ゲスト
(ka0000)
【星罰】積年の想い、赤心の果て
マスター:DoLLer

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/10/14 12:00
- リプレイ完成予定
- 2019/10/28 12:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「ハヴァマールの討伐には出向かないのかね」
「まさか帝都でやるとは思わなかったからね。他の場所でやるなら参戦したけれど、ここでは民衆に及ぶ危険の排除が仕事となっちゃうんだよね、残念ながら」
バルトアンデルスの地下水道には歪虚が逃げられないように結界が張られている。無論ハヴァマールにしてみれば薄いガラスのようなものであろうが、無尽蔵に暴食の歪虚を生み出す能力がある以上、帝都の澱が集まることになるこの場所から帝都へ流れ出してしまうことを防ぐ必要があった。
それを任されたのが第一師団副師団長のシグルドであり、彼が行く手を防いだ相手はオードルフと呼ばれた錬金術師だった。
「なるほど。私の排除も仕事の内ということだ。我が血を継ぎし者よ。そして志を継ぎし者よ」
オードルフが挨拶をしたのはシグルドだけでない。その横にいる彼の妹クリームヒルトにも向けられていた。だが、シグルドと同じようにクリームヒルトもまた決して彼に好意的な顔を見せはしていない。
「先日は花が見せる夢をありがとう。おかげで心から理解したわ。死を想い続ければ、そこに引きずり込まれてしまうとね」
「恐ろしい体験だったかね。そこからまた歩みを続けるようになったのは何よりだ。体験を通して一歩強くなったことは喜ばしい」
厳しい視線にも関わらず、オードルフはといえば穏やかなものだった。むしろ怒りに燃える顔色を歓迎している様子すら見られ、クリームヒルトはその心が理解できずに眉根をひそめた。
「あなたは何を考えているの? 何が目的?」
「考えているのは、社会の繁栄だ。今は危険なアイデアでも昇華していけば必ず良いものになる。今日私がここにいる目的を話すとすればハヴァマールがもし歪虚が無尽蔵に生み出せるというなら、つまり無限にエネルギーを産出できるということだ。その実験にだね」
「冗談止めてよ。みんな命がけで未来を守ろうとしているのに」
「未来? 私も未来は案じている。帝国は変わろうとしているのだろう。負のマテリアルをエネルギーに利用しようという発案は昔からあったものだ。こうして社会の発展させたいと私は願っている。命がけ? この世界で命がけでないものがいるのなら教えてほしいものだ」
オードルフがなぜここにいるかはおおよそ把握できた。そしてそれはハヴァマール討伐においてイレギュラーになりうることも、そして場合によって民衆に、いや帝国全体に危険が及ぶことも。そしてオードルフには自分が間違っているという意識すら持ち合わせていないらしいことも。
「たとえ、それが数多の命を危険にさらしても、ということだね」
シグルドの確認するような問いにオードルフは当然のことを尋ねてくるのだという不思議そうな顔をした。
「人間は死ぬが、社会はそう死なぬよ。龍園、東方、南方、エバーグリーン、あの邪神の取り込んだ星々ですら社会的精神は死滅はしていなかった。その知識と技術と精神を受け継いだからこそ我々は勝利したのではないかね。人は死にながらも、成長する生き物だ。どんな劇物でも人はそれを利用して成長してきたではないか。人間の社会的生命の不死からして成長と進化においてもっとも危険なのは、変わらないようにと願う怠惰と怯懦だと私は思うがね」
「あなたは人間には興味はなく、人間が作るものに興味があるようだけど、ちょっと過激が過ぎる」
その言葉にオードルフは呆れた顔をした。何百回と聞かされた小言を前にした子供のようだ。
「過激だと? この世界の混迷よりかはずっと穏やかなものだ。何の為に人は戦うのか。戦うということは対象の存在を征服することだ。征服してその上に成り立つ。平和だと繁栄などという名目はその行為を効率的に管理し、正当化しているだけにすぎない」
クリームヒルトは言葉の波にのまれそうになった。
羊で産業を興すのは羊を増やして効率的に命を奪う行為。
政治とは人を適材適所に配置し、羊飼いの数を増やす行為。全ての活動が効率という物差しで見た瞬間、オードルフの言葉が正しいように思えてしまう。
