ゲスト
(ka0000)
【RH】バレンタイン大作戦!
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/02/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/03/06 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
強化人間研究施設「アスガルド」での歓迎会から数日後。
ムーンリーフ財団が管理するこの施設では、日々強化人間研究が進められている。
リアルブルーでも真面目な研究機関なのだが、時折おかしな企画が立ち上がる。
その原因は、すべて――総帥の一言から始まる。
「ユーキ、巷ではバレンタインの準備で色めき立っているらしいな」
ムーンリーフ財団総帥トモネ・ムーンリーフは、自分の背丈よりも少し高い椅子に腰掛けながら呟いた。
この一言にユーキは思わず身を奮わせる。
大抵の場合、このような話の始まり方はトモネが何かを考えている証拠だからだ。
だが、ユーキはトモネの世話役兼補佐役。冷静にトモネからの問いを返す。
「左様にございます」
「私は思うのだが、強化人間もかようなイベントを大事にしてやるべきではないのか?」
「お言葉ですが、彼らは普通の人間とは異なります。彼らはあくまでも対歪虚の戦力……」
「そうかもしれぬが、彼らも年齢は未だ幼い。息抜きも必要ではないか?」
ユーキの言葉を遮るトモネ。
既にトモネの中ではユーキの反論を聞く気はないようだ。
「……そうかもしれませんが、既に訓練メニューが決められております。訓練を行いその結果を研究に生かさなければなりません」
「ほほぅ」
ニヤリと笑みを浮かべるトモネ。
その笑みがロクでも無い結果を生む。
ユーキは、それを経験で学んでいた。
「ならば、訓練とすれば良いのだろう? 良かろう。私がバレンタインをモチーフにした訓練メニューを考えてやろう。それならば問題なあるまい」
●女の子達の噂話
「ねえねえ、ユニス。聞いた? 今度訓練でバレンタインのチョコレート作るんだって!」
「………?」
エディンバラにある強化人間研究施設『アスガルド』。
ワクワクした様子を隠しきれない杏に、ユニスが小首を傾げる。
「バレンタインよ。知らない? お世話になった人や好きな人にお菓子をあげる日なのよ」
「あ……聞いたこと、ある……」
「でしょ。女の子には必須の日だもんね! またハンターさん達が来てくれるんですって。ユニスも一緒にお菓子作りましょうよ」
弾んだ声で続けた杏。ハンター、という単語を聞いてユニスはぱっと顔を上げる。
――先日行われたハンター達との交流会。
ハンター達はあまり喋ろうとしないユニスにも積極的に声をかけてくれた。
アスガルドに来て、きちんとお話してくれるお友達と言えば杏だけ。
あんなに沢山の人と話したのも初めてで……。
「……こんな楽しい訓練ならいつでも歓迎なのにね」
ぽつりと呟く杏。
――強化人間の訓練、というのは楽しいものばかりではない。
戦術や、VOIDに対抗する為に特性を学ぶ勉強は『役に立つ』と実感できるからいい。
ただ……調整と呼ばれる、身体検査をする時だけは、何だか自分が実験動物にでもなったような気がしてあまり好きにはなれなかった。
「……杏。大丈夫……? 身体、つらい……?」
「ん? ううん。大丈夫よ。ユニス。折角だしお菓子沢山作りましょ。トモネ様やハンターさんにもプレゼントしたいし!」
「……うん。……杏、マルコスにはあげないの……?」
「はあ!? 何で私があんなやつにお菓子あげないといけないのよ!!」
「……そうなの? 仲良しだなって、思ってたんだけど……」
「仲良くなんてないわよ!!」
叫ぶ杏にくすりと笑うユニス。
――ユニスは元気な杏にいつも心救われて来た。
お菓子を作るなら、杏と、お世話になったハンターさんにあげたいな……。
女の子達はきゃっきゃと騒ぎながら、次の訓練に向かった。
●バレンタイン大作戦!
