ゲスト
(ka0000)
【魔装】強さの果てに 第4話
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在6人 / 6~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/04/14 07:30
- リプレイ完成予定
- 2017/04/28 07:30
オープニング
●交差するタグ
ふわゆるの緑髪を後ろにまとめ、紡伎 希(kz0174)は早馬から降り立つ。
ここはレタニケの街から一番近いハンターオフィスの支部だ。
レタニケ領で行われた亜人との戦いは、ひとまず決着がついた。だが、まだ、やり残している事がある。
いや……きっと、“やり残し”こそ、これから解決しなくてはならない事だろう。
「……ネル・ベル様」
希は、かつての主人――ネル・ベル(kz0082)――の名を呟いた。
真っ白で冷たい肌。黒紫の髪と瞳、そして、幾何学模様の美しい角。
「一体、何をなさるつもりなのですか?」
空を仰いで希は問うた。
もちろん、独り言だし、もし、ネル・ベルがこの場に居たとしても答えはしないだろう。
支部に入ると希は依頼書の記入を始めた。
「残された謎を調査しないと……」
記入をしている希に事務員が手紙を持ってきた。
手を休め、それを受け取る希。
「……ソルラ様から?」
送り主の名前を見て、希が声を出した。
グラズヘイム騎士団青の隊所属の騎士ソルラ・クート(kz0096)からの手紙だ。
アルテミス小隊を率いている小隊長でもあり、時折、依頼関係で手紙が届く事があったのだが……。
「これは……依頼? それも、書面上ではなく……ですか」
詳細は直接逢って話したいという。
そして、古都での集合場所に『屋敷』『檻』というキーワードが書かれていた。
そのキーワードは分かる人であれば、ピンと来るだろう。そこまでして逢うという事は――。
「……機密性が高い依頼……一体、何が」
牡丹の事は気になるが、一先ず、亜人の危機は去った。
ハンター達に調査依頼を出す事もあるので、ソルラに話を聞きに行くのも大丈夫なはずだ。
●女将軍の憂鬱
鳴月 牡丹(kz0180)が暇を持て余していた。
希は依頼を出しに行ったまま帰って来ないし、レタニケ領主であるライルは多忙という事で連絡が取れない。
立ち去ろうにも、亜人討伐を祝う祝賀会が予定されており、身動きが全くというほど取れなかったのだ。
「暇だな~。温泉でも行って来ようかな~」
ゴロンゴロンとベット上を転がる牡丹。
しかし、外出して何かあると大変な事になるから、極力、単独での外出は控えるように、希にキツく言われているのを思い出す。
「仕方ないな~。これまでの経過でも見直すかな」
飛び起きると、テーブルに置いてある報告書を手に取った。
幾度かの戦いを経て、亜人勢力を殲滅させた。
だが、謎がいくつか残っている。
「武器の出処、南下の原因、この辺りは観戦報告には欲しいかな」
そういえば――と、別の報告書に牡丹は手を伸ばした。
それは、亜人との戦闘が繰り広げられている間に、別のハンターに出した依頼の報告書だった。
「……なんだろうね」
牡丹の見立てでは怪しいと思う人物は二人。
一人はオキナと呼ばれる人物。もう一人は、ノセヤと呼ばれる王国騎士。
何かを知っている可能性は大いにあるが、接触が可能かどうかは全く見当がつかない。
「なんだか、王国騎士団も忙しいみたいだしね」
黒大公ベリアルとその軍勢が破竹の勢いで進軍しているという。
噂によると戦況は優位らしいが……。
「さすがに、そちらは見させて貰えないよね」
戦場によっては危険な所もあるようである。
しかし、王国の危機という事であれば、観戦している場合でもない。
グラズヘイム王国は東方で居ずらくなった鬼らを引き取った経緯があるだけに、エトファリカ連邦国として、何らかの行動はあった方がいいはずだ。
「まぁ、こればっかりはタイミングもあるしな~。残念」
東方での出来事は牡丹の耳に入っている。
新憤怒王が現れ、将軍自ら出陣する事態になっているいう。
もっとも、牡丹は軽く考えていた。あの将軍が出陣を選ぶという事は十分な勝算があるからだろう。
「……よし、ボクにはボクの出来る事をしよう!」
報告書の束をテーブルに叩きつけ、牡丹は決意する。
そして、V字腹筋を始める牡丹であった――。
