ゲスト
(ka0000)
【アルカナ】 行く手を遮る暴腕
マスター:桐咲鈴華

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/12/24 12:00
- リプレイ完成予定
- 2016/01/02 12:00
オープニング
◆
山間の村、タロッキ族の集落。ハンター達の活躍で『女帝』の襲撃を退け、人的・物的被害は最小限に抑えられた。破壊された家屋の修復は必要であったものの、滞在中のハンター達の助力も相まって、タロッキ族は今もなおここに居を構えることを許されている。
族長の家において部族の長ローテス・タロッキと、ハンターズソサエティに派遣されているタロッキ族の代表エフィーリア・タロッキが今後の方針について話し合っていた。
「さて、さっき言っていた話の続きだ。歪虚の支配領域には未だ我々の知りえぬ情報が埋没している可能性が高いと言ったな」
「えぇ…。『アルカナ』の情報はもちろん、かの英霊の事についても未だ私達は多くを知り得ていません。それを知れるならば、新たな打開策を見出すことも難しくないと思います…」
ローテスは一枚の古めかしい地図を取り出す。タロッキ族の集落を末端に描かれたそれは、かつての辺境を描いた地図であろうか。ローテスはいくつかのポイントを指し示す。
「かつての英霊が居たと言われる村の痕はそこかしこにある。彼もまた人間であったとされ、戦いの度に滞在しては移り住んで居たらしい。何かが遺されているとすれば、そこが濃厚であろう」
「成る程、ならば先ず目指すべきはそこ……ということになるでしょうか」
エフィーリアは記されたポイントのうち、一つ目に視線を送る。集落からその場所へのルートを頭に入れているようだ。
「うむ……何かある、というのは希望的観測かもしれぬ。だが手がかりの可能性がある以上、手を拱いている訳にもいくまい。先の戦いにおいて、我らの戦士達がまるで歯が立たぬ程の強さを手に入れているアルカナ。奴らがこれ以上復活する事の無いよう、何としてでも打開策は見つけねばならぬ」
ローテスの言葉に、エフィーリアは頷く。
「解っています、族長。行って参ります……。ハンター様方の力を借りれば、きっと成し遂げられると信じていますから」
その返事を聞き、ローテスは目を細める。
「いつしか頼もしい返事をするようになったな、エフィーリア。……頼んだぞ」
◆
エフィーリアの暗記したルート上、山間のとある平地。突如として地面が隆起し、せり出した赤銅色の肌。腕が地表を突き破り、這い出て来たのは巨人。巨大な体躯を地面から抜き出し、大きく伸びをする。
「あ~~~……よう寝たのぅ。さて、またひと暴れするか?」
首を鳴らし、拳を握り、地面を踏みしめる。その動作だけで空気が振動する。そうして彼はいつものシャドウボクシングで体を鳴らす。
「『愚者』の話やと、そろそろ来るって事やからのぉ……クク、ええな、また戦れるんか……!」
振るわす拳が空気を破裂させ、薙ぎ払う足の動きが木々を傾ける。圧倒的な質量を持つ巨人の肉体にも関わらず、その俊敏な動きは人間のそれ以上であった。
「楽しみやのぉ、ハンター共! またお前らと戦えるのを待っとるで!」
その顔は未だ相見えぬ強敵との戦いを想い、不敵に笑んでいた。
山間の村、タロッキ族の集落。ハンター達の活躍で『女帝』の襲撃を退け、人的・物的被害は最小限に抑えられた。破壊された家屋の修復は必要であったものの、滞在中のハンター達の助力も相まって、タロッキ族は今もなおここに居を構えることを許されている。
族長の家において部族の長ローテス・タロッキと、ハンターズソサエティに派遣されているタロッキ族の代表エフィーリア・タロッキが今後の方針について話し合っていた。
「さて、さっき言っていた話の続きだ。歪虚の支配領域には未だ我々の知りえぬ情報が埋没している可能性が高いと言ったな」
「えぇ…。『アルカナ』の情報はもちろん、かの英霊の事についても未だ私達は多くを知り得ていません。それを知れるならば、新たな打開策を見出すことも難しくないと思います…」
ローテスは一枚の古めかしい地図を取り出す。タロッキ族の集落を末端に描かれたそれは、かつての辺境を描いた地図であろうか。ローテスはいくつかのポイントを指し示す。
「かつての英霊が居たと言われる村の痕はそこかしこにある。彼もまた人間であったとされ、戦いの度に滞在しては移り住んで居たらしい。何かが遺されているとすれば、そこが濃厚であろう」
「成る程、ならば先ず目指すべきはそこ……ということになるでしょうか」
エフィーリアは記されたポイントのうち、一つ目に視線を送る。集落からその場所へのルートを頭に入れているようだ。
「うむ……何かある、というのは希望的観測かもしれぬ。だが手がかりの可能性がある以上、手を拱いている訳にもいくまい。先の戦いにおいて、我らの戦士達がまるで歯が立たぬ程の強さを手に入れているアルカナ。奴らがこれ以上復活する事の無いよう、何としてでも打開策は見つけねばならぬ」
ローテスの言葉に、エフィーリアは頷く。
「解っています、族長。行って参ります……。ハンター様方の力を借りれば、きっと成し遂げられると信じていますから」
その返事を聞き、ローテスは目を細める。
「いつしか頼もしい返事をするようになったな、エフィーリア。……頼んだぞ」
◆
エフィーリアの暗記したルート上、山間のとある平地。突如として地面が隆起し、せり出した赤銅色の肌。腕が地表を突き破り、這い出て来たのは巨人。巨大な体躯を地面から抜き出し、大きく伸びをする。
