• 日常

好きなおやつはなんですか?

マスター:四月朔日さくら

シナリオ形態
ショート
難易度
やや易しい
オプション
参加費
1,000
参加人数
現在7人 / 4~7人
マテリアルリンク
報酬
普通
相談期間
5日
プレイング締切
2014/06/20 19:00
リプレイ完成予定
2014/06/29 19:00

オープニング

※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。


 辺境。
 その言葉は多くのハンターたちの魂をくすぐるのだろうか。
 それとも他に原因があるのだろうか。

 とにかく今、辺境はハンターの出入りが頻繁なこともあって、熱気溢れる環境になりつつあった。


 ある日の昼下がり。
「辺境に来たのはいいけれど、なかなか調査に行くなんてできないのよねぇ……」
 要塞都市、ノワーラ・クンタウ。その中にいるその女性は、小さくため息をついていた。
 そっけない服によれよれの白衣。決して不器量というわけでもないが、度の強い眼鏡や軽く束ねる程度の長い髪に色気というものはほとんど感じられない。そして胸には、ゾンネンシュトラール帝国の軍人である証の階級章が光っていた。決して低い身分ではないようだが、ぶっちゃけ、女として磨けば光ると思われるのに随分と残念な感じである。
 彼女は帝国から派遣された軍医の一人であった。名前をゲルタという。
 現状において軍医の活躍する場面はそれほどない。これは人類的にはありがたい話ではあるが。しかしゲルタはこの平和な状況で、ふわふわと物思いにふけっていた。
 彼女は幼いころに知った辺境の伝承や風土に憧れを抱いていて、辺境行きを志願したのである。
「外にでるハンターも多いのに、このままじゃしばらく要塞都市にお留守番なのかしら。……せっかくお願いして辺境まで来たのに、こんなのつまんないわね」
 おやつにと用意されていたクッキーを頬張りながら、そんなことを思う。
 ゲルタは医者である。大規模な戦闘でもない限り、前線に出る機会はそう多くないのが実情だ。そして同時に立場のある帝国軍人であり、辺境部族との接触が容易にできるものでないこともわかっている。
 と、
「イライラしていたら額にシワがよりますよ、ゲルタ様」
 そんなことを言いながらゲルタのいる執務室に入ってきたのは彼女が信頼を寄せる侍女の一人。
「そんなに辺境の様子を知りたいなら、いっそなにか理由をつけてハンターズソサエティに依頼をすればいいのではないでしょうか? 今はハンターがどっと増えたということですし、多少へんてこな依頼でも喜んで受けてくれると思うのです。辺境だけでなく、リアルブルーの話も今なら結構聞けるでしょうし」
 ゲルタは目を瞬く。
「そうか、自分の代理で辺境のリサーチなどをお願いすれば……いいアイデアね、使わせてもらうわ」
 嬉しそうにほくそ笑むその笑顔は、まるで宝物を見つけた少年のようだったという。ゲルタは鼻歌を口ずさみながらチョコチップクッキーをくわえ、早速書面に何やら書き始めた。


 数日後、ハンターオフィスに一枚の依頼書が貼りだされた。
 依頼主は匿名だが、身分ある人物が書いたと思われるしっかりしたものである。
 依頼内容は――
「ハンターの好きなおやつの情報募集」
 ……なんだか随分と投げっぱなし感のある依頼だが、今は一つでも多くの依頼をというハンターオフィスは特に問題なく募集を開始するのだった。

解説

目的
皆さんで集まって、好きなおやつ、郷土のおやつの情報を披露してください。

依頼主は匿名ではありますが、正体はOPに登場したゲルタという名の、辺境に興味を持ちつつ要塞都市に住んでいる帝国出身の女性軍医(属性:残念)です。
帝国と辺境が仲良くしてはいけないという厳しい決まりはそれほどあるわけではないのですが、周囲の目もあり、軍属の彼女はあえて匿名で依頼を出したというわけです。

依頼で話をする場所はHSのほうで小さな会議室を用意します。
ちなみにゲルタ本人は来ません。代理という形で、彼女が信頼する侍女が記録係としてやってきます。
ここで茶話会形式で、故郷のおやつや好きなおやつについて、皆さんでワイワイ話していただければ結構です。フレーバーとしての持参も歓迎です。
故郷についてはどこの出身でも基本問題ありませんが、辺境やリアルブルーの方の話題が混じっていたりするとゲルタは喜びます。
と言っても別に該当地域出身者が有利というわけではありません。基本どこのお菓子の話題でも喜ぶでしょうし、またどこの料理にしろレシピなどがあればさらに喜ぶと思います。
具体的内容については、「それらしいもの」を発言していただければ拾い上げていく予定です。
思い浮かばなければ、『自分の好きなおやつ』で全く構いません。
※無論実在するお菓子で登録商標などに引っかかるものは、名前をそのまま出すわけには行きませんのでご注意ください。

なお、クリムゾンウェストの調味料系統の流通については、
砂糖・塩…容易に入手可能。
香辛料など…入手はできるが流通は少ない。
チョコレート…普通に入手可能。
現在すぐに分かる情報としてはこのようになっています。参考にしてください。

では、皆さんのご参加お待ちしております。

マスターより

こんにちは四月朔日です。
今回は「皆さんの過去や経験」のRPを掘り下げる一助になればと思い、こんな依頼を出してみました。
依頼人は本来辺境好きですが、無論それ以外の情報も大歓迎です。
皆様、気軽な茶話会のつもりで、気兼ねなく大好きなおやつを披露していただけると嬉しいです。

では、よろしくお願いします。
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2014/06/24 21:44

参加者一覧

  • 課せられた罰の先に
    クオン・サガラ(ka0018
    人間(蒼)|25才|男性|機導師

  • ヴラド=S=トイフェル(ka0495
    人間(紅)|18才|男性|霊闘士

  • ノラ(ka0976
    人間(蒼)|28才|男性|猟撃士
  • 未知に夢抱く少年
    志乃原・勇雅(ka1411
    人間(蒼)|11才|男性|魔術師
  • 抱き留める腕
    ユリアン・クレティエ(ka1664
    人間(紅)|21才|男性|疾影士
  • お菓子な仲間
    桃園ふわり(ka1776
    人間(蒼)|15才|男性|機導師
  • お菓子な仲間
    ユミル(ka2174
    エルフ|10才|女性|霊闘士
依頼相談掲示板
アイコン 相談する場所
志乃原・勇雅(ka1411
人間(リアルブルー)|11才|男性|魔術師(マギステル)
最終発言
2014/06/18 23:41:51
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2014/06/15 23:08:05