ゲスト
(ka0000)
うち捨てられた氷像 ~騎士アーリア~
マスター:天田洋介

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/08/09 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/08/23 19:00
オープニング
グラズヘイム王国の南部に広がる伯爵地【ニュー・ウォルター】を覆っていた暗い闇は、振り払われた。
黒伯爵を名乗る歪虚軍長アスタロトが率いていた敵は壊滅。討伐が一段落して、少なくとも戦の状況からは脱したといえる。
差し迫る危機は去ったものの、懸案は残った。畑が荒らされただけでなく、灌漑関連の破壊が顕著。そして各地では戦いの残照が残っていた。
前日の猛暑を引きずる、ある早朝。マールの城塞門から一km程離れた街道で、中年男性の氷像が発見された。
しかし触っても冷たくはない。非常に頑丈なそれは、マール城に併設された騎士団の詰め所へと運ばれる。
騎士団長を兼ねる領主のアーリアも含めて、検分が行われた。精度からいって、本物の人間が元になっているのが判明。さらに氷像にぶら下げられていた木札には、難読の文字で火属性、または光属性による攻撃をすれば活性化すると記されていた。
「……危険だが、やってみるしかないだろうな」
アーリアの指示で、聖導士によるホーリーライトが試される。すると、氷がとけて人へと変化。甦った中年男性がその場へと座りこんで、呼吸をし始めた。
「わ、私は……、どうなっていたのでしょう?」
しばらくして中年男性は目を泳がせながら、周囲の者達に訊ねる。
「凍っていたのだ。但し、普通の状態ではなく――」
一歩前にでたアーリアが、氷像として発見されたことを伝えた。
「実は――」
中年男性が覚えている直前までを語ってくれる。
ドスガに滞在していた中年男性は、突如として寒気を覚えたという。綺麗な女性が目の前を通り過ぎた瞬間、記憶が途切れて、そして今目覚めたらしい。
(その女性、おそらく歪虚のナアマか)
アーリアが想像していると、騎士の一人が木札の仕掛けに気づく。二つに割れた内側には、大商人カミネテからの文が綴られていた。ドスガを攻め落とそうとするのであれば、凍った百人以上の人質の命を捨てる覚悟を持つべきだと。
「一種の脅迫か」
アーリアの脳裏には、ナアマとカミネテの嘲笑の顔が浮かびあがった。
ドスガの街中の様々なところに、氷像化した人質は隠されているようである。強引に攻勢をかけたのなら、巻き添えを食うような配置で。
(ここは秘密裏に事を運ぶ必要がありそうだ……)
ドスガへの前面攻勢の準備は、すでに整っていた。アーリアは協力者としてハンター達を招く。そして、秘密の作戦を伝える。
一部の関係者しか知らないが、今回の攻撃はわずかな時間での撤退が決まっていた。それまでに氷像化した人質をできる限り救いだして欲しいと、アーリアはハンター達に望んだ。
黒伯爵を名乗る歪虚軍長アスタロトが率いていた敵は壊滅。討伐が一段落して、少なくとも戦の状況からは脱したといえる。
差し迫る危機は去ったものの、懸案は残った。畑が荒らされただけでなく、灌漑関連の破壊が顕著。そして各地では戦いの残照が残っていた。
前日の猛暑を引きずる、ある早朝。マールの城塞門から一km程離れた街道で、中年男性の氷像が発見された。
しかし触っても冷たくはない。非常に頑丈なそれは、マール城に併設された騎士団の詰め所へと運ばれる。
騎士団長を兼ねる領主のアーリアも含めて、検分が行われた。精度からいって、本物の人間が元になっているのが判明。さらに氷像にぶら下げられていた木札には、難読の文字で火属性、または光属性による攻撃をすれば活性化すると記されていた。
「……危険だが、やってみるしかないだろうな」
アーリアの指示で、聖導士によるホーリーライトが試される。すると、氷がとけて人へと変化。甦った中年男性がその場へと座りこんで、呼吸をし始めた。
「わ、私は……、どうなっていたのでしょう?」
しばらくして中年男性は目を泳がせながら、周囲の者達に訊ねる。
「凍っていたのだ。但し、普通の状態ではなく――」
一歩前にでたアーリアが、氷像として発見されたことを伝えた。
「実は――」
中年男性が覚えている直前までを語ってくれる。
