ゲスト
(ka0000)
【繭国】ヘザーの戦乙女チャレンジ!
マスター:坂上テンゼン

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/07/19 15:00
- リプレイ完成予定
- 2017/08/02 15:00
オープニング
●今一番王国でホットなウワサ
王国歴1017年6月、王都イルダーナに一つの噂が電撃のように駆け巡った。
情勢の不安定な昨今であれば強力な歪虚の出現、はたまたそれに対抗する新兵器の完成、相応しい噂はそういうものであっただろう。しかし、これに限ってはそうではなかった。
『ヴィオラ・フルブライト(kz0007)が大精霊プラトニスをぶん殴った』
……それが、噂の概要である。
そして。
「私を弟子にしてくれ!」
「…………」
色々経緯をすっ飛ばしてだが、その噂が広まった結果、ヘザー・スクロヴェーニ(kz0061)がヴィオラに頭を下げている。
仕事で色々忙しいヴィオラを探し回っての末、聖堂戦士団宿舎の前でようやく追いついてのことだった。時刻は既に夕方になっていた。
「己の拳を高めたいんだ。
噂に名高きヴィオラの拳、是非とも参考にさせてもらいたい!」
まあ広まりますよね、と心中で溜め息をつきながらヴィオラは頭を掻く。
ヘザーの戦闘スタイルは格闘技をベースとしている。そのため件の大精霊を拳で殴打した事件について大いに感銘を受けたのであった。
ヘザーの申し出は叶えられた。
「戦乙女の死の教練(デスロード・トゥ・ヴァルキュリア)」にヘザーの参加も認められたのである。
さらに……
●ギルド街・某所
「一言ぐらい相談せぬかーッ!」
「私は前からお前たちを鍛えたいと思っていたぞ」
ヘザー率いるギルド『愉愚泥羅(ユグディラ)』のメンバーも同様に参加が決まった。
「ヴィオラ……戦乙女の指導だぁ?!」
「田舎に帰らせていただきます」
「OK、ハンターは今日で廃業だ。故郷に帰ってパン屋でも始めるとするさ……」
「俺……No.1ホストになる夢が……!」
口々にその場から逃れようとするメンバー達。
「逃がさん! この発令はすべての事柄に優先する!」
ヘザーはギルド拠点の出入り口に陣取り、誰一人逃すことはない構えだ。
「おい、ヘザー」
「何だジャガー!」
「ジャガーって言うな俺はヤーグだ。その件はともかくとして、エリオットが言ってる黒の隊に入らなくていいのか? 王女様を護るにはその方が」
「私はエリオットの下にはつかん」
「……………………」
お前はそれどころじゃないだろ、的なもって行き方で話をごまかそうとしたが、ヤーグ・アルシュガルは何度目かの無力感を味わっただけだった。
「……傲慢」
「それは私達の敵の名だアハズヤ!」
「一度、ヘザーは倒された方がいい」
指で拳銃を作って撃つシスター服の女、アハズヤ・ナルガイ。
猟撃士ではない。聖導師である。
「大体その格好でヴィオラを否定できまい!」
「私は筋肉使わない……」
「これから使え」
「わらわは筋肉とかつくのはイヤじゃあ!」
リアルブルー出身・戦国時代の姫マニアの細川閃姫は女として訴えた。
「閃姫……君があの変態ストーカー(最強)に太刀打ちするには……己を鍛えるしか道はないと知れ!」
対するヘザーは前振りも過程もすっ飛ばして結論だけ提供した。
「はっ! …………………………………………………………………………い、嫌じゃーっ!」
「一瞬考えたなッ!! ならば妥協の余地はあると言うことよーッ!」
「ヘイ! ブラザー&シスター! ヘナチョコなディスカッションはここまでにしよーぜ!」
「むっ? 何奴……ッ!」
「ヘッド! 俺にゃ異論はないぜ! ゴー・オン・ザ・デスロード……どこへだろーと連れて行ってくれ!」
ヘザーをヘッドと呼んだのは、スキンヘッドにイチゴヤドクガエルのタトゥーを入れサングラスをかけた男。練筋協会の大胸筋矯正ギプスを装着し、超重装備・過大集積魔導機塊「イノーマス」を肩に担いだ……筋肉に目覚めし男子!
