ゲスト
(ka0000)
【聖呪】地中要塞
マスター:坂上テンゼン

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/07 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/16 15:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
思えば自分の一生は屈辱の連続だった。
理由といえば他より体が小さいと言うくらいしか思いつかないが、なぜか周りからは見下され、馬鹿にされていた。
『弱くて小さいずるいだけが取柄のソルデリ』――それが俺の評価だった。
だがあの時茨を手にし、力を得てからは世界が変わった。
自分が媚びへつらっていた奴らを痛めつけ、跪かせ、従えた。
王すらも自分の名前を呼び、頼りにした。
快感だった――。
しかし――たった一度の敗北で……
「やはりソルデリはソルデリか」などと嘲笑され、
同じ力を持った奴らには「所詮あいつは格下」などと蔑まれた。
いいや、そんなことはいい。慣れている!
それよりも俺を負かしたニンゲンどもが憎い!
自分より強い奴が妬ましい。だが同じ種族ならまだそれも容認できる!
潜在的な敵であるニンゲンどもに負けてはいけなかった。
力を得た以上負けてはならなかった。
俺は強くなったはずなんだ!
一度も自分を認めてやれないままに死ぬのだけはごめんだ!
そうだ……昔の俺は弱い自分を嫌いながらも受け入れていた。
だが今は違う!
『弱くて小さいずるいだけが取柄のソルデリ』のままで居たくはない!
憎い……憎い、ニンゲンども!
お前達に負けたせいで俺は…………
自分を信じられなくなりそうだ!!!
周囲の評価などもうどうでもよい。
俺は貴様らを滅ぼしたいのだ!
滅びろ、滅びろ、滅びろニンゲンどもォォォーーーーーー!!!
●
気づけば気を失っていた。
目に穿たれた穴と、そこから広がる、焼けるような痛み――。
元来内向的な性格だったが、敗北以来さらにそれが進んだ。
ふとした切欠で己の怒りと憎しみに溺れてしまう。
そういう時は決まって、先の戦いでハンターに撃たれた片目が痛みだし、酷い時は気を失ってしまうのだ。
それを嘲笑うものがいないことが幸いだった。
ここは地の底。
一切の光を遮断した地中の穴に独りでいる。
誰も居ない……何もない。
それだけのことがソルデリには慰めになった。
気分は沈んではいない。むしろ高揚している。
なぜなら、今自分が携わっている仕事は、彼の最重要課題である『人間の打倒』をなしえる手段であるからだ……。
「待っていろ……ニンゲンども」
ソルデリは独り呟く。
「この地中要塞が……貴様らの墓場になる……
ググ……グゲゲゲゲ……クゲガガガガガガガガガ!」
●
地の属性に親和性を持つソルデリの能力はつまるところ、『自分の周囲の地形を自在に変えられる』というものである。
これを利用して地中に潜ることを可能としたのだった。
変えた地形をそのままにすることもできた。長いトンネルを地中に掘ることも彼にはたやすい。
もっとも、広い空間を確保しようと思えば一人では無理だ。
彼に与えられた部下は少ない……今回の作戦では王自らが出陣するからだ。
そこでこの地方にもともといたコボルドを力で支配し、働かせることによって、地下に巨大なトンネルを掘った。
このトンネルは、古都アークエルスの地下まで伸びていた。
地中に出来た空洞に無数のコボルドがひしめきあっていた。
いずれも殺気だった目をしている。
かれらはソルデリによって土の壁で閉じ込められ、三日食物を与えられていなかった。
そして、まもなく解き放たれようとしていた。
突如としてアークエルスの路面に穴が穿たれた。
大地から、おぞましい獣の咆哮が幾重にも響いた。
そこから溢れるようにコボルドが湧き出してくる。
殺気立った目の野獣そのままのコボルドの群れが、目に付いた物を手当たり次第に破壊していく。
鼻を突く獣臭。咆哮。ぎらつく目の光。
城壁の外では亜人の軍勢との戦いが始まっていたが、地中からの攻撃に対応する術はなかった。
恐怖と欲望に駆られたコボルドどもの波が、アークエルスの町並みに広がっていく。
「飢え乾いたるものどもよ、収穫の時は来た!
奪え! 殺せ! 喰らえ!
