ゲスト
(ka0000)
【郷祭】花咲く頃に、会いましょう
マスター:三田村 薫

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/10/21 12:00
- リプレイ完成予定
- 2019/11/04 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
「咲いた!!!」
「咲きましたね」
郷祭の会場にて、園芸エルフのサンドラはぴょんぴょこ飛び上がって喜びを表現していた。その隣で花畑を眺めているのは、馭者を務めた司祭のヴィルジーリオ(kz0278)である。
「懐かしいな、司祭。お前と初めて郷祭に来た時、私は花を売りに来た」
「ええ、私が喧嘩を見かけてしばいていたときのことですね」
「私はこのジェオルジの大地に花をたくさん植えたいと思っていた」
「初耳ですが、まあ想像はできます」
「農耕推進地域なんだから花くらい植える」
「まあ……無理な理屈ではないですね」
先の春郷祭、精霊に感謝を捧げるという名目の元、郷祭会場にも花を植えるスペースが設けられた。苗を植えて種を撒いた。苗の花は終わってしまったが、種の花は今見頃を迎えている。
まだぴょんぴょん跳ねているサンドラの肩をガッと掴んで地面に足を付けさせた司祭。
「踊るなら当日にしなさい」
そう言って司祭は横断幕を指差した。
『花畑ダンスパーティ! 花畑を囲んで踊ろう!』
●
「えええええええーーーー!!!!」
当日。晴れた空にエドの絶叫が響き渡った。
「うっそぉ!? ハンクってバイオリン弾けるのぉ!?」
「ちょ、ちょっとだけだよ! 今日だって簡単なパートを練習してきただけだし……」
「いつ練習してたんだよお前ぇ! 俺にも教えろよなぁ! 俺の行き先はチェックするくせになんで自分の行き先は言わないで済むと思ってんだおめーはよぉ!!!!」
エド怒りのノンブレス。
「エドうるさい。あと僕も弾けるんだから何か言えよ」
ジョンが苦笑しながらそんな二人を眺めている。
「お前は割と何ができても驚かねぇよ。あと、マシューはなんなの? それ」
「トランペットです」
マシューがにこにこしながら答えた。
「あたしもフルートちょっとやってたんだけどね。音は出せるけど、演奏はできないなぁ」
ナンシーが肩を竦める。ヴィクターはチェロだ。
「久しぶりに触ったよ。音楽はやっぱり良いよな」
「エドはどうですか? 何か好きな楽器は」
「リコーダー!」
お察しである。
●
「あ、あなたが来ているとは……」
「僕のことなんだと思ってんの!? 君こそ踊りに来たの?」
「私は踊っている人たちを眺めて『平和になったぁ』って実感しに来ました」
ヴィルジーリオはC.J.(kz0273)と並んで体育座りしながらそんな軽口を叩き合っている。
「僕もそんな感じだよ。ジョンが演奏するから見に来てくれって言うし」
「彼と親しかったんですか?」
「あの三人の中で一番まともじゃん」
「そうなんですか」
「え? まさかハンクがまともだと思ってないよね?」
「コメントは控えますが、ハンクは可愛いと思ってますね」
こちらに気付いて、ジョンとハンクが手を振った。大人二人も手を振り返した。
「そりゃ一緒に生活したことあったらそうだよね。僕だってジョンと泊まりがけでお出かけしたから可愛いと思ってるよ」
「彼は一番感性があなたに近いかもしれませ……いや、あなた確か強盗に煽り芸発揮しましたよね? エドの方が近くありませんか?」
「うーん」
C.J.は首を捻った。エドの放言の数々を思い起こす。
「僕、もうちょっと立場わきまえてない?」
「誰が立場をわきまえてないって?」
背後に立たれて、C.J.は飛び上がるほど驚いた。振り返ると、ジト目のエドがこちらを見下ろしている。C.J.は立ち上がって見下ろし返した。
「踊るの?」
「プロムは大嫌いだ」
エドは吐き捨てる様に言うと、二人の間に割り込んで体育座りするのだった。
「……とか何とか言って、誘われたら行くでしょ?」
「うるせー!」
●
「咲いた!!!」
「咲きましたね」
郷祭の会場にて、園芸エルフのサンドラはぴょんぴょこ飛び上がって喜びを表現していた。その隣で花畑を眺めているのは、馭者を務めた司祭のヴィルジーリオ(kz0278)である。
「懐かしいな、司祭。お前と初めて郷祭に来た時、私は花を売りに来た」
「ええ、私が喧嘩を見かけてしばいていたときのことですね」
「私はこのジェオルジの大地に花をたくさん植えたいと思っていた」
「初耳ですが、まあ想像はできます」
「農耕推進地域なんだから花くらい植える」
「まあ……無理な理屈ではないですね」
先の春郷祭、精霊に感謝を捧げるという名目の元、郷祭会場にも花を植えるスペースが設けられた。苗を植えて種を撒いた。苗の花は終わってしまったが、種の花は今見頃を迎えている。
まだぴょんぴょん跳ねているサンドラの肩をガッと掴んで地面に足を付けさせた司祭。
「踊るなら当日にしなさい」
そう言って司祭は横断幕を指差した。
『花畑ダンスパーティ! 花畑を囲んで踊ろう!』
●
「えええええええーーーー!!!!」
当日。晴れた空にエドの絶叫が響き渡った。
「うっそぉ!? ハンクってバイオリン弾けるのぉ!?」
「ちょ、ちょっとだけだよ! 今日だって簡単なパートを練習してきただけだし……」
「いつ練習してたんだよお前ぇ! 俺にも教えろよなぁ! 俺の行き先はチェックするくせになんで自分の行き先は言わないで済むと思ってんだおめーはよぉ!!!!」
エド怒りのノンブレス。
「エドうるさい。あと僕も弾けるんだから何か言えよ」
