ゲスト
(ka0000)
【界冥】花の少女に祝福を
マスター:紫月紫織

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/05/29 12:00
- リプレイ完成予定
- 2017/06/12 12:00
オープニング
●あるひのできごと
それは初春の小さな出来事。
帝都の大通りから少し外れたところにある、少し小洒落たフォーチュンショップ、メレミアの店内。
ハンターズソサエティで修復され、そして目覚めたオートマトンの少女。
修復パーツを集めてきたハンター達からミモザと名付けられた彼女は、今はクリムゾンウェストのことを学ぶためにソサエティで一般常識を、そしてたまにシルヴァの店のお手伝いをしにやって来るのである。
そんなミモザの様子が、朝からおかしいと気づいていたシルヴァ。
三度で推測、五度目で確信、七度目となってついぞシルヴァはミモザを呼び止めた。
今日はやたらと、ミモザが品出しの際に棚にぶつかるのである。
「ご、ごめんなさい……」
怒られるかと思ったミモザはおそるおそる、といった様子であったが、シルヴァの反応はそうしたものではなく、どちらかと言えば観察に近い。
見ればどうにも、まっすぐに歩けていないようだった。
「怒ってないわ、怪我はない? ……どこかおかしいところはない? 目がよく見えないとか、耳が聞こえないとか……足に力が入らない、とか」
「……」
ふるふる、と首を振るミモザの様子に、不調があるのは間違いないだろうと確信するシルヴァ。
(そうすぐに懐いてくれるとはおもってないけども、不調も隠すようじゃ心配よねぇ……)
占い師としての観察眼、そして覚醒者としての感覚、その両方が彼女の体に異常があることを確信させている。
人間ならば速やかに医者に連れて行く所である。
しかし困ったことがある。
オートマトンの不調を直すとして、どこへ行けばいい?。
●ハンターズソサエティ オートマトン研究室
エバーグリーンの調査結果を研究するために仮設された場所である。
ミモザを連れてそこを訪れたシルヴァ、そして検査の結果判明したのは――
「ふむ、左側の視覚と聴覚が断線しておるようじゃのう」
初老の博士が色々とチェックした上での診断がこれである。
どうりで棚にぶつかるわけだ。
隠し事を言い当てられて申し訳なさそうにしているミモザの頭をそっと撫でて、気にしなくていいと伝えてやる。
記憶のないミモザにとっては、自分の体のことですら未知のことにほかならないのだ。
その不安は、出来る限り払拭してやりたいと思う。
「それで、治療は可能なんですか?」
「現状では無理じゃな。対応するパーツがなければ、内部の構造もまだ細かく判明しとらん。じゃが、それを補う外付けのパーツを作るぐらいならなんとかなるじゃろう。……だが問題が一つある」
「問題?」
「外付けのパーツを作るための部品が無い」
つまり取ってこい、という話なわけである。
かといって、エバーグリーンは一応危険性のある場所である。
一人で行く、などという選択肢はないのだが……ハンターに依頼するとなると相応の出費になるわけで、流石にいかんせん気軽に決定できることでもない。
無論、放っておくなどという選択肢はそもそも存在しないのだが……。
「仕方がないわね、エリクシアにちょっと相談してみるとしましょうか」
●ハンターオフィスにて
「というわけで、なんとかして」
開口一番に本題へ入るものだからさすがのエリクシアも状況がわからずに閉口せざるをえなかった。
いつもどちらかと言うとやり込められているシルヴァにとって、数少ないエリクシアを困惑させられる一言であった。
「とりあえず前段階を説明してもらえるかしら?」
「エバーグリーンに行きたいのよ」
かくかくしかじかうまうまとりとり、まるかいてちょん(説明)。
「なるほど、ミモザちゃんのためというわけですか……ふむ」
しばし考えた末、ぽんと手を打つエリクシア。
その表情に、嫌な予感を感じざるを得ないシルヴァである、だがどうせいつも通りその提案に乗ることになるのである。
何より今は、小さなオートマトンの少女のためという目的もあるのだから。
「そういうことなら一つ、ちょうどいい案件があるわよ」
パラパラと案件のリストをめくり、目当てのそれを見つけ出したエリクシアはそれをシルヴァへと差し出す。
受け取ったシルヴァはそれの意図する所を理解したのか、なるほどねと口にした。
「サーバー修復パーツ回収依頼、ね……これに私が手持ちをプラスして依頼内容に少し加える、と」
「そういうこと。ミモザちゃんの修復パーツはそう大量に必要なものでもないでしょう?」
確かに、頭部に装着する小型ユニットのようなものなら、パーツとしては袋一つ分ぐらいだろうか?
