ゲスト
(ka0000)
【闇光】ガーフリート・ワー=エーシュ 前
マスター:葉槻

- シナリオ形態
- シリーズ(新規)
関連ユニオン
APV- 難易度
- 不明
- オプション
-
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在10人 / 6~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/11/16 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/11/25 15:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●要撃
雪原を走る一台の魔導トラック。その車体が突如大きく揺れた。
「な、なんだ!?」
ハンドルを握っていた帝国兵は目の前の地面が盛り上がり、次々とスケルトンが生まれ出てくるのを見て驚きのままアクセルを強く踏んだ。
しかし、ガクンという強い衝撃と共にトラックは止まり、ただただタイヤがキュルキュルと空回る音がする。
アンダーミラーを見るとフロントバンパーに5体のスケルトンが貼り付いている。――と、炸裂音と共に車体が左前方へと傾いた。
「タイヤをやられた!」
「……んだ? どうした?」
ノイズ音と共に荷台への通信器から現状を問う声に、助手席にいた兵士は覚醒しながらマイクを手に取った。
「スケルトンとゾンビの群れに囲まれました! 交戦準備お願いします!!」
その応答を聞いた荷台部分で待機していた者達は直ぐに武器を取り車外へ飛び出した。
「何としてもイズン副長が到着されるまで持たせるぞ!」
「スケルトンソルジャーか」
兵士の1人が忌々しそうに呟いた。
甲冑に身を固め、各々が長剣、斧、槍、メイスと様々な武器を持って襲いかかってくる。
数にして20体近くいるが、動きはさほど速くは無く、射撃武器を持った個体もいないのが唯一の救いだった。
もう一種、見た事のない大型ゾンビが7体ほどのしのしと歩いている。
縦にも横にもギリギリ2mに届かない程度の巨体だが、最も奇異なのはその膨らんだ腹部だった。
時折、どたどたと走っては、体当たりをしたり、その巨体で押しつぶそうとしてくる。
「なんだ、こいつは……」
ライフル銃で狙いを付けて撃ち続ける。
仲間の援護攻撃も何度か当たり、そのゾンビの動きが止まった。
――次の瞬間、爆発した。
「っ!?」
周囲に誰もいなかったから良かったものの、下手をすると味方を巻き込みかねない。
「爆発に巻き込まれないように、各自散開しながら戦え!」
弾を手早くリロードすると、仲間を襲おうとしているスケルトンに向かって引き金を引いた。
●掩護へ
「先導車より通信です。現在、暴食系歪虚の軍勢と交戦中、至急応援をとの事です」
「状況を報告しなさい!」
部下の持つ伝話をひったくるように奪って問うと、向こう側の兵士はひぃっと情けない声を上げてイズン・コスロヴァ(kz0144)へと釈明を始める。
「突然、地面から湧いてきたんです! スケルトンがいっぱいと……やたらと腹のデカイ大型ゾンビです。こいつ、爆発する……うわぁっ!!」
「どうした? 応答しろ! ……っち」
イズンの思わず漏れた舌打ちとその苦々しそうな顔に、側近のドワーフ兵の青年はトラクターのハンドルを握ったまま大体の状況を把握した。
「どうしますか? 今なら迂回することも可能です」
「……先導車には兵も食糧もあります。救えるのなら救いたい」
「では、進路は変えずこのまま行きますね」
青年の言葉に冷静を取り戻したイズンは静かに頷くと、トラクターに搭載されているトランシーバーを取った。
「イズンです。先導車がスケルトンとゾンビの群れと交戦中です。決してこの車両に奴らを近付けない為にも、こちらから討って出ます。各自準備に入って下さい」
トレーラーのコンテナ内で待機していた帝国兵とハンター達へと連絡を入れると同時に3台は緩やかに止まった。
直線距離にして300m程先に傾いだトラックの背面とその周囲で戦う者達の姿が見えた。
「……万が一の時には、わたし達を置いて逃げて下さい。何があっても、これを前線に届け無ければなりませんから」
