• 星罰

【星罰】選択――暴食王対応意見聴取会

マスター:ことね桃

シナリオ形態
イベント
難易度
易しい
オプション
  • relation
参加費
500
参加制限
-
参加人数
1~100人
サポート
0~0人
報酬
寸志
相談期間
5日
締切
2019/09/18 12:00
完成日
2019/09/29 04:46

このシナリオは3日間納期が延長されています。

みんなの思い出

思い出設定されたOMC商品がありません。

オープニング

「皇帝陛下からの依頼……か」
 帝都中心部のオフィスを訪れた只埜 良人(kz0235)は
 蜜蝋で封じられた書簡を開くと、視線を落としたまま黙した。
『先頃暴食王ハヴァマールより休戦協定の提案あり。
 以下の情報を提示した上で、ハンターに休戦受け入れの可否を問うべし』
 そこに記されたものは今でもにわかには信じられない暴食王ハヴァマールの提案。
 その言葉のひとつひとつがクリムゾンウェストに住まう人々にとってあまりに優位なものだった。
『暴食の眷属を引き連れて負のマテリアルが満ちる最北の地で眠りにつき、
 人類が再び暴食王ハヴァマールとの死闘に能う力と価値を備えるまで待つ』
 彼は暴食型歪虚を連れて極北に至るまでの道を切り拓くだけではなく、
 その旅路に途中までという限定つきだがハンターの同行を許した。
 ――まずは帝国の脅威だった理性なき亡者達が北へ姿を消すことで帝国臣民の生活の安全性が高まる。
 それに加え暴食王はハンターへ同行を許した地には神霊樹を植え、
 土地を浄化し、民が住めるようにしても構わないとした。
 場合によっては歪虚そのものがハンターの活動に協力するというのだから何とも寛大ではないか。
 もっとも歪虚が前に進むためには正のマテリアルが必要だ。
 ある程度まではハンターが定期的に動植物を彼らに届けることが必須条件となる。
 それでもいつか……暴食型歪虚の一団が極北に辿り着いた日には。
 彼らは時が満ちるまで何も求めず眠りにつくという。
 人類が邪神戦争の傷を癒し、負のマテリアルに満ちた地で全力をもって戦える日が来るか、
 それとも――あまりに長い年月が流れ去り自然に目が覚めてしまう日まで。
 どう考えても都合が良すぎると疑う者が現れてもおかしくない話ではあるが、
 それが暴食王の示した奇妙な優しさと誠意だった。

 しかし、邪神戦争のさなか暴食王とその眷属に奪われた命は少なくはない。
 帝国の軍人墓地には戦場で散った兵士の家族や関係者が今も途切れることなく訪れるという。
 役場では戦死した軍人の妻子が
 生活の保護を求めて列をなしているという話も頻繁に耳にするようになった。
 世界を守るため、軍人としての矜持と覚悟をもって敵地に向かったと理解していても……
 彼らが抱く哀しみと憐憫の感情はすぐに消えはしない。
 暴食王に向けられた怒りもそれと同様に燃え続けるだろう。
 また、暴食王を討伐するには今しかない、と主張する軍人もいる。
 何しろ奴は移動に専念した場合、
 移動能力に特化したCAMでも追撃できないほどの速度を誇っているのだ。
 もし戦場で暴食王が背を向けることがあらば。――もっともそのようなことは滅多にないだろうが。
 たとえマスティマのプライマルシフトで
 ハンターの軍勢を転送し続けたとしてもその力が尽きる前に姿を消すだろう。
 だから今しかないのだ。
 奴が人類の答えを求めて身を留めている今しか。奴の横っ面を確実に殴り潰すチャンスがないのだ。
 その戦場が……未だ傷の癒えていない帝国の地であったとしても。

「どちらにしても、難しい話ですね。いつかは必ず暴食王と決着をつける流れにはなりますが」
 良人の呟きにベテラン職員が頷いた。
「だから陛下はご自身で決めるのではなく、
 ハンターひとりひとりの決断に委ねることにされたのだろうさ。
 どちらを選ぶにしても帝国軍だけで手に負える問題じゃあない。
 ハンターの協力がなければ……この国は滅びる」
「たとえ休戦を選んだとしても、
 支援の約束を反故にすれば正のマテリアルを求めてヒトの住まう世界に戻って来るでしょうしね」
 暴食は人類との共存がとかく難しい存在だ。だからこそ、選択を誤ってはならない。
 ベテラン職員はテーブルと椅子、そして対応する職員の数を確認すると部下達へ顎をしゃくった。
 後はここに訪れるハンターの想いを真摯に記録し、依頼人たる皇帝ヴィルヘルミナに伝えるだけだ。
 良人がオフィスの外に意見聴取会の案内板を置くと、
 街角に立っていたハンター達が顔を見合わせて歩み寄り始める。
 彼らの胸の内では既に答えは決まっているようだ。
 その表情は凛然としていて――椅子に手をかけるとテーブルで待機する職員をまっすぐに見つめた。

