ゲスト
(ka0000)
あなたと、新しい年を
マスター:風華弓弦

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 7日
- プレイング締切
- 2016/01/14 07:30
- リプレイ完成予定
- 2016/01/28 07:30
オープニング
●昔話
むかしむかし、年の終わりが迫った、ある寒い夜のこと。
真っ暗な夜空の天辺から、小さな星が一つ、リゼリオの海の向こうへ流れ落ちたという。
それから数日が過ぎ、新しい年を迎えたある夜、くたびれた格好をした三人の男が街の一角を訪れた。
老人と中年男と青年の三人はこの辺りの家々を順番に回り、こう訊ねた。
「昨日の夜に流れた小さな星が、何処に落ちたか知らないか?」
しかし寒さで固く窓を閉ざしていた人々は、誰も首を横に振るばかり。
訪ね歩いた末に最後に訪れた街外れのボロ家には、一人の老婆が住んでいた。
立て付けの悪い扉を叩き、面倒そうに顔を出した老婆に、疲れた顔の老人は他の住人と同じように聞く。
「昨日の夜に流れた小さな星が、何処に落ちたか知らないか?」
突然の来訪者に眉根を寄せた老婆は、何かを思い出したようにポンと手を打ち。
「それなら、あっちに流れていったみたいだよ」
指差したのは、ランプの灯かり一つない、真っ暗な草原の先。
それでも三人の男は一様にほっとした顔で、老婆に頭を下げた。
「そうか、どうもありがとう。誰も星の行く先を知らず、困っていたところだった」
「本当にありがとう」
「どうか親切なあなたの上に、幸運がありますように」
感謝し、祈った三人は、杖をつきながら老婆の示した方へ向かう。
「ところでさぁ。その『星』ってのは、いったい何なんだい?」
寒さで丸めた背中へ老婆が問うと、一番後ろを歩いていた青年が足を止め。
「幼い精霊様です。空から落ちてしまわれたので、私達は助けに参るところです」
では、と会釈をし、先を行く二人へ追いつこうと足早に暗闇へ去ってしまった。
ぽかんとして見送っていた老女はハッと我に返り、立て付けの悪い扉が倒れるのも構わず三人の後を追いかけるが。
どれだけ道を急いでも、彼らの姿はどこにも見当たらない。
「あたしゃあ、とんでもない事をしちまったよ!」
実はこの老婆、街では嫌われ者の魔女。
星が流れたのを見たなんて、嘘っぱちも嘘っぱち。
ちょっとした意地悪で、三人にデタラメを教えたのだ。
しかし寒空の下、見知らぬ相手にもかかわらず、加えて嘘を教えた彼女の幸運を祈り。寒い夜の道でも精霊を助けに向かう三人の姿を見て、さすがに申し訳ないと思ったのか――もっとも、既に後の祭だが。
それでも老婆は急いで家に戻り、取って置きのお菓子を一杯に詰めた籠を抱え、再び外へ飛び出した。
精霊の姿は分からないが、幼いなら人の子か、ふわふわした小さな獣の姿に似ているだろう。
三人が迷っているなら助けの手もなく、きっと寂しくて困っているだろうから……。
その後、落ちた『星』と三人の男と魔女がどうなったのか、行く末を知る者はいない。
ただ、ちょうど三人の男が街を訪れた一年後の夜。
街中の子供達の枕元に、小さなお菓子の包みが届けられた。
一年間を良い子にしていた子供の枕元には、美味しいお菓子を。
悪さばかりをしていた子供の枕元には、炭の様な真っ黒で苦いお菓子を。
それは翌年も、また次の年も続き。
今でも魔女はこの時期になるとお菓子の籠を抱え、幼い精霊を探して寒い夜の闇を彷徨っているという。
いつまでも……いつまでも。
つまらない意地の悪さで、人を騙した事を後悔しながら。
●新春の街角
「……という話が、この辺りの区画には伝わっていてな」
昔話を説きながら、配達屋は配達用ゴンドラの船首から四角いカンテラを外した、
代わりに魔女の人形飾りが付いたランプを、大きく鎌首をもたげた蛇を思わせる船首へ吊るす。
白髪もバサバサでワシ鼻の老婆は黒いローブを身にまとい、ホウキにまたがっていた。
新年を迎え、『魔女の日』――そう住民が呼ぶ日が近付くこの時期、リゼリオの一角では窓や玄関に魔女人形を一つは飾るのが慣わしだ。
「ですが……」
荷受けの桟橋でしゃがみこみ、真剣な顔で聞いていたプレシウ・フレーシュが怪訝そうに片手を挙げる。
「誰も知らないであろう話が伝聞されているのは、いささか奇妙に感じます」
「そりゃあ、お伽噺だからな。プレシウの嬢ちゃんは知らなかったのか」