「……という訳ですね。皆さん、アスガルドにチョコレートを作りにいらっしゃいませんか」
「は?」
そう切り出したレギ(kz0229)に素っ頓狂な声をあげたハンター。
無理もない。彼の言うアスガルドとは、リアルブルーにある強化人間研究施設で、軍事施設でもあるそこと、チョコレートが繋がらなかったのだ。
「何でまたチョコレートなんだ?」
「トモネ様が、『バレンタインを子供達の訓練に組み込もう!』と仰ったとかで、急遽チョコレート作りの訓練メニューが組まれたんですよ。で、そこに今回もハンターさん達をお招きしたいと仰っていて」
「あー。そういうことね……。私達も訓練に参加する、という名目になるのかしら」
「そうですね。一緒にチョコレートを作って戴いてもいいですし、料理が得意な方でしたら講師役に回って戴いてもいいですし。味見役も歓迎するとのことでした」
「えっ。マジで? 味見役でいいなら行こうかな俺!」
「全くもう……。作るお菓子はチョコレートじゃないとダメなのかしら?」
「いえ。そこも問わないそうです。調理場所も材料も、必要だと思われるものは全てムーンリーフ財団が用意します」
「そうなの? ムーンリーフ財団が持ってくれるなら、何か高級食材とかもしれっと混ざってそうよね……」
ごくりと唾を飲み込むハンター達。
何しろムーンリーフといえばヨーロッパでも屈指の、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している財団だ。
そう。有体に言えばお金持ちなのである。
「お菓子を作った後はお相手に渡したり、ゆっくりされたい方もいらっしゃると思いますので、トモネ様の別荘の1つを滞在場所として開放して下さるそうですよ」
「何だろう……この至せり尽くせり感……」
「有り難いっちゃ有り難いが……本当にいいのか?」
「はい。強化人間の訓練協力の報酬だと思って欲しい、とのことでした。是非のんびりして行ってください」
そういう事なら……と、顔を見合わせて笑うハンター達。
ここのところ忙しかったし、のんびり羽を伸ばすのもいいかもしれない。
「あ、僕、バレンタインの贈り物でしたらいつでも大歓迎です! お返しも保証しますよ!」
「レギも相変わらずねえ」
相変わらず軽い調子のレギ。ハンター達はひとしきり笑った後に頷き、出立の準備を始めた。
強化人間研究施設「アスガルド」での歓迎会から数日後。
ムーンリーフ財団が管理するこの施設では、日々強化人間研究が進められている。
リアルブルーでも真面目な研究機関なのだが、時折おかしな企画が立ち上がる。
その原因は、すべて――総帥の一言から始まる。
「ユーキ、巷ではバレンタインの準備で色めき立っているらしいな」
ムーンリーフ財団総帥トモネ・ムーンリーフは、自分の背丈よりも少し高い椅子に腰掛けながら呟いた。
この一言にユーキは思わず身を奮わせる。
大抵の場合、このような話の始まり方はトモネが何かを考えている証拠だからだ。
だが、ユーキはトモネの世話役兼補佐役。冷静にトモネからの問いを返す。
「左様にございます」
「私は思うのだが、強化人間もかようなイベントを大事にしてやるべきではないのか?」
「お言葉ですが、彼らは普通の人間とは異なります。彼らはあくまでも対歪虚の戦力……」
「そうかもしれぬが、彼らも年齢は未だ幼い。息抜きも必要ではないか?」
ユーキの言葉を遮るトモネ。
既にトモネの中ではユーキの反論を聞く気はないようだ。
「……そうかもしれませんが、既に訓練メニューが決められております。訓練を行いその結果を研究に生かさなければなりません」
「ほほぅ」
ニヤリと笑みを浮かべるトモネ。
その笑みがロクでも無い結果を生む。
ユーキは、それを経験で学んでいた。
「ならば、訓練とすれば良いのだろう? 良かろう。私がバレンタインをモチーフにした訓練メニューを考えてやろう。それならば問題なあるまい」
●女の子達の噂話
「ねえねえ、ユニス。聞いた? 今度訓練でバレンタインのチョコレート作るんだって!」
「………?」
エディンバラにある強化人間研究施設『アスガルド』。
ワクワクした様子を隠しきれない杏に、ユニスが小首を傾げる。
「バレンタインよ。知らない? お世話になった人や好きな人にお菓子をあげる日なのよ」
「あ……聞いたこと、ある……」
「でしょ。女の子には必須の日だもんね! またハンターさん達が来てくれるんですって。ユニスも一緒にお菓子作りましょうよ」
