ゲスト
(ka0000)
【未来】語り、継がれ
マスター:DoLLer

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/11/06 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/11/20 19:00
オープニング
「そこでクリームヒルトは帝国中に線路を張り巡らせて、一般人では1か月かかっていた地方の移動を数日まで短縮することに成功しました。たくさんの人をつなぎ合わせて、たくさんの事業を起こしました」
ミネアはゆったりとした口調でそう語ると、手に持っていた本をパタリと閉じた。
目を聴衆に向けると物語の世界に想像の翼を伸ばしていた少年少女達はわっと拍手をした。
「すごい。クリームヒルト様のことよく知ってるね」
「そりゃもう、昔からの知り合いだもん。あたしを帝国に呼んでくれた一番の恩人なのよ」
ミネアは得意気に胸を張ってそう言いつつ、思い返すのは出会った時のこと。自分も大して世間知はない方だったけれど、クリームヒルト様も大概だった気がする。
けれども彼女は自分が無知だし非力なことも知っていて、それでいてタフだった。
色んな人と出会って協力を仰ぎ、成長してきた。
人と人を繋ぎ、力をつけてきた。
嬉しい事も、悲しい事も、全部を受け入れてそれでも歩みを止めてこなかった彼女はとうとう庶民議員という地位を得て、一般人の為に全力を尽くしてきた。
「人がつながるとね。絶対絶望なんかしない。新しいアイデアが生まれるのよ。っていつも言ってた」
クリームヒルトは一般人だ。覚醒はできないから剣を持って戦う事はできないし、超越的な力を発揮できるわけでもない。それでも彼女は絆という力を知っていて、そしてその力の使い方は詳しかったように思う。
だからこそミネアも惹かれたのだから。
「つながる、ってね、過去からも未来からもつながるんだって」
「えー、嘘だ。だって死んだ人に会えるわけないし、未来なんかいけるわけないじゃん」
ちょっとクールな少年が否定してもミネアは困った顔はしなかった。
「未来にこんな人と会えるんだっていう想像の翼が、つながりを生むんだって。そして過去にはね、たくさんの人の生き様を学ぶこともまたつながり、なんですって」
悩みを救うのも人間
人間を悩ませるのもまた人間
世界を作るのも人間なら
世界を救うのも人間
「あたしね。旅商人しながら、今は人をつなげるお仕事しているの。遠くにいる人がこんなことをしているよって伝えたり、過去の活躍を伝えたり。魔導列車が敷かれて帝国内は近くなった。だから後は一歩踏み出す勇気を与えることができるように、こうして地方を回っているの」
「じゃあハンターっていう人達のこと知ってる? すごい人達って聞くけど」
「もちろん。たっくさん知ってるよ」
いつの時代でも少年少女は英雄達に憧れる。
実際はそんな光り輝く人達ではないとミネアは思っている。一緒に笑うこともあれば、泣いたりすることもあれば、小さな失敗したり、悩んだりもする。普通の人達だ。それが大きく輝けたのは色んな奇跡が重なったからで。
それは目の前にいる少年少女だって同じ可能性を持っている。
だから、知ってほしい、つながってほしい。
「えー、本当。じゃあ聞かせて聞かせて」
「いいよ。それじゃ誰から語ろうかなぁ。あ、それにはまず万能調味料一つお買い上げが条件だよー」
「ミネア、商売上手ぅ!!!」
笑い声が響く中、ミネアの頭は既に語り出す人達のことに想いを馳せていた。
彼らの奇跡と軌跡に一石を投じるために。
さて、語ろう。
あなたの姿を。
ミネアはゆったりとした口調でそう語ると、手に持っていた本をパタリと閉じた。
目を聴衆に向けると物語の世界に想像の翼を伸ばしていた少年少女達はわっと拍手をした。
「すごい。クリームヒルト様のことよく知ってるね」
「そりゃもう、昔からの知り合いだもん。あたしを帝国に呼んでくれた一番の恩人なのよ」
ミネアは得意気に胸を張ってそう言いつつ、思い返すのは出会った時のこと。自分も大して世間知はない方だったけれど、クリームヒルト様も大概だった気がする。
けれども彼女は自分が無知だし非力なことも知っていて、それでいてタフだった。
色んな人と出会って協力を仰ぎ、成長してきた。
人と人を繋ぎ、力をつけてきた。