リプレイ本文



 暴食王から突如提案された「休戦協定」。その是非を問う日が訪れた。
 最初にオフィスを訪れたのは岩井崎 メル(ka0520)。あどけない表情のメルは職員に向かった途端、静かに俯く。
「まぁ……私としては、戦いに継ぐ戦いに疲れた事もあって……。相手にすぐ戦おうなんて意思がないのなら、今戦う理由はないと考えてるんだ。それに暴食は今まで他の生き方を知らなかったんだよね? それなら北への旅路で彼らのことを学びたいんだ」
「学ぶ?」
「開拓を共に進めている間に彼らの『闘い』を学び、『食べる』に値する熱意を他の手段で満たせるようにできたら、って」
 戦以外で歪虚と交渉する手段が見つかれば……。メルは本心から平和を渇望していた。
「承りました。それでは岩井崎様は賛成のお立場で」
「ああ。そう伝えてほしい。あ、あと私もお茶出しとかお手伝いさせてほしいな。こういう事態だから感情的になる人もいるかもしれないしね?」
 その申し出に「感謝します」と応じる職員。早速メルは給湯室へ向かう。
(未来とか人類の意思とか…大事を語るならば。全ての恨みの元凶の邪神さえ仲間にしようとしたんでしょう。私はそういう所、嫌いじゃなかったよ?)
 これ以上、戦禍が広まらないよう祈りながら。

 神楽(ka2032)は「よろしくっす」とへらりと笑った後、単刀直入に告げた。
「休戦っす! 俺達は十分血と汗を流したっす。これ以上いらねっす! それに未来への宿題にしたいんすよ。帝国は過去を超えてエルフや亜人達と共存する事にしたっす。なら未来の帝国は暴食王と和平を結び、歪虚とすら共存する国を作って俺達を超えて欲しいっす。無理なら倒すでもいいんすけど」
「歪虚との和解が未来の宿題……ですか」
「まぁ、いざ休戦となると民意が荒れるかもしれないっす。でもそれは暴食王が眠ったらルミナちゃんが退位して国体を変えればいいっす。それまで時間がかかるっすから、その間に民主化進めて皇帝不要の体制にするっす。ルミナちゃんも今まで頑張ったんだし、死ぬまで皇帝に縛られる必要はねっす」
「確かに開拓をしながらの北上は時を要するでしょうね」
 その返答に神楽は冗談めかした笑顔でおどけてみせた。
「あ、あと一般人ならヒルデブラントとの決闘を受けれるからオッサン殴れてスッキリできるっす!」

 Gacrux(ka2726)は職員に「俺は条件次第で休戦を受け入れたいと思っています」といつもの静かな声で告げた。
「条件次第?」
「ええ。暴食王は身を挺したハンターにより裁定を変えた。彼の譲歩を誠意として受け止め、自国も鑑み、対等な交渉をするべきだと」
「了解しました。それでは提示したい『条件』をお聞かせ願えますか?」
「ひとまず2点。まずは休戦の期間。人類の立て直しを待つのが目的ならば、事前に決戦の日取りを決めたいのです」
「決戦の日取り、ですか」
「ええ。10年ほどでこちらの再建が可能か試算した上で、ですが。もしあちらが数百年規模の時を要するなら理由の確認を。……もう1点は歪虚に提供する物資の試算を希望します。休戦しても国が傾けば意味がありませんからね」
 それでは善処しましょう、と応える職員にGacruxが頷く。
「戦意の無い歪虚ならば可能性があるはず……交流を図れば暴食王も変わっていくかもしれません。現に邪神の眷属は人や世界を知ることで変化しましたからね。俺はそれを期待しています」
 これはハンターとの交流により変わっていった歪虚を知る、彼ならではの意見だった。

 アーサー・ホーガン(ka0471)は「俺は『先送りしても事態が好転するとは思えねぇ』って邪神封印案を否定した身だ」と真っ先に切り出した。
「つまり、今回も?」
「ああ、反対だ。人は忘れる生き物だ。休戦案を受け入れたとして、再び対決する時まで暴食の脅威が伝わる保証はねぇ。……人類側の団結は今よりも綻んでるだろうしな。それに暴食という『過去の脅威』以外に新たな脅威が生まれる可能性もある。人類同士の対立もな。決戦に十二分の準備を行えるか分からねぇのが本当のところじゃねえか?」
「……ええ。未来はわかりませんからね」
 慎重な彼の問いかけに頷く職員。アーサーは「だよな」と腕を組んで逡巡――ふと顔に精悍さを取り戻すと、こう提案した。
「とは言えだ。十三魔2人の切り崩しを狙い、決戦前に対話の機会を設けるとか。休戦による猶予の代わりに民衆を攻撃対象から外して戦力的な余裕を作るとか。より有利な状況を作るための交渉は有りだと思うぜ」
 無辜の命を守るためなら打てる手段はいくらでも打とう。アーサーの心は揺るがぬ強さを宿していた。

