ゲスト
(ka0000)
藤の園と秘め事の夜
マスター:音無奏

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/04/26 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/05/10 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
無人の庭園は静謐さだけを湛え、ほのかな月明かりの下、藤の花が風にそよぐ。
一面の紫はカーテンのように広がり、瀑布のように壮麗な花を咲かせている。
かつて10年の間荒廃気味だったこの場所だが、新たな主を得た後、数年をかけて再建されていた。
ひび割れた石畳は風情を壊さない程度に取り替えられ、廃墟同然だった母屋はかつての形を残しながら建て直しを、涼亭の欠けた屋根も補修された。
だが、誰もいないし、誰も来ない。
同時期、一つの依頼がハンターズソサエティに出された。
『とある藤の別荘にて、泊まり込みで夜間警備の依頼。
少額だが危険性はほぼ皆無、当日警備するハンター以外別荘は無人。
1~3人にて一日ごとにローテーション、現地に危険性はないことを証明することが目的。』
…………。
かの庭園は、かつて叶わぬ恋の元、名家の男が恋人を匿うために作られた。
男は実家に頼らず商いで金を稼ぎ、その金で女の愛した花である藤の庭園を作り上げた。
高い生け垣で覆われた庭園はたとえすばしっこい子供でも侵入を許さない、生け垣の奥には更に柵が張り巡らされていて、念入りに侵入者を阻んでいる。
唯一の出入り口はまるで裏口のような、花の装飾を施された小さな鉄扉。そこから生け垣に挟まれた細い道を通り、もう一つ鍵を開けてようやく秘密の花園に踏み入る事が出来る。
玄関の狭苦しさに反して中は広い、今は修復された白い石畳が伸び、少し歩けば藤の花が立ち並ぶ並木道が広がる。
そのまま直進すれば二人で気兼ねなく過ごすための程よい母屋、裏にはバルコニーがあり、その先には半径50mほどの池が広がっている。池を挟んだ母屋の反対側には小さな涼亭、枝垂れた藤によって覆い隠され、母屋側からはまずその存在に気づく事が出来ないのだという。
この別荘にはかつて歪虚が発生していたが、ハンター達によって討伐され、その経緯は報告書に認められた。
甥である若当主によって引き取られた別荘はその後、数年をかけて手入れされ、建て直されたのだという。
若当主はこの別荘を必要する人間に広く貸し出すつもりでいるらしいが、かつて歪虚騒ぎのあった場所だ。庭園に惹かれても経緯に尻込みする人間が絶えず、そんな若当主に、幼馴染であるという領主が手を差し伸べた。
「あの別荘はもともと領主が引き取るつもりだったんだ、利権とかそういうのじゃない、あの方はただ、少女趣味な物語が好きっていうだけで」
近衛であるシャルルが経緯を補足する、領主曰く、あの時は余り助けになれなかったから、今回困ってるなら助けてあげたかったとの事らしい。
「やる事は文面の通りだ、別荘に泊まり込み、特に何もない事を証明して欲しい」
ハンターへの報酬は領主の私費から支払われる。
危険があったら別途手当が出るらしいが、まずありえないとの事、数年かけた工事中だって特に何も起きる事はなかったのだ。
「泊まりは一組につき一日で構わない、武装も程々でいい、組分けは三人以下で好きにしてくれ」
持ち込む必要があるものは、見回りの時に使う灯りだけ。池と母屋には灯籠があるが、涼亭には置かれていない。
「徹夜の必要は……?」
「数時間ごとに見回りをしてくれれば、普通に母屋で寝てくれても構わない」
警戒してたから何もなかったなどと、ケチをつけられても困るのだ。隠居したつもりでのびのびと過ごす、それが一番依頼達成に近くなるだろう。
無人の庭園は静謐さだけを湛え、ほのかな月明かりの下、藤の花が風にそよぐ。
一面の紫はカーテンのように広がり、瀑布のように壮麗な花を咲かせている。