「名もなきお菓子の魔女、ですか? あまり、馴染みがなかったものですから」
「ま、ずっと昔に語られていたって話だ。今は由来云々より、飲んで騒いで歌って踊って、子供はお菓子をもらって喜んで。花火を眺めながら、新年気分に別れを告げる……それで十分、かねぇ」
しみじみと配達屋は穏やかな海へ目をやり、ドワーフの宝飾細工師も倣うように水平線を眺めた。
この『魔女の日』が終わったら、新年の浮かれ気分も終わり。
また騒がしく慌ただしい日常の風景が、回り始める。
「そういえば、ハンターズソサエティに依頼を出すらしい」
預かった配達物であろう書簡を配達屋が手に取り、ひらひらと見せる。
「可能性が皆無でなくとも……歪虚が出る訳でも、ないと思いますけど」
「中身は『羽目を外す者がいないか、祭に参加する形で見守って欲しい』って体裁を取っているが、要は口実ってヤツさ。あの赤いでっかい船を駆り出すほど、今は厄介な事になっているみたいだからなぁ」
既に風景の一部となっていたサルバトーレ・ロッソは、洋上にない。
日々の暮らしで精一杯の人々にとって、『世界の一大事』は遠いお伽噺の様な出来事だ。それでも見慣れた物がないのは、やはりどこか心寂しい。
「……無事に帰ってくると、いいですね」
「あの『星の船』にとって、本当に帰るべき港はリゼリオじゃあないだろうがな」
「あ、いえ。ハンターの人達みんなが、です」
「ああ、そうか……そうだな」
どこか複雑な表情で配達屋は苦笑し、オールを取り上げる。
魔女のランプを揺らして離岸するゴンドラを、桟橋からプレシウが見送った。
それから『魔女の日』をどう過ごすか、思案しながら届けられた荷物――焼けて間もないパンが入った籠を抱える。
白い息を吐き、工房へ戻る途中でふと顔を上げれば、小広場から見える沢山の窓には魔女の人形がぶら下がり。
元気な笑い声と共に、数人の子供達が迷路のような路地を走って行った。
むかしむかし、年の終わりが迫った、ある寒い夜のこと。
真っ暗な夜空の天辺から、小さな星が一つ、リゼリオの海の向こうへ流れ落ちたという。
それから数日が過ぎ、新しい年を迎えたある夜、くたびれた格好をした三人の男が街の一角を訪れた。
老人と中年男と青年の三人はこの辺りの家々を順番に回り、こう訊ねた。
「昨日の夜に流れた小さな星が、何処に落ちたか知らないか?」
しかし寒さで固く窓を閉ざしていた人々は、誰も首を横に振るばかり。
訪ね歩いた末に最後に訪れた街外れのボロ家には、一人の老婆が住んでいた。
立て付けの悪い扉を叩き、面倒そうに顔を出した老婆に、疲れた顔の老人は他の住人と同じように聞く。
「昨日の夜に流れた小さな星が、何処に落ちたか知らないか?」
突然の来訪者に眉根を寄せた老婆は、何かを思い出したようにポンと手を打ち。
「それなら、あっちに流れていったみたいだよ」
指差したのは、ランプの灯かり一つない、真っ暗な草原の先。
それでも三人の男は一様にほっとした顔で、老婆に頭を下げた。
「そうか、どうもありがとう。誰も星の行く先を知らず、困っていたところだった」
「本当にありがとう」
「どうか親切なあなたの上に、幸運がありますように」
感謝し、祈った三人は、杖をつきながら老婆の示した方へ向かう。
「ところでさぁ。その『星』ってのは、いったい何なんだい?」
寒さで丸めた背中へ老婆が問うと、一番後ろを歩いていた青年が足を止め。
「幼い精霊様です。空から落ちてしまわれたので、私達は助けに参るところです」
では、と会釈をし、先を行く二人へ追いつこうと足早に暗闇へ去ってしまった。
ぽかんとして見送っていた老女はハッと我に返り、立て付けの悪い扉が倒れるのも構わず三人の後を追いかけるが。
どれだけ道を急いでも、彼らの姿はどこにも見当たらない。
「あたしゃあ、とんでもない事をしちまったよ!」
実はこの老婆、街では嫌われ者の魔女。
星が流れたのを見たなんて、嘘っぱちも嘘っぱち。
ちょっとした意地悪で、三人にデタラメを教えたのだ。
しかし寒空の下、見知らぬ相手にもかかわらず、加えて嘘を教えた彼女の幸運を祈り。寒い夜の道でも精霊を助けに向かう三人の姿を見て、さすがに申し訳ないと思ったのか――もっとも、既に後の祭だが。
それでも老婆は急いで家に戻り、取って置きのお菓子を一杯に詰めた籠を抱え、再び外へ飛び出した。
精霊の姿は分からないが、幼いなら人の子か、ふわふわした小さな獣の姿に似ているだろう。