 アルト・ヴァレンティーニ(ka3109)は「私個人としては休戦は受け入れがたい」とまっすぐに告げた。
「私は未来に負債を残したくないのでな。暴食王の特性上、機械文明が育った方が勝率は高いだろうが、未来の戦力が今より上になる保証もない」
「保証といいますと、どのような点を特に?」
「それは第一に王クラス……いや、高位歪虚に対する対歪虚のノウハウや練度、そして脅威の認識。いずれも今の時代がピークだろう。良くも悪くも邪神が居なくなったからな。時が過ぎるほど認識は薄らぐはずだ。そのうえ、向こうが勝手に寝るのなら、勝手に起きてくる事もある。果たしてその時に人類が奴等に勝てるだろうか?」
 中立である職員には彼女の憂慮が理解できるがゆえに、返せる言葉がない。
「それに奴等に殺された人、残された人……彼らの気持ちはどこにいく? 少なくとも暴食王『は』滅ぼす。そのぐらいの落とし前はつけるべきだろう」
 武人たるアルトの情。それは炎のような熱を孕んでいる。職員は彼女の意見書を書き上げると、敬意を示すように一礼した。

 藤堂研司(ka0569)は席につくと同時に強い口調で「反対」を唱えた。
「俺はこの休戦協定を飲む形で騙してでも無防備な『どてっぱら』に最大攻撃を叩き込み、この時代で決着をつけるべきだと思う」
 暴食王を騙し討ちにする。その過激な発言に誰もが目を剥いた。研司も自覚しているのか、僅かに目を伏せた。
「否定の根拠の一つははぶっちゃけ感情だ。……これは俺がブルーでVOIDに襲われたことに起因するどうしようもない忌避感。それは認めざるを得ない」
「それは……」
「だが、それ以前に」
 戸惑う職員を前に研司が大きな手を固く握りしめる。彼の胸にあるものは命を貪る亡者への純粋な怒りだ。
「これはそもそも「休戦協定」として破綻している。休戦協定の目的とは何か。『双方が降伏、絶滅より良い条件で戦いを止める』ことだろう? けどな、暴食にそれはありえないんだよ。目の前の生物を食う以外無い化物のどこにメリットがある? 交渉はwin-winが大原則だ。然るに、これはその原則に反する。故に信用しない」
 彼はひたすら強い言葉を連ねる。激しい熱を帯びた声がオフィスに響き渡った。
 ――そしてとうに気圧された職員を前に、研司は最後の熱を零した。
「……だから、殺すのだ」と。

 天央 観智(ka0896)は「これは個人的な意見ですが」と前置きすると穏やかに職員を見つめた。
「僕は持ち掛けられた休戦案には乗るべきだと思います。勿論、戦闘再開の時期が不明かつ相手が気紛れなので……それに対する準備……は、怠ってはいけませんけれど」
「常に警戒を怠らずに備えよ、と?」
「はい。それに他にも、しないといけない事があるなら……力を蓄えつつ、そちらに注力するのが良いと思います。偶々、上手くいった事例が在るせいで……忘れがち、ですけれど……元々、二方面作戦とか……それ以上の事は、余程の余力か戦力差がないと……悪い結果に成る事が……本来、ですからね。僕の故郷には『二兎追う者は、一兎も得ず』なんて、言葉も在ります」
 今の帝国軍は復興活動に注力している。その状態で戦争に挑むのは危険だと彼の大局的な思考が訴えかけていた。
「ご意見、確かに承りました。必ず陛下にお伝えしましょう」
「お願いします。……今回は帝国の人々の命も背負うことになります。少しでも……良い道を選べたら……」
 観智は多くの人が明るい未来を得られるよう、静かに祈った。

 ミグ・ロマイヤー(ka0665)は愛らしい容姿に反し、堂々たる風格で聴取に応じた。
「ミグは休戦に賛成である。理由は3つ。……まずは一つ目。これまで歪虚と戦ってきたのは奴らとこちらと話が通じなかったためである。交渉できない敵とは害虫に外ならず、駆除するしかない。しかし暴食王から交渉に値する言葉が出たのであればこれまでとは対応を改めなければなるまいよ」
 理路整然とした発言。一心にペンを執る職員を眺めてからミグは意見を続ける。
「二つ目。人類と歪虚がこの世界を構成する両輪であるとするならば、著しく歪虚側の力を弱めてしまうのは世界のバランスという意味でも望ましくない。敵の一掃より一病息災にすべし」
 そして「次が最後、三つ目」と言うと――それまで闊達だった声に別の色が加わった。
「戦わないという相手に戦いを引きずり込むなど邪神とどう違うのか? たとえ勝利したとしても敵と同じ顔になってしまうのであればこれまで死んでいった者たちに顔向けできんよ。そうは思わんかね?」
 彼女の問いに静まり返るオフィス。……誰もその言葉に返せる者はいなかった。




