ゲスト
(ka0000)
霧中のゲリラ戦 ~騎士アーリア~
マスター:天田洋介

- シナリオ形態
- シリーズ(続編)
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,300
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2017/11/09 22:00
- リプレイ完成予定
- 2017/11/18 22:00
オープニング
グラズヘイム王国の南部に伯爵地【ニュー・ウォルター】は存在する。
領主が住まう城塞都市の名は『マール』。自然の川を整備した十kmに渡る運河のおかげで内陸部にも関わらず帆船で『ニュー港』へ直接乗りつけることができた。
升の目のように造成された都市内の水上航路は多くのゴンドラが行き来していて、とても賑やかだ。
この地を治めるのはアーリア・エルブン伯爵。オリナニア騎士団長を兼任する十七歳になったばかりの銀髪の青年である。
前領主ダリーア・エルブン伯爵が次男である彼に家督を譲ったのは十四歳のとき。すでに闘病の日々を送っていた前領主は、それからわずかな期間で亡くなっていた。
妹のミリア・エルブンは幼い頃から政において秀才ぶりを発揮している。
事故と発表された長男ドネア・エルブンの死因だが、実は謀反に失敗して命を落としていた。そのドネアが歪虚軍長アスタロトとして復活。謀反に関与していた元親衛隊の女性ロランナ・ベヒも歪虚の身となって現れた。
兵器輸送のゴンドラの沈没事件、領地巡回アーリア一行襲撃事件、穀倉地帯における蝗雑魔大量発生等、アスタロト側が企んだ陰謀は、ことごとくハンター達の力添えによって打ち砕かれる。だがこれらの陰謀には搦め手が存在し、ネビロスは運河の湧水個所を狙っていた。歪虚アイテルカイトの尊厳をかなぐり捨てたネビロスだったが、騎士団とハンター達の前に敗北して最後の時を迎える。
勝利に沸く城塞都市マールの民。アーリアが喜んでいたのも事実だが、振り払ったはずの兄への気持ちは心の奥底でかすかに残った。
マール城にアスタロトから晩餐への招待状が届き、アーリアはその場へと赴く。そこでのアスタロトの発言はわずかな同情も引いたものの、傲慢に満ちあふれていた。
不意に転移してきたTNT爆薬の処分についても、ハンター達の尽力によって解決へと導かれる。
ある日、伯爵地ニュー・ウォルターの北東部に大量の水が溢れだす。ハンター達の協力によって周辺住民の避難は完了。そして湖と化した大地の中央に、突如として城が浮きあがった。
湖中央に聳える城の上空では、常に歪虚や雑魔が舞っていた。兵や民といった誰もが口々に噂する。あの城の主は歪虚軍長アスタロトだと。
湖出現からこれまで三度の戦端がひらかれたものの、一進一退の状況でアスタロト側の護りは厚い。陸路で船を湖へと持ち込んだものの、敵城の小島まで辿り着くことは叶わなかった。すべて湖に沈められてしまう。
湖は歪ながら直径三km円といった広さ。水深は一番深いところで十メートル前後といったところ。アスタロト城は直径六百m円の小島に建てられていた。
調査結果、様々な事実が判明する。湖底に沈んだ施設を休憩所として、水棲雑魔が哨戒任務をこなしていた。上空からは鳥雑魔が目を光らせている。
ハンター達はそれらを退けて、投石機の破壊を完遂した。おかげで領地混合軍は、城聳える小島へと上陸を果たす。
またハンター達がキグルミ姿でA城壁の向こう側へと潜入。罠の存在を明らかにしてくれたおかげで、有利な作戦が立案される。
突入作戦は順調に推移したが、アスタロト急襲という形の反撃を受けた。ハンター達による奮闘によって、アーリアは命は守られたのだった。
瞬間移動によって、いつアスタロトが現れるかわからない状況は、アーリアの自由を制限するのに充分な効力があった。急襲こそ成功しなかったものの、脅迫という意図でのアスタロトの目的は達成されたといえる。
領地混合軍は現在、A城壁とB城壁の狭間を手中に収めている。後はB城壁を突破して城攻めといった段階だが、予期せぬ事態に足止めを食らっていた。
時間帯によっては湖全体を覆う濃霧によって、三m先すら視認できない状況が続いていたからである。