彼の危険な研究の産物も、そしてそれが次なる発展、新たなる効率化の道筋を作る行為、それが幸せなのだというのならば否定できない気がしてくる。
「料理もそのレシピが生まれるまでに試行錯誤があった。食あたりで死んだり、既存のレシピで生活していた人間を駆逐することもあったはずだ。しかしその争いを制しなければ人は成長も繁栄もしなかった。薬もそうだね。薬などと聞こえの良い言葉を使うが、実質は人体に都合のいい効果を及ぼす毒の名称だ。そこに至るまでどれだけの犠牲があったと思うのかね? 見えないところでやるなら満足か? 自分の知らないところなら認めるというのが如何に可笑しい理論であるか」
「なるほど。あなたの意見はよく分かった」
おそらく彼の狂気にほど近い信念は放っておけば延々としゃべり尽くしてくれるだろうし、そしてこちらの意見を聞いてくれる暇も与えてくれないだろう。
「物理的に止めるかね? 結構だ。命のついてやりたい実験もいくつもある。モルモットにされる覚悟でくるといい」
その一言に殺意よりも濃い狂気が覗いて、クリームヒルトは一歩後ずさった。
「あの人は、何者なの?」
「政治的に崩壊しそうになった帝国を奇跡的に救った偉人。錬金術の招へい者。改革帝。そして精神と知識を移し替えて生き続けた最初の人形使いだよ。クリームヒルト。後ろに下がれ」
「いやよ。わたしは確かに力はないけれど、あんな亡霊はこれまで何度も相対してきたからね」
一歩もどかないクリームヒルトにシグルドは視線を少し寄越して訊ねた。
「ということは何か方法があると?」
「無理に止めるから命の奪い合いをするだけでしょ? わたし達の力になってくれる方法を提示することもあるんじゃないかしら」
「歩く錬魔院を相手に説得か……君の正気を疑うよ。でも、それも面白そうのは間違いない。どうにもならない場合は、僕が面倒見るよ。やれるだけやってみるといい」
シグルドはマテリアルを活性化させ、手にしていたアーテムゴットが風の翼を大きく展開した。同時に新たにつけられた義手にマテリアルが流れ込んでは黒い光を帯び、オードルフの覇気を遮った。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「ハヴァマールの討伐には出向かないのかね」
「まさか帝都でやるとは思わなかったからね。他の場所でやるなら参戦したけれど、ここでは民衆に及ぶ危険の排除が仕事となっちゃうんだよね、残念ながら」
バルトアンデルスの地下水道には歪虚が逃げられないように結界が張られている。無論ハヴァマールにしてみれば薄いガラスのようなものであろうが、無尽蔵に暴食の歪虚を生み出す能力がある以上、帝都の澱が集まることになるこの場所から帝都へ流れ出してしまうことを防ぐ必要があった。
それを任されたのが第一師団副師団長のシグルドであり、彼が行く手を防いだ相手はオードルフと呼ばれた錬金術師だった。
「なるほど。私の排除も仕事の内ということだ。我が血を継ぎし者よ。そして志を継ぎし者よ」
オードルフが挨拶をしたのはシグルドだけでない。その横にいる彼の妹クリームヒルトにも向けられていた。だが、シグルドと同じようにクリームヒルトもまた決して彼に好意的な顔を見せはしていない。
「先日は花が見せる夢をありがとう。おかげで心から理解したわ。死を想い続ければ、そこに引きずり込まれてしまうとね」
「恐ろしい体験だったかね。そこからまた歩みを続けるようになったのは何よりだ。体験を通して一歩強くなったことは喜ばしい」
厳しい視線にも関わらず、オードルフはといえば穏やかなものだった。むしろ怒りに燃える顔色を歓迎している様子すら見られ、クリームヒルトはその心が理解できずに眉根をひそめた。
「あなたは何を考えているの? 何が目的?」
「考えているのは、社会の繁栄だ。今は危険なアイデアでも昇華していけば必ず良いものになる。今日私がここにいる目的を話すとすればハヴァマールがもし歪虚が無尽蔵に生み出せるというなら、つまり無限にエネルギーを産出できるということだ。その実験にだね」
「冗談止めてよ。みんな命がけで未来を守ろうとしているのに」
「未来? 私も未来は案じている。帝国は変わろうとしているのだろう。負のマテリアルをエネルギーに利用しようという発案は昔からあったものだ。こうして社会の発展させたいと私は願っている。命がけ? この世界で命がけでないものがいるのなら教えてほしいものだ」