 キヅカ・リク(ka0038)は「僕は休戦に反対する」と宣言した。
「第一に、暴食王が目覚める時期が不明だ。たとえ技術の大きな革新があっても、負のマテリアルを利己的に扱おうとする奴が現れるかもしれない。巫女のオルクス化も解決していない。未来に託しても戦力が単純増にならず、複雑化する可能性はあるんだよ」
「それは否定できませんね。平和な時代こそヒトの傲りが出てくるものですから」
「ああ。……それとは別に、奴は自身をヒトに対する死神、裁定者と位置付けている。奴を今超えられないようではヒトはこの星で生き残れない。何よりこの壁を前にして先送りにしたら、きっと僕はその世界で生きる自分を許せなくなる。だからこそ、僕はハヴァマールと相対する道を選らず……これは僕が求めた生存競争『戦争』だ」
 自分と世界の全てを賭けた最終戦争を「流星」たる彼はこう結論づける。
 流れ星が願いを背負うには、未来に向けて星へ希望を託す人々を守らねばならないのだから。

 浅黄 小夜(ka3062)は一旦話すべき言葉を整理してから愛らしい唇を開いた。
「……休、戦は。拒否、で」
「拒否、ですね」
「……暴食王には……特機隊や……沢山の人を……ころされた……。……哀しい事件や……引けない理由も……沢山……。でも同じくらい……休戦した方がええ理由も……きっとあって……」
 本当はまだ迷っている。でもここで言わなければと、小夜の哀しみが叫んでいた。
「だけど……休戦、て……一旦休みて言うだけで……戦いを終わりにする訳やないんでしょう……?」
「まぁ、今の状況は和解が確約されていると言えないのは確かですね」
「そう……いつか戦う時が……必ず来る。その時に……もう自分が戦えないなら……誰かが代わりに戦う……。また失われるものも、きっとある……。……そんな戦いを……先の誰かに、残すより……私は……今、ここで……戦わなあかん状況を……終わりにしたい……。それが……力を示す事でしか、出来ないなら……戦って、でも」
 小夜の決意は固い。だが、可憐な手が発言するごとに膝の上で小さく震えた。彼女には大切なものが数多くあるのだ。
(……戦わずに、終わりに出来るなら……もっと良い、けど……)
 ――今も小夜の心は守るべきもののために揺れ続ける。

 南護 炎(ka6651)は職員を前にすると「俺は休戦案に反対だ」と明確に拒絶の意志を表した。精悍な青年の顔に険しさが宿る。
「これまで人類はどれだけ暴食王から被害を受けてきたか? 多くの人が家族・友人・仲間を奴のせいで失っている。今更、休戦は受けられない。人類を説得なんてできない」
 暴食王の今までの悪虐を赦せる者などいないだろう――彼の義侠心は揺るがず、腰に挿した刀の柄に手を乗せている。
「そのうえ『休戦を受け入れなければ帝都で暴れるぞ』と脅されて、震えあがって休戦を受け入れた上に、彼らの北上を手助けするハンターや国家首脳の姿を見て人類はどう思う? そこに希望を見出せるだろうか?」
「感情では……難しいかもしれませんね」
「ああ。再興を進める中、人類は今、『希望』を必要としている。俺たちハンターは人類の『希望』として振る舞う必要があるはずだ。だからこそ、今、人類に対する最後の脅威たる暴食王と決戦に臨むべきではないのか?」
 職員は中立ゆえに彼の言葉を肯定も否定もできない。ただ、彼の覚悟を伝えなければと書類に記録を続けた。

 鳳凰院ひりょ(ka3744)は「俺個人は休戦に賛成だ」と冷静に発言した。
「無論、暴食王の事を許せない、今こそ討つべきだという意見もあるのもわかる。邪神との戦いで俺も大事な存在を失っているしな」
「それならば、何故賛成を?」
「まずは確実に即座に対処しないといけなかった邪神と今回の暴食王の件では状況が違う。奴は『待つ』と言っている。邪神相手にはそういう時間はなかっただろう?」
「……そうでしたね」
「それに邪神戦争では甚大な被害が齎された。今は奴との戦いに勝利する為に戦力を整えるべきだ。……それにひとつ、気になる点がある」
「それはどのようなことでしょうか」
 職員の問いかけにひりょは「まぁ、ごく個人的なものだが」と前置きしてから僅かに、目を伏せた。
「俺達は邪神と戦うために沢山の種族が世界を越えて力を結集出来た。それは強大な明確な敵があったからこそだ。……もしかしたら奴は邪神亡き後の人類に対して「絶対悪」となろうと考えているのでは、とな」
 敵がいなくなれば人はまた人同士で争いを始めるだろうから――それは落ち着いた声なのに、心に重く圧し掛かる言葉だった。