三人が迷っているなら助けの手もなく、きっと寂しくて困っているだろうから……。
その後、落ちた『星』と三人の男と魔女がどうなったのか、行く末を知る者はいない。
ただ、ちょうど三人の男が街を訪れた一年後の夜。
街中の子供達の枕元に、小さなお菓子の包みが届けられた。
一年間を良い子にしていた子供の枕元には、美味しいお菓子を。
悪さばかりをしていた子供の枕元には、炭の様な真っ黒で苦いお菓子を。
それは翌年も、また次の年も続き。
今でも魔女はこの時期になるとお菓子の籠を抱え、幼い精霊を探して寒い夜の闇を彷徨っているという。
いつまでも……いつまでも。
つまらない意地の悪さで、人を騙した事を後悔しながら。
●新春の街角
「……という話が、この辺りの区画には伝わっていてな」
昔話を説きながら、配達屋は配達用ゴンドラの船首から四角いカンテラを外した、
代わりに魔女の人形飾りが付いたランプを、大きく鎌首をもたげた蛇を思わせる船首へ吊るす。
白髪もバサバサでワシ鼻の老婆は黒いローブを身にまとい、ホウキにまたがっていた。
新年を迎え、『魔女の日』――そう住民が呼ぶ日が近付くこの時期、リゼリオの一角では窓や玄関に魔女人形を一つは飾るのが慣わしだ。
「ですが……」
荷受けの桟橋でしゃがみこみ、真剣な顔で聞いていたプレシウ・フレーシュが怪訝そうに片手を挙げる。
「誰も知らないであろう話が伝聞されているのは、いささか奇妙に感じます」
「そりゃあ、お伽噺だからな。プレシウの嬢ちゃんは知らなかったのか」
「名もなきお菓子の魔女、ですか? あまり、馴染みがなかったものですから」
「ま、ずっと昔に語られていたって話だ。今は由来云々より、飲んで騒いで歌って踊って、子供はお菓子をもらって喜んで。花火を眺めながら、新年気分に別れを告げる……それで十分、かねぇ」
しみじみと配達屋は穏やかな海へ目をやり、ドワーフの宝飾細工師も倣うように水平線を眺めた。
この『魔女の日』が終わったら、新年の浮かれ気分も終わり。
また騒がしく慌ただしい日常の風景が、回り始める。
「そういえば、ハンターズソサエティに依頼を出すらしい」
預かった配達物であろう書簡を配達屋が手に取り、ひらひらと見せる。
「可能性が皆無でなくとも……歪虚が出る訳でも、ないと思いますけど」
「中身は『羽目を外す者がいないか、祭に参加する形で見守って欲しい』って体裁を取っているが、要は口実ってヤツさ。あの赤いでっかい船を駆り出すほど、今は厄介な事になっているみたいだからなぁ」
既に風景の一部となっていたサルバトーレ・ロッソは、洋上にない。
日々の暮らしで精一杯の人々にとって、『世界の一大事』は遠いお伽噺の様な出来事だ。それでも見慣れた物がないのは、やはりどこか心寂しい。
「……無事に帰ってくると、いいですね」
「あの『星の船』にとって、本当に帰るべき港はリゼリオじゃあないだろうがな」
「あ、いえ。ハンターの人達みんなが、です」
「ああ、そうか……そうだな」
どこか複雑な表情で配達屋は苦笑し、オールを取り上げる。
魔女のランプを揺らして離岸するゴンドラを、桟橋からプレシウが見送った。
それから『魔女の日』をどう過ごすか、思案しながら届けられた荷物――焼けて間もないパンが入った籠を抱える。
白い息を吐き、工房へ戻る途中でふと顔を上げれば、小広場から見える沢山の窓には魔女の人形がぶら下がり。
元気な笑い声と共に、数人の子供達が迷路のような路地を走って行った。
解説
【新年と魔女とお菓子】
・魔女の日
リゼリオの一角では、新年気分が終わる日である。そのため、地区の中心であるカンポ(広場)ではお祭り騒ぎとなる。
寒空の下でも温かい食べ物の屋台が並ぶのもあって、街の人々はホットワインやホットジンジャーを飲み、歌ったり踊ったりして過ごす。
そして最後に、海から花火が打ち上げられる。
・名もなき魔女
祭を楽しむ人の中には、『魔女』の仮装をする者もいる。
古式ゆかしい『魔女』は黒の三角帽子に黒のローブを身に付け、先端が反り返った靴を履き、沢山のお菓子が入った籠を持っている。
もっとも最近の『魔女』は、こういったオールドスタイルにこだわらない者もいるとか。
仮装自体は誰がしても、何人でしても自由だが、間違いなくお菓子をもらおうとする子供達に囲まれるので、そこは心しておく必要がある。
・子供とお菓子
魔女の日には『良い子』へ普通のお菓子、『悪い子』には見た目が炭のようなお菓子をあげるのが通例。