生きているパーツがどれだけ手に入るかは運であるが、目的とするものがそう違わない以上少し手間が増える程度で済むはずだ。
お互いに納得し、そういう方向性で話がまとまりかけた時、ミモザが口を開いた。
「あの、私も……エバーグリーンに行ってみたいです」
そう、珍しく自分の希望を口にするミモザの姿があった。
それは初春の小さな出来事。
帝都の大通りから少し外れたところにある、少し小洒落たフォーチュンショップ、メレミアの店内。
ハンターズソサエティで修復され、そして目覚めたオートマトンの少女。
修復パーツを集めてきたハンター達からミモザと名付けられた彼女は、今はクリムゾンウェストのことを学ぶためにソサエティで一般常識を、そしてたまにシルヴァの店のお手伝いをしにやって来るのである。
そんなミモザの様子が、朝からおかしいと気づいていたシルヴァ。
三度で推測、五度目で確信、七度目となってついぞシルヴァはミモザを呼び止めた。
今日はやたらと、ミモザが品出しの際に棚にぶつかるのである。
「ご、ごめんなさい……」
怒られるかと思ったミモザはおそるおそる、といった様子であったが、シルヴァの反応はそうしたものではなく、どちらかと言えば観察に近い。
見ればどうにも、まっすぐに歩けていないようだった。
「怒ってないわ、怪我はない? ……どこかおかしいところはない? 目がよく見えないとか、耳が聞こえないとか……足に力が入らない、とか」
「……」
ふるふる、と首を振るミモザの様子に、不調があるのは間違いないだろうと確信するシルヴァ。
(そうすぐに懐いてくれるとはおもってないけども、不調も隠すようじゃ心配よねぇ……)
占い師としての観察眼、そして覚醒者としての感覚、その両方が彼女の体に異常があることを確信させている。
人間ならば速やかに医者に連れて行く所である。
しかし困ったことがある。
オートマトンの不調を直すとして、どこへ行けばいい?。
●ハンターズソサエティ オートマトン研究室
エバーグリーンの調査結果を研究するために仮設された場所である。
ミモザを連れてそこを訪れたシルヴァ、そして検査の結果判明したのは――
「ふむ、左側の視覚と聴覚が断線しておるようじゃのう」
初老の博士が色々とチェックした上での診断がこれである。
どうりで棚にぶつかるわけだ。
隠し事を言い当てられて申し訳なさそうにしているミモザの頭をそっと撫でて、気にしなくていいと伝えてやる。
記憶のないミモザにとっては、自分の体のことですら未知のことにほかならないのだ。
その不安は、出来る限り払拭してやりたいと思う。
「それで、治療は可能なんですか?」
「現状では無理じゃな。対応するパーツがなければ、内部の構造もまだ細かく判明しとらん。じゃが、それを補う外付けのパーツを作るぐらいならなんとかなるじゃろう。……だが問題が一つある」
「問題?」
「外付けのパーツを作るための部品が無い」
つまり取ってこい、という話なわけである。
かといって、エバーグリーンは一応危険性のある場所である。
一人で行く、などという選択肢はないのだが……ハンターに依頼するとなると相応の出費になるわけで、流石にいかんせん気軽に決定できることでもない。
無論、放っておくなどという選択肢はそもそも存在しないのだが……。
「仕方がないわね、エリクシアにちょっと相談してみるとしましょうか」
●ハンターオフィスにて
「というわけで、なんとかして」
開口一番に本題へ入るものだからさすがのエリクシアも状況がわからずに閉口せざるをえなかった。
いつもどちらかと言うとやり込められているシルヴァにとって、数少ないエリクシアを困惑させられる一言であった。
「とりあえず前段階を説明してもらえるかしら?」
「エバーグリーンに行きたいのよ」
かくかくしかじかうまうまとりとり、まるかいてちょん(説明)。
「なるほど、ミモザちゃんのためというわけですか……ふむ」
しばし考えた末、ぽんと手を打つエリクシア。
その表情に、嫌な予感を感じざるを得ないシルヴァである、だがどうせいつも通りその提案に乗ることになるのである。
何より今は、小さなオートマトンの少女のためという目的もあるのだから。
「そういうことなら一つ、ちょうどいい案件があるわよ」
パラパラと案件のリストをめくり、目当てのそれを見つけ出したエリクシアはそれをシルヴァへと差し出す。
受け取ったシルヴァはそれの意図する所を理解したのか、なるほどねと口にした。
「サーバー修復パーツ回収依頼、ね……これに私が手持ちをプラスして依頼内容に少し加える、と」
「そういうこと。ミモザちゃんの修復パーツはそう大量に必要なものでもないでしょう?」
確かに、頭部に装着する小型ユニットのようなものなら、パーツとしては袋一つ分ぐらいだろうか?
