ゲスト
(ka0000)
暴れ狂う化け物 ~襲われる妖精の丘~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/01/23 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/01 19:00
オープニング
ハンターの活躍によってリンダールの森のある妖精の丘に平和が訪れる。
年が明けても少年ハンスは妖精の家族三人と共に暮らしていた。一時的な逗留のつもりだったが、あまりに居心地がよかったからだ。
「ほんと、助かったよね。ハンターのみんなのおかげで野ねずみが退治できたし。蓄えの食料が盗られたのは痛かったけど、何とかなったしね」
ここは丘の空洞内にある住処。ハンスの言葉に妖精の両親が頷いた。
ハンスが遠く離れた人里で買い求めた根野菜や乾燥ハーブが妖精家族の食料となる。
父妖精タッタ、母妖精マニィ、赤ん坊妖精リッタはとても小さい身体なので、一冬分なら一回の買いだしで充分だった。問題はどちらかといえばハンスの分である。それは父妖精タッタに協力してもらい、狩りで手に入れた。薪は落ち枝を集めるだけで充分に賄える。
ある日、ハンスが手作りの弓で野鳥二羽を狩った。
帰ろうとしたとき、切り立った崖の上で動く影を見かける。ハンスと父妖精タッタは枯れた茂みに隠れて様子を覗う。
(もしかしていつの間にかいなくなっていた野犬?)
逆光だったが、相手が移動するうちに鮮明に眺められるようになる。
それは野犬ではなく、野ねずみだった。但し、以前に丘を襲った個体とは比べものにならないほどの巨躯だ。醜悪な顔の両眼を青白く光らせて大地へと飛びおりる。人の胴ほどの太さがある樹木の幹を尻尾の撓りでへし折って甲高く鳴いた。大口を開けて飛ばした牙は数十メートル先の崖へと突き刺さる。
(まずい……)
幻獣らしき巨躯の野ねずみが歩む方角には妖精の丘があった。以前の野ねずみ集団とどのような関わりがあるのかはわからない。しかし危険が迫っていることに間違いはなかった。
「あれは危険だ。だから見つからないよう、丘からマニィとリッタを連れてだして欲しいんだ。いつも水汲みしているところが集合場所だよ」
ハンスに言い含められた父妖精タッタが樹木の幹の間を縫うようにして飛んでいく。
ハンスは幻獣野ねずみの監視に努めた。見つからないよう常に風下を気にしながら。
小一時間が経ち、ハンスと妖精家族は無事に合流を果たす。
ハンスが背負う鞄の中へ赤ん坊のリッタを退避させたとき、凄まじい轟音が響き渡った。幻獣野ねずみが妖精の丘を壊し始めたのである。
「や、止めてくれよ」
悔しいが自分達だけでは、どうすることもできなかった。歯ぎしりをたて、妖精の丘に背を向けてハンスが走りだす。
それから三日後。ハンスは妖精家族を連れて古都アークエルスへと辿り着いた。他の人間に視られることを嫌がったので、妖精家族は大きな鞄に隠したまま。
真っ先に足を運んだ先はハンターズソサエティー支部。受付嬢に事情を説明して依頼する。ハンターたちに幻獣野ねずみを退治してもらいたいと。
年が明けても少年ハンスは妖精の家族三人と共に暮らしていた。一時的な逗留のつもりだったが、あまりに居心地がよかったからだ。
「ほんと、助かったよね。ハンターのみんなのおかげで野ねずみが退治できたし。蓄えの食料が盗られたのは痛かったけど、何とかなったしね」
ここは丘の空洞内にある住処。ハンスの言葉に妖精の両親が頷いた。
ハンスが遠く離れた人里で買い求めた根野菜や乾燥ハーブが妖精家族の食料となる。
父妖精タッタ、母妖精マニィ、赤ん坊妖精リッタはとても小さい身体なので、一冬分なら一回の買いだしで充分だった。問題はどちらかといえばハンスの分である。それは父妖精タッタに協力してもらい、狩りで手に入れた。薪は落ち枝を集めるだけで充分に賄える。
ある日、ハンスが手作りの弓で野鳥二羽を狩った。
帰ろうとしたとき、切り立った崖の上で動く影を見かける。ハンスと父妖精タッタは枯れた茂みに隠れて様子を覗う。
(もしかしていつの間にかいなくなっていた野犬?)
