ゲスト
(ka0000)
賢者は己が過去と相対す
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
関連ユニオン
APV- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/02/12 09:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/26 09:00
オープニング
●
先日逃げ去ったフリッツ・バウアーと剣機リンドヴルム。その飛行方向から敵拠点を割り出した帝国軍はこれを攻略することにした。錬金術教導団と歪虚の間に繋がりがあるという点は明白であり、まず後ろ盾をなくすことでその勢力を減じようということだ。
大型の魔導機械を手にしたクロウが、バイクに乗って街を離れたのは、こうして準備が進められ作戦が決行される、少し前のことだった。
●
拠点の攻略作戦に参加すべく集まったハンターたち。尤も、作戦自体は軍が主導で行うため、ハンターたちは万が一の際に働く予備兵力として扱われている。
「先遣隊が壊滅させられていますからね。軍が中心となって戦い、勝つことで……」
「汚名を返上したい、か……逃がした相手だし、こっちも戦いたいとこだけどな」
そういうわけで、ハンターたちは街の宿で待機することになっている。
「扇動家、ね……」
待つ間、彼女はクロウが言っていた言葉を思い出していた。ズィルバーのことを聞いた時、クロウが返したのがこの扇動家という言葉だ。
人を鼓舞し、巧みに誘導し、思うままに操る。
『革命の前後、俺以外の家族がみんなズィルバーに従っているのを見た時、そう感じた』
とはクロウの談だ。
「教導団の連中も、うまく乗せられて動いてるってことなのかね」
「その可能性はありますね」
「それに、印象的には他人を犠牲にしてもなんとも思わないタイプ……厄介ね」
ズィルバーに関して意見を交わす女性たち。その言葉を少し離れて伏し目がちに聞いていた一人も考える。
(それなら恨まれている理由……ズィルバーはクロウくんの兄だし、弟に反抗されたからそれを恨んで?)
「でも、恨みの理由なんて、人それぞれか……」
それにしてもやり方が陰湿だと、そう考える。出奔したとはいえ、クロウの後輩を歪虚に売り渡すなんて……
「あるいは……逆?」
売り渡す相手を探した時、その候補にクロウの後輩がいたからそれを使った。つまり、恨みを晴らすのは目的のついでだったという考え方……
「ねぇちょっと、クロウ見なかった?」
思考は、不意に開けられた扉と、女性の言葉で中断された。
「いないの?」
「えぇ……武器一式も無いみたいで……」
ざわめきだす室内。そこに、もう一人の来訪者が現れた。
「知ってるぜ、俺がよ」
視線がそう告げた男……鉄仮面を付けた男に集められた。仲間の中には、その男のことを知っているものもいた。
「エルウィン? あんた、なんでこんなところに?」
「いやなに、何か面倒なことになってるって聞いて野次馬に来ただけよ……それよりもクロウは、ちょっと前にバイクに乗って出てったぜ?」
「バイク? まさか、一人で拠点へ向かったんじゃ……」
「待ちな、追いかけるなら足がいるだろ?」
すぐに追いかけようと動き出すハンター達。その様子を見ながら、エルウィンは手招きした。
エルウィンが案内した先には、一台の魔導トラックがあった。8人ぐらいは余裕で乗れるように改造が施されている。
「これを使ってくれ。足回りも改造してあるからな、結構速いぜ? ただしな……」
道中にはこちらに向かっているゾンビ集団が散発的に発見されるだろう、とエルウィンは続けた。
「拠点からゾンビが出てきてるってことかしら?」
「察しがいいな。ま、向こうが先手を打ってきたってことだろうよ。さて、報告書でしか見てねぇが、軍が先行した結果、そこそこ被害が出たらしいな。今回も同じになったら話にならねぇ。そこで……」
「道中の敵を撃破しながらいけばいいってことか?」
出された回答が正しいことを示すように、エルウィンは頷いた。
「敵が減れば街への危険性も少なくなるが、それ以上に目的地に軍が到着するのが早くなる。良いことづくめだろ?」
選択の余地は無いように思われる。ハンターたちはエルウィンに言われるままトラックに乗り込んだ。
「地図も用意しといたぜ、それじゃ気を付けて……でも急いでな」
先日逃げ去ったフリッツ・バウアーと剣機リンドヴルム。その飛行方向から敵拠点を割り出した帝国軍はこれを攻略することにした。錬金術教導団と歪虚の間に繋がりがあるという点は明白であり、まず後ろ盾をなくすことでその勢力を減じようということだ。
大型の魔導機械を手にしたクロウが、バイクに乗って街を離れたのは、こうして準備が進められ作戦が決行される、少し前のことだった。
●
拠点の攻略作戦に参加すべく集まったハンターたち。尤も、作戦自体は軍が主導で行うため、ハンターたちは万が一の際に働く予備兵力として扱われている。
「先遣隊が壊滅させられていますからね。軍が中心となって戦い、勝つことで……」
「汚名を返上したい、か……逃がした相手だし、こっちも戦いたいとこだけどな」
そういうわけで、ハンターたちは街の宿で待機することになっている。
「扇動家、ね……」
待つ間、彼女はクロウが言っていた言葉を思い出していた。ズィルバーのことを聞いた時、クロウが返したのがこの扇動家という言葉だ。
人を鼓舞し、巧みに誘導し、思うままに操る。
『革命の前後、俺以外の家族がみんなズィルバーに従っているのを見た時、そう感じた』
とはクロウの談だ。
「教導団の連中も、うまく乗せられて動いてるってことなのかね」
「その可能性はありますね」
「それに、印象的には他人を犠牲にしてもなんとも思わないタイプ……厄介ね」
ズィルバーに関して意見を交わす女性たち。その言葉を少し離れて伏し目がちに聞いていた一人も考える。
(それなら恨まれている理由……ズィルバーはクロウくんの兄だし、弟に反抗されたからそれを恨んで?)