生きているパーツがどれだけ手に入るかは運であるが、目的とするものがそう違わない以上少し手間が増える程度で済むはずだ。
お互いに納得し、そういう方向性で話がまとまりかけた時、ミモザが口を開いた。
「あの、私も……エバーグリーンに行ってみたいです」
そう、珍しく自分の希望を口にするミモザの姿があった。
解説
●目的
二つあります。
・サーバー修理のためのパーツ集め
・ミモザを補助するための外付けパーツを作るための部品集め。
●探索における要点
◆ミモザについて
エバーグリーンに行きたいと言っています。
戦闘能力はありません。
現在、左側が死角となっています(視覚・聴覚)
【ミモザを連れて行く場合】シルヴァが同行しミモザを守ります。
◆シルヴァについて
基本的に攻撃行動は行いません。
基本行動はミモザを護る、皆さんのフォロー、に終始します。
ドローアクション、瑞鳥符、桜幕符を持っていきます。
◆ミモザとシルヴァの扱いについて
ミモザを連れて行く場合、シルヴァも同行します。
ミモザを連れて行かない場合、シルヴァも同行しません。
代表として一名が【連れていく】【連れて行かない】を決定してください。
◆探索中に起きる出来事
探索の途中、哨戒型のロボットが襲ってきます。
四足歩行型で経年劣化により動きは不安定ですが、活動中の個体です。
戦闘能力はそれほど高くありません。
◆探索向きの箇所
廃棄処分所:スクラップになった部品が散乱している。
パーツ作成室:作りかけのパーツ(ただし古い)などが放置されている、製造装置は動かないようだ。
倒壊したサーバー:中央部分からへし折れて無残な断面を晒している。
二つあります。
・サーバー修理のためのパーツ集め
・ミモザを補助するための外付けパーツを作るための部品集め。
●探索における要点
◆ミモザについて
エバーグリーンに行きたいと言っています。
戦闘能力はありません。
現在、左側が死角となっています(視覚・聴覚)
【ミモザを連れて行く場合】シルヴァが同行しミモザを守ります。
◆シルヴァについて
基本的に攻撃行動は行いません。
基本行動はミモザを護る、皆さんのフォロー、に終始します。
ドローアクション、瑞鳥符、桜幕符を持っていきます。
◆ミモザとシルヴァの扱いについて
ミモザを連れて行く場合、シルヴァも同行します。
ミモザを連れて行かない場合、シルヴァも同行しません。
代表として一名が【連れていく】【連れて行かない】を決定してください。
◆探索中に起きる出来事
探索の途中、哨戒型のロボットが襲ってきます。
四足歩行型で経年劣化により動きは不安定ですが、活動中の個体です。
戦闘能力はそれほど高くありません。
◆探索向きの箇所
廃棄処分所:スクラップになった部品が散乱している。
パーツ作成室:作りかけのパーツ(ただし古い)などが放置されている、製造装置は動かないようだ。
倒壊したサーバー:中央部分からへし折れて無残な断面を晒している。
マスターより
「【界冥】幸運はあなたと共に」、にて起動したミモザちゃん(オートマトン)の調子が悪いようです。
サーバーのパーツ集めついでに、彼女を助けてあげるためのパーツ作りにご協力ください。
え、メイン逆だろって?
いえいえ、両方メインです。
ミモザちゃんはふわふわの金髪に緑の瞳、十二~三歳ぐらいの少女の姿をしています。
現在は左側の視覚と聴覚が断線しており見えないし聴こえません。
若干人見知りですが可愛がってあげてください。
サーバーのパーツ集めついでに、彼女を助けてあげるためのパーツ作りにご協力ください。
え、メイン逆だろって?
いえいえ、両方メインです。
ミモザちゃんはふわふわの金髪に緑の瞳、十二~三歳ぐらいの少女の姿をしています。
現在は左側の視覚と聴覚が断線しており見えないし聴こえません。
若干人見知りですが可愛がってあげてください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/06/08 23:07
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 久延毘 大二郎(ka1771) 人間(リアルブルー)|22才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2017/05/29 09:31:28 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/05/25 15:47:12 |