ゲスト
(ka0000)
【詩天】長江の戦い
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- ユニット参加人数
- 現在19 / 0~25
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/02/12 19:00
- リプレイ完成予定
- 2017/02/26 19:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●憤怒の王と……
仄暗い部屋。蝋燭の灯りが微かに吹いた風に揺れる。
「……そーかい。向こうからわざわざ来てくれたってか」
腕にとまった鴉の報告にくつりと笑う三条 仙秋。
九代目詩天がハンターを従えてこちらに向かっている……。
求めていた依代と、『三条家の宝』の充畜に必要なハンターの力が向こうからやってきてくれるとは。
鴨が葱を背負ってやって来た状況。彼はもう一度笑いを漏らし、マテリアル鉱石が嵌った短刀を握る。
仙秋が手にしている短刀は『三条家の宝』と呼ばれている。
法具として代々の詩天に伝わってきたそれは、彼が作り出したものだ。
何も知らない者からすればただの古びた短刀だが、その正体はマテリアルの貯蔵設備。
これには既に歴代詩天達から時間をかけて集めたマテリアルが入っているが……これだけでは『死転の儀』を執り行うには至らない。
あと足りない分はハンター達からマテリアルを拝借すればいい。
――あいつらは厄介だが、力はある。ちょっとやり合えば十分な量が回収できるはず……。
「丁度いい。こちらから出向いてやるとするか。お前達、大事な依代だ。くれぐれも丁重に扱えよ。ハンター共は適当に相手してやれ」
憤怒の残党達に指示を出し、立ち上がろうとした仙秋。
ふと目を見開いて動きを止める。
――こ……体は…………い。
「てめぇ……! まだ諦めてねえのか……! もうこの身体は俺のもんだ!」
――……美……を…………私……は……!
「うるせえ! 黙れ!! さっさと消えろ!!」
叫びと共に自由になる身体。顔を覆った仙秋を、憤怒の歪虚達が振り返る。
「……何でもねえ。新生憤怒王の初陣だ。さっさと準備しやがれ」
●長江の戦い
「三条 仙秋が『憤怒王』を名乗ってる、か」
「蓬生が死んで、成り上がったつもりなのでしょうか……」
「どーなんだかな。それにしても青木は一体どこに行ったんだろうな」
「前回怪我を負ったようですし、休養しているのか、何か理由があって別行動をしているのか……」
「……この件は今考えても仕方ないな。ひとまずは目の前のことに集中しよう」
ハンター達の会話に、無言で頷く三条 真美(kz0198)。
詩天で活動する隠密組織『隠忍倭衆』。
その働きにより、三条 秋寿……否、今は三条 仙秋と呼ぶべきだろう……の居場所を突き止めていた。
その場所は憤怒本陣。
東方での戦いを生き延びた憤怒ら残党の本陣であり、以前、九蛇頭尾大黒狐蓬生と呼ばれる歪虚がいた場所であり――。
そして、そこに居を構える彼が、『憤怒王 三条 仙秋』と名乗っていると報告にあった。
蓬生が消え、確実に憤怒の歪虚達に変化が起きている――。
そこで、真美が打ち出した作戦は、仙秋が完全に体勢を立て直す前にこちらから打って出ることだった。
どうせ待っていたところで、仙秋はこちらを狙って来る。いずれ憤怒の歪虚を連れて攻めて来るのだ。
詩天の町や村が戦場になるよりは余程良い……。
その判断に、三条家軍師水野 武徳(kz0196)も理解を示し、急遽ハンター達に討伐隊への参加要請が出されて、この状況がある。
憤怒本陣に向かう道。長江に差し掛かった頃だろうか。
それに気づいたのはハンターだった。
「ちょっと待って。向こうに何かいるわ。……あれ、カラスかしら?」
「それにしちゃ数が多くないか?」
「待って下さい。他にも……あれは蛇!?」
空を覆うカラス。遠目から見ても分かる大きな燃える蛇。
そしてその下には蠢く土の人形――。
「……泥田坊だわ! どうして……」
「そりゃあ俺が連れて来たからだ。わざわざ九代目詩天が来てくれたって言うんでな。迎えに来てやったぜ」
「仙秋……!」
「新しい王の前だ。頭が高いぞお前ら」
ハンター達の前に立ち、ニヤリと笑う仙秋。ふと、真美に目線を移す。
「で、九代目詩天様よ。こんなとこにいていいのか? 急いで詩天に戻った方がいいかもしれねえぞ」
「……それはどういう意味ですか?」
「お前がこっちに来るって言うんでな。ちょっとばかり手先を差し向けてやった。今頃若峰は火の海かもしれねえな」
「貴様ァ……!!」
ハハハハハ……と可笑しそうに嗤う仙秋に激高するハンター。真美は小さく震えたまま、初代詩天を見つめる。
「……若峰の守護は、武徳と即疾隊の皆さんにお任せして来ました。私は……彼らを信じています。送り出してくれた彼らの為にも、私の務めを果たします。それまでは帰れません」
「……ちょっと変わったか? 真美。お前は以前のように、人形みてえに言われたことだけやってりゃいいんだよ。その方が依代として好都合だ」
