ゲスト
(ka0000)
【王戦】昏く永い夜の果てに
マスター:坂上テンゼン

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
アム・シェリタ―揺籃館―- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 7日
- プレイング締切
- 2019/05/31 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/06/14 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●説明不能の感情
浮遊大陸に人間達が攻め込んできた、という報せを聞いて、レッドバック(kz0217)はただ、そうか、と言った。
「そうかって……どうするのだ?」
「迎撃に出る」
報せをもたらしたアドナヴァにレッドバックは短く答えた。
偵察という数ではなかった。なにせ船一隻飛ばしてきているという。
しかし、そう簡単に突破されるとも思えない。
この浮遊大陸が攻略できるわけがない。
だから、すぐに終わるだろうと思っていた。
──その時は。
後になって胸騒ぎがしてきた。
それはだんだんと大きくなってくる。
その理由は、あらゆることを理論で説明づけるレッドバックでさえ、わからなかった。
機械化歪虚兵団『ラトロデクトゥス』。
レッドバックの手により、イヴが所有していた古代文明の機械と融合した歪虚の兵達。
違った装備・特性を持たせることで役割分担が可能な、集団での運用を想定している。
レッドバックはかれらに召集をかけた。
そしてマテリアル兵器『ハッセルティ』。
浮遊大陸に立ち込める負のマテリアルを操作し、攻撃に転用する装着。
法術陣にヒントを得て開発された兵器で、法術陣に比べれば極めて限定的な範囲ではあるが、それでも範囲攻撃としては破格の広さの、範囲内の歪虚以外の存在に損害を与えることができる。
発動には手動で操作する必要があり、効果も一瞬ではあるが、負のマテリアルがある限りは何度でも作動することが可能だ。
「ドクター……そこまで準備するのか」
アドナヴァも事態を重く見ていなかったのか、少し意外そうに言った。
「最大の戦力をもって迎撃し、敵の戦力を減らす」
レッドバックは早口で答えた。
「…………それは研究者としてか? それとも歪虚としてか?」
言われてから気がついた。
自分は──試験ではなく、戦いに挑もうとしているのだと。
こんなことは初めてだった。
●尽きぬ暗闇
どこまで行っても暗い──。
イヴまでの道程を確保するために、ハンターの一行は進軍していた。いくつかの集団があったが、その中の一つの集団が、暗い通路を進んでいた。
とにかく暗かった。いくら進んでも、先は闇に閉ざされている。
通路とはいえ、十人が横並びになれるくらいには広いものだった。とはいえ、これだけの人数がいたのでは、ユニットや乗り物に騎乗するだけの余裕はない。
音が聞こえた。
一行は臨戦体制に入る。
すぐさま暗闇の向こうから、凄まじい速さで何かが、複数の何かが突っ込んでくる。
前後からだった。
ほぼ同時に、唐突に負のマテリアルが濃くなった。
(今日は講釈を垂れることもしないのか……?)
戦闘が開始されたのを見て、アドナヴァは思う。今日のレッドバックは、どこか違っていた。
意外なほどに、その行動に納得がいった。
自分ならこうする、ということをレッドバックはしている。
(……ここにきてようやく自分の立場というものを理解できたか)
アドナヴァはそう解釈した。
レッドバックはそんな事は考えていない。
ただ、敵の動きがどう動いてくるか。
頭の中でいくつもの仮説を挙げ、それに対する対処法を考えていた。
●深き闇の中で踊れ
「敵だ!」
真っ先に叫んだのはヘザー・スクロヴェーニ(kz0061)。
イヴ攻略作戦が発動された今、少しでも多くの戦力をイヴのもとへ送り届けるため、ここに来ていた。
今、王都は敵の侵攻を受けているはずだ。
そこでは仲間達が戦っている。
ヤーグ、アハズヤ、フロッグ、閃姫、フラール、ヴルサリコ、カラグニス、ディルク、イェレ、レーニエ、イサ……愉愚泥羅のメンバー達。
スフォルツァ子爵より援軍として送られて来てくれた、ジョセファと光貴なる盾の面々。
アイドル・ハンター『ヒュペリ』の面々……リベル、ヴェレス、ミスラス、ケプリ、ソール、ネイト。
何故かバイク(※ヘザーの)に乗って現れたユグディラ・トリオ。
メッテルニヒとかいう変態だけどやたら強いおっさん。
ヴィオラ。プラトニス様。アダム・マンスフィールド。ゲオルギウス騎士団長。セドリック大司教。アホのヘクス。
騎士団の皆。聖堂戦士団の皆。そして大勢のハンター仲間達。
そして何より──女王陛下。
皆のためにも勝って帰る。
気づいた時には叫んでいた。
「王国の民、ヘザー・スクロヴェーニ!