ふわゆるの緑髪を後ろにまとめ、紡伎 希(kz0174)は早馬から降り立つ。
ここはレタニケの街から一番近いハンターオフィスの支部だ。
レタニケ領で行われた亜人との戦いは、ひとまず決着がついた。だが、まだ、やり残している事がある。
いや……きっと、“やり残し”こそ、これから解決しなくてはならない事だろう。
「……ネル・ベル様」
希は、かつての主人――ネル・ベル(kz0082)――の名を呟いた。
真っ白で冷たい肌。黒紫の髪と瞳、そして、幾何学模様の美しい角。
「一体、何をなさるつもりなのですか?」
空を仰いで希は問うた。
もちろん、独り言だし、もし、ネル・ベルがこの場に居たとしても答えはしないだろう。
支部に入ると希は依頼書の記入を始めた。
「残された謎を調査しないと……」
記入をしている希に事務員が手紙を持ってきた。
手を休め、それを受け取る希。
「……ソルラ様から?」
送り主の名前を見て、希が声を出した。
グラズヘイム騎士団青の隊所属の騎士ソルラ・クート(kz0096)からの手紙だ。
アルテミス小隊を率いている小隊長でもあり、時折、依頼関係で手紙が届く事があったのだが……。
「これは……依頼? それも、書面上ではなく……ですか」
詳細は直接逢って話したいという。
そして、古都での集合場所に『屋敷』『檻』というキーワードが書かれていた。
そのキーワードは分かる人であれば、ピンと来るだろう。そこまでして逢うという事は――。
「……機密性が高い依頼……一体、何が」
牡丹の事は気になるが、一先ず、亜人の危機は去った。
ハンター達に調査依頼を出す事もあるので、ソルラに話を聞きに行くのも大丈夫なはずだ。
●女将軍の憂鬱
鳴月 牡丹(kz0180)が暇を持て余していた。
希は依頼を出しに行ったまま帰って来ないし、レタニケ領主であるライルは多忙という事で連絡が取れない。
立ち去ろうにも、亜人討伐を祝う祝賀会が予定されており、身動きが全くというほど取れなかったのだ。
「暇だな~。温泉でも行って来ようかな~」
ゴロンゴロンとベット上を転がる牡丹。
しかし、外出して何かあると大変な事になるから、極力、単独での外出は控えるように、希にキツく言われているのを思い出す。
「仕方ないな~。これまでの経過でも見直すかな」
飛び起きると、テーブルに置いてある報告書を手に取った。
幾度かの戦いを経て、亜人勢力を殲滅させた。
だが、謎がいくつか残っている。
「武器の出処、南下の原因、この辺りは観戦報告には欲しいかな」
そういえば――と、別の報告書に牡丹は手を伸ばした。
それは、亜人との戦闘が繰り広げられている間に、別のハンターに出した依頼の報告書だった。
「……なんだろうね」
牡丹の見立てでは怪しいと思う人物は二人。
一人はオキナと呼ばれる人物。もう一人は、ノセヤと呼ばれる王国騎士。
何かを知っている可能性は大いにあるが、接触が可能かどうかは全く見当がつかない。
「なんだか、王国騎士団も忙しいみたいだしね」
黒大公ベリアルとその軍勢が破竹の勢いで進軍しているという。
噂によると戦況は優位らしいが……。
「さすがに、そちらは見させて貰えないよね」
戦場によっては危険な所もあるようである。
しかし、王国の危機という事であれば、観戦している場合でもない。
グラズヘイム王国は東方で居ずらくなった鬼らを引き取った経緯があるだけに、エトファリカ連邦国として、何らかの行動はあった方がいいはずだ。
「まぁ、こればっかりはタイミングもあるしな~。残念」
東方での出来事は牡丹の耳に入っている。
新憤怒王が現れ、将軍自ら出陣する事態になっているいう。
もっとも、牡丹は軽く考えていた。あの将軍が出陣を選ぶという事は十分な勝算があるからだろう。
「……よし、ボクにはボクの出来る事をしよう!」
報告書の束をテーブルに叩きつけ、牡丹は決意する。
そして、V字腹筋を始める牡丹であった――。
解説
●目的
残された謎の調査
●内容
レタニケ領に出現した亜人についての情報を集める
なお、調査目安は以下の通りである
・武具の出処
・亜人の南下理由
・その他、有益だと思われる情報
●調査
原則的に王国国内と限定する
依頼における制限時間により、行ける場所は一つに限られる
・レタニケ領内
・王都イルダーナ(第3街区より奥へは入れない)
・古都アークエルス(図書館も利用可能だが、奥には入れない)