弾んだ声で続けた杏。ハンター、という単語を聞いてユニスはぱっと顔を上げる。
――先日行われたハンター達との交流会。
ハンター達はあまり喋ろうとしないユニスにも積極的に声をかけてくれた。
アスガルドに来て、きちんとお話してくれるお友達と言えば杏だけ。
あんなに沢山の人と話したのも初めてで……。
「……こんな楽しい訓練ならいつでも歓迎なのにね」
ぽつりと呟く杏。
――強化人間の訓練、というのは楽しいものばかりではない。
戦術や、VOIDに対抗する為に特性を学ぶ勉強は『役に立つ』と実感できるからいい。
ただ……調整と呼ばれる、身体検査をする時だけは、何だか自分が実験動物にでもなったような気がしてあまり好きにはなれなかった。
「……杏。大丈夫……? 身体、つらい……?」
「ん? ううん。大丈夫よ。ユニス。折角だしお菓子沢山作りましょ。トモネ様やハンターさんにもプレゼントしたいし!」
「……うん。……杏、マルコスにはあげないの……?」
「はあ!? 何で私があんなやつにお菓子あげないといけないのよ!!」
「……そうなの? 仲良しだなって、思ってたんだけど……」
「仲良くなんてないわよ!!」
叫ぶ杏にくすりと笑うユニス。
――ユニスは元気な杏にいつも心救われて来た。
お菓子を作るなら、杏と、お世話になったハンターさんにあげたいな……。
女の子達はきゃっきゃと騒ぎながら、次の訓練に向かった。
●バレンタイン大作戦!
「……という訳ですね。皆さん、アスガルドにチョコレートを作りにいらっしゃいませんか」
「は?」
そう切り出したレギ(kz0229)に素っ頓狂な声をあげたハンター。
無理もない。彼の言うアスガルドとは、リアルブルーにある強化人間研究施設で、軍事施設でもあるそこと、チョコレートが繋がらなかったのだ。
「何でまたチョコレートなんだ?」
「トモネ様が、『バレンタインを子供達の訓練に組み込もう!』と仰ったとかで、急遽チョコレート作りの訓練メニューが組まれたんですよ。で、そこに今回もハンターさん達をお招きしたいと仰っていて」
「あー。そういうことね……。私達も訓練に参加する、という名目になるのかしら」
「そうですね。一緒にチョコレートを作って戴いてもいいですし、料理が得意な方でしたら講師役に回って戴いてもいいですし。味見役も歓迎するとのことでした」
「えっ。マジで? 味見役でいいなら行こうかな俺!」
「全くもう……。作るお菓子はチョコレートじゃないとダメなのかしら?」
「いえ。そこも問わないそうです。調理場所も材料も、必要だと思われるものは全てムーンリーフ財団が用意します」
「そうなの? ムーンリーフ財団が持ってくれるなら、何か高級食材とかもしれっと混ざってそうよね……」
ごくりと唾を飲み込むハンター達。
何しろムーンリーフといえばヨーロッパでも屈指の、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している財団だ。
そう。有体に言えばお金持ちなのである。
「お菓子を作った後はお相手に渡したり、ゆっくりされたい方もいらっしゃると思いますので、トモネ様の別荘の1つを滞在場所として開放して下さるそうですよ」
「何だろう……この至せり尽くせり感……」
「有り難いっちゃ有り難いが……本当にいいのか?」
「はい。強化人間の訓練協力の報酬だと思って欲しい、とのことでした。是非のんびりして行ってください」
そういう事なら……と、顔を見合わせて笑うハンター達。
ここのところ忙しかったし、のんびり羽を伸ばすのもいいかもしれない。
「あ、僕、バレンタインの贈り物でしたらいつでも大歓迎です! お返しも保証しますよ!」
「レギも相変わらずねえ」
相変わらず軽い調子のレギ。ハンター達はひとしきり笑った後に頷き、出立の準備を始めた。
解説
さて、今回は事件ではありません。
エディンバラにある強化人間研究施設『アスガルド』にて、バレンタインの合同訓練をお楽しみ下さいませ。
訓練と言っても、強化人間の子供達と一緒にお菓子を作るという軽い内容です。
作るお菓子はチョコレートに限りません。何でもOKです。
子供達と一緒にお菓子を作る方、講師役の方、味見役の方……どなたでも歓迎です。
トモネが訓練に参加してくれたハンター達の為に別荘を開放していますので、デートも可能ですよ!