かつて10年の間荒廃気味だったこの場所だが、新たな主を得た後、数年をかけて再建されていた。
ひび割れた石畳は風情を壊さない程度に取り替えられ、廃墟同然だった母屋はかつての形を残しながら建て直しを、涼亭の欠けた屋根も補修された。
だが、誰もいないし、誰も来ない。
同時期、一つの依頼がハンターズソサエティに出された。
『とある藤の別荘にて、泊まり込みで夜間警備の依頼。
少額だが危険性はほぼ皆無、当日警備するハンター以外別荘は無人。
1~3人にて一日ごとにローテーション、現地に危険性はないことを証明することが目的。』
…………。
かの庭園は、かつて叶わぬ恋の元、名家の男が恋人を匿うために作られた。
男は実家に頼らず商いで金を稼ぎ、その金で女の愛した花である藤の庭園を作り上げた。
高い生け垣で覆われた庭園はたとえすばしっこい子供でも侵入を許さない、生け垣の奥には更に柵が張り巡らされていて、念入りに侵入者を阻んでいる。
唯一の出入り口はまるで裏口のような、花の装飾を施された小さな鉄扉。そこから生け垣に挟まれた細い道を通り、もう一つ鍵を開けてようやく秘密の花園に踏み入る事が出来る。
玄関の狭苦しさに反して中は広い、今は修復された白い石畳が伸び、少し歩けば藤の花が立ち並ぶ並木道が広がる。
そのまま直進すれば二人で気兼ねなく過ごすための程よい母屋、裏にはバルコニーがあり、その先には半径50mほどの池が広がっている。池を挟んだ母屋の反対側には小さな涼亭、枝垂れた藤によって覆い隠され、母屋側からはまずその存在に気づく事が出来ないのだという。
この別荘にはかつて歪虚が発生していたが、ハンター達によって討伐され、その経緯は報告書に認められた。
甥である若当主によって引き取られた別荘はその後、数年をかけて手入れされ、建て直されたのだという。
若当主はこの別荘を必要する人間に広く貸し出すつもりでいるらしいが、かつて歪虚騒ぎのあった場所だ。庭園に惹かれても経緯に尻込みする人間が絶えず、そんな若当主に、幼馴染であるという領主が手を差し伸べた。
「あの別荘はもともと領主が引き取るつもりだったんだ、利権とかそういうのじゃない、あの方はただ、少女趣味な物語が好きっていうだけで」
近衛であるシャルルが経緯を補足する、領主曰く、あの時は余り助けになれなかったから、今回困ってるなら助けてあげたかったとの事らしい。
「やる事は文面の通りだ、別荘に泊まり込み、特に何もない事を証明して欲しい」
ハンターへの報酬は領主の私費から支払われる。
危険があったら別途手当が出るらしいが、まずありえないとの事、数年かけた工事中だって特に何も起きる事はなかったのだ。
「泊まりは一組につき一日で構わない、武装も程々でいい、組分けは三人以下で好きにしてくれ」
持ち込む必要があるものは、見回りの時に使う灯りだけ。池と母屋には灯籠があるが、涼亭には置かれていない。
「徹夜の必要は……?」
「数時間ごとに見回りをしてくれれば、普通に母屋で寝てくれても構わない」
警戒してたから何もなかったなどと、ケチをつけられても困るのだ。隠居したつもりでのびのびと過ごす、それが一番依頼達成に近くなるだろう。
解説
+概要
宿直のお仕事にかっこつけた『お泊まり会』となります。
ハンター達のお仕事は
「人柱よろしく曰くつきだった別荘に泊まり込み
体を張って特に何もありませんって事を証明する」事となります。
尚、実際何もありませんので武装は形だけで構いません。
泊まり込みは一夜につき1~3人ほどで自由に出来ます。
グループ分けは基本合意を取れてる人たち同士のみで、他人が入り込む事は出来ません。
相手がいない方は単独か、ランダムOKの人に限り同性かつ支障がない人同士と組む事になります。
部屋はダブルが1つ、個室が2つありますので打ち合わせ組は異性同士で宿直してもOK。
寝具含め備品は複数用意されてますので、適度にお使いください。
リプレイは一日一日ずつ描写するのではなく、時間と場所ごとに描写されます。
