょう?」
カペラが真顔で疑問を口にすると、盗賊達は「そうなんだよ」と返す。
「あ、でも、あの人は首領に拾ってもらったって聞いたことあるぜ」
思い出したように下っ端盗賊が言えば、カペラは食らいつく。
「恩義感じて首領にさせたってこと?」
「じゃないかなぁ」
「盗賊なのに自決した団員いたわよね? ある程度、上の連中は捕まったら死ぬように言われてるの?」
それはないと二人は言い切った。
「強い連中はそれなりに戦闘訓練を受けたことがあるって聞いた。大体は傭兵で雇い主とかに裏切られたりしてアケルナルさんにスカウトされたって」
「ふぅん、下から好かれてるのね」
「強いから部下がついてくるんだよ」
そういうものかとカペラは納得する。
「アケルナルも昔は傭兵とかしていたのかしら?」
「どうだろうな。ガキの頃に拾われたって話だし、各地を潜り込んでは金目の物を奪ったりしてたから、やって時もあるんだろうな」
「拾われたってことは? 孤児?」
「どうだろう、ただ、アケルナルさんの故郷は成人になる時、同じ年の連中と一緒に熊を探し出して倒す試練があるって言ってたぜ」
思い出したように呟く盗賊にカペラは目を細め、程なくして場を切り上げた。
その後、カペラは聞いた話をアルフェッカ達に伝える。
「成人の儀式は部族によって違うからね。ファリフちゃん、テトちゃん、聞いた事あるかい?」
アルフェッカが尋ねると、ファリフもテトも分からないといった様子。
「にゃぁ、部族も様々ですにゃが……」
「そういうの知ってそうな人に聞いた方が早そうかも」
もしかしたら、滅ぼされた部族かもしれないとファリフは言葉をつづけた。
ファリフは古い部族の情報に詳しい人物へ問い合わせたところ、二十年くらい前に滅ぼされた部族の試練と似ているという話が出てきた。
戦闘能力に秀でた者が多かったとその人物は懐かしそうに笑っていたという。
その部族は元々一つの部族が二つに分かれ、片方が守り、片方は守られる部族だったという。
互いに最低限の戦闘はできるが、守る方の部族、ウルサマヨル族は皆強いと言われていた。
しかし、歪虚に襲われ、ウルサマヨル族は滅ぼされ、近くにあったウルサミノル族はその数年後、盗賊に滅ぼされたという。
「盗賊……なぁ……」
ぽつりと呟くアルフェッカにその場にいた全員が微妙そうな顔をしていた。
「今、部族なき部族のメンバーが見に行ってますにゃ」
テトが言えば、アルフェッカは「手がかりあるのかよ」と肩を落とす。
数日後、部族なき部族が報告を上げてきた。
「ウルサミノル族に生き残りが……!?」
驚くカペラにテトは頷く。
「にゃけど、かなり警戒が高くなっているようで、すぐ逃げられてしまったそうですにゃ。周辺には歪虚もいるようで」
「人数は?」
「二人ですにゃ。老人と十歳くらいの女の子」
滅ぼされた後に棲みついた者だろうか、移動して生活する部族ではなさそうだと皆は思った。
「歪虚を倒すところと、食料でも渡せば話してくれるかな……保護したっていいし」
うーんと考え込むアルフェッカにフォニケが口を開く。
「私、話してみたい」
「はぁ!?」
「危険ですにゃ! まだアケルナルの居所は不明ですにゃ!」
アルフェッカにとテトが抑止しようとしてもフォニケの意志は固い。
「そりゃ、アケルナルの前では使えないけど、私ばかり守られてばかりは嫌よ」
意見は分かれているが、だんまりするファリフにカペラが視線を向けた。
蒼天の青の瞳がじっとフォニケを観ている。
「ボクはフォニケさんの意見を尊重する」
口にしたファリフ当人は皆からの抗議を受けたが、何とか説得し、フォニケが出かける事になった。
変装をし、テトと部族なき部族のメンバー、ハンターと共にいく事になった。
解説
依頼内容
歪虚討伐
ウルサミノル族の生き残りかもしれない人物に話を聞くこと。
生き残りの方々に食料を差し入れしてください。
歪虚について。
狼型歪虚、ゴブリン各三体。
足で蹴ってきたり、鋭い爪で襲ってきます。
ゴブリンは棍棒を持っています。
