ゲスト
(ka0000)
【東幕】突撃将軍の攻勢
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/03/28 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/04/11 19:00
オープニング
●???
「……なるほど。それで、天ノ都の攻略に、こだわりになると」
燃え盛る炎を纏った全身甲冑の歪虚――拷陀(ゴウダ)――が、大きく頷きながら、言葉を発する。
仮玉座に腰を掛ける狐卯猾(こうかつ)は、長い髪を指でクルクルと退屈そうにいじっていた。
「残念だけど、戦力が足りないのが現状」
先の天ノ都での戦いで、幕府軍には大きな損害を与えたはずだ。
だとしても、憤怒歪虚勢力が有利という訳ではない。
「私は戦術を考えるのは苦手だから、全軍の動きは貴方に任せるわ」
「幕府軍の壊滅を目指せばよろしいでしょうか?」
「それで構わないわよ……そうね、突撃将軍とでも名乗りなさい」
ニヤリと口元を歪ませて狐卯猾は指を差した。
憤怒――ツォーン――は“怒り”を内包するが、下位の憤怒は“怒り”をコントロールできず、終始、怒りを露わにしている。
その結果、怒りで我を忘れ、致命的なミスを犯す場合もあるのだ。
高位のツォーンも、その特性は基本的には変わらないが、然るべき時に怒りを爆発できるかできないかは下位との差だろう。
「では、行って参ります!」
ガチャガチャと音を立てながら、拷陀は踵を返した。
憤怒歪虚の怒りはまだまだ収まっていない事を人間共に知らしめる為に。
●龍尾城
憤怒歪虚との戦いは、はぐれ歪虚、雑魔との局地戦や恵土城攻防戦のような集団戦が繰り広げられていた。
国防を担うはずの立花院 紫草(kz0126)が率いる幕府軍は、後手に回る事が多くなってきた。
結果的にみれば、憤怒王を倒したという油断が招いた結果ともいえよう。挙国一致体制に揺らぎが生じているのだ。
「……ここに来て飛び石作戦とは、憤怒も厄介な手を使ってきますね」
東方地図を睨みながら紫草はそんな言葉を口にした。
飛び石作戦とは、強力な防衛拠点を攻めず、奥の拠点を落として進撃する作戦だ。孤立した防衛拠点は補給を絶たれ、弱体化していく。
人は水や食べ物がなければ生きてはいけないのに対し、歪虚は負のマテリアルがあれば活動は可能であり、更に言うと、正のマテリアルを転化させる事だってできる。
だが、人は負のマテリアルを浄化しなければならない。
「恵土城と十鳥城は攻めず、北上してくる気配です」
大轟寺蒼人が報告しつつ地図の駒を動かした。両城とも防御力が高い城なので、簡単には陥落しないだろう。
だが、街道が歪虚によって封鎖されてしまうと恵土城は飢餓に陥る可能性が高い。最近、貧困から脱した十鳥城も以前の状態に逆戻りだ。
「敵軍の狙いが分からない以上、むやみやたらに幕府軍を動かせませんから、ここはハンター達に任せます」
「まずは前哨戦といった所でしょうか」
眼鏡の位置をしきりに直しながら蒼人が尋ねた。
敵もこちらの動きを見定めている所だろう。よほどの馬鹿者でない限り、全ての手の内を見せてこないはずだ。
「それでは、手配の程、よろしくお願いしますね」
微笑を浮かべながら紫草は告げたのであった。
●突撃将軍
多数の憤怒歪虚を引き連れた拷陀は、憤怒本陣を出発すると、長江を経由し、恵土城を迂回して北上する構えを見せていた。
天ノ都までの距離はまだまだあるので、一時、全軍を止める。
「この辺りだな」
部下に命じて大地を掘らせ、掘って出来た土を別の場所に盛る。
西方世界のゴーレムを真似て作られた憤怒雑魔が、命令を忠実通り実行した。
数日もすれば、ちょっとした砦は作れるだろう。
「こんな障害があるかないかだけで、人間共は城攻めに多大な労力を掛けるからな」
「拷陀将軍! ご報告です!」
和甲冑で武装している憤怒歪虚が慌てた様子でやってきた。
「ハンター達がこちらに向かっていると」
「……紫草、さすがに早いな」
常に微笑を浮かべている優男を拷陀は思い出す。
刀の腕も頭のキレも素晴らしいが、拷陀にとって一番感心する所は、独自の情報網だろう。
「立花院家は昔から優秀な忍びを抱えていたからな。こちらの動きはある程度、把握してのことだろう」
「いかがなさいますか?」
「我輩が直に出る。例の戦力も見ておきたいからな」
全身甲冑から炎が吹きあがった。
久々に全力で戦える。拷陀はそう思うと楽しくて仕方のないのだ。
「……なるほど。それで、天ノ都の攻略に、こだわりになると」
燃え盛る炎を纏った全身甲冑の歪虚――拷陀(ゴウダ)――が、大きく頷きながら、言葉を発する。
仮玉座に腰を掛ける狐卯猾(こうかつ)は、長い髪を指でクルクルと退屈そうにいじっていた。