逆光だったが、相手が移動するうちに鮮明に眺められるようになる。
それは野犬ではなく、野ねずみだった。但し、以前に丘を襲った個体とは比べものにならないほどの巨躯だ。醜悪な顔の両眼を青白く光らせて大地へと飛びおりる。人の胴ほどの太さがある樹木の幹を尻尾の撓りでへし折って甲高く鳴いた。大口を開けて飛ばした牙は数十メートル先の崖へと突き刺さる。
(まずい……)
幻獣らしき巨躯の野ねずみが歩む方角には妖精の丘があった。以前の野ねずみ集団とどのような関わりがあるのかはわからない。しかし危険が迫っていることに間違いはなかった。
「あれは危険だ。だから見つからないよう、丘からマニィとリッタを連れてだして欲しいんだ。いつも水汲みしているところが集合場所だよ」
ハンスに言い含められた父妖精タッタが樹木の幹の間を縫うようにして飛んでいく。
ハンスは幻獣野ねずみの監視に努めた。見つからないよう常に風下を気にしながら。
小一時間が経ち、ハンスと妖精家族は無事に合流を果たす。
ハンスが背負う鞄の中へ赤ん坊のリッタを退避させたとき、凄まじい轟音が響き渡った。幻獣野ねずみが妖精の丘を壊し始めたのである。
「や、止めてくれよ」
悔しいが自分達だけでは、どうすることもできなかった。歯ぎしりをたて、妖精の丘に背を向けてハンスが走りだす。
それから三日後。ハンスは妖精家族を連れて古都アークエルスへと辿り着いた。他の人間に視られることを嫌がったので、妖精家族は大きな鞄に隠したまま。
真っ先に足を運んだ先はハンターズソサエティー支部。受付嬢に事情を説明して依頼する。ハンターたちに幻獣野ねずみを退治してもらいたいと。
解説
東部の大森林、リンダールの森にひっそりとある妖精の丘が、幻獣の野ねずみによって壊されようとしています。退治して全壊を防いでもらえるでしょうか。
古都で馬車を借りての移動です。ご自身の移動手段を活用してもらっても構いません。(丘は鬱蒼とした場所を通り抜けないと辿り着けません。ですので馬車は森の途中で隠し、馬だけを連れて徒歩で向かうことになります)
人見知りの妖精家族ですが、みなさんは大丈夫です。
妖精の丘の周辺に人家はありません。
妖精の丘は一部が空洞になっており、妖精家族はそこに住んでいました。
※PL情報
幻獣野ねずみの全長は二・五m前後です。攻撃方法はOP上にでていた通り。噛みつきや体当たり等の、普通にあり得る攻撃も用います。(OPでは行っていませんが、実は凄まじく素速いです。気づかれていたのならハンスは簡単に殺されていたところでしょう)
幻獣野ねずみはハンスと妖精家族がいない間、妖精の丘を壊し続けていたわけではありません。ですのでみなさんが到着した時点でことを起こせば全壊は防げます。
馬車を借りて普通に向かうと、三日後の暮れなずむ頃に妖精の丘へ辿り着きます。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
古都で馬車を借りての移動です。ご自身の移動手段を活用してもらっても構いません。(丘は鬱蒼とした場所を通り抜けないと辿り着けません。ですので馬車は森の途中で隠し、馬だけを連れて徒歩で向かうことになります)
人見知りの妖精家族ですが、みなさんは大丈夫です。
妖精の丘の周辺に人家はありません。
妖精の丘は一部が空洞になっており、妖精家族はそこに住んでいました。
※PL情報
幻獣野ねずみの全長は二・五m前後です。攻撃方法はOP上にでていた通り。噛みつきや体当たり等の、普通にあり得る攻撃も用います。(OPでは行っていませんが、実は凄まじく素速いです。気づかれていたのならハンスは簡単に殺されていたところでしょう)
幻獣野ねずみはハンスと妖精家族がいない間、妖精の丘を壊し続けていたわけではありません。ですのでみなさんが到着した時点でことを起こせば全壊は防げます。
馬車を借りて普通に向かうと、三日後の暮れなずむ頃に妖精の丘へ辿り着きます。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
遅くなりました。
短期シリーズ二回目です。三回を予定しています。
短期シリーズ二回目です。三回を予定しています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/01/31 04:39
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/01/20 22:25:29 |
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質問卓 玉兎 小夜(ka6009) 人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2017/01/19 18:24:20 |
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作戦相談卓 玉兎 小夜(ka6009) 人間(リアルブルー)|17才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2017/01/23 19:24:41 |