別のテントに移された本陣にて、アーリアは作戦会議を開く。到着したばかりのハンター一行にも席は用意されていた。
「何かしらの作為も疑ったが、まず間違いなく濃霧は自然現象だ。土地の気候と湖によって引き起こされたと結論づけられた。これが歪虚の仕業であれば、やりようがあったのだが――」
アーリアは最近出没し始めた敵についても言及する。
「この濃霧を想定したのか、それとも偶然かはわからないが、蜥蜴雑魔の中に特殊な存在がいるのだ。城を構成する石材に擬態し、さらにめくらましとして周囲に霧を漂わせる能力を併せ持っている。我々は仮に『忍び蜥蜴』と呼んでいるこいつらは、深い霧に包まれた制圧したはずの城壁狭間の地域で、ゲリラ戦を仕掛けてくるのだ」
アーリアに続いて臣下の騎士からの報告が行われた。騎士、兵士のどちらにも死傷者がでている。霧がいつまで続くかはわからないが、現状を放っておくわけにもいかない。
アーリアはハンター達に忍び蜥蜴の退治を望んだのだった。
領主が住まう城塞都市の名は『マール』。自然の川を整備した十kmに渡る運河のおかげで内陸部にも関わらず帆船で『ニュー港』へ直接乗りつけることができた。
升の目のように造成された都市内の水上航路は多くのゴンドラが行き来していて、とても賑やかだ。
この地を治めるのはアーリア・エルブン伯爵。オリナニア騎士団長を兼任する十七歳になったばかりの銀髪の青年である。
前領主ダリーア・エルブン伯爵が次男である彼に家督を譲ったのは十四歳のとき。すでに闘病の日々を送っていた前領主は、それからわずかな期間で亡くなっていた。
妹のミリア・エルブンは幼い頃から政において秀才ぶりを発揮している。
事故と発表された長男ドネア・エルブンの死因だが、実は謀反に失敗して命を落としていた。そのドネアが歪虚軍長アスタロトとして復活。謀反に関与していた元親衛隊の女性ロランナ・ベヒも歪虚の身となって現れた。
兵器輸送のゴンドラの沈没事件、領地巡回アーリア一行襲撃事件、穀倉地帯における蝗雑魔大量発生等、アスタロト側が企んだ陰謀は、ことごとくハンター達の力添えによって打ち砕かれる。だがこれらの陰謀には搦め手が存在し、ネビロスは運河の湧水個所を狙っていた。歪虚アイテルカイトの尊厳をかなぐり捨てたネビロスだったが、騎士団とハンター達の前に敗北して最後の時を迎える。
勝利に沸く城塞都市マールの民。アーリアが喜んでいたのも事実だが、振り払ったはずの兄への気持ちは心の奥底でかすかに残った。
マール城にアスタロトから晩餐への招待状が届き、アーリアはその場へと赴く。そこでのアスタロトの発言はわずかな同情も引いたものの、傲慢に満ちあふれていた。
不意に転移してきたTNT爆薬の処分についても、ハンター達の尽力によって解決へと導かれる。
ある日、伯爵地ニュー・ウォルターの北東部に大量の水が溢れだす。ハンター達の協力によって周辺住民の避難は完了。そして湖と化した大地の中央に、突如として城が浮きあがった。
湖中央に聳える城の上空では、常に歪虚や雑魔が舞っていた。兵や民といった誰もが口々に噂する。あの城の主は歪虚軍長アスタロトだと。
湖出現からこれまで三度の戦端がひらかれたものの、一進一退の状況でアスタロト側の護りは厚い。陸路で船を湖へと持ち込んだものの、敵城の小島まで辿り着くことは叶わなかった。すべて湖に沈められてしまう。
湖は歪ながら直径三km円といった広さ。水深は一番深いところで十メートル前後といったところ。アスタロト城は直径六百m円の小島に建てられていた。
調査結果、様々な事実が判明する。湖底に沈んだ施設を休憩所として、水棲雑魔が哨戒任務をこなしていた。上空からは鳥雑魔が目を光らせている。
ハンター達はそれらを退けて、投石機の破壊を完遂した。おかげで領地混合軍は、城聳える小島へと上陸を果たす。
またハンター達がキグルミ姿でA城壁の向こう側へと潜入。罠の存在を明らかにしてくれたおかげで、有利な作戦が立案される。
突入作戦は順調に推移したが、アスタロト急襲という形の反撃を受けた。ハンター達による奮闘によって、アーリアは命は守られたのだった。