ジョンが苦笑しながらそんな二人を眺めている。
「お前は割と何ができても驚かねぇよ。あと、マシューはなんなの? それ」
「トランペットです」
マシューがにこにこしながら答えた。
「あたしもフルートちょっとやってたんだけどね。音は出せるけど、演奏はできないなぁ」
ナンシーが肩を竦める。ヴィクターはチェロだ。
「久しぶりに触ったよ。音楽はやっぱり良いよな」
「エドはどうですか? 何か好きな楽器は」
「リコーダー!」
お察しである。
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「あ、あなたが来ているとは……」
「僕のことなんだと思ってんの!? 君こそ踊りに来たの?」
「私は踊っている人たちを眺めて『平和になったぁ』って実感しに来ました」
ヴィルジーリオはC.J.(kz0273)と並んで体育座りしながらそんな軽口を叩き合っている。
「僕もそんな感じだよ。ジョンが演奏するから見に来てくれって言うし」
「彼と親しかったんですか?」
「あの三人の中で一番まともじゃん」
「そうなんですか」
「え? まさかハンクがまともだと思ってないよね?」
「コメントは控えますが、ハンクは可愛いと思ってますね」
こちらに気付いて、ジョンとハンクが手を振った。大人二人も手を振り返した。
「そりゃ一緒に生活したことあったらそうだよね。僕だってジョンと泊まりがけでお出かけしたから可愛いと思ってるよ」
「彼は一番感性があなたに近いかもしれませ……いや、あなた確か強盗に煽り芸発揮しましたよね? エドの方が近くありませんか?」
「うーん」
C.J.は首を捻った。エドの放言の数々を思い起こす。
「僕、もうちょっと立場わきまえてない?」
「誰が立場をわきまえてないって?」
背後に立たれて、C.J.は飛び上がるほど驚いた。振り返ると、ジト目のエドがこちらを見下ろしている。C.J.は立ち上がって見下ろし返した。
「踊るの?」
「プロムは大嫌いだ」
エドは吐き捨てる様に言うと、二人の間に割り込んで体育座りするのだった。
「……とか何とか言って、誘われたら行くでしょ?」
「うるせー!」
解説
●目的
1.花畑ダンスパーティーで踊る
2.花を愛でる
どちらか、あるいは両方でも良いです。もっと言ってしまうとおしゃべりしてるだけでも良いです。
●ダンスパーティについて
有志楽団の音楽に合わせます。
曲目は色々あるのでゆっくり目の曲もアップテンポもあるものとします。
●花畑について
シナリオ「【春郷祭】花咲く頃に、会えますように」にて参加者が種まきしたエリアです。苗の花は夏の間に終わりました。
赤、白、黄色の花が咲いています。
●同行者について
PC同士の同行推奨です。今回のシナリオに関しては三田村管理のNPCをご指名頂けます(後述)。もちろんソロ参加でもOK。
●NPCの同行について
クリムゾンウェストにいて服役していない三田村管理のNPCは指名できます。
PC同士は何名グループでもOKですが、NPC指名は1グループにつき1名です。指名かぶりした場合は別の時間帯として扱われます。
OPで踊りたくなさそうにしてる連中も誘えば来ます。
●その他
報酬なしです。
1.花畑ダンスパーティーで踊る
2.花を愛でる
どちらか、あるいは両方でも良いです。もっと言ってしまうとおしゃべりしてるだけでも良いです。
●ダンスパーティについて
有志楽団の音楽に合わせます。
曲目は色々あるのでゆっくり目の曲もアップテンポもあるものとします。
●花畑について
シナリオ「【春郷祭】花咲く頃に、会えますように」にて参加者が種まきしたエリアです。苗の花は夏の間に終わりました。
赤、白、黄色の花が咲いています。
●同行者について
PC同士の同行推奨です。今回のシナリオに関しては三田村管理のNPCをご指名頂けます(後述)。もちろんソロ参加でもOK。
●NPCの同行について
クリムゾンウェストにいて服役していない三田村管理のNPCは指名できます。
PC同士は何名グループでもOKですが、NPC指名は1グループにつき1名です。指名かぶりした場合は別の時間帯として扱われます。
OPで踊りたくなさそうにしてる連中も誘えば来ます。
●その他
報酬なしです。
マスターより
こんにちは三田村です。
来ちゃった(てへぺろ)。ということで延長戦です。
毎回このタイプのOP書きながら、「服役してるネームドNPCが複数いるってなんなんだろう」って思ってます笑。
良かったら思い出作りにどうぞ。
シナリオはこれでおしまいですが、PCさん同士やNPCとの間には、これから先も関係が続いていくのでしょう。「めでたしめでたし」は「次回へ続く」ではないと思っているので多くは語りません。皆様のお心の中に、その未来はあるでしょう。
そう言う気持ちでお越し頂ければと思います。
皆様どうぞお元気で。さようなら。
来ちゃった(てへぺろ)。ということで延長戦です。
毎回このタイプのOP書きながら、「服役してるネームドNPCが複数いるってなんなんだろう」って思ってます笑。
良かったら思い出作りにどうぞ。
シナリオはこれでおしまいですが、PCさん同士やNPCとの間には、これから先も関係が続いていくのでしょう。「めでたしめでたし」は「次回へ続く」ではないと思っているので多くは語りません。皆様のお心の中に、その未来はあるでしょう。
そう言う気持ちでお越し頂ければと思います。
皆様どうぞお元気で。さようなら。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/29 00:12