ゲスト
(ka0000)
【闘祭】CRAVING DOGFIGHT
マスター:風亜智疾

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在7人 / 4~7人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2016/06/04 19:00
- リプレイ完成予定
- 2016/06/18 19:00
オープニング
■
「……つまり、どういう事だ」
要領を得ない、と眉を顰めるディーノ・オルトリーニ(kz0148)に、顔馴染みの受付担当はからからと笑い声をあげた。
「心配しなくても、これはちゃんとした依頼だって。しかも、ソサエティ直々の!」
やましい事など何もないから心配するな。そう言われてもディーノの顔から渋さは抜ける事はない。
(どうしてこうなった)
――時は、数十分前に遡る。
■
世界情勢は相も変わらず不安定。この世界に暮らす全ての生き物は、今日も不気味な敵からの侵略に怯え抗っていた。
青い星からやって来たという船の周囲では、また大規模な作戦が展開されている。
ハンターオフィスの窓から空を見上げて、ディーノは深い溜息を一つ落とした。
全てのハンターがその作戦に向かったわけではない。全員が向かってしまえば、その間それ以外の任務が全てストップしてしまうからだ。
故にディーノは残る事を選んだ。
「……ま。こんなおっさんが行くより、若いヤツに任せた方がいいに決まってる」
腰に携えた剣に手を添えて零れた言葉は、何処か自嘲を含む響きで。
常に前線で戦ってきた者ではなく、彼は一度ハンターという立場から離れた者だ。剣を振るう事は出来るが、復帰してもブランクを強く感じている。
単純に、もう若くはないとも言えるかもしれないが。
「ディーノ、お待たせ」
思考を断ち切ったのは、馴染みの受付男性だ。その手で、数枚の書類がひらひらと揺れている。
――そして話は冒頭に戻る。
■
「武闘大会? このご時世にか」
「お祭り半分、訓練半分だと思えばいいじゃないか。れっきとしたソサエティ主催だぞ?」
訓練。そう言われてしまえば、ディーノには強く拒否する事は出来ない。
自身より若い後続たちに抗う術を渡すのも、先達である自分の役目だ。
(ガラでもないな)
「……で、俺は何をすればいいんだ」
溜息を吐いて促したディーノに、受付男性は実にいい笑顔で一枚の資料を差し出す。紙には「対人模擬戦闘」の一行。
「……おい」
「なんだディーノ。今更断るのは無しだぞ」
「そうじゃない。資料はどこだ」
ディーノが続いて差し出した手を見て、受付男性は首を傾げる。
「だから、それが資料だ」
言葉を受けて、ディーノはもう一度資料を見る。紙には一行「対人模擬戦闘」。
ゆっくりと深く息を吐いて、ディーノは痛み始めた頭をそっと押さえた。ついでに、震える拳も抑えた。
「丸投げか……!!」
「いや初めての事だからなぁ。こっちでどこまで定めていいのか、悩んでるんだよ」
だから、お前達がまず実際にやってみて、それを元に細かいルールを定めるから。
まぁよろしく頼むよ。
そんな明るい口調の受付男性を目の前に、嘗て灰色狼と呼ばれたハンターは今日一番の溜息を吐き出すのだった。
「……つまり、どういう事だ」
要領を得ない、と眉を顰めるディーノ・オルトリーニ(kz0148)に、顔馴染みの受付担当はからからと笑い声をあげた。
「心配しなくても、これはちゃんとした依頼だって。しかも、ソサエティ直々の!」
やましい事など何もないから心配するな。そう言われてもディーノの顔から渋さは抜ける事はない。
(どうしてこうなった)
――時は、数十分前に遡る。
■
世界情勢は相も変わらず不安定。この世界に暮らす全ての生き物は、今日も不気味な敵からの侵略に怯え抗っていた。
青い星からやって来たという船の周囲では、また大規模な作戦が展開されている。
ハンターオフィスの窓から空を見上げて、ディーノは深い溜息を一つ落とした。
全てのハンターがその作戦に向かったわけではない。全員が向かってしまえば、その間それ以外の任務が全てストップしてしまうからだ。
故にディーノは残る事を選んだ。
「……ま。こんなおっさんが行くより、若いヤツに任せた方がいいに決まってる」
腰に携えた剣に手を添えて零れた言葉は、何処か自嘲を含む響きで。
常に前線で戦ってきた者ではなく、彼は一度ハンターという立場から離れた者だ。剣を振るう事は出来るが、復帰してもブランクを強く感じている。
単純に、もう若くはないとも言えるかもしれないが。
「ディーノ、お待たせ」
思考を断ち切ったのは、馴染みの受付男性だ。その手で、数枚の書類がひらひらと揺れている。
――そして話は冒頭に戻る。
■
「武闘大会? このご時世にか」
「お祭り半分、訓練半分だと思えばいいじゃないか。れっきとしたソサエティ主催だぞ?」
訓練。そう言われてしまえば、ディーノには強く拒否する事は出来ない。
自身より若い後続たちに抗う術を渡すのも、先達である自分の役目だ。
(ガラでもないな)
「……で、俺は何をすればいいんだ」
溜息を吐いて促したディーノに、受付男性は実にいい笑顔で一枚の資料を差し出す。紙には「対人模擬戦闘」の一行。
「……おい」
「なんだディーノ。今更断るのは無しだぞ」
「そうじゃない。資料はどこだ」
ディーノが続いて差し出した手を見て、受付男性は首を傾げる。
「だから、それが資料だ」
言葉を受けて、ディーノはもう一度資料を見る。紙には一行「対人模擬戦闘」。
ゆっくりと深く息を吐いて、ディーノは痛み始めた頭をそっと押さえた。ついでに、震える拳も抑えた。
「丸投げか……!!」
「いや初めての事だからなぁ。こっちでどこまで定めていいのか、悩んでるんだよ」
