ゲスト
(ka0000)
【星罰】しょくは必要だろう
マスター:石田まきば

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在15人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/10/09 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/10/23 19:00
オープニング
●芋
ごろごろごろごろごごろごろごろ。
「ここは厨房ではなく、訓練場です」
「まあ知ってるだろうなあ」
どこか棒読みの副長テオバルトに、同じく副長モーリッツがくつくつと笑いながら答える。魔導トラックの荷台から転がり出てくる芋、芋、芋……!
だだっ広いだけのはずの訓練場が、どんどんいもに埋め尽くされている。
カミラがどこからか芋を運んでくるのである。何度も。……皆で三回を数えたところで、計測はテオバルトの仕事と気付いた部下達は皆いつもの業務に戻っていった。
仕事なので仕方がないと理解はしているが、毎度芋の転がり落ちるさまをみなければいけないテオバルトとしては非常に納得したくない現象である。
気付いた部下が机と椅子、更には風で飛ばないように重石付きの書類を持って来た時にはあきらめもついたのだけれど。
なにせここは屋外だ。そろそろ涼しくなってきたとはいえ、吹き曝しで書類仕事というのも厳しいものがある。……慣らされてはいるのだけれども。
(そろそろでしょうか)
頃合いを見計らって部下達を呼び集めるテオバルト。ちなみにカミラは(テオバルトの予想だと)最後の芋の搬入に向かっている。
「オフィスに手伝いを求める書類を出す人員と、簡易竈の設置面子を集めなさい。厨房にも器材や必要物資を確認するように」
「「「はいっ!」」」
彼等が散っていった後、改めて芋の山と向き合う。
「……まったく、どうやってしまいこむつもりなのかと」
「それはお前さんだろう?」
簡易竈の第一弾を運んで来たモーリッツが指摘する。
「わかってはいるんですけどね」
「じゃあやるしかねぇなぁ!」
がはははは! 同僚の笑い声を聞きながら、この諦めにも慣れてしまったと小さくため息を吐くのだった。
●加工しよう!
「なににしろ、戦場食は必要だろう」
というのが、今回のカミラの言い分である。
「日持ちする状態にすれば、今回使い切れずとも、備えておけるだろう?」
にしたってギリギリ過ぎやしないか。そうは思うが。
「のちの復興で使う必要も出るだろう」
……確かに。
「がっはっは! 物は言いようだな!」
「ハウプトマン副長は黙っていてください」
豪快に笑い飛ばすだけで全く話を勧めないモーリッツがテオバルトによって封じ込められた。
「物資は先の戦いでだいぶ消費されているからな。すぐに集められる食材と言えば結局は、芋になる」
だからと言ってかき集めてくればいいというものでもないのだが。
「……結局、じゃがいもでんぷんでしたっけ、それに変えるという話で構いませんね?」
「なんだテオ、わかっているじゃないか!」
「先ほど、イサークが作り方のメモを書類と一緒に届けてきましたからね。貴方の指示でしょう、ゲーベル師団長」
「まあそうだが、手配もしてくれたのだろう?」
「……しましたとも。このまま訓練場が使えないままで困るのは私達全員ですから」
「さすがテオだな!」
「……………で?」
「何がだ?」
「いえ、少女達は……なぜここに呼んでいるのですか」
事前の申請は受け付けていませんよ、とテオが視線で示すのはエルフの少女達である。
見習い巫女となり、巫女として働き、そして穢れを取り除かれて……巫女を続けることを望まなかった者達、の、一部。
「試しに手を貸して貰えないかと伝話しておいたのだが、来てくれたようだな!」
カミラが手を振る先では、引率らしくシャイネがにこやかに手を振っている。
「説明を求めているのですが!」
「彼女達は巫女ではない道を模索したいという話でな。丁度いいので職場体験という奴だ。手に職は必要だろう?」
こちらは手が足りない、向こうは余っている、一石二鳥だな?
「……ハンターには、彼女達の指導も含めて依頼、という追記をしておきます」
「ああ、そうしておいてくれ。勿論森都の方でも報酬を出せると言っているから。そこの調整もよろしく頼むな」
●ジャガイモでんぷん(所謂、片栗粉)のつくりかた☆
(1)ジャガイモの皮を剥きます(ピーラーと包丁があります)
(2)芋をすりおろします(金属製のおろし金です)
(3)おろした芋を綺麗な布で包み、口を綺麗な紐で縛ります(零れないように注意)
(4)大鍋に汲んだたっぷりの水に(3)を浸けて、水の中でふったりもんだりします(布が破れないように注意)
(5)(4)をしっかり絞ってから取り出します
(6)(5)の大鍋を、そのまま15分くらいおいておきます
(7)上の方の水を静かに捨てて底の方の白い粉だけを残します
(8)たっぷりの水を入れてよくかき混ぜ、もう一度15分くらいおきます
(9)上の水を捨てます
(10)(8)(9)をもう一度行います
(11)ちょっと塊になっている白いものをほぐして、粉状にします
(12)鉄板や陶器の皿等に広げ、水分が飛ぶまで乾かします(半日くらい)
ごろごろごろごろごごろごろごろ。
「ここは厨房ではなく、訓練場です」
「まあ知ってるだろうなあ」
どこか棒読みの副長テオバルトに、同じく副長モーリッツがくつくつと笑いながら答える。魔導トラックの荷台から転がり出てくる芋、芋、芋……!