「でも、恨みの理由なんて、人それぞれか……」
それにしてもやり方が陰湿だと、そう考える。出奔したとはいえ、クロウの後輩を歪虚に売り渡すなんて……
「あるいは……逆?」
売り渡す相手を探した時、その候補にクロウの後輩がいたからそれを使った。つまり、恨みを晴らすのは目的のついでだったという考え方……
「ねぇちょっと、クロウ見なかった?」
思考は、不意に開けられた扉と、女性の言葉で中断された。
「いないの?」
「えぇ……武器一式も無いみたいで……」
ざわめきだす室内。そこに、もう一人の来訪者が現れた。
「知ってるぜ、俺がよ」
視線がそう告げた男……鉄仮面を付けた男に集められた。仲間の中には、その男のことを知っているものもいた。
「エルウィン? あんた、なんでこんなところに?」
「いやなに、何か面倒なことになってるって聞いて野次馬に来ただけよ……それよりもクロウは、ちょっと前にバイクに乗って出てったぜ?」
「バイク? まさか、一人で拠点へ向かったんじゃ……」
「待ちな、追いかけるなら足がいるだろ?」
すぐに追いかけようと動き出すハンター達。その様子を見ながら、エルウィンは手招きした。
エルウィンが案内した先には、一台の魔導トラックがあった。8人ぐらいは余裕で乗れるように改造が施されている。
「これを使ってくれ。足回りも改造してあるからな、結構速いぜ? ただしな……」
道中にはこちらに向かっているゾンビ集団が散発的に発見されるだろう、とエルウィンは続けた。
「拠点からゾンビが出てきてるってことかしら?」
「察しがいいな。ま、向こうが先手を打ってきたってことだろうよ。さて、報告書でしか見てねぇが、軍が先行した結果、そこそこ被害が出たらしいな。今回も同じになったら話にならねぇ。そこで……」
「道中の敵を撃破しながらいけばいいってことか?」
出された回答が正しいことを示すように、エルウィンは頷いた。
「敵が減れば街への危険性も少なくなるが、それ以上に目的地に軍が到着するのが早くなる。良いことづくめだろ?」
選択の余地は無いように思われる。ハンターたちはエルウィンに言われるままトラックに乗り込んだ。
「地図も用意しといたぜ、それじゃ気を付けて……でも急いでな」
解説
●目的
目的地への到達。
道中の敵撃破。
●状況
PCたちは後方待機中にエルウィンから依頼を受けたハンターとなる。
戦場は目的地までの道中。基本的に平地、地図もある。移動しながらの戦闘となる。
移動はエルウィンが用意した魔導トラックで行われる。中途での脱落や目的地到着後の戦闘などを考慮し、全員トラックに同乗すること。
出発地点の町には帝国兵が敵拠点攻略のために多数待機している。
敵拠点からは多数のゾンビが町へ向け移動を始めている。
●敵情報
改造ゾンビ×たくさん
拠点から町へ向けて散発的に移動しているゾンビたち。
両腕がマシンガンに改造されている。割と素早い動きだが、目標は街への攻撃のようなのでPCたちをひたすら追い続けるようなことはない。
●備考
運転手は存在しないためPCが運転も担当すること。
本依頼の成功度は「目的地到着までの時間」「道中での敵撃破率」によって変動する。
また、本依頼の成功度は次依頼における状況に影響を及ぼすものとする。
目的地への到達。
道中の敵撃破。
●状況
PCたちは後方待機中にエルウィンから依頼を受けたハンターとなる。
戦場は目的地までの道中。基本的に平地、地図もある。移動しながらの戦闘となる。
移動はエルウィンが用意した魔導トラックで行われる。中途での脱落や目的地到着後の戦闘などを考慮し、全員トラックに同乗すること。
出発地点の町には帝国兵が敵拠点攻略のために多数待機している。
敵拠点からは多数のゾンビが町へ向け移動を始めている。
●敵情報
改造ゾンビ×たくさん
拠点から町へ向けて散発的に移動しているゾンビたち。
両腕がマシンガンに改造されている。割と素早い動きだが、目標は街への攻撃のようなのでPCたちをひたすら追い続けるようなことはない。
●備考
運転手は存在しないためPCが運転も担当すること。
本依頼の成功度は「目的地到着までの時間」「道中での敵撃破率」によって変動する。
また、本依頼の成功度は次依頼における状況に影響を及ぼすものとする。
マスターより
お世話になっております、植田です。
遅くなってしまいましたがシリーズの後半戦です。
本当は3話目で終わりの予定でしたが2話目の大成功を受けて高難度ルートに移行したものと思ってください。
この依頼の結果で次依頼の状況が変動します。ただ、スキル生命等に制限はかけないので次を気にせず、まずは目の前の依頼に集中してもらえればと思います。
なお、4話目は高難度戦闘依頼となる予定です。
では、皆様の参加お待ちいたしております。
遅くなってしまいましたがシリーズの後半戦です。
本当は3話目で終わりの予定でしたが2話目の大成功を受けて高難度ルートに移行したものと思ってください。
この依頼の結果で次依頼の状況が変動します。ただ、スキル生命等に制限はかけないので次を気にせず、まずは目の前の依頼に集中してもらえればと思います。
なお、4話目は高難度戦闘依頼となる予定です。
では、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/02/25 13:49
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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![]() |
相談卓 ボルディア・コンフラムス(ka0796) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2017/02/12 02:15:24 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/02/07 21:38:14 |