英国貴族が使っていた屋敷をそのまま利用した別荘ですので、ちょっとリッチな気分が味わえます。
訓練? オーケーオーケー。だが俺はデートがしたいんだ! という方も歓迎です。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】と【関係性】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】レギ(kz0229)【関係性】友人
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
今回はレギが同行しております。
レギ以外のNPCを呼びたい方は、その旨お書き添え下さい。
呼べるNPCは以下の通りです。
バタルトゥ、イェルズ、大巫女、チューダ、スメラギ、真美、恭子、八重樫、テルル
複数ご指定戴くと描写しきれない可能性がございます。
■強化人間たちについて
アスガルドには沢山の強化人間の子供達が生活をしています。
●マルコス
熱血漢の少年。
●ランディ
大柄だが大人しい少年。
男の子達は今回別訓練に参加している為、こちらに戻って来る時はチョコ塗れです。
●杏
元気で歌うのが好きな少女。
●ユニス
無口な少女
女の子達はチョコレート作成訓練に意欲を燃やしています。
この他にも沢山の少年少女がおります。
エディンバラにある強化人間研究施設『アスガルド』にて、バレンタインの合同訓練をお楽しみ下さいませ。
訓練と言っても、強化人間の子供達と一緒にお菓子を作るという軽い内容です。
作るお菓子はチョコレートに限りません。何でもOKです。
子供達と一緒にお菓子を作る方、講師役の方、味見役の方……どなたでも歓迎です。
トモネが訓練に参加してくれたハンター達の為に別荘を開放していますので、デートも可能ですよ!
英国貴族が使っていた屋敷をそのまま利用した別荘ですので、ちょっとリッチな気分が味わえます。
訓練? オーケーオーケー。だが俺はデートがしたいんだ! という方も歓迎です。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】と【関係性】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】レギ(kz0229)【関係性】友人
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いても大丈夫です。
同行者がいらっしゃらない場合は、お一人でいらっしゃっている方と一緒に書かせて戴くことがあります。
希望されない方は【単身希望】とお書き添え下さい。
■NPCの同行
今回はレギが同行しております。
レギ以外のNPCを呼びたい方は、その旨お書き添え下さい。
呼べるNPCは以下の通りです。
バタルトゥ、イェルズ、大巫女、チューダ、スメラギ、真美、恭子、八重樫、テルル
複数ご指定戴くと描写しきれない可能性がございます。
■強化人間たちについて
アスガルドには沢山の強化人間の子供達が生活をしています。
●マルコス
熱血漢の少年。
●ランディ
大柄だが大人しい少年。
男の子達は今回別訓練に参加している為、こちらに戻って来る時はチョコ塗れです。
●杏
元気で歌うのが好きな少女。
●ユニス
無口な少女
女の子達はチョコレート作成訓練に意欲を燃やしています。
この他にも沢山の少年少女がおります。
マスターより
■その他
白紙は描写できません。
恋人同士でご参加の場合、描写はお砂糖多めにさせて戴く場合がございます。
-------
こんにちは。猫又です。
今回はちょっと変わったバレンタインのイベシナをお届けします。
強化人間達とのバレンタインを……という話を近藤さんとしていたら「コメディか普通か?」と問われたので普通を選択しました!(てへっ)
子供達とお菓子作りをしたい方、これを機に告白したい方、子供達と関係なくデートしたい方、どなた様も歓迎です。
お菓子作りをした後にデートして戴くことも可能ですが、その場合お菓子作りよりお相手様との描写に重点をおかせて戴きます。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
白紙は描写できません。
恋人同士でご参加の場合、描写はお砂糖多めにさせて戴く場合がございます。
-------
こんにちは。猫又です。
今回はちょっと変わったバレンタインのイベシナをお届けします。
強化人間達とのバレンタインを……という話を近藤さんとしていたら「コメディか普通か?」と問われたので普通を選択しました!(てへっ)
子供達とお菓子作りをしたい方、これを機に告白したい方、子供達と関係なくデートしたい方、どなた様も歓迎です。
お菓子作りをした後にデートして戴くことも可能ですが、その場合お菓子作りよりお相手様との描写に重点をおかせて戴きます。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/03/06 18:22