だから、お前達がまず実際にやってみて、それを元に細かいルールを定めるから。
まぁよろしく頼むよ。
そんな明るい口調の受付男性を目の前に、嘗て灰色狼と呼ばれたハンターは今日一番の溜息を吐き出すのだった。
解説
今回は、武闘大会に先んじて模擬戦闘を行って頂きます。
参加者同士で対戦しても構いませんし、ディーノと対戦したい方がいらっしゃればディーノがお相手させて頂きます。
【ディーノ・オルトリーニ】
41歳男性の闘狩人。
現在開示されている闘狩人スキルは習得済。
警戒心の高い「狼」のような性格で、常に相手を観察し反撃に出るカウンタータイプ。
武装は両刃の西洋剣。
【今シナリオでの戦闘ルール】
1.実戦に近い形にするため、其々持参した武装を使用する。
但し、あくまでも模擬戦闘が前提なので、各自攻撃力は-10%とする。
2.今回は団体戦はなし。1対1の戦闘のみを行うものとする。
制限時間は無し。どちらかの体力が8割削られた時点で試合終了とする。
3.戦闘中の体力回復・アイテム使用は禁止とする。
戦闘後、ソサエティ側が責任をもって体力を回復する。
4.今回は模擬戦闘のため、優勝者は発生しない。
但し、優秀者は選出する予定となっている。
5.各自戦闘は1度だけとする。
連戦や他の相手との戦闘は、今回は行わない。
【戦闘フィールド】
リゼリオのとある広場。貸し切りのため、戦闘中に周囲への被害を考慮する必要はなし。
一般的に想像されるフラットな足場(土)の広場。所々に今回の模擬戦闘用に障害物が置かれている。
障害物の破壊は其れなりの威力の攻撃によって可能。戦闘開始都度新しいものをセット。
(簡易図 1辺2m)
ロロロロロロロロロロロロロロ
ロロロロ123456ロロロロ
ロロロロロロ水ロロロロロ※ロ
ロロロ▲ロロロロロロロロロロ
ロロロロロロロロロロ▲ロロロ
ロ※ロロロロロロ水ロロロロロ
ロロロロABCDEFロロロロ
ロロロロロロロロロロロロロロ
・1~6 A~F…初期位置(指定可)
・※…深さ6cmの沼地
・▲…高さ1mの土製山
・水…深さ10cmの水溜り
不明点はディーノが返答可能です。
参加者同士で対戦しても構いませんし、ディーノと対戦したい方がいらっしゃればディーノがお相手させて頂きます。
【ディーノ・オルトリーニ】
41歳男性の闘狩人。
現在開示されている闘狩人スキルは習得済。
警戒心の高い「狼」のような性格で、常に相手を観察し反撃に出るカウンタータイプ。
武装は両刃の西洋剣。
【今シナリオでの戦闘ルール】
1.実戦に近い形にするため、其々持参した武装を使用する。
但し、あくまでも模擬戦闘が前提なので、各自攻撃力は-10%とする。
2.今回は団体戦はなし。1対1の戦闘のみを行うものとする。
制限時間は無し。どちらかの体力が8割削られた時点で試合終了とする。
3.戦闘中の体力回復・アイテム使用は禁止とする。
戦闘後、ソサエティ側が責任をもって体力を回復する。
4.今回は模擬戦闘のため、優勝者は発生しない。
但し、優秀者は選出する予定となっている。
5.各自戦闘は1度だけとする。
連戦や他の相手との戦闘は、今回は行わない。
【戦闘フィールド】
リゼリオのとある広場。貸し切りのため、戦闘中に周囲への被害を考慮する必要はなし。
一般的に想像されるフラットな足場(土)の広場。所々に今回の模擬戦闘用に障害物が置かれている。
障害物の破壊は其れなりの威力の攻撃によって可能。戦闘開始都度新しいものをセット。
(簡易図 1辺2m)
ロロロロロロロロロロロロロロ
ロロロロ123456ロロロロ
ロロロロロロ水ロロロロロ※ロ
ロロロ▲ロロロロロロロロロロ
ロロロロロロロロロロ▲ロロロ
ロ※ロロロロロロ水ロロロロロ
ロロロロABCDEFロロロロ
ロロロロロロロロロロロロロロ
・1~6 A~F…初期位置(指定可)
・※…深さ6cmの沼地
・▲…高さ1mの土製山
・水…深さ10cmの水溜り
不明点はディーノが返答可能です。
マスターより
※注意
今依頼でのルールは、武闘大会本選のものとは異なる可能性があります。
予め御了承下さい。
お世話になっております。
タイトルにドッグファイトが入ってますが、空中戦でも機体戦でも御座いません。
ケンカ(のようなもの)の意です。
武闘大会への肩慣らし、力自慢に如何でしょう?
それでは、宜しくお願い致します。
今依頼でのルールは、武闘大会本選のものとは異なる可能性があります。
予め御了承下さい。
お世話になっております。
タイトルにドッグファイトが入ってますが、空中戦でも機体戦でも御座いません。
ケンカ(のようなもの)の意です。
武闘大会への肩慣らし、力自慢に如何でしょう?
それでは、宜しくお願い致します。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2016/06/17 03:21
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 クィーロ・ヴェリル(ka4122) 人間(リアルブルー)|25才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2016/06/02 23:02:22 |
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質問卓 ジャンク(ka4072) 人間(クリムゾンウェスト)|53才|男性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2016/06/02 20:23:33 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2016/05/31 01:54:39 |