推して参る!」
──それに応える者がある。
「我が名はアドナヴァ! イヴ様の臣なり!
貴公らの命、ここで貰い受ける!」
飛び出したアドナヴァ。
繰り出される剣を、ヘザーはプロミネント・グリムの手甲で受けた。
同時に叫んでいた。
「女王陛下のために!!!」「イヴ様のために!!!」
両者の雄叫びが、空間を熱くする。
決戦の時だ。
(非論理的な事だが……
高揚しているのか、私は?
全力で戦ってなお、勝てるかわからない相手に挑むという事で?
そもそも、この人間たちがそうだと、なぜ思うのか?)
レッドバックは、思考していた。
疑問への答えはおろか、答えに辿り着く仮説すら出ない。
(不可解だ。傲慢である私には不愉快でもある。
だが、捨て置けぬ問題だ。
……ならば私は、戦ってあの者共を滅ぼそう……!)
レッドバックはハッセルティの起動スイッチを握りしめる。
そして、極めて珍しいことに……
発した言葉は、地の底から響いてくるような大声だった。
「人間達よ。お前達に夜明けは来ない……この夜は永遠に続く。
尽きる事のない闇の世界で、永久に眠る……。
それが行き着く先だ!」
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●説明不能の感情
浮遊大陸に人間達が攻め込んできた、という報せを聞いて、レッドバック(kz0217)はただ、そうか、と言った。
「そうかって……どうするのだ?」
「迎撃に出る」
報せをもたらしたアドナヴァにレッドバックは短く答えた。
偵察という数ではなかった。なにせ船一隻飛ばしてきているという。
しかし、そう簡単に突破されるとも思えない。
この浮遊大陸が攻略できるわけがない。
だから、すぐに終わるだろうと思っていた。
──その時は。
後になって胸騒ぎがしてきた。
それはだんだんと大きくなってくる。
その理由は、あらゆることを理論で説明づけるレッドバックでさえ、わからなかった。
機械化歪虚兵団『ラトロデクトゥス』。
レッドバックの手により、イヴが所有していた古代文明の機械と融合した歪虚の兵達。
違った装備・特性を持たせることで役割分担が可能な、集団での運用を想定している。
レッドバックはかれらに召集をかけた。
そしてマテリアル兵器『ハッセルティ』。
浮遊大陸に立ち込める負のマテリアルを操作し、攻撃に転用する装着。
法術陣にヒントを得て開発された兵器で、法術陣に比べれば極めて限定的な範囲ではあるが、それでも範囲攻撃としては破格の広さの、範囲内の歪虚以外の存在に損害を与えることができる。
発動には手動で操作する必要があり、効果も一瞬ではあるが、負のマテリアルがある限りは何度でも作動することが可能だ。
「ドクター……そこまで準備するのか」
アドナヴァも事態を重く見ていなかったのか、少し意外そうに言った。
「最大の戦力をもって迎撃し、敵の戦力を減らす」
レッドバックは早口で答えた。
「…………それは研究者としてか? それとも歪虚としてか?」
言われてから気がついた。
自分は──試験ではなく、戦いに挑もうとしているのだと。
こんなことは初めてだった。
●尽きぬ暗闇
どこまで行っても暗い──。
イヴまでの道程を確保するために、ハンターの一行は進軍していた。いくつかの集団があったが、その中の一つの集団が、暗い通路を進んでいた。
とにかく暗かった。いくら進んでも、先は闇に閉ざされている。
通路とはいえ、十人が横並びになれるくらいには広いものだった。とはいえ、これだけの人数がいたのでは、ユニットや乗り物に騎乗するだけの余裕はない。
音が聞こえた。
一行は臨戦体制に入る。
すぐさま暗闇の向こうから、凄まじい速さで何かが、複数の何かが突っ込んでくる。
前後からだった。
ほぼ同時に、唐突に負のマテリアルが濃くなった。
(今日は講釈を垂れることもしないのか……?)