オードルフがなぜここにいるかはおおよそ把握できた。そしてそれはハヴァマール討伐においてイレギュラーになりうることも、そして場合によって民衆に、いや帝国全体に危険が及ぶことも。そしてオードルフには自分が間違っているという意識すら持ち合わせていないらしいことも。
「たとえ、それが数多の命を危険にさらしても、ということだね」
シグルドの確認するような問いにオードルフは当然のことを尋ねてくるのだという不思議そうな顔をした。
「人間は死ぬが、社会はそう死なぬよ。龍園、東方、南方、エバーグリーン、あの邪神の取り込んだ星々ですら社会的精神は死滅はしていなかった。その知識と技術と精神を受け継いだからこそ我々は勝利したのではないかね。人は死にながらも、成長する生き物だ。どんな劇物でも人はそれを利用して成長してきたではないか。人間の社会的生命の不死からして成長と進化においてもっとも危険なのは、変わらないようにと願う怠惰と怯懦だと私は思うがね」
「あなたは人間には興味はなく、人間が作るものに興味があるようだけど、ちょっと過激が過ぎる」
その言葉にオードルフは呆れた顔をした。何百回と聞かされた小言を前にした子供のようだ。
「過激だと? この世界の混迷よりかはずっと穏やかなものだ。何の為に人は戦うのか。戦うということは対象の存在を征服することだ。征服してその上に成り立つ。平和だと繁栄などという名目はその行為を効率的に管理し、正当化しているだけにすぎない」
クリームヒルトは言葉の波にのまれそうになった。
羊で産業を興すのは羊を増やして効率的に命を奪う行為。
政治とは人を適材適所に配置し、羊飼いの数を増やす行為。全ての活動が効率という物差しで見た瞬間、オードルフの言葉が正しいように思えてしまう。
彼の危険な研究の産物も、そしてそれが次なる発展、新たなる効率化の道筋を作る行為、それが幸せなのだというのならば否定できない気がしてくる。
「料理もそのレシピが生まれるまでに試行錯誤があった。食あたりで死んだり、既存のレシピで生活していた人間を駆逐することもあったはずだ。しかしその争いを制しなければ人は成長も繁栄もしなかった。薬もそうだね。薬などと聞こえの良い言葉を使うが、実質は人体に都合のいい効果を及ぼす毒の名称だ。そこに至るまでどれだけの犠牲があったと思うのかね? 見えないところでやるなら満足か? 自分の知らないところなら認めるというのが如何に可笑しい理論であるか」
「なるほど。あなたの意見はよく分かった」
おそらく彼の狂気にほど近い信念は放っておけば延々としゃべり尽くしてくれるだろうし、そしてこちらの意見を聞いてくれる暇も与えてくれないだろう。
「物理的に止めるかね? 結構だ。命のついてやりたい実験もいくつもある。モルモットにされる覚悟でくるといい」
その一言に殺意よりも濃い狂気が覗いて、クリームヒルトは一歩後ずさった。
「あの人は、何者なの?」
「政治的に崩壊しそうになった帝国を奇跡的に救った偉人。錬金術の招へい者。改革帝。そして精神と知識を移し替えて生き続けた最初の人形使いだよ。クリームヒルト。後ろに下がれ」
「いやよ。わたしは確かに力はないけれど、あんな亡霊はこれまで何度も相対してきたからね」
一歩もどかないクリームヒルトにシグルドは視線を少し寄越して訊ねた。
「ということは何か方法があると?」
「無理に止めるから命の奪い合いをするだけでしょ? わたし達の力になってくれる方法を提示することもあるんじゃないかしら」
「歩く錬魔院を相手に説得か……君の正気を疑うよ。でも、それも面白そうのは間違いない。どうにもならない場合は、僕が面倒見るよ。やれるだけやってみるといい」
シグルドはマテリアルを活性化させ、手にしていたアーテムゴットが風の翼を大きく展開した。同時に新たにつけられた義手にマテリアルが流れ込んでは黒い光を帯び、オードルフの覇気を遮った。
解説
バルトアンデルス地下にてオードルフという老人が出現しています。
彼は今まで、一歩間違えれば人を廃人にしてしまうような薬や、死者と対話できる代わりに死に引きずり込むような幻覚性の強い薬などを、それを求める人に提供してきました。今回も放っておけば討伐予定のハヴァマールに何か余計な事をしたり、また民衆に被害が起こすようなことをしかねないと考えられます。
●目的
彼の行動を止めること