「君かフロッグ! よく言ってくれた!」
フロッグは灼熱のスマイルと荒ぶる上腕二頭筋をもってヘザーに応える。
その瞬間、誰もが悟った。なぜだか説明はできないが理屈ではなく心で理解したのだ……。
――この流れからは逃れられないと。
かくしてヘザー一行は地獄の黙示録もとい戦乙女の死の教練にその身を投じた……。
「PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT!……」
そして数週間が過ぎた……。
その日ヘザーと一行はヴィオラに呼び出されたのである。
「この数日間、本当によく頑張りました」
「セッセイ!」
ヘザー一行は誰からともなく返事は「セッセイ!」と返すようにしていた。
「これまでの鍛錬を終えて、自信はつきましたか?」
「セッセイ! 自信がつきました! 私は強くなったと思います!」
師匠にへりくだった口調でヘザーは応える。
「本当に、そうでしょうか?」
「え――」
「あなた達に試練を与えます」
そうしてヴィオラはヘザー達から視線を外し、ある一点を指した。
「この者達と戦いなさい」
そこには――
王国歴1017年6月、王都イルダーナに一つの噂が電撃のように駆け巡った。
情勢の不安定な昨今であれば強力な歪虚の出現、はたまたそれに対抗する新兵器の完成、相応しい噂はそういうものであっただろう。しかし、これに限ってはそうではなかった。
『ヴィオラ・フルブライト(kz0007)が大精霊プラトニスをぶん殴った』
……それが、噂の概要である。
そして。
「私を弟子にしてくれ!」
「…………」
色々経緯をすっ飛ばしてだが、その噂が広まった結果、ヘザー・スクロヴェーニ(kz0061)がヴィオラに頭を下げている。
仕事で色々忙しいヴィオラを探し回っての末、聖堂戦士団宿舎の前でようやく追いついてのことだった。時刻は既に夕方になっていた。
「己の拳を高めたいんだ。
噂に名高きヴィオラの拳、是非とも参考にさせてもらいたい!」
まあ広まりますよね、と心中で溜め息をつきながらヴィオラは頭を掻く。
ヘザーの戦闘スタイルは格闘技をベースとしている。そのため件の大精霊を拳で殴打した事件について大いに感銘を受けたのであった。
ヘザーの申し出は叶えられた。
「戦乙女の死の教練(デスロード・トゥ・ヴァルキュリア)」にヘザーの参加も認められたのである。
さらに……
●ギルド街・某所
「一言ぐらい相談せぬかーッ!」
「私は前からお前たちを鍛えたいと思っていたぞ」
ヘザー率いるギルド『愉愚泥羅(ユグディラ)』のメンバーも同様に参加が決まった。
「ヴィオラ……戦乙女の指導だぁ?!」
「田舎に帰らせていただきます」
「OK、ハンターは今日で廃業だ。故郷に帰ってパン屋でも始めるとするさ……」
「俺……No.1ホストになる夢が……!」
口々にその場から逃れようとするメンバー達。
「逃がさん! この発令はすべての事柄に優先する!」
ヘザーはギルド拠点の出入り口に陣取り、誰一人逃すことはない構えだ。
「おい、ヘザー」
「何だジャガー!」
「ジャガーって言うな俺はヤーグだ。その件はともかくとして、エリオットが言ってる黒の隊に入らなくていいのか? 王女様を護るにはその方が」
「私はエリオットの下にはつかん」
「……………………」
お前はそれどころじゃないだろ、的なもって行き方で話をごまかそうとしたが、ヤーグ・アルシュガルは何度目かの無力感を味わっただけだった。
「……傲慢」
「それは私達の敵の名だアハズヤ!」
「一度、ヘザーは倒された方がいい」
指で拳銃を作って撃つシスター服の女、アハズヤ・ナルガイ。
猟撃士ではない。聖導師である。
「大体その格好でヴィオラを否定できまい!」
「私は筋肉使わない……」
「これから使え」
「わらわは筋肉とかつくのはイヤじゃあ!」
リアルブルー出身・戦国時代の姫マニアの細川閃姫は女として訴えた。
「閃姫……君があの変態ストーカー(最強)に太刀打ちするには……己を鍛えるしか道はないと知れ!」
対するヘザーは前振りも過程もすっ飛ばして結論だけ提供した。
「はっ! …………………………………………………………………………い、嫌じゃーっ!」
「一瞬考えたなッ!! ならば妥協の余地はあると言うことよーッ!」
「ヘイ! ブラザー&シスター! ヘナチョコなディスカッションはここまでにしよーぜ!」
「むっ? 何奴……ッ!」
「ヘッド! 俺にゃ異論はないぜ! ゴー・オン・ザ・デスロード……どこへだろーと連れて行ってくれ!」
ヘザーをヘッドと呼んだのは、スキンヘッドにイチゴヤドクガエルのタトゥーを入れサングラスをかけた男。練筋協会の大胸筋矯正ギプスを装着し、超重装備・過大集積魔導機塊「イノーマス」を肩に担いだ……筋肉に目覚めし男子!