「シンさんはあなたの依代になんてなりませんっ!」
「そーかい。じゃあ精々抵抗して見せろ!! その身を持ってな!!」
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●憤怒の王と……
仄暗い部屋。蝋燭の灯りが微かに吹いた風に揺れる。
「……そーかい。向こうからわざわざ来てくれたってか」
腕にとまった鴉の報告にくつりと笑う三条 仙秋。
九代目詩天がハンターを従えてこちらに向かっている……。
求めていた依代と、『三条家の宝』の充畜に必要なハンターの力が向こうからやってきてくれるとは。
鴨が葱を背負ってやって来た状況。彼はもう一度笑いを漏らし、マテリアル鉱石が嵌った短刀を握る。
仙秋が手にしている短刀は『三条家の宝』と呼ばれている。
法具として代々の詩天に伝わってきたそれは、彼が作り出したものだ。
何も知らない者からすればただの古びた短刀だが、その正体はマテリアルの貯蔵設備。
これには既に歴代詩天達から時間をかけて集めたマテリアルが入っているが……これだけでは『死転の儀』を執り行うには至らない。
あと足りない分はハンター達からマテリアルを拝借すればいい。
――あいつらは厄介だが、力はある。ちょっとやり合えば十分な量が回収できるはず……。
「丁度いい。こちらから出向いてやるとするか。お前達、大事な依代だ。くれぐれも丁重に扱えよ。ハンター共は適当に相手してやれ」
憤怒の残党達に指示を出し、立ち上がろうとした仙秋。
ふと目を見開いて動きを止める。
――こ……体は…………い。
「てめぇ……! まだ諦めてねえのか……! もうこの身体は俺のもんだ!」
――……美……を…………私……は……!
「うるせえ! 黙れ!! さっさと消えろ!!」
叫びと共に自由になる身体。顔を覆った仙秋を、憤怒の歪虚達が振り返る。
「……何でもねえ。新生憤怒王の初陣だ。さっさと準備しやがれ」
●長江の戦い
「三条 仙秋が『憤怒王』を名乗ってる、か」
「蓬生が死んで、成り上がったつもりなのでしょうか……」
「どーなんだかな。それにしても青木は一体どこに行ったんだろうな」
「前回怪我を負ったようですし、休養しているのか、何か理由があって別行動をしているのか……」
「……この件は今考えても仕方ないな。ひとまずは目の前のことに集中しよう」
ハンター達の会話に、無言で頷く三条 真美(kz0198)。
詩天で活動する隠密組織『隠忍倭衆』。
その働きにより、三条 秋寿……否、今は三条 仙秋と呼ぶべきだろう……の居場所を突き止めていた。
その場所は憤怒本陣。
東方での戦いを生き延びた憤怒ら残党の本陣であり、以前、九蛇頭尾大黒狐蓬生と呼ばれる歪虚がいた場所であり――。
そして、そこに居を構える彼が、『憤怒王 三条 仙秋』と名乗っていると報告にあった。
蓬生が消え、確実に憤怒の歪虚達に変化が起きている――。
そこで、真美が打ち出した作戦は、仙秋が完全に体勢を立て直す前にこちらから打って出ることだった。
どうせ待っていたところで、仙秋はこちらを狙って来る。いずれ憤怒の歪虚を連れて攻めて来るのだ。
詩天の町や村が戦場になるよりは余程良い……。
その判断に、三条家軍師水野 武徳(kz0196)も理解を示し、急遽ハンター達に討伐隊への参加要請が出されて、この状況がある。
憤怒本陣に向かう道。長江に差し掛かった頃だろうか。
それに気づいたのはハンターだった。
「ちょっと待って。向こうに何かいるわ。……あれ、カラスかしら?」
「それにしちゃ数が多くないか?」
「待って下さい。他にも……あれは蛇!?」
空を覆うカラス。遠目から見ても分かる大きな燃える蛇。
そしてその下には蠢く土の人形――。
「……泥田坊だわ! どうして……」
「そりゃあ俺が連れて来たからだ。わざわざ九代目詩天が来てくれたって言うんでな。迎えに来てやったぜ」
「仙秋……!」
「新しい王の前だ。頭が高いぞお前ら」
ハンター達の前に立ち、ニヤリと笑う仙秋。ふと、真美に目線を移す。
「で、九代目詩天様よ。こんなとこにいていいのか? 急いで詩天に戻った方がいいかもしれねえぞ」
「……それはどういう意味ですか?」
「お前がこっちに来るって言うんでな。ちょっとばかり手先を差し向けてやった。今頃若峰は火の海かもしれねえな」
「貴様ァ……!!」
ハハハハハ……と可笑しそうに嗤う仙秋に激高するハンター。真美は小さく震えたまま、初代詩天を見つめる。
「……若峰の守護は、武徳と即疾隊の皆さんにお任せして来ました。私は……彼らを信じています。送り出してくれた彼らの為にも、私の務めを果たします。それまでは帰れません」
「……ちょっと変わったか? 真美。お前は以前のように、人形みてえに言われたことだけやってりゃいいんだよ。その方が依代として好都合だ」
「シンさんはあなたの依代になんてなりませんっ!」
「そーかい。じゃあ精々抵抗して見せろ!! その身を持ってな!!」
解説
長江に現れた三条 仙秋と手下の歪虚達を撃破してください。