・港街ガンナ・エントラータ
・ハルトフォート砦
・大峡谷
上記以外の場所でも、当方のリプレイで登場した場所でも行ける場合があります
念のため、質問卓で確認して下さい
(確認なしでのプレイング提出は、描写できる保証はありません)
どこで、どの様に調べるかという点は、重要な判定要素となります
●NPC
鳴月 牡丹(kz0180):観戦武官という立場であり、調査同行不可で自室に居る
紡伎 希(kz0174):近隣の街へ出掛けており、接触不可(『●交差するタグ』はPL情報)
ライル:レタニケ領主代理。前回戦い以来、多忙の為か人前に姿を現していない
上記のNPC以外にも、当方のリプレイで登場した人物も、接触が可能な場合があります
念のため、質問卓で確認をよろしくお願いします
(確認なしでのプレイング提出は、描写できる保証はありません)
●質問卓
とりあえず、牡丹がなんとなく答えてくれます。多分
残された謎の調査
●内容
レタニケ領に出現した亜人についての情報を集める
なお、調査目安は以下の通りである
・武具の出処
・亜人の南下理由
・その他、有益だと思われる情報
●調査
原則的に王国国内と限定する
依頼における制限時間により、行ける場所は一つに限られる
・レタニケ領内
・王都イルダーナ(第3街区より奥へは入れない)
・古都アークエルス(図書館も利用可能だが、奥には入れない)
・港街ガンナ・エントラータ
・ハルトフォート砦
・大峡谷
上記以外の場所でも、当方のリプレイで登場した場所でも行ける場合があります
念のため、質問卓で確認して下さい
(確認なしでのプレイング提出は、描写できる保証はありません)
どこで、どの様に調べるかという点は、重要な判定要素となります
●NPC
鳴月 牡丹(kz0180):観戦武官という立場であり、調査同行不可で自室に居る
紡伎 希(kz0174):近隣の街へ出掛けており、接触不可(『●交差するタグ』はPL情報)
ライル:レタニケ領主代理。前回戦い以来、多忙の為か人前に姿を現していない
上記のNPC以外にも、当方のリプレイで登場した人物も、接触が可能な場合があります
念のため、質問卓で確認をよろしくお願いします
(確認なしでのプレイング提出は、描写できる保証はありません)
●質問卓
とりあえず、牡丹がなんとなく答えてくれます。多分
マスターより
●挨拶
ADivMSの赤山です。個人的に展開するストーリー【魔装】でのシリーズシナリオとなります。
【魔装】は当シリーズとは別に、ショートやイベントでのシナリオでも展開されていく事になります。
今回を含め、シリーズは残り2話となります。血の鍵が開いた結果、引き起こされる惨事が最終話で待っています。この度の調査結果内容次第で、その惨事が微妙に変わる可能性があります。
●攻略のヒント
調べる内容が多すぎると一人では調べきれない可能性もあります。
しっかりと役割分担し、調査先を絞る必要もあるでしょう。
【魔装】関連の報告書も要チェックです!
ADivMSの赤山です。個人的に展開するストーリー【魔装】でのシリーズシナリオとなります。
【魔装】は当シリーズとは別に、ショートやイベントでのシナリオでも展開されていく事になります。
今回を含め、シリーズは残り2話となります。血の鍵が開いた結果、引き起こされる惨事が最終話で待っています。この度の調査結果内容次第で、その惨事が微妙に変わる可能性があります。
●攻略のヒント
調べる内容が多すぎると一人では調べきれない可能性もあります。
しっかりと役割分担し、調査先を絞る必要もあるでしょう。
【魔装】関連の報告書も要チェックです!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/04/17 06:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談所! ソフィア =リリィホルム(ka2383) ドワーフ|14才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2017/04/13 23:11:32 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/04/09 21:28:53 |