だだっ広いだけのはずの訓練場が、どんどんいもに埋め尽くされている。
カミラがどこからか芋を運んでくるのである。何度も。……皆で三回を数えたところで、計測はテオバルトの仕事と気付いた部下達は皆いつもの業務に戻っていった。
仕事なので仕方がないと理解はしているが、毎度芋の転がり落ちるさまをみなければいけないテオバルトとしては非常に納得したくない現象である。
気付いた部下が机と椅子、更には風で飛ばないように重石付きの書類を持って来た時にはあきらめもついたのだけれど。
なにせここは屋外だ。そろそろ涼しくなってきたとはいえ、吹き曝しで書類仕事というのも厳しいものがある。……慣らされてはいるのだけれども。
(そろそろでしょうか)
頃合いを見計らって部下達を呼び集めるテオバルト。ちなみにカミラは(テオバルトの予想だと)最後の芋の搬入に向かっている。
「オフィスに手伝いを求める書類を出す人員と、簡易竈の設置面子を集めなさい。厨房にも器材や必要物資を確認するように」
「「「はいっ!」」」
彼等が散っていった後、改めて芋の山と向き合う。
「……まったく、どうやってしまいこむつもりなのかと」
「それはお前さんだろう?」
簡易竈の第一弾を運んで来たモーリッツが指摘する。
「わかってはいるんですけどね」
「じゃあやるしかねぇなぁ!」
がはははは! 同僚の笑い声を聞きながら、この諦めにも慣れてしまったと小さくため息を吐くのだった。
●加工しよう!
「なににしろ、戦場食は必要だろう」
というのが、今回のカミラの言い分である。
「日持ちする状態にすれば、今回使い切れずとも、備えておけるだろう?」
にしたってギリギリ過ぎやしないか。そうは思うが。
「のちの復興で使う必要も出るだろう」
……確かに。
「がっはっは! 物は言いようだな!」
「ハウプトマン副長は黙っていてください」
豪快に笑い飛ばすだけで全く話を勧めないモーリッツがテオバルトによって封じ込められた。
「物資は先の戦いでだいぶ消費されているからな。すぐに集められる食材と言えば結局は、芋になる」
だからと言ってかき集めてくればいいというものでもないのだが。
「……結局、じゃがいもでんぷんでしたっけ、それに変えるという話で構いませんね?」
「なんだテオ、わかっているじゃないか!」
「先ほど、イサークが作り方のメモを書類と一緒に届けてきましたからね。貴方の指示でしょう、ゲーベル師団長」
「まあそうだが、手配もしてくれたのだろう?」
「……しましたとも。このまま訓練場が使えないままで困るのは私達全員ですから」
「さすがテオだな!」
「……………で?」
「何がだ?」
「いえ、少女達は……なぜここに呼んでいるのですか」
事前の申請は受け付けていませんよ、とテオが視線で示すのはエルフの少女達である。
見習い巫女となり、巫女として働き、そして穢れを取り除かれて……巫女を続けることを望まなかった者達、の、一部。
「試しに手を貸して貰えないかと伝話しておいたのだが、来てくれたようだな!」
カミラが手を振る先では、引率らしくシャイネがにこやかに手を振っている。
「説明を求めているのですが!」
「彼女達は巫女ではない道を模索したいという話でな。丁度いいので職場体験という奴だ。手に職は必要だろう?」
こちらは手が足りない、向こうは余っている、一石二鳥だな?