戦闘が開始されたのを見て、アドナヴァは思う。今日のレッドバックは、どこか違っていた。
意外なほどに、その行動に納得がいった。
自分ならこうする、ということをレッドバックはしている。
(……ここにきてようやく自分の立場というものを理解できたか)
アドナヴァはそう解釈した。
レッドバックはそんな事は考えていない。
ただ、敵の動きがどう動いてくるか。
頭の中でいくつもの仮説を挙げ、それに対する対処法を考えていた。
●深き闇の中で踊れ
「敵だ!」
真っ先に叫んだのはヘザー・スクロヴェーニ(kz0061)。
イヴ攻略作戦が発動された今、少しでも多くの戦力をイヴのもとへ送り届けるため、ここに来ていた。
今、王都は敵の侵攻を受けているはずだ。
そこでは仲間達が戦っている。
ヤーグ、アハズヤ、フロッグ、閃姫、フラール、ヴルサリコ、カラグニス、ディルク、イェレ、レーニエ、イサ……愉愚泥羅のメンバー達。
スフォルツァ子爵より援軍として送られて来てくれた、ジョセファと光貴なる盾の面々。
アイドル・ハンター『ヒュペリ』の面々……リベル、ヴェレス、ミスラス、ケプリ、ソール、ネイト。
何故かバイク(※ヘザーの)に乗って現れたユグディラ・トリオ。
メッテルニヒとかいう変態だけどやたら強いおっさん。
ヴィオラ。プラトニス様。アダム・マンスフィールド。ゲオルギウス騎士団長。セドリック大司教。アホのヘクス。
騎士団の皆。聖堂戦士団の皆。そして大勢のハンター仲間達。
そして何より──女王陛下。
皆のためにも勝って帰る。
気づいた時には叫んでいた。
「王国の民、ヘザー・スクロヴェーニ!
推して参る!」
──それに応える者がある。
「我が名はアドナヴァ! イヴ様の臣なり!
貴公らの命、ここで貰い受ける!」
飛び出したアドナヴァ。
繰り出される剣を、ヘザーはプロミネント・グリムの手甲で受けた。
同時に叫んでいた。
「女王陛下のために!!!」「イヴ様のために!!!」
両者の雄叫びが、空間を熱くする。
決戦の時だ。
(非論理的な事だが……
高揚しているのか、私は?
全力で戦ってなお、勝てるかわからない相手に挑むという事で?
そもそも、この人間たちがそうだと、なぜ思うのか?)
レッドバックは、思考していた。
疑問への答えはおろか、答えに辿り着く仮説すら出ない。
(不可解だ。傲慢である私には不愉快でもある。
だが、捨て置けぬ問題だ。
……ならば私は、戦ってあの者共を滅ぼそう……!)
