ゲスト
(ka0000)
百目夜行
マスター:月宵

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在12人 / 4~12人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/08/04 09:00
- リプレイ完成予定
- 2015/08/13 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
辺境の地。そこには、様々な部族が存在している。彼らには、それぞれ崇高し、信仰するトーテムと言うものが存在する。
彼ら部族をまとめあげるに、不可欠なもの言わば生命線、と言ったところだろうか。
そんな部族の中に『イチヨ族』と言うものがある。彼らは流浪の少数部族で、各地を転々とする者達だ。
彼らのトーテムの名は『概念精霊・コリオリ』と言う。
彼らの信条は『他部族の信仰を信仰する』と言う変わったものだ。
それが例え、如何なる信仰であろうとも……
●
ここに『運』をトーテムとする部族が存在していた。今日は彼らのお祭りだ。
自らの運に任せてこの日、一日だけは決して外出せず、一日中賭博に明け暮れる。そう、部族の巫女だけを除いて。
逢魔が時。そんな時刻に、運の巫女はハンター達を引き連れて集落から遠く離れた森、その社へとハンター達を招いた。
堅牢な石造りの社の前には、仮面を被った中肉中背の人物が皆を待っていた。
巫女は、彼に会釈を一つ。社の両手開きの厚い扉を開ける。
朱色の光に照らされた部屋にて、ハンター達は不気味な沢山の『目』に迎えられた。目に気付いた途端。ハンター達に何とも言い換えようも無い不快感が襲った。まるで、恨みがましく睨みつけられている、そんな心持ちにさせられる。
「これがこの社に集められた、賽の目達です。」
色も材料も様々な賽子が千、いや万はあるのだろうか。中には立方体でなく、十二面体からできる賽子もある。そこには数ではなく巳や午、などと彫刻された変わり種のサイコロもある。新品なものもあれば、人為的なヒビが入った物もある。
「ここにある賽達は、各地方から集められたものです」
賽子、ダイス、それは多種多様に使われる。賭博、遊戯とそう言う物を扱う人にはとても身近である。
そう、中には命がかかる人々だっているのだ。
『敗けがこんだ。この賽は呪われている』『このダイスの目が良すぎて大損だ』『負けばかりで、イカサマ疑われた。全てはダイスの――』
「そう言う方々によって、憑かれた賽の目としてお祓いのために集められるのです」
だが、塵も積もれば山となる。
溜まりに溜まった悪意は辺り一帯に及ぶ程になるらしく、その影響で歪虚までやって来ると言う。
「今は注連縄を用いて封じています。ですが、祓いの儀式の際に一時的にその封を解かなければなりません」
そして巫女、更に先程の仮面の人物が儀式結界を張り、賽の目を浄めると言う。手元に賽があれば、ついでに清めていかないか、そう巫女は笑顔でハンター達に語る。
「本日、貴公らの手伝いをするイチヨ族のイ・シダだ。多くは望まない。僕らの儀式終了まで三分間、くれぐれも社へ侵攻を許さないように」
それだけ簡潔に、そして淡々と言えばシダは黙り混んだ。足元まで伸びる黒髪を払いながら、儀式の準備に入る。
「彼らに罪はないのです。ただ、偶然出目がその時に悪かった」
だが、賽の目達はそこから使われることはなく、人の怨みだけがその中で蓄積された。
巫女が悲しげに語るのは、賽子達を幾年に渡り見てきたからかも知れない。
巫女はハンター達には膝をついて願う。
「危険で死人も出るほどの儀式です。もうここ数年強い術者が現れず、行われてませんでした」
歪虚のせいと言うより、石塁などの自らが設置した障害物に潰された、などの事故が多いと言う。ただ、運良く障害物に歪虚がこけて、自滅することもあったらしい。今回シダの補助があり、漸く儀式が再開されたのだ。
「儀式中はこの一帯が『凄く運が良くなるか、凄く悪くなる』らしい」
障害物一つ設置するにも、命がけになるだろう、とシダが付け足す。
今回の報酬が普段より多いのも、それが理由なのかも知れない。賭けるものは己が運と命。