イズンの言葉に、青年兵は「はい」と頷いた。
「……行きます!」
イズンが銃を構えて走り出すと同時に、兵とハンター達も各々戦場へと向かっていった。
●回想
突然の呼び出しはいつものことだが、久しぶりに師団長であるヴァーリの工房へと足を踏み入れたイズンは、目の前に鎮座する魔導アーマーと『試作品』を見て目を見張った。
「……これは……」
「まだ試作段階なんだがな……まぁ、実戦で試してみるのも悪くは無いだろう」
ヴァーリはその巨大な砲台のような武器の一つを差した。
「特にコイツは、構想だけはあったが、今回の北狄が決まってから練魔院の協力を得て急ごしらえで作ったんで、何が起こるかわからん。精々道中暴発しないよう気をつけて行け」
「……名前は?」
「ガーフリート・ワー=エーシュ」
「長いです」
ずばりと言われてヴァーリはぐぬぬ、と唇を噛む。
「では、天華」
「てんか、ですか。こちらは?」
「ファラ……。…………縛裁」
言いかけた名前を引っ込めると、悔しそうにヴァーリは名称を変更した。
「ばくさい。なるほど。天華と縛裁ですね」
「イズン」
「はい」
「何があってもこの魔導アーマーと武器を届けてきて欲しい。たとえ、部下を引き替えにしても。敵の手に渡るようなことがあれば、その時には爆破してでもそれを阻止してくれ」
低い声で、静かにそう告げられて、イズンは背筋を伸ばすと頭を下げた。
「承りました」
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●要撃
雪原を走る一台の魔導トラック。その車体が突如大きく揺れた。
「な、なんだ!?」
ハンドルを握っていた帝国兵は目の前の地面が盛り上がり、次々とスケルトンが生まれ出てくるのを見て驚きのままアクセルを強く踏んだ。
しかし、ガクンという強い衝撃と共にトラックは止まり、ただただタイヤがキュルキュルと空回る音がする。
アンダーミラーを見るとフロントバンパーに5体のスケルトンが貼り付いている。――と、炸裂音と共に車体が左前方へと傾いた。
「タイヤをやられた!」
「……んだ? どうした?」
ノイズ音と共に荷台への通信器から現状を問う声に、助手席にいた兵士は覚醒しながらマイクを手に取った。
「スケルトンとゾンビの群れに囲まれました! 交戦準備お願いします!!」
その応答を聞いた荷台部分で待機していた者達は直ぐに武器を取り車外へ飛び出した。
「何としてもイズン副長が到着されるまで持たせるぞ!」
「スケルトンソルジャーか」
兵士の1人が忌々しそうに呟いた。
甲冑に身を固め、各々が長剣、斧、槍、メイスと様々な武器を持って襲いかかってくる。
数にして20体近くいるが、動きはさほど速くは無く、射撃武器を持った個体もいないのが唯一の救いだった。
もう一種、見た事のない大型ゾンビが7体ほどのしのしと歩いている。
縦にも横にもギリギリ2mに届かない程度の巨体だが、最も奇異なのはその膨らんだ腹部だった。
時折、どたどたと走っては、体当たりをしたり、その巨体で押しつぶそうとしてくる。
「なんだ、こいつは……」
ライフル銃で狙いを付けて撃ち続ける。
仲間の援護攻撃も何度か当たり、そのゾンビの動きが止まった。
――次の瞬間、爆発した。
「っ!?」
周囲に誰もいなかったから良かったものの、下手をすると味方を巻き込みかねない。
「爆発に巻き込まれないように、各自散開しながら戦え!」
弾を手早くリロードすると、仲間を襲おうとしているスケルトンに向かって引き金を引いた。
●掩護へ
「先導車より通信です。現在、暴食系歪虚の軍勢と交戦中、至急応援をとの事です」
「状況を報告しなさい!」
部下の持つ伝話をひったくるように奪って問うと、向こう側の兵士はひぃっと情けない声を上げてイズン・コスロヴァ(kz0144)へと釈明を始める。
「突然、地面から湧いてきたんです! スケルトンがいっぱいと……やたらと腹のデカイ大型ゾンビです。こいつ、爆発する……うわぁっ!!」
「どうした? 応答しろ! ……っち」
イズンの思わず漏れた舌打ちとその苦々しそうな顔に、側近のドワーフ兵の青年はトラクターのハンドルを握ったまま大体の状況を把握した。