 Uisca Amhran(ka0754)は職員に向かい合うなり、穏やかに宣言した。
「私は休戦案に賛成です。戦うつもりがない相手に戦いを強要するのは、戦いを楽しんでいるだけだと思うのです。罪を憎んで人を憎まず……相手は歪虚ですけれど、その精神でありたいのですよ。どうしても相手の意見が気に入らない、罪に対する罰が必要、というのならこちらからも何か条件を出してもよいのでは……と思います。弔い合戦で犠牲者が出ることがあれば本末転倒ですしね」
「つまり、これ以上の戦いは不要だと」
「ええ。私はむしろ時が過ぎて、歪虚と人が共存出来る日が来ることを祈っているのです。雑魔が自然発生的に生まれるのであれば、歪虚もこの世界の一部、といえるのですから」
 ウィスカは正と負のマテリアルのように、ヒトと歪虚も均衡を保ち共存できると信じているのだ。
(それに、色々とお話したアイさんとは個人的にも戦いたくないですしね……)
 暴食でありながら人間じみた思慮深さを持つアイゼンハンダーを思い出し、僅かに俯く。どうか彼女にも救いの道があるように、と祈りながら。

 ディーナ・フェルミ(ka5843)は落ち着かない様子で着席し、しばらく考え込んでから口を開いた。
「分からない、が本音なの。今戦って本当に勝てるのかな。時間が経って、ハンターが今ほど増えなくなって勝てるのかな。私は暴食王に追い付けなかったの。今から自分が追い付く策も考え付けないの。でも、それを私達の子供達に任せて解決するのかな、とも思うの。リアルブルーに帰ってしまう守護者がいる、ハンターは過剰戦力だから増やさない方が良いんじゃないかなんて話も出てる……。それなら、未来の方が倒せる可能性が減ってるんじゃないのかなとも思うの」
 ディーナは数多の戦場を駆けた実力者だ。だからこそ――幾度も戦を重ねた暴食王の名が彼女の心に暗い影を落とす。
「でも暴食王に負けたら、帝国だけじゃない。王国も同盟も、今度こそ暴食王に飲み込まれると思うの。戦うのが決まったなら、引くつもりはないの。最前線に立って戦うの。だから、誰かが作戦を立ててくれたら……」
「……了解しました。効果的な作戦があれば、という条件付きで戦を選ばれるのですね?」
 こくんと頷くディーナ。覚悟はとうにできている。あとはどう動くか、が肝要な問題だった。

 アルマ・A・エインズワース(ka4901)はいつになく冷静な態度で聴取に応じた。
「わぅ。停戦案には反対です」
「それはどのようなお考えで?」
「僕は第一に暴食王を信用できないんです。人の生存圏を広げる手伝いと称しているそうですが、目覚めた後の食事を支度しているようにしか見えないんですよ。それに技術やスキルは残せても、実戦経験を積む環境がなくなりつつあるのではないですか? 雑魔さん相手と高位歪虚さん相手に戦うの、同じだとは言わせないです」
 怜悧な目が職員を射抜くように見つめる。その視線に職員がおずおずと頷いた。
「ですよね……あ、それと。休戦期間を短くするのも本末転倒です。十年単位で復興できるなら最初から皇帝さんもそうしてるです。だから今の僕らが戦うべきなのですよ」
「……承りましたご意見は、必ず陛下に」
 彼の意見を重く受け止める職員。その瞬間、アルマが普段の子犬じみた顔つきに戻った。
「はい、お願いしますね! それに僕の妻も決着を望んでますし……」
「奥様、ですか?」
「僕の妻は英霊ですから、休戦となっても歪虚と戦い続けるでしょう。でも本格的な戦の準備が整うまで『僕』は生きてないと思うです……。なら、今一緒に戦っておきたくて」
 てへ、と笑うアルマ。その表情には一片の曇りもなかった。

 鞍馬 真(ka5819)も協定に「反対」の姿勢を示した。
「私が気にしているのは『次』の戦いで人類は本当に勝てるのかということ。『時が満ちる』のはいつかわからないけど、恐らくずっと先の話になるだろう。もし暴食王以外に大きな脅威がなくなり直接脅威を知る人が居ない時代を迎えたとしたら、未来の人々がいつ目覚めるかわからない敵に備えておくことなんてできるだろうか、とね」
「確かに……彼の真意が明確でない以上断言はできませんが」
「ヒトは忘れる生き物だからさ……難しいよね」
 どこか自嘲的に笑う真。それは過去の自分を振り返るような、遠くて苦い笑いだった。
「本当はね、邪神戦争が終わったばかりの今、戦いたくは無いんだ。でも、少しでも勝てる可能性が高い時に戦いたいと思う」
「鞍馬様……」
「大丈夫。どのような結論になっても私は自分にできることで全力を尽くすつもりだから」
 真は明るい顔を取り繕い、オフィスの外へと歩き出した。この結果がどうあれ、自分は自分らしく生きるだけだと。