「……ハンターには、彼女達の指導も含めて依頼、という追記をしておきます」
「ああ、そうしておいてくれ。勿論森都の方でも報酬を出せると言っているから。そこの調整もよろしく頼むな」
●ジャガイモでんぷん(所謂、片栗粉)のつくりかた☆
(1)ジャガイモの皮を剥きます(ピーラーと包丁があります)
(2)芋をすりおろします(金属製のおろし金です)
(3)おろした芋を綺麗な布で包み、口を綺麗な紐で縛ります(零れないように注意)
(4)大鍋に汲んだたっぷりの水に(3)を浸けて、水の中でふったりもんだりします(布が破れないように注意)
(5)(4)をしっかり絞ってから取り出します
(6)(5)の大鍋を、そのまま15分くらいおいておきます
(7)上の方の水を静かに捨てて底の方の白い粉だけを残します
(8)たっぷりの水を入れてよくかき混ぜ、もう一度15分くらいおきます
(9)上の水を捨てます
(10)(8)(9)をもう一度行います
(11)ちょっと塊になっている白いものをほぐして、粉状にします
(12)鉄板や陶器の皿等に広げ、水分が飛ぶまで乾かします(半日くらい)
解説
*目的
沢山のジャガイモをどうにかしよう
エルフ少女達に料理の初歩(?)を教えよう(成功度上昇要素その1)
ジャガイモでんぷん(片栗粉)を使った美味しいレシピやジャガイモの保存方法を提案しよう(成功度上昇要素その2)
*状況
カミラがジャガイモをたくさん用意しました
ですが、多すぎました
溢れてしまう芋たちを加工して、倉庫にしまえる程度にまで容量を減らすのが目標です
*片栗粉作り(最優先行動)
オープニングにある通りです
基本的には単純作業なので、おしゃべりをしながら行えます
何か考え事を纏める場合にもおすすめです
それなりの参加人数が居れば、この行動は自然に達成されます(当シナリオは、基本的に失敗以下の判定はありません)
*少女達の教師になる(要素その1)
基本的には浄化術の修行と、一般常識を教えられた程度の精神年齢が低めの少女達です
食べるためのナイフとフォークは使えますが、包丁の類は危なっかしい子が大半です
少女達の手元には注意してあげてください
*片栗粉を使った美味しいレシピやジャガイモの保存方法の提案(要素その2)
戦闘中の士気が上がると非常に喜ばしいです
今回は賄いとして芋餅が振舞われます(なので、芋餅は定番レシピだとお考え下さい)
特にカミラが喜びます
*場所
マーフェルスにあるエルヴィンバルト要塞……の、訓練場(整地された広場みたいな状態)
*使用可能設備等
でんぷんへの加工に必要な器材
簡易竈等芋餅への加工器材
帝国で一般的な食材(羊肉、羊乳等があがりやすい)
*NPC
基本的に背景ですが、お声がけ頂くとお相手いたします
カミラ、テオバルト、モーリッツ
依頼人(第三師団側)
シャイネ
依頼人代理であり引率(エルフハイム側)
エルフ少女達
元巫女達
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『芋を洗う』とでも送信しておきましょう
沢山のジャガイモをどうにかしよう
エルフ少女達に料理の初歩(?)を教えよう(成功度上昇要素その1)
ジャガイモでんぷん(片栗粉)を使った美味しいレシピやジャガイモの保存方法を提案しよう(成功度上昇要素その2)
*状況
カミラがジャガイモをたくさん用意しました
ですが、多すぎました
溢れてしまう芋たちを加工して、倉庫にしまえる程度にまで容量を減らすのが目標です
*片栗粉作り(最優先行動)
オープニングにある通りです
基本的には単純作業なので、おしゃべりをしながら行えます
何か考え事を纏める場合にもおすすめです
それなりの参加人数が居れば、この行動は自然に達成されます(当シナリオは、基本的に失敗以下の判定はありません)
*少女達の教師になる(要素その1)
基本的には浄化術の修行と、一般常識を教えられた程度の精神年齢が低めの少女達です
食べるためのナイフとフォークは使えますが、包丁の類は危なっかしい子が大半です
少女達の手元には注意してあげてください
*片栗粉を使った美味しいレシピやジャガイモの保存方法の提案(要素その2)
戦闘中の士気が上がると非常に喜ばしいです
今回は賄いとして芋餅が振舞われます(なので、芋餅は定番レシピだとお考え下さい)
特にカミラが喜びます
*場所
マーフェルスにあるエルヴィンバルト要塞……の、訓練場(整地された広場みたいな状態)
*使用可能設備等
でんぷんへの加工に必要な器材
簡易竈等芋餅への加工器材
帝国で一般的な食材(羊肉、羊乳等があがりやすい)
*NPC
基本的に背景ですが、お声がけ頂くとお相手いたします
カミラ、テオバルト、モーリッツ
依頼人(第三師団側)
シャイネ
依頼人代理であり引率(エルフハイム側)
エルフ少女達
元巫女達
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『芋を洗う』とでも送信しておきましょう
マスターより
こんにちは、それともこんばんは、石田まきばです。
第三師団は兵站も担っている話があるんですが、ふと【星罰】ならいけるのでは?
……と……気が付いたら、オープニングが出来ておりました。
締めに相応しく、芋です。
少女達が居ますが……結局、エルフハイム関係でもあります。
元少女巫女達のうち、3分の2くらいの子達。そのほとんどが、巫女に戻らない選択をしようとしているわけです。
スケジュール調整の都合で、リプレイの納期を延長しています、申し訳ありませんがご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
第三師団は兵站も担っている話があるんですが、ふと【星罰】ならいけるのでは?
……と……気が付いたら、オープニングが出来ておりました。
締めに相応しく、芋です。
少女達が居ますが……結局、エルフハイム関係でもあります。
元少女巫女達のうち、3分の2くらいの子達。そのほとんどが、巫女に戻らない選択をしようとしているわけです。
スケジュール調整の都合で、リプレイの納期を延長しています、申し訳ありませんがご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/13 02:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 鞍馬 真(ka5819) 人間(リアルブルー)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/10/05 23:22:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/10/08 19:21:38 |