「どうしますか? 今なら迂回することも可能です」
「……先導車には兵も食糧もあります。救えるのなら救いたい」
「では、進路は変えずこのまま行きますね」
青年の言葉に冷静を取り戻したイズンは静かに頷くと、トラクターに搭載されているトランシーバーを取った。
「イズンです。先導車がスケルトンとゾンビの群れと交戦中です。決してこの車両に奴らを近付けない為にも、こちらから討って出ます。各自準備に入って下さい」
トレーラーのコンテナ内で待機していた帝国兵とハンター達へと連絡を入れると同時に3台は緩やかに止まった。
直線距離にして300m程先に傾いだトラックの背面とその周囲で戦う者達の姿が見えた。
「……万が一の時には、わたし達を置いて逃げて下さい。何があっても、これを前線に届け無ければなりませんから」
イズンの言葉に、青年兵は「はい」と頷いた。
「……行きます!」
イズンが銃を構えて走り出すと同時に、兵とハンター達も各々戦場へと向かっていった。
●回想
突然の呼び出しはいつものことだが、久しぶりに師団長であるヴァーリの工房へと足を踏み入れたイズンは、目の前に鎮座する魔導アーマーと『試作品』を見て目を見張った。
「……これは……」
「まだ試作段階なんだがな……まぁ、実戦で試してみるのも悪くは無いだろう」
ヴァーリはその巨大な砲台のような武器の一つを差した。
「特にコイツは、構想だけはあったが、今回の北狄が決まってから練魔院の協力を得て急ごしらえで作ったんで、何が起こるかわからん。精々道中暴発しないよう気をつけて行け」
「……名前は?」
「ガーフリート・ワー=エーシュ」
「長いです」
ずばりと言われてヴァーリはぐぬぬ、と唇を噛む。
「では、天華」
「てんか、ですか。こちらは?」
「ファラ……。…………縛裁」
言いかけた名前を引っ込めると、悔しそうにヴァーリは名称を変更した。
「ばくさい。なるほど。天華と縛裁ですね」
「イズン」
「はい」
「何があってもこの魔導アーマーと武器を届けてきて欲しい。たとえ、部下を引き替えにしても。敵の手に渡るようなことがあれば、その時には爆破してでもそれを阻止してくれ」
低い声で、静かにそう告げられて、イズンは背筋を伸ばすと頭を下げた。
「承りました」
解説
【目的】
・速やかな敵の殲滅
・トラクタ(積荷)の無事
【状況】
先導していた魔導トラックが敵の罠にはまり襲われている
このトラックには食糧と医療用品などが入っていた
後方にはトレーラ型の魔導トラクタが3台
フルトレーラで、中には魔導アーマーが4台積まれ、一つには帝国兵とハンターを合計20名乗せており、残り一つには魔導アーマー用の最新新型武器の『試作品』が積まれている
これらは試作品である為、予想外の衝撃が加わると爆発炎上してしまう可能性がある
その為、トラクタには決して敵を近付けてはならないと言われていた
●人数配分
・イズン部隊
イズン含めて帝国兵合計26名(覚醒者7名、非覚醒者19名)
クラスは闘狩人2、猟撃士2(イズン含む)、機導師3、イズン以外はレベル5相当
非覚醒者のうち11名はスキルの使えない闘狩人レベル5相当
残り8名は魔導アーマーの整備担当の技術者達で、戦う技術はほとんどない
ただし、護身用に全員がピストルとロングソード又はライフル又はアルケミストタクトを装備、防具はレザーアーマーを装備している
・人数内訳
トラックのキャビン内には帝国兵3名(闘・猟・機)、荷台部分には4名収容可能
トラクタのキャビン内にはイズンを含めて帝国兵合計9名(覚醒者4:非覚醒者5)
トレーラ内には20名が収容可能で、技術者8名はこちらに乗っている
☆トラックの荷台4名とトレーラ12名の内訳はハンターの皆さんで決めて下さい
(それにより難易度が変わります。例としてトラックには全員非覚醒の帝国兵という配分でも構いません)
・その他
トラクタに敵が接近した時、また全滅した場合に備え、トラクタのキャビンに乗っている兵士達(8人)と技術者8名は車内で待機
●その他
騎獣・バイクなどはどちらの車両にも問題無く搭載可能
ただし、ハンターを休ませるという目的も有り、全員がどちらかの車両に乗っていたものとする
・速やかな敵の殲滅