 リュー・グランフェスト(ka2419)は提示された情報に目を通すと「休戦案、ね。……反対だ」と厳かに答えた。
「了解しました。リュー様は反対、と」
「ああ、でもな? 俺は暴食王の言葉を信じていない訳じゃない。剣を交えた者として、言葉を交わした者として、約定を交わしたならそれを守るだろうとは思う」
「それならばどうして反対を?」
「この休戦は和睦ではなく先延ばしだからだ。暴食による脅威を、俺たちでなく先に続く者に残すだけの。後顧の憂を残すのは忍びない。……何より奴と因縁があるのは今ここにある俺たちだ。因縁と言えるものが俺達の間にあった筈だ。だから『今更投げ出すってのはつれないんじゃねえか、暴食の王』って伝えてやりたいんだよ」
 リューが抱くものは敵対関係を越えた一種の情。職員は彼の独白に耳を傾けた。
「こちらも散々痛い目にあった。そして主だった眷属とは剣を交えて打倒した。倒し倒された。だから、決着は当事者同士でつけるべきじゃねえかな。……先を見たいって気持ちもわからないじゃないけど、な」
 熱の籠った言葉の最後はどこか寂しげで。意見の後、口に含んだ紅茶が舌に微かな苦味を残した。




「あ、シェリル君! よく来てくれたね。さ、席に座って座って」
 メルが案内したのは友人のシェリル・マイヤーズ(ka0509)。席に着いたシェリルは「私は賛成……」と告げてから淡々と語り出した。
「人の歴史は戦いの歴史……。今の帝国も……憎しみが憎しみを生んできた。だからどこかで一度……呑み込まなきゃいけない」
「過去を清算するべきと?」
「忘れなくていい……ただ、共にあれば……。私は休戦を受け入れたい……。停戦の先の可能性も……人と歪虚の同盟だって、種族や国と考えれば……おかしくはない……。王がいた方が抑えも効く……」
「歪虚も共存可能と認めるべきだと仰るのですか?」
「……ん。暴食王も見たいのかも。私達の行く道を……。私は……彼らが目覚めた時にまだ人類が争いを繰返しているなら……そんなセカイは滅べばいいと思う」
 純粋な想いは時に残酷な響きにも変わる。ぎくりと顔を強張らせる職員にシェリルが「……大丈夫」と目を細めた。
「そうならない未来を創って、備えればいい。歪虚とも手は取れる。争いの中でも……人が今までそうしてきたように……」

 ボルディア・コンフラムス(ka0796) は「俺は休戦に賛成」と軽く手を挙げた。
「そもそもヒトが歪虚を殺さなけりゃいけねぇのは、歪虚がヒトを襲うからだよな。逆にヒトを襲わない歪虚なら、ヒトが歪虚を害する必要はねぇだろ」
「……確かに」
「もし歪虚と戦うにしても、将来の人的損失を少なくして勝つ見通しが立つなら休戦に応じるのもアリだろう。今大量の犠牲を出してまで暴食王を倒す必要性は感じねぇ。これは俺としても、星の守護者としても、だ。邪神封印は将来に希望を見出せなかったが、今回はリアルブルーからの技術供与や戦後復興ができる。態勢を立て直して戦えばいいんだから、休戦は5年でも10年でもいいと思っているんだ」
 勇猛果敢な女戦士の柔軟な思考。頷く職員にボルディアが「ああ、そういや……」と言い残していた胸のしこりを吐き出した。
「俺はな、死んだ奴の為に生きてる奴らが死ぬのは違うと思う。死んだ奴らが『自分の為に死んでくれ』とは、言わねぇだろ」
 折角助かった命を粗末にするんじゃねえよ――そう言ってボルディアはオフィスを後にした。

 ヒース・R・ウォーカー(ka0145)は「ボクは休戦に賛成だ」と淡々と告げた。
「個人的な理由を挙げるなら、戦う理由のない相手に喧嘩を売るのは気分が悪い。戦いとはお互いに譲れないものがあってこそだからねぇ」
「たしかに……今のところ静寂を保っていますからね」
「あともうひとつ。死者を語るのは好きじゃないけど。……これまでの戦いで犠牲になった命に報いたいなら、より良い未来を作り出す事で報いるべきだ。恩讐を忘れろとは言わない。折り合いをつければいい。犠牲になった奴らが求めたのは家族とこの国の未来だったはずだ」
 現実主義者のヒースが垣間見せた思慮深さ。ひたすらに誠実な言葉が綴られていく。
「ボクらは多分、変わる事が出来る。いずれ奴らと決着をつける日が来るかもしれない。だけどそれは戦いで決着をつける事になるとは限らない。共存の術を見つける事も出来るかもしれない。現に第二師団じゃ歪虚になった男と共存しているしねぇ」
 対話できるならいつか和解の機会も掴めるはず。彼は今までの経験から可能性の広がりを確かに感じていた。