ただし『良い子/悪い子』の判断基準は特になく、配る物は手作り菓子や飴玉一個でも問題ない。
子供達を怖がらせるのに、ワザと炭の菓子しか配らない『魔女』もいる。
【リゼリオの一角】
リゼリオの南側にある島で、海に面した古い街並み。
主に二階建ての建物がひしめき、その間を抜ける路地は細く、迷路さながら。ところどころに小広場が作られ、共同の井戸がある。
先祖の代から住む人が多く、また覚醒者の資質を持つ者は少ない。
中心は海に面したカンポ(広場)で、祭などがあると住人が集まって騒ぐ。
【ご注意】
・スキルのセット
プレイングに使用するスキルを書いていても、セットしないと使えません。
・○○参照は不可
プレイングに「詳細は○○参照(リプレイ/OMC/相談卓、など)」と指定しても、マスタリングでは基本的に反映されません。
・魔女の日
リゼリオの一角では、新年気分が終わる日である。そのため、地区の中心であるカンポ(広場)ではお祭り騒ぎとなる。
寒空の下でも温かい食べ物の屋台が並ぶのもあって、街の人々はホットワインやホットジンジャーを飲み、歌ったり踊ったりして過ごす。
そして最後に、海から花火が打ち上げられる。
・名もなき魔女
祭を楽しむ人の中には、『魔女』の仮装をする者もいる。
古式ゆかしい『魔女』は黒の三角帽子に黒のローブを身に付け、先端が反り返った靴を履き、沢山のお菓子が入った籠を持っている。
もっとも最近の『魔女』は、こういったオールドスタイルにこだわらない者もいるとか。
仮装自体は誰がしても、何人でしても自由だが、間違いなくお菓子をもらおうとする子供達に囲まれるので、そこは心しておく必要がある。
・子供とお菓子
魔女の日には『良い子』へ普通のお菓子、『悪い子』には見た目が炭のようなお菓子をあげるのが通例。
ただし『良い子/悪い子』の判断基準は特になく、配る物は手作り菓子や飴玉一個でも問題ない。
子供達を怖がらせるのに、ワザと炭の菓子しか配らない『魔女』もいる。
【リゼリオの一角】
リゼリオの南側にある島で、海に面した古い街並み。
主に二階建ての建物がひしめき、その間を抜ける路地は細く、迷路さながら。ところどころに小広場が作られ、共同の井戸がある。
先祖の代から住む人が多く、また覚醒者の資質を持つ者は少ない。
中心は海に面したカンポ(広場)で、祭などがあると住人が集まって騒ぐ。
【ご注意】
・スキルのセット
プレイングに使用するスキルを書いていても、セットしないと使えません。
・○○参照は不可
プレイングに「詳細は○○参照(リプレイ/OMC/相談卓、など)」と指定しても、マスタリングでは基本的に反映されません。
マスターより
少し遅い新年依頼、建前である中身は「羽目を外す者がいないか、祭に参加しつつコッソリ見守って欲しい」という内容です。
料理の腕をふるうもよし、ひたすら飲んで食べるもよし(未成年PCの飲酒行為はお控え下さい。場の雰囲気で酔った風になるのはOKです)。魔女に仮装するもよし、魔女にお菓子をねだるもよし。
あるいは依頼どおり、律儀に街の治安を見守るもよし。
新春無礼講の最終章を、まったりお楽しみ下さい。
なおスローペースで活動中のため、執筆期間を多めにいただいております。
料理の腕をふるうもよし、ひたすら飲んで食べるもよし(未成年PCの飲酒行為はお控え下さい。場の雰囲気で酔った風になるのはOKです)。魔女に仮装するもよし、魔女にお菓子をねだるもよし。
あるいは依頼どおり、律儀に街の治安を見守るもよし。
新春無礼講の最終章を、まったりお楽しみ下さい。
なおスローペースで活動中のため、執筆期間を多めにいただいております。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/03/09 00:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/01/13 20:23:26 |
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お話しまショウ♪ パトリシア=K=ポラリス(ka5996) 人間(リアルブルー)|19才|女性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2016/01/14 00:53:39 |