「ですが、放置していれば賽の目の悪意は強まり、いつか封印が解けてこの一帯……いえ集落にすら及ぶかも知れません」
どうか皆様お願いします、巫女の悲痛な声が青と朱の混ざった雲の空に響いた。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
辺境の地。そこには、様々な部族が存在している。彼らには、それぞれ崇高し、信仰するトーテムと言うものが存在する。
彼ら部族をまとめあげるに、不可欠なもの言わば生命線、と言ったところだろうか。
そんな部族の中に『イチヨ族』と言うものがある。彼らは流浪の少数部族で、各地を転々とする者達だ。
彼らのトーテムの名は『概念精霊・コリオリ』と言う。
彼らの信条は『他部族の信仰を信仰する』と言う変わったものだ。
それが例え、如何なる信仰であろうとも……
●
ここに『運』をトーテムとする部族が存在していた。今日は彼らのお祭りだ。
自らの運に任せてこの日、一日だけは決して外出せず、一日中賭博に明け暮れる。そう、部族の巫女だけを除いて。
逢魔が時。そんな時刻に、運の巫女はハンター達を引き連れて集落から遠く離れた森、その社へとハンター達を招いた。
堅牢な石造りの社の前には、仮面を被った中肉中背の人物が皆を待っていた。
巫女は、彼に会釈を一つ。社の両手開きの厚い扉を開ける。
朱色の光に照らされた部屋にて、ハンター達は不気味な沢山の『目』に迎えられた。目に気付いた途端。ハンター達に何とも言い換えようも無い不快感が襲った。まるで、恨みがましく睨みつけられている、そんな心持ちにさせられる。
「これがこの社に集められた、賽の目達です。」
色も材料も様々な賽子が千、いや万はあるのだろうか。中には立方体でなく、十二面体からできる賽子もある。そこには数ではなく巳や午、などと彫刻された変わり種のサイコロもある。新品なものもあれば、人為的なヒビが入った物もある。
「ここにある賽達は、各地方から集められたものです」
賽子、ダイス、それは多種多様に使われる。賭博、遊戯とそう言う物を扱う人にはとても身近である。
そう、中には命がかかる人々だっているのだ。
『敗けがこんだ。この賽は呪われている』『このダイスの目が良すぎて大損だ』『負けばかりで、イカサマ疑われた。全てはダイスの――』
「そう言う方々によって、憑かれた賽の目としてお祓いのために集められるのです」
だが、塵も積もれば山となる。
溜まりに溜まった悪意は辺り一帯に及ぶ程になるらしく、その影響で歪虚までやって来ると言う。
「今は注連縄を用いて封じています。ですが、祓いの儀式の際に一時的にその封を解かなければなりません」
そして巫女、更に先程の仮面の人物が儀式結界を張り、賽の目を浄めると言う。手元に賽があれば、ついでに清めていかないか、そう巫女は笑顔でハンター達に語る。
「本日、貴公らの手伝いをするイチヨ族のイ・シダだ。多くは望まない。僕らの儀式終了まで三分間、くれぐれも社へ侵攻を許さないように」
それだけ簡潔に、そして淡々と言えばシダは黙り混んだ。足元まで伸びる黒髪を払いながら、儀式の準備に入る。
「彼らに罪はないのです。ただ、偶然出目がその時に悪かった」
だが、賽の目達はそこから使われることはなく、人の怨みだけがその中で蓄積された。
巫女が悲しげに語るのは、賽子達を幾年に渡り見てきたからかも知れない。
巫女はハンター達には膝をついて願う。
「危険で死人も出るほどの儀式です。もうここ数年強い術者が現れず、行われてませんでした」
歪虚のせいと言うより、石塁などの自らが設置した障害物に潰された、などの事故が多いと言う。ただ、運良く障害物に歪虚がこけて、自滅することもあったらしい。今回シダの補助があり、漸く儀式が再開されたのだ。
「儀式中はこの一帯が『凄く運が良くなるか、凄く悪くなる』らしい」
障害物一つ設置するにも、命がけになるだろう、とシダが付け足す。
今回の報酬が普段より多いのも、それが理由なのかも知れない。賭けるものは己が運と命。
「ですが、放置していれば賽の目の悪意は強まり、いつか封印が解けてこの一帯……いえ集落にすら及ぶかも知れません」