禍で地を満たせッ!」
コボルドの駆け巡る中、狂ったように叫ぶソルデリの姿があった。
そのソルデリの元へと、馳せ参じるように集まってくる者たちがいる。
地中の穴から出てきたがコボルドではない。ゴブリンだった。
「準備は良いな……行くぞ!」
ソルデリがゴブリンたちに呼びかけると、かれらは一団となって駆けた。
コボルドが跋扈する街並みを、ゴブリンの一団が疾走する。
城門を開け、外で戦うロードの一団を、アークエルスの街中に導き入れるのが目的だった。
高らかに響く破滅の足音。
見よ、『大地の禍』が速やかにやって来る。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
思えば自分の一生は屈辱の連続だった。
理由といえば他より体が小さいと言うくらいしか思いつかないが、なぜか周りからは見下され、馬鹿にされていた。
『弱くて小さいずるいだけが取柄のソルデリ』――それが俺の評価だった。
だがあの時茨を手にし、力を得てからは世界が変わった。
自分が媚びへつらっていた奴らを痛めつけ、跪かせ、従えた。
王すらも自分の名前を呼び、頼りにした。
快感だった――。
しかし――たった一度の敗北で……
「やはりソルデリはソルデリか」などと嘲笑され、
同じ力を持った奴らには「所詮あいつは格下」などと蔑まれた。
いいや、そんなことはいい。慣れている!
それよりも俺を負かしたニンゲンどもが憎い!
自分より強い奴が妬ましい。だが同じ種族ならまだそれも容認できる!
潜在的な敵であるニンゲンどもに負けてはいけなかった。
力を得た以上負けてはならなかった。
俺は強くなったはずなんだ!
一度も自分を認めてやれないままに死ぬのだけはごめんだ!
そうだ……昔の俺は弱い自分を嫌いながらも受け入れていた。
だが今は違う!
『弱くて小さいずるいだけが取柄のソルデリ』のままで居たくはない!
憎い……憎い、ニンゲンども!
お前達に負けたせいで俺は…………
自分を信じられなくなりそうだ!!!
周囲の評価などもうどうでもよい。
俺は貴様らを滅ぼしたいのだ!
滅びろ、滅びろ、滅びろニンゲンどもォォォーーーーーー!!!
●
気づけば気を失っていた。
目に穿たれた穴と、そこから広がる、焼けるような痛み――。
元来内向的な性格だったが、敗北以来さらにそれが進んだ。
ふとした切欠で己の怒りと憎しみに溺れてしまう。
そういう時は決まって、先の戦いでハンターに撃たれた片目が痛みだし、酷い時は気を失ってしまうのだ。
それを嘲笑うものがいないことが幸いだった。
ここは地の底。
一切の光を遮断した地中の穴に独りでいる。
誰も居ない……何もない。
それだけのことがソルデリには慰めになった。
気分は沈んではいない。むしろ高揚している。
なぜなら、今自分が携わっている仕事は、彼の最重要課題である『人間の打倒』をなしえる手段であるからだ……。
「待っていろ……ニンゲンども」
ソルデリは独り呟く。
「この地中要塞が……貴様らの墓場になる……
ググ……グゲゲゲゲ……クゲガガガガガガガガガ!」
●
地の属性に親和性を持つソルデリの能力はつまるところ、『自分の周囲の地形を自在に変えられる』というものである。
これを利用して地中に潜ることを可能としたのだった。
変えた地形をそのままにすることもできた。長いトンネルを地中に掘ることも彼にはたやすい。
もっとも、広い空間を確保しようと思えば一人では無理だ。
彼に与えられた部下は少ない……今回の作戦では王自らが出陣するからだ。
そこでこの地方にもともといたコボルドを力で支配し、働かせることによって、地下に巨大なトンネルを掘った。
このトンネルは、古都アークエルスの地下まで伸びていた。
地中に出来た空洞に無数のコボルドがひしめきあっていた。
いずれも殺気だった目をしている。
かれらはソルデリによって土の壁で閉じ込められ、三日食物を与えられていなかった。
そして、まもなく解き放たれようとしていた。
突如としてアークエルスの路面に穴が穿たれた。
大地から、おぞましい獣の咆哮が幾重にも響いた。
そこから溢れるようにコボルドが湧き出してくる。
殺気立った目の野獣そのままのコボルドの群れが、目に付いた物を手当たり次第に破壊していく。
鼻を突く獣臭。咆哮。ぎらつく目の光。
城壁の外では亜人の軍勢との戦いが始まっていたが、地中からの攻撃に対応する術はなかった。
恐怖と欲望に駆られたコボルドどもの波が、アークエルスの町並みに広がっていく。
「飢え乾いたるものどもよ、収穫の時は来た!
奪え! 殺せ! 喰らえ!