・殺して止める
・説得して止める
のどちらでも結構です。
殺して止める場合は、彼もこちらの命を奪いにかかります。
また説得の場合、失敗した時は相手に丸め込まれることがあります。
どちらも相応の危険は付きまといますので、ご了承ください。
●オードルフ
帝国第8代皇帝だった人間の精神と知識だけが移し変わった存在。機導士。
人間個人に興味はないが、社会の発展にはとても関心がある。
戦闘の場合、2回攻撃。
機導士の全てのスキルを使用する他、
・マテリアル過負荷(覚醒強制解除+1R覚醒不可)
・幻覚の花(範囲5スクエアに内に命中1/5、強度8の行動阻害)
・人形使いの呪い(強度12の魅了。状態異常を受けたラウンドを含めて3R経過しても解除できない場合、脳がショートして戦闘不能に移行)
また戦闘開始前に分身(見た目・能力が全く同じ自分)を2体作り(本体と合わせて3体となり)ます。
参加者が実力行使をせず説得をする場合は、彼も参加者を説得・論破してきます。
この時、説得が通じなかった(失敗した)参加者は、抵抗判定が行われ、失敗した場合は彼の弁護者となり、プレイングは一部改変して仲間に向かう事になります。(仲間の説得、抵抗判定にマイナスがかかります)
彼は今まで、一歩間違えれば人を廃人にしてしまうような薬や、死者と対話できる代わりに死に引きずり込むような幻覚性の強い薬などを、それを求める人に提供してきました。今回も放っておけば討伐予定のハヴァマールに何か余計な事をしたり、また民衆に被害が起こすようなことをしかねないと考えられます。
●目的
彼の行動を止めること
・殺して止める
・説得して止める
のどちらでも結構です。
殺して止める場合は、彼もこちらの命を奪いにかかります。
また説得の場合、失敗した時は相手に丸め込まれることがあります。
どちらも相応の危険は付きまといますので、ご了承ください。
●オードルフ
帝国第8代皇帝だった人間の精神と知識だけが移し変わった存在。機導士。
人間個人に興味はないが、社会の発展にはとても関心がある。
戦闘の場合、2回攻撃。
機導士の全てのスキルを使用する他、
・マテリアル過負荷(覚醒強制解除+1R覚醒不可)
・幻覚の花(範囲5スクエアに内に命中1/5、強度8の行動阻害)
・人形使いの呪い(強度12の魅了。状態異常を受けたラウンドを含めて3R経過しても解除できない場合、脳がショートして戦闘不能に移行)
また戦闘開始前に分身(見た目・能力が全く同じ自分)を2体作り(本体と合わせて3体となり)ます。
参加者が実力行使をせず説得をする場合は、彼も参加者を説得・論破してきます。
この時、説得が通じなかった(失敗した)参加者は、抵抗判定が行われ、失敗した場合は彼の弁護者となり、プレイングは一部改変して仲間に向かう事になります。(仲間の説得、抵抗判定にマイナスがかかります)
マスターより
皆様はきっと様々な経験されただろうと思います。
未来を描く前に、今まで歩んできたことを教えてください。
戦うってなんですか
あなたたちが形成してきたもの(守ってきたもの)ってなんの為にあるのですか
生きるってどういうことですか?
未来を描く前に、今まで歩んできたことを教えてください。
戦うってなんですか
あなたたちが形成してきたもの(守ってきたもの)ってなんの為にあるのですか
生きるってどういうことですか?
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/28 10:33
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【質問卓】何の為の戦い 神楽(ka2032) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2019/10/14 11:04:40 |
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【相談卓】誰が為の正義 神楽(ka2032) 人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2019/10/14 10:01:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/10/11 15:18:36 |