どうか皆様お願いします、巫女の悲痛な声が青と朱の混ざった雲の空に響いた。
解説
※今回のシナリオには、ダイス判定があります。
今回の目的は、無尽蔵に出現する歪虚を倒し、儀式中の社を3分間(18ターン)防衛することです。
社は4スクエア(8m)×4スクエア(8m)の四角形の建造物。社の周辺『東・西・南・北』四方向から出現する雑魔の群れ、と戦っていただきます。社に雑魔が入り込んだ場合依頼は失敗になり『良くないこと』が起こると言われています。時間が来れば、雑魔達は逃げます。夕方ですが日が高いため、視界のマイナス補正は入りません。
・儀式中のフィールド効果
一時的に社の結界を弱めるため、社周辺に敵味方関係なく『凄く運が良くなるか、凄く運が悪くなる』効果が発動します。そのため、障害物使用にも判定があります。
※PL視点ですとダイス判定による『クリティカルとファンブル』が出やすくなります。
例
成功30の場合。
→出目19~22等がクリティカル。(-3補正)
→出目33~36等がファンブル (+3補正)
・敵
時間まで無数に出現します。雑魔達はPCを襲いながら、社へ向かっています。下記の情報は運の巫女より受け取ったものです。開始から1ターン後に戦闘になります。
サイクロプス
巨大な一つ目鬼型歪虚。棍棒での攻撃が強い。
三つ目鬼
三つの目を持つ小鬼型歪虚。それなりの知性があり、投石攻撃をも用いる。
闇目玉
一つ目に黒い靄が纏わりついて浮遊している雑魔。見えない刃で攻撃してくる。状態異常持ち。
残り1分(6ターン)で強敵『百目鬼』が出現します。移動が遅く力任せな範囲攻撃ですが、当たると致命傷です。
今回の目的は、無尽蔵に出現する歪虚を倒し、儀式中の社を3分間(18ターン)防衛することです。
社は4スクエア(8m)×4スクエア(8m)の四角形の建造物。社の周辺『東・西・南・北』四方向から出現する雑魔の群れ、と戦っていただきます。社に雑魔が入り込んだ場合依頼は失敗になり『良くないこと』が起こると言われています。時間が来れば、雑魔達は逃げます。夕方ですが日が高いため、視界のマイナス補正は入りません。
・儀式中のフィールド効果
一時的に社の結界を弱めるため、社周辺に敵味方関係なく『凄く運が良くなるか、凄く運が悪くなる』効果が発動します。そのため、障害物使用にも判定があります。
※PL視点ですとダイス判定による『クリティカルとファンブル』が出やすくなります。
例
成功30の場合。
→出目19~22等がクリティカル。(-3補正)
→出目33~36等がファンブル (+3補正)
・敵
時間まで無数に出現します。雑魔達はPCを襲いながら、社へ向かっています。下記の情報は運の巫女より受け取ったものです。開始から1ターン後に戦闘になります。
サイクロプス
巨大な一つ目鬼型歪虚。棍棒での攻撃が強い。
三つ目鬼
三つの目を持つ小鬼型歪虚。それなりの知性があり、投石攻撃をも用いる。
闇目玉
一つ目に黒い靄が纏わりついて浮遊している雑魔。見えない刃で攻撃してくる。状態異常持ち。
残り1分(6ターン)で強敵『百目鬼』が出現します。移動が遅く力任せな範囲攻撃ですが、当たると致命傷です。
マスターより
こんにちは、月宵です。皆様のトラウマ抉りにきました。ネタっぽい依頼ですが、凄い強敵です。果たして皆様は『ダイスの女神』を味方につける事が出来るのでしょうか?シダ、巫女は儀式のため社から一切出て来れません。
それでは、御参加お待ちしております。
それでは、御参加お待ちしております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/08/11 22:18
参加者一覧
マテリアルリンク参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/08/01 00:02:40 |
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相談卓 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/08/04 01:12:13 |