瞬間移動によって、いつアスタロトが現れるかわからない状況は、アーリアの自由を制限するのに充分な効力があった。急襲こそ成功しなかったものの、脅迫という意図でのアスタロトの目的は達成されたといえる。
領地混合軍は現在、A城壁とB城壁の狭間を手中に収めている。後はB城壁を突破して城攻めといった段階だが、予期せぬ事態に足止めを食らっていた。
時間帯によっては湖全体を覆う濃霧によって、三m先すら視認できない状況が続いていたからである。
別のテントに移された本陣にて、アーリアは作戦会議を開く。到着したばかりのハンター一行にも席は用意されていた。
「何かしらの作為も疑ったが、まず間違いなく濃霧は自然現象だ。土地の気候と湖によって引き起こされたと結論づけられた。これが歪虚の仕業であれば、やりようがあったのだが――」
アーリアは最近出没し始めた敵についても言及する。
「この濃霧を想定したのか、それとも偶然かはわからないが、蜥蜴雑魔の中に特殊な存在がいるのだ。城を構成する石材に擬態し、さらにめくらましとして周囲に霧を漂わせる能力を併せ持っている。我々は仮に『忍び蜥蜴』と呼んでいるこいつらは、深い霧に包まれた制圧したはずの城壁狭間の地域で、ゲリラ戦を仕掛けてくるのだ」
アーリアに続いて臣下の騎士からの報告が行われた。騎士、兵士のどちらにも死傷者がでている。霧がいつまで続くかはわからないが、現状を放っておくわけにもいかない。
アーリアはハンター達に忍び蜥蜴の退治を望んだのだった。
解説
忍び蜥蜴は神出鬼没です。味方の被害がこれ以上でないよう殲滅をお願いします。約一週間の任務です。
現在のところ、死者六名、重軽傷者三十名といった状況になります。
※PL情報
任務担当の一週間、霧の日々は続きます。薄いときで視界十五m、濃いときで視界三mです。
忍び蜥蜴の数は、それほど多くありません。今後の被害を考えれば、ここで倒しておくのが良策です。また濃霧の日に限りますが、囮としてなのか、普通個体の蜥蜴雑魔も徘徊しているようです。
不意打ちが得意なだけで、取り立てた実力的は持ち合わせていません。ただ銃器や短剣等の武器も扱います。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
現在のところ、死者六名、重軽傷者三十名といった状況になります。
※PL情報
任務担当の一週間、霧の日々は続きます。薄いときで視界十五m、濃いときで視界三mです。
忍び蜥蜴の数は、それほど多くありません。今後の被害を考えれば、ここで倒しておくのが良策です。また濃霧の日に限りますが、囮としてなのか、普通個体の蜥蜴雑魔も徘徊しているようです。
不意打ちが得意なだけで、取り立てた実力的は持ち合わせていません。ただ銃器や短剣等の武器も扱います。
質問があればハンターオフィス職員のフミナ・エミエール(kz0131)が卓で答えます。質問締め切りは出発の一日前までです。
マスターより
晴れればB城壁攻略が行われますが、今回は濃霧続きの日々です。アスタロト側の戦力を事前に削る作戦だとお考えください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2017/11/17 17:49
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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霧の中の刺客を撃破せよ! ひりょ・ムーンリーフ(ka3744) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2017/11/09 12:45:17 |
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【質問】教えてください ミオレスカ(ka3496) エルフ|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2017/11/09 19:33:35 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2017/11/07 11:39:14 |