「あ~~~……よう寝たのぅ。さて、またひと暴れするか?」
首を鳴らし、拳を握り、地面を踏みしめる。その動作だけで空気が振動する。そうして彼はいつものシャドウボクシングで体を鳴らす。
「『愚者』の話やと、そろそろ来るって事やからのぉ……クク、ええな、また戦れるんか……!」
振るわす拳が空気を破裂させ、薙ぎ払う足の動きが木々を傾ける。圧倒的な質量を持つ巨人の肉体にも関わらず、その俊敏な動きは人間のそれ以上であった。
「楽しみやのぉ、ハンター共! またお前らと戦えるのを待っとるで!」
その顔は未だ相見えぬ強敵との戦いを想い、不敵に笑んでいた。
解説
◆本シナリオの目的
歪虚『アルカナ-The Strength』を討伐し、調査ルートを確保する
◆敵の特徴
Strengthは前回のシナリオ『【アルカナ】 轟く咆哮は力の証』にて登場したものとなります。
赤銅色の肌をした巨人で、 鍛えあげられた筋肉は鉄をも弾き、強靭な肉体から繰り出される格闘技が武器となります。
巨体にも関わらず運動性能は人間のそれと同等で、機敏な動きから繰り出される格闘技のスピード、重さは体格も相まって凄まじく、その戦闘力は非常に高い危険な相手です。
◆敵の弱点
豪快で好戦的な性格をしたStrengthは『言った事を簡単に信じる』相手であり、非常に純粋です。嘘や挑発にはほぼ確実に引っかかる為、言葉巧みに惑わす事で相手の動きをある程度コントロールする事も可能です。
とはいえ言った事を信じたうえで、相手がどう動くかまでは予測出来ない所もあります為、単に嘘を付けばいい、という訳ではないようです。
前回フォローできなかった嘘については今もまだ騙されたままだったりもします。
◆進化について
Strengthもアルカナとして何らかの進化をしていると思われますが、彼としては純粋にハンター達との戦いを繰り広げる事を目的としている為、その性格上絡め手や小細工は例え獲得していても使用して来ないと予想されます。前述の話術を利用する事で獲得した特徴を引き出したりする事も可能かもしれません。
◆称号について
本シナリオを見事成功させた場合、『アルカナ』にちなんだ称号を贈らせて頂きます
既存の『アルカナ』シナリオによる称号をお持ちの方は、特筆的な活躍をされた場合にお贈りさせて頂きます
歪虚『アルカナ-The Strength』を討伐し、調査ルートを確保する
◆敵の特徴
Strengthは前回のシナリオ『【アルカナ】 轟く咆哮は力の証』にて登場したものとなります。
赤銅色の肌をした巨人で、 鍛えあげられた筋肉は鉄をも弾き、強靭な肉体から繰り出される格闘技が武器となります。
巨体にも関わらず運動性能は人間のそれと同等で、機敏な動きから繰り出される格闘技のスピード、重さは体格も相まって凄まじく、その戦闘力は非常に高い危険な相手です。
◆敵の弱点
豪快で好戦的な性格をしたStrengthは『言った事を簡単に信じる』相手であり、非常に純粋です。嘘や挑発にはほぼ確実に引っかかる為、言葉巧みに惑わす事で相手の動きをある程度コントロールする事も可能です。
とはいえ言った事を信じたうえで、相手がどう動くかまでは予測出来ない所もあります為、単に嘘を付けばいい、という訳ではないようです。
前回フォローできなかった嘘については今もまだ騙されたままだったりもします。
◆進化について
Strengthもアルカナとして何らかの進化をしていると思われますが、彼としては純粋にハンター達との戦いを繰り広げる事を目的としている為、その性格上絡め手や小細工は例え獲得していても使用して来ないと予想されます。前述の話術を利用する事で獲得した特徴を引き出したりする事も可能かもしれません。
◆称号について
本シナリオを見事成功させた場合、『アルカナ』にちなんだ称号を贈らせて頂きます
既存の『アルカナ』シナリオによる称号をお持ちの方は、特筆的な活躍をされた場合にお贈りさせて頂きます
マスターより
お世話になっております、桐咲です!
次の相手は以前も相まみえた『力』のアルカナとなります。
今回の相手は再びその強大な力を持って、正々堂々と立ち塞がってくると予想されます
どのように立ち向かうのか、プレイヤー様方の工夫次第で展開が変わる事でしょう。
いつもご参加頂き、そして此度もページを開いて頂いて本当にありがとうございます!
皆様の個性溢れるプレイングをお待ちしております!
次の相手は以前も相まみえた『力』のアルカナとなります。
今回の相手は再びその強大な力を持って、正々堂々と立ち塞がってくると予想されます
どのように立ち向かうのか、プレイヤー様方の工夫次第で展開が変わる事でしょう。
いつもご参加頂き、そして此度もページを開いて頂いて本当にありがとうございます!
皆様の個性溢れるプレイングをお待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/12/31 12:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/12/20 16:28:05 |
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相談卓 バリトン(ka5112) 人間(クリムゾンウェスト)|81才|男性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2015/12/24 09:46:08 |