「君かフロッグ! よく言ってくれた!」
フロッグは灼熱のスマイルと荒ぶる上腕二頭筋をもってヘザーに応える。
その瞬間、誰もが悟った。なぜだか説明はできないが理屈ではなく心で理解したのだ……。
――この流れからは逃れられないと。
かくしてヘザー一行は地獄の黙示録もとい戦乙女の死の教練にその身を投じた……。
「PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT! PT!……」
そして数週間が過ぎた……。
その日ヘザーと一行はヴィオラに呼び出されたのである。
「この数日間、本当によく頑張りました」
「セッセイ!」
ヘザー一行は誰からともなく返事は「セッセイ!」と返すようにしていた。
「これまでの鍛錬を終えて、自信はつきましたか?」
「セッセイ! 自信がつきました! 私は強くなったと思います!」
師匠にへりくだった口調でヘザーは応える。
「本当に、そうでしょうか?」
「え――」
「あなた達に試練を与えます」
そうしてヴィオラはヘザー達から視線を外し、ある一点を指した。
「この者達と戦いなさい」
そこには――
解説
ヴィオラ・フルブライトよりの依頼。
訓練の最期の試練として、ヘザー一行と戦え!
・概要
模擬戦形式での8ON8。
制限時間内により多くの攻撃を当てた方が勝ちというルールは設定されているが、普通に戦うと考えてかまわない。武器・スキルの制限はないが、武具の性能は影響しない。
銃をペイント弾にするなど、殺傷力を抑えた状態で戦う。ペイント弾等を用意する必要はない。
重傷者がいる場合は残りのメンバーで戦う。
・対戦相手
『愉愚泥羅選抜』8人
ヘザー:疾影士
ヤーグ:闘狩人
アハズヤ:聖導師
閃姫:猟撃士
フロッグ:機導師
ほか、名前未登場の魔術師、闘狩人、闘狩人
ヴィオラとプラトニスが審判を務める。
・戦場
聖堂戦士団訓練場
障害物はなく、思い切り戦える。
ハントシステムと違い設置物はない。
なお、勝ち負けに関わらず依頼は達成とされる。
「皆様の手で、打ちのめして下さい。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも」
――ヴィオラ・フルブライト
訓練の最期の試練として、ヘザー一行と戦え!
・概要
模擬戦形式での8ON8。
制限時間内により多くの攻撃を当てた方が勝ちというルールは設定されているが、普通に戦うと考えてかまわない。武器・スキルの制限はないが、武具の性能は影響しない。
銃をペイント弾にするなど、殺傷力を抑えた状態で戦う。ペイント弾等を用意する必要はない。
重傷者がいる場合は残りのメンバーで戦う。
・対戦相手
『愉愚泥羅選抜』8人
ヘザー:疾影士
ヤーグ:闘狩人
アハズヤ:聖導師
閃姫:猟撃士
フロッグ:機導師
ほか、名前未登場の魔術師、闘狩人、闘狩人
ヴィオラとプラトニスが審判を務める。
・戦場
聖堂戦士団訓練場
障害物はなく、思い切り戦える。
ハントシステムと違い設置物はない。
なお、勝ち負けに関わらず依頼は達成とされる。
「皆様の手で、打ちのめして下さい。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも。何度でも」
――ヴィオラ・フルブライト
マスターより
坂上テンゼンに候。
このシナリオは繭国ハントシステムを背景とした一幕。ヴィオラがプラトニスをぶん殴った経緯については二つ目のプロローグノベルに書かれています。
戦闘描写を楽しむシナリオです。
何かいつもそんなこと言ってる気がしますが、今回はいつにも増してお遊び感が強いです。目的は色々選べると思います。
なおNPCはフロッグのみ名前が初登場ですが、他はわかる人だけわかってください……
(皆一年以上ぶりの再登場だったとは)
戦えば自動的に依頼達成になるため、そういう意味では難易度はあってなきが如しですが、ヘザー一行が無茶苦茶弱いという意味ではないです。
成功度はプラトニスの胸三寸次第……?
よろしくお願いします。
このシナリオは繭国ハントシステムを背景とした一幕。ヴィオラがプラトニスをぶん殴った経緯については二つ目のプロローグノベルに書かれています。
戦闘描写を楽しむシナリオです。
何かいつもそんなこと言ってる気がしますが、今回はいつにも増してお遊び感が強いです。目的は色々選べると思います。
なおNPCはフロッグのみ名前が初登場ですが、他はわかる人だけわかってください……
(皆一年以上ぶりの再登場だったとは)
戦えば自動的に依頼達成になるため、そういう意味では難易度はあってなきが如しですが、ヘザー一行が無茶苦茶弱いという意味ではないです。
成功度はプラトニスの胸三寸次第……?
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/07/25 04:31
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/07/15 13:17:40 |
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相談卓 通りすがりのSさん(ka6276) エルフ|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2017/07/19 08:34:44 |