「残念だけど、戦力が足りないのが現状」
先の天ノ都での戦いで、幕府軍には大きな損害を与えたはずだ。
だとしても、憤怒歪虚勢力が有利という訳ではない。
「私は戦術を考えるのは苦手だから、全軍の動きは貴方に任せるわ」
「幕府軍の壊滅を目指せばよろしいでしょうか?」
「それで構わないわよ……そうね、突撃将軍とでも名乗りなさい」
ニヤリと口元を歪ませて狐卯猾は指を差した。
憤怒――ツォーン――は“怒り”を内包するが、下位の憤怒は“怒り”をコントロールできず、終始、怒りを露わにしている。
その結果、怒りで我を忘れ、致命的なミスを犯す場合もあるのだ。
高位のツォーンも、その特性は基本的には変わらないが、然るべき時に怒りを爆発できるかできないかは下位との差だろう。
「では、行って参ります!」
ガチャガチャと音を立てながら、拷陀は踵を返した。
憤怒歪虚の怒りはまだまだ収まっていない事を人間共に知らしめる為に。
●龍尾城
憤怒歪虚との戦いは、はぐれ歪虚、雑魔との局地戦や恵土城攻防戦のような集団戦が繰り広げられていた。
国防を担うはずの立花院 紫草(kz0126)が率いる幕府軍は、後手に回る事が多くなってきた。
結果的にみれば、憤怒王を倒したという油断が招いた結果ともいえよう。挙国一致体制に揺らぎが生じているのだ。
「……ここに来て飛び石作戦とは、憤怒も厄介な手を使ってきますね」
東方地図を睨みながら紫草はそんな言葉を口にした。
飛び石作戦とは、強力な防衛拠点を攻めず、奥の拠点を落として進撃する作戦だ。孤立した防衛拠点は補給を絶たれ、弱体化していく。
人は水や食べ物がなければ生きてはいけないのに対し、歪虚は負のマテリアルがあれば活動は可能であり、更に言うと、正のマテリアルを転化させる事だってできる。
だが、人は負のマテリアルを浄化しなければならない。
「恵土城と十鳥城は攻めず、北上してくる気配です」
大轟寺蒼人が報告しつつ地図の駒を動かした。両城とも防御力が高い城なので、簡単には陥落しないだろう。
だが、街道が歪虚によって封鎖されてしまうと恵土城は飢餓に陥る可能性が高い。最近、貧困から脱した十鳥城も以前の状態に逆戻りだ。
「敵軍の狙いが分からない以上、むやみやたらに幕府軍を動かせませんから、ここはハンター達に任せます」
「まずは前哨戦といった所でしょうか」
眼鏡の位置をしきりに直しながら蒼人が尋ねた。
敵もこちらの動きを見定めている所だろう。よほどの馬鹿者でない限り、全ての手の内を見せてこないはずだ。
「それでは、手配の程、よろしくお願いしますね」
微笑を浮かべながら紫草は告げたのであった。
●突撃将軍
多数の憤怒歪虚を引き連れた拷陀は、憤怒本陣を出発すると、長江を経由し、恵土城を迂回して北上する構えを見せていた。
天ノ都までの距離はまだまだあるので、一時、全軍を止める。
「この辺りだな」
部下に命じて大地を掘らせ、掘って出来た土を別の場所に盛る。
西方世界のゴーレムを真似て作られた憤怒雑魔が、命令を忠実通り実行した。
数日もすれば、ちょっとした砦は作れるだろう。
「こんな障害があるかないかだけで、人間共は城攻めに多大な労力を掛けるからな」
「拷陀将軍! ご報告です!」
和甲冑で武装している憤怒歪虚が慌てた様子でやってきた。
「ハンター達がこちらに向かっていると」
「……紫草、さすがに早いな」
常に微笑を浮かべている優男を拷陀は思い出す。
刀の腕も頭のキレも素晴らしいが、拷陀にとって一番感心する所は、独自の情報網だろう。
「立花院家は昔から優秀な忍びを抱えていたからな。こちらの動きはある程度、把握してのことだろう」
「いかがなさいますか?」
「我輩が直に出る。例の戦力も見ておきたいからな」
全身甲冑から炎が吹きあがった。
久々に全力で戦える。拷陀はそう思うと楽しくて仕方のないのだ。
解説
●目的
憤怒歪虚先遣隊の撃破と突撃将軍拷陀の撃退。
●内容
北上を続ける憤怒歪虚の先遣隊を撃破しつつ、隊を率いる強力な歪虚を撃退する。
●地形
荒野
※多少の高低差があるものの、判定の際の障害となるまでではない。
●天候
快晴だが、強い北風が吹いている。
(激しい風の為、空中を飛ぶ場合、通常のペナルティーに加え、更にペナルティーが発生する)
●敵勢力
憤怒歪虚の先遣隊は大きく3つに分かれる。
左翼⇒鶏蛙
中央⇒拷陀&憤怒甲冑
右翼⇒人面塔
突撃将軍 拷陀 サイズ1
燃え盛る炎に包まれた全身甲冑の姿をしている歪虚。
詳細な能力は不明だが、高位の憤怒歪虚の力を扱えると思われる。
※強力な歪虚の為、挑む際には危険フラグ相当となる※
憤怒甲冑 サイズ1 少数
怒りの顔が浮かんでいる和装鎧の歪虚。
刀や槍、魔導筒などで武装している。主に拷陀の周辺に取り巻いている。
鶏蛙 サイズ1 多数
身体は鶏で頭と足は蛙の憤怒歪虚。空を飛べるが大半は地上を走っている。