場所は別荘、藤の園、涼亭の三つ、全員ごっちゃに見えると思いますが、実際はグループごとに違う日という扱いです。
また、グループでRPのある方は単独でシーンをお渡しします。
+お約束
今回の趣旨は『藤の別荘でのお泊まり会』です。
かつての依頼の性質上、駆け落ち・隠居体験会とも言えるでしょう。
知り合いの方と夜を過ごすのを楽しむか、藤の園を楽しむか、かつてのお話に思いを馳せるかなどがメインとなります。
生活設備は一通り揃ってますので、夜食作ったりして普通に夜間警備を楽しんでもOK。
備品は複数あると言いましたが、暇な方は洗濯を手伝ってくれるときっと話がスムーズに回ります。
趣旨違いの方、シナリオの雰囲気にそぐわない方は強制的にカメラ外となります。
歪虚討伐については『花のアヤカシ』という依頼にて行われましたが、読まなくても特に問題はありません。
宿直のお仕事にかっこつけた『お泊まり会』となります。
ハンター達のお仕事は
「人柱よろしく曰くつきだった別荘に泊まり込み
体を張って特に何もありませんって事を証明する」事となります。
尚、実際何もありませんので武装は形だけで構いません。
泊まり込みは一夜につき1~3人ほどで自由に出来ます。
グループ分けは基本合意を取れてる人たち同士のみで、他人が入り込む事は出来ません。
相手がいない方は単独か、ランダムOKの人に限り同性かつ支障がない人同士と組む事になります。
部屋はダブルが1つ、個室が2つありますので打ち合わせ組は異性同士で宿直してもOK。
寝具含め備品は複数用意されてますので、適度にお使いください。
リプレイは一日一日ずつ描写するのではなく、時間と場所ごとに描写されます。
場所は別荘、藤の園、涼亭の三つ、全員ごっちゃに見えると思いますが、実際はグループごとに違う日という扱いです。
また、グループでRPのある方は単独でシーンをお渡しします。
+お約束
今回の趣旨は『藤の別荘でのお泊まり会』です。
かつての依頼の性質上、駆け落ち・隠居体験会とも言えるでしょう。
知り合いの方と夜を過ごすのを楽しむか、藤の園を楽しむか、かつてのお話に思いを馳せるかなどがメインとなります。
生活設備は一通り揃ってますので、夜食作ったりして普通に夜間警備を楽しんでもOK。
備品は複数あると言いましたが、暇な方は洗濯を手伝ってくれるときっと話がスムーズに回ります。
趣旨違いの方、シナリオの雰囲気にそぐわない方は強制的にカメラ外となります。
歪虚討伐については『花のアヤカシ』という依頼にて行われましたが、読まなくても特に問題はありません。
マスターより
音無です、数年かけてやっとこの「イベシナを開くには場所が小さすぎ、ショートを開くには用件がなさすぎ」な舞台を活用するシナリオを決めました。
お泊まり会がやりたかったんです、お泊まり会が。
かつてカップルが逢引に使った場所ですので、場所の秘匿度は抜群です。
誰の邪魔も入らない(入らせない)事をMSが保証しますので、どうぞゆっくりしていってくださいませ、音無でした。
お泊まり会がやりたかったんです、お泊まり会が。
かつてカップルが逢引に使った場所ですので、場所の秘匿度は抜群です。
誰の邪魔も入らない(入らせない)事をMSが保証しますので、どうぞゆっくりしていってくださいませ、音無でした。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/05/13 02:24
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/04/26 18:14:36 |
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秘め事の前に(雑談卓) イルム=ローレ・エーレ(ka5113) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|舞刀士(ソードダンサー) |
最終発言 2019/04/26 21:38:28 |