基本的に問題なく倒せます。
ここからはPL情報です。
ぶっちゃけ、アケルナルをはじめ、タットルやアクベンスと遭遇はありません。
ウルサミノル族の生き残り
七十過ぎのお爺さんと十歳くらいの少女。
細々と生きてるようです。
洞窟みたいな塒で生活している模様。
近くに川がある。
差し入れの中身は芋や干し肉などの保存食。
食べられる獣は探しに行けば狩れます。
同行NPC
フォニケ:ドワーフ工房の美人技師。二十年前にタットルに部族を滅ぼされ、タットルの次点であるアケルナルの手によって監禁、捕虜の意味として刺青を両手首にされていた。
隙を見て逃げ出した時に腕を傷つけて刺青を消した。
今回は男装してます。
テト:未だににゃんにゃんうるさい部族なき部族のリーダー。
腕っぷしは残念だが、斥侯能力に秀でる。
別働で部族なき部族のメンバーにタットルの行方を追ってます。
ルックス:部族なき部族のメンバー。赤い羽根の首飾りを二本首にかけている。
腕っぷしは中堅ハンター程度。
まだ成長中の十五歳。実は美形です。
今回はフォニケの服を借りて女装をしてます。
ファリフは行きたがっていたのですが、止められた模様です。
歪虚討伐
ウルサミノル族の生き残りかもしれない人物に話を聞くこと。
生き残りの方々に食料を差し入れしてください。
歪虚について。
狼型歪虚、ゴブリン各三体。
足で蹴ってきたり、鋭い爪で襲ってきます。
ゴブリンは棍棒を持っています。
基本的に問題なく倒せます。
ここからはPL情報です。
ぶっちゃけ、アケルナルをはじめ、タットルやアクベンスと遭遇はありません。
ウルサミノル族の生き残り
七十過ぎのお爺さんと十歳くらいの少女。
細々と生きてるようです。
洞窟みたいな塒で生活している模様。
近くに川がある。
差し入れの中身は芋や干し肉などの保存食。
食べられる獣は探しに行けば狩れます。
同行NPC
フォニケ:ドワーフ工房の美人技師。二十年前にタットルに部族を滅ぼされ、タットルの次点であるアケルナルの手によって監禁、捕虜の意味として刺青を両手首にされていた。
隙を見て逃げ出した時に腕を傷つけて刺青を消した。
今回は男装してます。
テト:未だににゃんにゃんうるさい部族なき部族のリーダー。
腕っぷしは残念だが、斥侯能力に秀でる。
別働で部族なき部族のメンバーにタットルの行方を追ってます。
ルックス:部族なき部族のメンバー。赤い羽根の首飾りを二本首にかけている。
腕っぷしは中堅ハンター程度。
まだ成長中の十五歳。実は美形です。
今回はフォニケの服を借りて女装をしてます。
ファリフは行きたがっていたのですが、止められた模様です。
マスターより
お世話になっております。
鷹羽柊架です。
FにてMSをやってて、やってないことに気づきまして…
シナリオでNPCに女装させることです。
大事ですよね!(誰に言ってるんですか)
ともあれ、再び何かを得る為、ご協力お願い申し上げます。
鷹羽柊架です。
FにてMSをやってて、やってないことに気づきまして…
シナリオでNPCに女装させることです。
大事ですよね!(誰に言ってるんですか)
ともあれ、再び何かを得る為、ご協力お願い申し上げます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/04/19 22:30
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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【相談】差し入れ・討伐・お話を エステル・ソル(ka3983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/04/13 07:32:35 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/04/11 08:06:04 |