禍で地を満たせッ!」
コボルドの駆け巡る中、狂ったように叫ぶソルデリの姿があった。
そのソルデリの元へと、馳せ参じるように集まってくる者たちがいる。
地中の穴から出てきたがコボルドではない。ゴブリンだった。
「準備は良いな……行くぞ!」
ソルデリがゴブリンたちに呼びかけると、かれらは一団となって駆けた。
コボルドが跋扈する街並みを、ゴブリンの一団が疾走する。
城門を開け、外で戦うロードの一団を、アークエルスの街中に導き入れるのが目的だった。
高らかに響く破滅の足音。
見よ、『大地の禍』が速やかにやって来る。
解説
【状況】
アークエルス街中に大量のコボルドが出現。また、内部から北城門へと向かうゴブリンの集団あり。現在北門の外では、「茨の王」と人類側が交戦中。
ゴブリン・コボルドは地中にトンネルを掘って街中に現れたらしく、また地中には戦力が残っている模様。
PC達はアークエルス街中で待機していた。しかし、トンネルの位置は予測できなかった。
【味方戦力】
アークエルスの衛兵がおり、それぞれ事態に対応しているが基本的にPCに同行はしない。
【敵戦力】
・地上の敵
『大地の禍』ソルデリ
ゴブリンソルジャー(軽装)
ゴブリンアーチャー
……合計17人くらい
コボルド
……大量
・地中で待機している敵
ゴブリンナイトを除く兵科の様々なゴブリン・数は不明
『大地の禍』ソルデリ・詳細
『地属性の魔術師のスキル』を使用する他、以下のスキルを使う。
『地中に潜る』
地中に潜る。潜った跡はすぐに埋まる。地中の敵に影響を及ぼすことはできないが、地中から地上を見る事はできない。
『地中移動』
地中を自由に移動できる。地中での移動力は二分の一になる。
『地中から出る』
地中から地上に出る。
……これらの他、未知の装備がされている可能性あり。
【戦場】
街中の至る所
街中。遮蔽物はそれなりにある。
地下トンネル
通路は入り組んでおり、また防衛の準備がなされている。広さは最初は1スクエア程だが奥に行くにつれて広くなり、最終的には広大な空間になっている。
アークエルス街中に大量のコボルドが出現。また、内部から北城門へと向かうゴブリンの集団あり。現在北門の外では、「茨の王」と人類側が交戦中。
ゴブリン・コボルドは地中にトンネルを掘って街中に現れたらしく、また地中には戦力が残っている模様。
PC達はアークエルス街中で待機していた。しかし、トンネルの位置は予測できなかった。
【味方戦力】
アークエルスの衛兵がおり、それぞれ事態に対応しているが基本的にPCに同行はしない。
【敵戦力】
・地上の敵
『大地の禍』ソルデリ
ゴブリンソルジャー(軽装)
ゴブリンアーチャー
……合計17人くらい
コボルド
……大量
・地中で待機している敵
ゴブリンナイトを除く兵科の様々なゴブリン・数は不明
『大地の禍』ソルデリ・詳細
『地属性の魔術師のスキル』を使用する他、以下のスキルを使う。
『地中に潜る』
地中に潜る。潜った跡はすぐに埋まる。地中の敵に影響を及ぼすことはできないが、地中から地上を見る事はできない。
『地中移動』
地中を自由に移動できる。地中での移動力は二分の一になる。
『地中から出る』
地中から地上に出る。
……これらの他、未知の装備がされている可能性あり。
【戦場】
街中の至る所
街中。遮蔽物はそれなりにある。
地下トンネル
通路は入り組んでおり、また防衛の準備がなされている。広さは最初は1スクエア程だが奥に行くにつれて広くなり、最終的には広大な空間になっている。
マスターより
坂上テンゼンに候。
ゴブリンとコボルドが大挙してやってきました、と書くとものすごく弱そうですが、FNBのコボルドは獰猛に戦う生き物であり、ゴブリンは知ってのとおり未知の力を手に入れて一大勢力を築いてます。
当シナリオは決戦の場、アークエルスの戦場の一つです。
普段はハンターに勝たせる主義のそれがしも、今回ばかりは殺る気に満ち溢れて御座ります故、くれぐれも、とるべき行動を間違われぬよう。
ゴブリンとコボルドが大挙してやってきました、と書くとものすごく弱そうですが、FNBのコボルドは獰猛に戦う生き物であり、ゴブリンは知ってのとおり未知の力を手に入れて一大勢力を築いてます。
当シナリオは決戦の場、アークエルスの戦場の一つです。
普段はハンターに勝たせる主義のそれがしも、今回ばかりは殺る気に満ち溢れて御座ります故、くれぐれも、とるべき行動を間違われぬよう。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/13 03:27
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/04 02:26:13 |
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【相談卓】 仁川 リア(ka3483) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/11/07 07:39:04 |