 ユリアン・クレティエ(ka1664)は今まで耳にした意見を胸で反芻し、立ち上がった。
(皆が話した事はきっとどれも間違っていない。後はその中の最善を見つけられたら……)
 彼は逡巡してから口を開いた。
「俺は休戦を受け入れたい。ただし、休戦に明確な期限を設け、改めて決着を……その形を決めたいな。3年位が良いと思うよ」
「ユリアン様は賛成、と。おや、ご希望の休戦時期が短めですね?」
「ああ。何処も大きく疲弊している点を踏まえれば短いかもしれない。でも制限があれば復興等に勢いがつくし、各国の協力や交流も盛んになると思うんだ。そして、できれば現時点のハンターが健在な内に決着を着けたい。先の戦で邪神を討伐したのは未来に禍根を残したくなかったからだし……ね」
 そう告げるとユリアンの目が不意に、何処かへ想いを馳せるように遠くなる。
「正直……今のところ暴食王の真意を図りかねているんだ。北の道行きの中でもう少し知る事が出来ればと思っているのだけど」
 そうすればより良い決着の形を見つけられるかもしれない。彼は様々な可能性を見出そうと考えていた。

 デスクに向かった高瀬 未悠(ka3199)は「私は休戦に反対よ」と宣言した。
「今の帝国の平和が約束されるのはとても魅力的だわ。でも未来がそうとは限らない。その時代の人達が私達より強い保証も、犠牲の少ない戦い方が出来る保証もない。それに暴食王との決着を未来に生きる人達に委ねたくないの。今を生きる私達が終止符を打たなければならないと思うから」
 己の胸にそっと手を当てると愛する人の優しい顔が心に浮かぶ。未悠の綴る言葉が祈りのように柔らかく響いた。
「何より……『変わらぬ明日を守る』。私の最愛の人の矜持を共に貫きたいの。個人的な気持ちではあるけれど、この願いを果たしたい。疲弊した今の帝国が戦場になればまた多くの犠牲が出ると思うわ。それでも……」
「それでも?」
 職員が続きを促す。未悠は一息置いて、まっすぐに相手を見つめた。
「少しでも多くの命を救う為に。今まで失われた命と想いに報いる為に。遠い未来の笑顔の為に。私達の手で決着を着けましょう」
 未悠の赤い瞳は燃えるように熱、それでいて凪の水面のように静か。その奥には深い愛情とそれを支える強さが秘められていた。

 ツィスカ・V・アルトホーフェン(ka5835)は凛とした表情で職員に向かった。
「帝国の公僕としても私人としても休戦協定の受け入れは出来ません」
「ツィスカ様は反対ですか」
「ええ。休戦により時間が空く事は、暴食王がこれまでより更なる力を秘める可能性も考えられます。奴に対抗する力を蓄える為に必要な『暴食王の捜索と研究』の為の時間を、我々人類が確保出来る保証がありません。それに……ここからは私個人の感情論になりますが、歪虚との戦いに生きてきた者達の感情を無碍にする事も出来ません」
「……その点は理解できます」
 重く頷く職員。するとツィスカの瞳がある種の潔癖さを湛えた。
「かつて邪神との戦いで私達の総力を挙げた結果、ファーザーをも救い出すという不可能に近い難題を穿ちました。死の大地の復興にしても、あの時と同じように我々をはじめ、そこに生きる者達の力で何とかなる筈です」
 暴食の手を借りることなく、ヒトは己の足でどこまでも歩き、己の手で自分達の住む世界を切り開くのだと――それがツィスカの下した決断だった。

 アウレール・V・ブラオラント(ka2531)は落ち着き払った様子で職員に向かった。
「私は休戦を拒否する。理由は邪神戦と同様だ。問題を後回しにせず、損害覚悟で未来を切り拓く。平和とは自ら勝ち取ってこそ意味があるものだ。片手落ちの仕事は醜い、火種は我々の代で全て終わらせる」
 生粋の帝国人らしい論調に聞き入る職員。静かな闘志を瞳の奥に滾らせ、アウレールは主張を続けた。
「抑々交渉として相手に殆ど利がない、故に信用ならない。逆に『滅ぼしたいなら待つ必要はない。滅ぼされたいのなら今ここで首を差し出せ』と暴食王に示すべきなのだ。我々が手負いと言えど、力不足とは侮りも甚だしいとな」
「……たしかに暴食側に利がありませんね」
「それに将来、人類が発展する以上に連中が力をつけない保証もない。我が身可愛さに最後の歪虚王を見逃せば子々孫々まで物笑いの種になろう。……帝国は暴食王の首級を以って、誇りと共に新時代を迎えるのだ」
 ひとしきり話し終えると、彼は胸のうちで歓喜に打ち震えた。暴食王に剣を突きつける時がついに訪れるのだと。
(かつて私はこの手で暴食を滅ぼすと誓った。戦う理由は十分だ。さぁ、来いよ。戦争をしよう、暴食王ハヴァマール!)