・トラクタ(積荷)の無事
【状況】
先導していた魔導トラックが敵の罠にはまり襲われている
このトラックには食糧と医療用品などが入っていた
後方にはトレーラ型の魔導トラクタが3台
フルトレーラで、中には魔導アーマーが4台積まれ、一つには帝国兵とハンターを合計20名乗せており、残り一つには魔導アーマー用の最新新型武器の『試作品』が積まれている
これらは試作品である為、予想外の衝撃が加わると爆発炎上してしまう可能性がある
その為、トラクタには決して敵を近付けてはならないと言われていた
●人数配分
・イズン部隊
イズン含めて帝国兵合計26名(覚醒者7名、非覚醒者19名)
クラスは闘狩人2、猟撃士2(イズン含む)、機導師3、イズン以外はレベル5相当
非覚醒者のうち11名はスキルの使えない闘狩人レベル5相当
残り8名は魔導アーマーの整備担当の技術者達で、戦う技術はほとんどない
ただし、護身用に全員がピストルとロングソード又はライフル又はアルケミストタクトを装備、防具はレザーアーマーを装備している
・人数内訳
トラックのキャビン内には帝国兵3名(闘・猟・機)、荷台部分には4名収容可能
トラクタのキャビン内にはイズンを含めて帝国兵合計9名(覚醒者4:非覚醒者5)
トレーラ内には20名が収容可能で、技術者8名はこちらに乗っている
☆トラックの荷台4名とトレーラ12名の内訳はハンターの皆さんで決めて下さい
(それにより難易度が変わります。例としてトラックには全員非覚醒の帝国兵という配分でも構いません)
・その他
トラクタに敵が接近した時、また全滅した場合に備え、トラクタのキャビンに乗っている兵士達(8人)と技術者8名は車内で待機
●その他
騎獣・バイクなどはどちらの車両にも問題無く搭載可能
ただし、ハンターを休ませるという目的も有り、全員がどちらかの車両に乗っていたものとする
マスターより
初めまして、または、またお目にかかれて光栄です。葉槻(はづき)と申します。
漸く【闇光】に参加です。そして前後編となります。
イズンさん率いる第六師団の兵士達と共にこの危機を脱出して下さい。
なお、今回はまだ魔導アーマーは使えません。
今回を切り抜けられれば次回お披露目となります。
難易度は不明ですし、危険フラグ付いてますが、冷静に対処していただければ皆さんの敵ではないはずです。
質問があれば、現状分かる範囲内で第六師団副師団長のイズンが答えます。
それではどうか、悔いの無い闘いを、よろしくお願いします。
漸く【闇光】に参加です。そして前後編となります。
イズンさん率いる第六師団の兵士達と共にこの危機を脱出して下さい。
なお、今回はまだ魔導アーマーは使えません。
今回を切り抜けられれば次回お披露目となります。
難易度は不明ですし、危険フラグ付いてますが、冷静に対処していただければ皆さんの敵ではないはずです。
質問があれば、現状分かる範囲内で第六師団副師団長のイズンが答えます。
それではどうか、悔いの無い闘いを、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/11/25 00:16
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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【質問卓】 柊 真司(ka0705) 人間(リアルブルー)|20才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/11/15 23:48:00 |
|
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【相談】試作兵器輸送車防衛 柊 真司(ka0705) 人間(リアルブルー)|20才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/11/16 11:13:19 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/11/13 01:29:56 |