嬉しい事も、悲しい事も、全部を受け入れてそれでも歩みを止めてこなかった彼女はとうとう庶民議員という地位を得て、一般人の為に全力を尽くしてきた。
「人がつながるとね。絶対絶望なんかしない。新しいアイデアが生まれるのよ。っていつも言ってた」
クリームヒルトは一般人だ。覚醒はできないから剣を持って戦う事はできないし、超越的な力を発揮できるわけでもない。それでも彼女は絆という力を知っていて、そしてその力の使い方は詳しかったように思う。
だからこそミネアも惹かれたのだから。
「つながる、ってね、過去からも未来からもつながるんだって」
「えー、嘘だ。だって死んだ人に会えるわけないし、未来なんかいけるわけないじゃん」
ちょっとクールな少年が否定してもミネアは困った顔はしなかった。
「未来にこんな人と会えるんだっていう想像の翼が、つながりを生むんだって。そして過去にはね、たくさんの人の生き様を学ぶこともまたつながり、なんですって」
悩みを救うのも人間
人間を悩ませるのもまた人間
世界を作るのも人間なら
世界を救うのも人間
「あたしね。旅商人しながら、今は人をつなげるお仕事しているの。遠くにいる人がこんなことをしているよって伝えたり、過去の活躍を伝えたり。魔導列車が敷かれて帝国内は近くなった。だから後は一歩踏み出す勇気を与えることができるように、こうして地方を回っているの」
「じゃあハンターっていう人達のこと知ってる? すごい人達って聞くけど」
「もちろん。たっくさん知ってるよ」
いつの時代でも少年少女は英雄達に憧れる。
実際はそんな光り輝く人達ではないとミネアは思っている。一緒に笑うこともあれば、泣いたりすることもあれば、小さな失敗したり、悩んだりもする。普通の人達だ。それが大きく輝けたのは色んな奇跡が重なったからで。
それは目の前にいる少年少女だって同じ可能性を持っている。
だから、知ってほしい、つながってほしい。
「えー、本当。じゃあ聞かせて聞かせて」
「いいよ。それじゃ誰から語ろうかなぁ。あ、それにはまず万能調味料一つお買い上げが条件だよー」
「ミネア、商売上手ぅ!!!」
笑い声が響く中、ミネアの頭は既に語り出す人達のことに想いを馳せていた。
彼らの奇跡と軌跡に一石を投じるために。
さて、語ろう。
あなたの姿を。
解説
これは未来のお話で、参加者の皆様は語られる存在です。
今までのシナリオに参加したことで思い出に残っていることでも構いませんし、
参加者が将来こんなことをした、という未来図でも構いません
口伝の中なので、すでに死んだことになっても構いませんし、生きているということでも構いません
ミネアが語る中なので、数年から数十年先のことではありますが、
参加者様の100年後の未来像でも構いません。
事実と異なっていても構いませんし
参加者同士で同じ内容について触れていても、差異があって当然というスタイルです。
当方のNPCでしたら自由に扱ってくださって結構です。
そして例えば結婚したとか子供ができたとか、殺したとかも自由に決めて下さっても大丈夫です。
今までのシナリオに参加したことで思い出に残っていることでも構いませんし、
参加者が将来こんなことをした、という未来図でも構いません
口伝の中なので、すでに死んだことになっても構いませんし、生きているということでも構いません
ミネアが語る中なので、数年から数十年先のことではありますが、
参加者様の100年後の未来像でも構いません。
事実と異なっていても構いませんし
参加者同士で同じ内容について触れていても、差異があって当然というスタイルです。
当方のNPCでしたら自由に扱ってくださって結構です。
そして例えば結婚したとか子供ができたとか、殺したとかも自由に決めて下さっても大丈夫です。
マスターより
神話の数だけ神様のアプローチが全部違うってよくあるので、自由に将来像をお作りください
なのでNPCがどんな未来を歩んだかはあえて書きません。
WTRPG10ファナティックブラッドもいよいよ終了ですね。
私のシナリオにご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
なのでNPCがどんな未来を歩んだかはあえて書きません。
WTRPG10ファナティックブラッドもいよいよ終了ですね。
私のシナリオにご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/12/01 22:06