全て撃破する必要はありません。
仙秋を諦めさせるだけの数に減らすことが出来れば成功です。
勿論、仙秋の撃破を狙って戴いても構いません。
仙秋の目的は、真美の身体を使って自分の依代を安定させること。
撃破に失敗するような事があれば、真美が連れ去られます。ご注意下さい。
ハンターの皆様は、真美からの仙秋討伐隊の参加要請を受け、同行していた形となります。
●成功条件:真美の生存
●失敗条件:真美の死亡、誘拐
■地形について
平地です。時々枯れた木立が立っている以外の障害物はありません。
元々歪虚に占拠されていた土地ですので、人はいません。
ハンターさん達が思いっきり戦って戴いても大丈夫です。
■使用ユニットについて
何を持ち込んで戴いてもOKです。
■NPCの同行
今回は真美が同行しています。
戦わせることも出来ますが戦闘の経験は浅いです。
■敵について
仙秋が連れている敵は以下の通りです。
泥田坊×多数
泥人形のような外見の憤怒眷属。サイズ1。
攻撃手段は格闘戦と泥吐き攻撃。戦闘力が高いわけではないが、頑丈で数が多い。
化鴉×多数
サイズ1。鉄のように鋭く硬いくちばしを備えた鴉型の歪虚。人間の眼が大好物で眼を狙って来る。
火蛇×2体
サイズ2。火を纏った白い大きな蛇。口から火種を飛ばして来る他全身に炎を纏って体当たりすることもある。動きも早い。
■ご注意
OPに書かれている仙秋の状態、真の目的についてはPL情報となります。PCさんは知りません。
知っている前提での行動は判定が厳しくなります。取り扱いには十分ご注意ください。
■その他
白紙は描写しません。
質問板は立てて戴いても構いませんが、基本はOPに書いてあることから推理してください。
『あえて書かずにぼかしていること』もあります。
明確にすることで逆に厳しい状況になることがありますのでご利用の際はご注意ください。
全て撃破する必要はありません。
仙秋を諦めさせるだけの数に減らすことが出来れば成功です。
勿論、仙秋の撃破を狙って戴いても構いません。
仙秋の目的は、真美の身体を使って自分の依代を安定させること。
撃破に失敗するような事があれば、真美が連れ去られます。ご注意下さい。
ハンターの皆様は、真美からの仙秋討伐隊の参加要請を受け、同行していた形となります。
●成功条件:真美の生存
●失敗条件:真美の死亡、誘拐
■地形について
平地です。時々枯れた木立が立っている以外の障害物はありません。
元々歪虚に占拠されていた土地ですので、人はいません。
ハンターさん達が思いっきり戦って戴いても大丈夫です。
■使用ユニットについて
何を持ち込んで戴いてもOKです。
■NPCの同行
今回は真美が同行しています。
戦わせることも出来ますが戦闘の経験は浅いです。
■敵について
仙秋が連れている敵は以下の通りです。
泥田坊×多数
泥人形のような外見の憤怒眷属。サイズ1。
攻撃手段は格闘戦と泥吐き攻撃。戦闘力が高いわけではないが、頑丈で数が多い。
化鴉×多数
サイズ1。鉄のように鋭く硬いくちばしを備えた鴉型の歪虚。人間の眼が大好物で眼を狙って来る。
火蛇×2体
サイズ2。火を纏った白い大きな蛇。口から火種を飛ばして来る他全身に炎を纏って体当たりすることもある。動きも早い。
■ご注意
OPに書かれている仙秋の状態、真の目的についてはPL情報となります。PCさんは知りません。
知っている前提での行動は判定が厳しくなります。取り扱いには十分ご注意ください。
■その他
白紙は描写しません。
質問板は立てて戴いても構いませんが、基本はOPに書いてあることから推理してください。
『あえて書かずにぼかしていること』もあります。
明確にすることで逆に厳しい状況になることがありますのでご利用の際はご注意ください。
マスターより
お世話になっております。猫又です。
皆様に、【詩天】の依頼をお届けします。
【詩天】の戦いもいよいよ大詰めです。
蓬生と青木が離脱し、仮初の憤怒王となった仙秋。
真美の決意。
その行方は全てハンター様の手にかかっています。
どうぞ、悔いのない戦いを。
それでは、ご参加を心よりお待ちしております。
皆様に、【詩天】の依頼をお届けします。
【詩天】の戦いもいよいよ大詰めです。
蓬生と青木が離脱し、仮初の憤怒王となった仙秋。
真美の決意。
その行方は全てハンター様の手にかかっています。
どうぞ、悔いのない戦いを。
それでは、ご参加を心よりお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/03/01 22:10
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/02/10 08:34:27 |
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相談卓 龍堂 神火(ka5693) 人間(リアルブルー)|16才|男性|符術師(カードマスター) |
最終発言 2017/02/12 16:57:22 |