ドスガに滞在していた中年男性は、突如として寒気を覚えたという。綺麗な女性が目の前を通り過ぎた瞬間、記憶が途切れて、そして今目覚めたらしい。
(その女性、おそらく歪虚のナアマか)
アーリアが想像していると、騎士の一人が木札の仕掛けに気づく。二つに割れた内側には、大商人カミネテからの文が綴られていた。ドスガを攻め落とそうとするのであれば、凍った百人以上の人質の命を捨てる覚悟を持つべきだと。
「一種の脅迫か」
アーリアの脳裏には、ナアマとカミネテの嘲笑の顔が浮かびあがった。
ドスガの街中の様々なところに、氷像化した人質は隠されているようである。強引に攻勢をかけたのなら、巻き添えを食うような配置で。
(ここは秘密裏に事を運ぶ必要がありそうだ……)
ドスガへの前面攻勢の準備は、すでに整っていた。アーリアは協力者としてハンター達を招く。そして、秘密の作戦を伝える。
一部の関係者しか知らないが、今回の攻撃はわずかな時間での撤退が決まっていた。それまでに氷像化した人質をできる限り救いだして欲しいと、アーリアはハンター達に望んだ。
解説
ドスガ進攻作戦が行われます。
アーリア率いる軍がドスガを取り囲んだ形で、西側からの攻撃を試みます。
冷気の根との攻防、続いて雑魔『スノーラ』との戦闘になると思いますが、みなさんは最小限の戦いで街中へと突入。氷像化した人質の救出をお願いします。
必要ならば火属性、または光属性の攻撃手段を持つ騎士を、四名同行させることができます。馬車等、必要ならば要望してください。
※PL情報
ドスガ内には、スノーラが徘徊していることでしょう。嘲笑うためにナアマもいるかも知れません。
軍がドスガへ足を踏みいれた頃に、撤退の合図がだされます。みなさんがドスガに張ってから、一~二時間経った頃です。
ドスガ周辺はとても寒いですが、日中なので摂氏三度位です。
すべての氷像を助けだすのは、設定上不可能になります。今後のために傾向を覚えておいて、アーリアに報告してください。下調べの意味が大きいです。
カミネテはドスガ内のどこかにいるようです。場所は不明になります。
常識的な必要経費はアーリア持ちです。
質問があれば、ハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
アーリア率いる軍がドスガを取り囲んだ形で、西側からの攻撃を試みます。
冷気の根との攻防、続いて雑魔『スノーラ』との戦闘になると思いますが、みなさんは最小限の戦いで街中へと突入。氷像化した人質の救出をお願いします。
必要ならば火属性、または光属性の攻撃手段を持つ騎士を、四名同行させることができます。馬車等、必要ならば要望してください。
※PL情報
ドスガ内には、スノーラが徘徊していることでしょう。嘲笑うためにナアマもいるかも知れません。
軍がドスガへ足を踏みいれた頃に、撤退の合図がだされます。みなさんがドスガに張ってから、一~二時間経った頃です。
ドスガ周辺はとても寒いですが、日中なので摂氏三度位です。
すべての氷像を助けだすのは、設定上不可能になります。今後のために傾向を覚えておいて、アーリアに報告してください。下調べの意味が大きいです。
カミネテはドスガ内のどこかにいるようです。場所は不明になります。
常識的な必要経費はアーリア持ちです。
質問があれば、ハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
今回の調査を元にして、次回の作戦が立てられます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/08/22 17:26
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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氷像救出作戦 ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2019/08/09 08:39:33 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/08/07 18:15:58 |