どういう訳か、飛翔時、強風による追加ペナルティーは受けていない様子。
攻撃方法は突撃や炎を吐いたり、光線を放つ。
数だけは無駄に多く、群れて北上してくる。
人面塔 サイズ3 少数
苦悶の表情を浮かべる様々な人間の顔で構成されている燃え盛る人面の塔。
塔底に生えている幾個もの顔が車輪替わりとなり、疾走できる。
攻撃方法は光線が主と思われる。耐久力高い。
数は少ないが、人面塔だけで集まって移動している。
●その他
左翼、中央、右翼の間は離れている(具体的な距離は判定上、明らかにしません)。
開戦時、ハンターとの距離は300スクエア離れている事とする。
質問宅には、紫草が対応致します。
憤怒歪虚先遣隊の撃破と突撃将軍拷陀の撃退。
●内容
北上を続ける憤怒歪虚の先遣隊を撃破しつつ、隊を率いる強力な歪虚を撃退する。
●地形
荒野
※多少の高低差があるものの、判定の際の障害となるまでではない。
●天候
快晴だが、強い北風が吹いている。
(激しい風の為、空中を飛ぶ場合、通常のペナルティーに加え、更にペナルティーが発生する)
●敵勢力
憤怒歪虚の先遣隊は大きく3つに分かれる。
左翼⇒鶏蛙
中央⇒拷陀&憤怒甲冑
右翼⇒人面塔
突撃将軍 拷陀 サイズ1
燃え盛る炎に包まれた全身甲冑の姿をしている歪虚。
詳細な能力は不明だが、高位の憤怒歪虚の力を扱えると思われる。
※強力な歪虚の為、挑む際には危険フラグ相当となる※
憤怒甲冑 サイズ1 少数
怒りの顔が浮かんでいる和装鎧の歪虚。
刀や槍、魔導筒などで武装している。主に拷陀の周辺に取り巻いている。
鶏蛙 サイズ1 多数
身体は鶏で頭と足は蛙の憤怒歪虚。空を飛べるが大半は地上を走っている。
どういう訳か、飛翔時、強風による追加ペナルティーは受けていない様子。
攻撃方法は突撃や炎を吐いたり、光線を放つ。
数だけは無駄に多く、群れて北上してくる。
人面塔 サイズ3 少数
苦悶の表情を浮かべる様々な人間の顔で構成されている燃え盛る人面の塔。
塔底に生えている幾個もの顔が車輪替わりとなり、疾走できる。
攻撃方法は光線が主と思われる。耐久力高い。
数は少ないが、人面塔だけで集まって移動している。
●その他
左翼、中央、右翼の間は離れている(具体的な距離は判定上、明らかにしません)。
開戦時、ハンターとの距離は300スクエア離れている事とする。
質問宅には、紫草が対応致します。
マスターより
●挨拶
こんばんわ! ADivMSの赤山です。さぁ、【東幕】連動のお時間ですよ!
今回は猫又SSDとの同日公開。私の方は、戦闘イベシナ(場合によっては危険フラグ相当)です!
●攻略のヒント
敵がどんな動きを想定しているのかも大事ですが、やはり、連携がものをいうかと思います。
こんばんわ! ADivMSの赤山です。さぁ、【東幕】連動のお時間ですよ!
今回は猫又SSDとの同日公開。私の方は、戦闘イベシナ(場合によっては危険フラグ相当)です!
●攻略のヒント
敵がどんな動きを想定しているのかも大事ですが、やはり、連携がものをいうかと思います。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/04/07 21:41
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 オウカ・レンヴォルト(ka0301) 人間(リアルブルー)|26才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/03/26 22:34:13 |
|
![]() |
【中央】相談卓 アルマ・A・エインズワース(ka4901) エルフ|26才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/03/29 00:47:13 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/03/26 01:58:37 |
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【左翼】相談 カイ(ka3770) 人間(クリムゾンウェスト)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2018/03/28 18:36:33 |
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![]() |
【右翼】相談用 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2018/03/28 18:59:47 |