 やがて日が暮れる頃。聴取会の様子を見守っていた星野 ハナ(ka5852)が職員へ意外な言葉を突き付けた。
「今回はぁ、日より見発言させていただいて良いですぅ?」
「はい。どのようなご意見もお受けしますよ、どうぞ」
「ええとぉ。私はぁ、戦争を熟知された方が作戦を考えてぇ、ハンターが多数参戦するなら勝ち筋もあると思うんですぅ。でも今回、30人も集まってないんですよねぇ。現状維持で受け入れ様子見がぁ、1番現実的じゃないでしょぉかぁ?」
「手厳しいですね。まぁ、人数については否定しませんが」
「ですよねぇ。……個人的には歪虚に憐れまれるなんて屈辱ですしぃ、心の底から全ブッコロって思いますけどぉ、ここで負けたら人類拠点全滅の可能性が否めなくなるのでぇ。投票については保留又は白紙ぃ、戦闘が確定したら何を差し置いても参加にカウントお願いできますぅ?」
 ハナの微笑の形をとった可憐な瞳が凍り付くような冷たさを宿す。飄々とした顔の裏に彼女は強烈な怒りを抱いていた。

 こうして全ての聴取が終わった。
 投票総数25。うち、賛成10、条件つき賛成1、反対12、条件付き反対1、保留1。
「……結局、休戦は拒否か」
 メルは意見書に一通り目を通すと、口を噤んだ。どの意見も尊重すべき重みがあったからだ。
 ――後日、この意見書の全てが帝国皇帝ヴィルヘルミナへ渡される。そこから始まる未来は、如何に。

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参加者一覧

  • 白き流星
    鬼塚 陸(ka0038
    人間(蒼)|22才|男性|機導師
  • 真水の蝙蝠
    ヒース・R・ウォーカー(ka0145
    人間(蒼)|23才|男性|疾影士
  • 蒼き世界の守護者
    アーサー・ホーガン(ka0471
    人間(蒼)|27才|男性|闘狩人
  • 約束を重ねて
    シェリル・マイヤーズ(ka0509
    人間(蒼)|14才|女性|疾影士
  • 「ししょー」
    岩井崎 メル(ka0520
    人間(蒼)|17才|女性|機導師
  • 龍盟の戦士
    藤堂研司(ka0569
    人間(蒼)|26才|男性|猟撃士
  • 伝説の砲撃機乗り
    ミグ・ロマイヤー(ka0665
    ドワーフ|13才|女性|機導師
  • 緑龍の巫女
    Uisca=S=Amhran(ka0754
    エルフ|17才|女性|聖導士
  • ボルディアせんせー
    ボルディア・コンフラムス(ka0796
    人間(紅)|23才|女性|霊闘士
  • 止まらぬ探求者
    天央 観智(ka0896
    人間(蒼)|25才|男性|魔術師
  • 抱き留める腕
    ユリアン・クレティエ(ka1664
    人間(紅)|21才|男性|疾影士
  • 大悪党
    神楽(ka2032
    人間(蒼)|15才|男性|霊闘士
  • 巡るスズラン
    リュー・グランフェスト(ka2419
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • ツィスカの星
    アウレール・V・ブラオラント(ka2531
    人間(紅)|18才|男性|闘狩人
  • 見極めし黒曜の瞳
    Gacrux(ka2726
    人間(紅)|25才|男性|闘狩人
  • きら星ノスタルジア
    浅黄 小夜(ka3062
    人間(蒼)|16才|女性|魔術師
  • 茨の王
    アルト・ヴァレンティーニ(ka3109
    人間(紅)|21才|女性|疾影士
  • シグルドと共に
    未悠(ka3199
    人間(蒼)|21才|女性|霊闘士
  • うら若き総帥の比翼
    ひりょ・ムーンリーフ(ka3744
    人間(蒼)|18才|男性|闘狩人
  • フリーデリーケの旦那様
    アルマ・A・エインズワース(ka4901
    エルフ|26才|男性|機導師

  • 鞍馬 真(ka5819
    人間(蒼)|22才|男性|闘狩人
  • アウレールの太陽
    ツィスカ・V・A=ブラオラント(ka5835
    人間(紅)|20才|女性|機導師
  • 灯光に託す鎮魂歌
    ディーナ・フェルミ(ka5843
    人間(紅)|18才|女性|聖導士
  • 命無き者塵に還るべし
    星野 ハナ(ka5852
    人間(蒼)|24才|女性|符術師
  • 覚悟の漢
    南護 炎(ka6651
    人間(蒼)|18才|男性|舞刀士

サポート一覧

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依頼相談掲示板
アイコン 【雑談卓】意見聴取会待合室
神楽(ka2032
人間(リアルブルー)|15才|男性|霊闘士(ベルセルク)
最終発言
2019/09/18 09:25:49
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2019/09/18 07:45:57