ゲスト
(ka0000)
【初夢】雪と太陽~迷いの森の喫茶店~
マスター:DoLLer

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/01/10 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/01/24 15:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
迷いの森はいつでも真夜中。
だけど決して真っ暗ではありません。お空にはお月様がニコニコ黄色い明かりを届けてくれます。たくさんの木々には妖精さんが光の粉を取らして飛んでいるし、木々に実る果実は淡く色とりどりに照らしてくれます。地面では、ほら。妖精の粉を受けたキノコがぽんっと笠を開きます。ちょろちょろ流れる小川はそんな明かりをいくつも運んでキラキラ輝き眩しいくらい。
そんな森のど真ん中で、喫茶店『月の雫亭』はひっそり営業をしています。
大きな樫の木のうろ二つから、煌々灯りが漏れていて、その間にある大きな口に見えるのが入り口の扉です。
ゆっくり扉を開けると、扉から伸びたスズランが、チリリン、リリンとかわいらしい音を立てて皆さんの来訪を知らせます。
「やあ、特別な日にようこそ」
長い髪を一つにくくったマスターはとっても喜んであなたを迎え入れてくれました。
今日は特別な日だったっけ?
「今日は真っ白雪の日だよ。そのまま綿あめのように口にするのもよし、混ぜてクリームにするもよし、外の木々のように何かにまぶして飾るもよし」
ああ、なるほど。雪の日なのか。
窓から外を見ると、影絵の中でヒョウが駆け回るようにして、しんしんと雪が降り注いでいます。
「ホワイトナイト、だね」
店員さんは感慨深げに言いましたが、あなたは少し心配です。ちょっと雪の勢いが強すぎて、どんどん黒が塗りつぶされていきます。
「ああ、これはいけないぞ。ホワイトナイトじゃない、白夜がくるぞ」
お店の奥、テーブル席にぎゅうっと詰まるようにして座る燕尾服と背高棒を被った熊さんが言いました。
「ええ、ホワイトナイトでしょう」
「このままじゃホワイトアウトだよ。雪じゃが雪でもない、よく見てごらん」
熊さんの言う通りに窓に降り積もった雪に目を凝らしてみると、チラチラ目が痛くなります。輝いてる。
「まぶしい」
「そりゃそうさ、外の木々にまぶさっているのは、太陽の子どもだもの。いずれ太陽だらけになってしまう」
これが全部太陽に成長するのかな。そう思うとゾッとしました。夏はとても外に出歩けなくなって汗はだらだら、ダラけてしまいそう。
「それにここは迷いの森。まぶしくなったら迷わない森(don't a maze)ってしまうよ。驚きもなくなってしまう(don't amaze)」
「それは大変」
マスターも困り顔。
「太陽の子たちに眠ってもらわないと」
「どうしよう」
「どうしよう」
みんなで顔を見合わせました。が、その視線はどうもあなたに集まっている気がします。
「ここは白馬の騎士様にご登場かな」
「ホワイトナイトからやってきたんですものね」
ええ!?
びっくりするあなたにマスターは言います。
「雪がだと思ったものが太陽になったのですから、太陽の一日(Sun's day)も少しの発想でおやすみ(Sunday)に変えることができますよ」
とは言われてみたものの。
はてさて、どうしましょうか。
迷いの森はいつでも真夜中。
だけど決して真っ暗ではありません。お空にはお月様がニコニコ黄色い明かりを届けてくれます。たくさんの木々には妖精さんが光の粉を取らして飛んでいるし、木々に実る果実は淡く色とりどりに照らしてくれます。地面では、ほら。妖精の粉を受けたキノコがぽんっと笠を開きます。ちょろちょろ流れる小川はそんな明かりをいくつも運んでキラキラ輝き眩しいくらい。
そんな森のど真ん中で、喫茶店『月の雫亭』はひっそり営業をしています。
大きな樫の木のうろ二つから、煌々灯りが漏れていて、その間にある大きな口に見えるのが入り口の扉です。
ゆっくり扉を開けると、扉から伸びたスズランが、チリリン、リリンとかわいらしい音を立てて皆さんの来訪を知らせます。
「やあ、特別な日にようこそ」
長い髪を一つにくくったマスターはとっても喜んであなたを迎え入れてくれました。
今日は特別な日だったっけ?
「今日は真っ白雪の日だよ。そのまま綿あめのように口にするのもよし、混ぜてクリームにするもよし、外の木々のように何かにまぶして飾るもよし」
ああ、なるほど。雪の日なのか。
窓から外を見ると、影絵の中でヒョウが駆け回るようにして、しんしんと雪が降り注いでいます。
「ホワイトナイト、だね」
店員さんは感慨深げに言いましたが、あなたは少し心配です。ちょっと雪の勢いが強すぎて、どんどん黒が塗りつぶされていきます。
「ああ、これはいけないぞ。ホワイトナイトじゃない、白夜がくるぞ」
お店の奥、テーブル席にぎゅうっと詰まるようにして座る燕尾服と背高棒を被った熊さんが言いました。
「ええ、ホワイトナイトでしょう」
「このままじゃホワイトアウトだよ。雪じゃが雪でもない、よく見てごらん」
熊さんの言う通りに窓に降り積もった雪に目を凝らしてみると、チラチラ目が痛くなります。輝いてる。
「まぶしい」
「そりゃそうさ、外の木々にまぶさっているのは、太陽の子どもだもの。いずれ太陽だらけになってしまう」
これが全部太陽に成長するのかな。そう思うとゾッとしました。夏はとても外に出歩けなくなって汗はだらだら、ダラけてしまいそう。
「それにここは迷いの森。まぶしくなったら迷わない森(don't a maze)ってしまうよ。驚きもなくなってしまう(don't amaze)」
「それは大変」
マスターも困り顔。
「太陽の子たちに眠ってもらわないと」
「どうしよう」
「どうしよう」
みんなで顔を見合わせました。が、その視線はどうもあなたに集まっている気がします。
「ここは白馬の騎士様にご登場かな」
「ホワイトナイトからやってきたんですものね」
ええ!?
びっくりするあなたにマスターは言います。
「雪がだと思ったものが太陽になったのですから、太陽の一日(Sun's day)も少しの発想でおやすみ(Sunday)に変えることができますよ」
とは言われてみたものの。
はてさて、どうしましょうか。
解説
迷いの森に太陽の子たちが舞い降りてきました。このままでは夜が明けてお店は倒れてしまいます。
皆さまの発想で夜のカーテンを切っては降らせましょう。
この世界は不思議な世界です。世界観を壊さなければ基本的になんでもありです。
あなたが望めば空だって飛べますし、つむじ風を紡ぐこともできます。
すべてはお気に召すままに。
皆さまの発想で夜のカーテンを切っては降らせましょう。
この世界は不思議な世界です。世界観を壊さなければ基本的になんでもありです。
あなたが望めば空だって飛べますし、つむじ風を紡ぐこともできます。
すべてはお気に召すままに。
マスターより
あけましておめでとうございます。
もしあなたが不思議の世界にご興味があれば、ぜひ飛び込んでみてください。
どんな内容でも文と彩で綾ぎましょう。
事件が終わればゆっくりとしたひと時を。
いただきましたこの時間、楽しくお過ごしいただければと思います。
もしあなたが不思議の世界にご興味があれば、ぜひ飛び込んでみてください。
どんな内容でも文と彩で綾ぎましょう。
事件が終わればゆっくりとしたひと時を。
いただきましたこの時間、楽しくお過ごしいただければと思います。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/01/16 23:25