レッドバックはハッセルティの起動スイッチを握りしめる。
そして、極めて珍しいことに……
発した言葉は、地の底から響いてくるような大声だった。
「人間達よ。お前達に夜明けは来ない……この夜は永遠に続く。
尽きる事のない闇の世界で、永久に眠る……。
それが行き着く先だ!」
解説
勝利条件……
『レッドバックを倒せ』
敵戦力……
・レッドバック
傲慢の歪虚。すべての傲慢のスキルと以下のスキルを持つ。
「ハッセルティ」メインスキル。『戦場にいる歪虚以外』にダメージ
「毒をもって毒を制す」リアクションスキル。BSにかかった時、継続ダメージ状態になることで上書きする。リアクション行動を減らさない。
「毒を秘めた体」パッシヴスキル。継続ダメージ状態のとき戦闘能力が上がる。
・アドナヴァ
傲慢の歪虚。疾影士と傲慢のスキルを使う。
以下は『機械化歪虚兵団ラトロデクトゥス』
丁以外の数は不明かつサイズ1
いずれも傲慢のスキルは使わない
プレイングでは()内の呼称を使用可
・ヴァリオラス2(甲)
変形機構がない局地防衛戦仕様。下半身がキャタピラ。
体当たりによる近距離攻撃を行う
フェニックスチャージ・スピンバッシュ相当のスキルを使う
・マクタンス(乙)
遠距離戦型・範囲攻撃仕様。ライトニングボルト・デルタレイ相当のスキルを使う
・ジオメトリクス(丙)
支援型。長射程・広範囲の回復・BS治療スキルを持つ
・トレデシムグッタトゥス(丁)
これのみサイズ3。8本の脚のようなものでレッドバックを包むように守っている。一体のみ。高耐久・高火力。移動はしない。
八体まで対象にできる遠距離攻撃スキルを使用する。PCは開始時点で射程内
友軍……
・ヘザー・スクロヴェーニ
愛国者にして女王の信奉者。
戦場……
幅10スクエアの屋内
PCは幅一杯に2列に並んでいる
前後からラトロデクトゥスが次々と襲ってくる
開始時点で接敵している
ヘザーは先頭におり、アドナヴァと隣接している
レッドバックとトレデシムグッタトゥスは進行方向、PCの先頭より10スクエア離れた場所に居る
飛行、ユニット、乗り物は不可
『レッドバックを倒せ』
敵戦力……
・レッドバック
傲慢の歪虚。すべての傲慢のスキルと以下のスキルを持つ。
「ハッセルティ」メインスキル。『戦場にいる歪虚以外』にダメージ
「毒をもって毒を制す」リアクションスキル。BSにかかった時、継続ダメージ状態になることで上書きする。リアクション行動を減らさない。
「毒を秘めた体」パッシヴスキル。継続ダメージ状態のとき戦闘能力が上がる。
・アドナヴァ
傲慢の歪虚。疾影士と傲慢のスキルを使う。
以下は『機械化歪虚兵団ラトロデクトゥス』
丁以外の数は不明かつサイズ1
いずれも傲慢のスキルは使わない
プレイングでは()内の呼称を使用可
・ヴァリオラス2(甲)
変形機構がない局地防衛戦仕様。下半身がキャタピラ。
体当たりによる近距離攻撃を行う
フェニックスチャージ・スピンバッシュ相当のスキルを使う
・マクタンス(乙)
遠距離戦型・範囲攻撃仕様。ライトニングボルト・デルタレイ相当のスキルを使う
・ジオメトリクス(丙)
支援型。長射程・広範囲の回復・BS治療スキルを持つ
・トレデシムグッタトゥス(丁)
これのみサイズ3。8本の脚のようなものでレッドバックを包むように守っている。一体のみ。高耐久・高火力。移動はしない。
八体まで対象にできる遠距離攻撃スキルを使用する。PCは開始時点で射程内
友軍……
・ヘザー・スクロヴェーニ
愛国者にして女王の信奉者。
戦場……
幅10スクエアの屋内
PCは幅一杯に2列に並んでいる
前後からラトロデクトゥスが次々と襲ってくる
開始時点で接敵している
ヘザーは先頭におり、アドナヴァと隣接している
レッドバックとトレデシムグッタトゥスは進行方向、PCの先頭より10スクエア離れた場所に居る
飛行、ユニット、乗り物は不可
マスターより
坂上テンゼンに候。
王国最終決戦をレッドバック/ヘザーの視点より描きます。
ラストダンジョン道中の中ボス戦のような位置付け。
グラシナとの重複参加も可能です。
この祭りに乗り遅れるな!!!
ヘザーが挙げている名前? 過去シナリオに出てきた人達ですすみません!
王国最終決戦をレッドバック/ヘザーの視点より描きます。
ラストダンジョン道中の中ボス戦のような位置付け。
グラシナとの重複参加も可能です。
この祭りに乗り遅れるな!!!
ヘザーが挙げている名前? 過去シナリオに出てきた人達ですすみません!
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/06/12 20:32
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
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【質問卓】 メイム(ka2290) エルフ|15才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2019/05/27 20:57:22 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/05/27 10:28:21 |
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![]() |
相談卓 通りすがりのSさん(ka6276) エルフ|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2019/05/31 21:50:29 |