【界冥】大規模作戦後リアルブルーにはひとまずの平和が訪れていました。
しかし、火星クラスタの脅威から解放されたはずの人類は、新たなる危機に直面しています。

イギリスの事件を皮切りに全世界に波及した強化人間の暴走事件。
そして強化人間技術が、実はVOIDより齎されていたという事実。
その技術を得る代償に、統一地球連合政府内には、以前から親VOID派とも呼ぶべき議員が存在していたこと。
更には統一連合議長ドナテロ・バガニーニ(kz0213)の失踪と、失踪したはずの彼の手による「降伏宣言」により、混乱は民衆の暴動に発展。
機能不全に陥る政府や軍を横目に、VOIDはこれまで不可能だったはずの「地上への直接転移」により戦力を拡大しています。

今のところVOIDに組織的な動きは見えませんが、どうやら一部の連合議員とは連携して行動しているようにも見え、彼らがVOIDの力を手にしている事の証左であると言えるでしょう。
この状況を治めるためには、まずはVOIDとつながりのある議員の拿捕、そして出現したVOIDの殲滅が必須となります。
VOIDの“汚職”に関係のない議員まで民間人の攻撃の対象となっているため、彼らを保護することも政府の正常化には一役買うでしょう。

ハンターズ・ソサエティは世界中で同時多発する事件にハンターの派遣を決定。
今回の大規模作戦では特にその中から4つの戦域を選択し、事件に介入することができます。

VOID側についた統一連合議員の中には、強化人間とも異なる“力”を有する者が存在するようです。
強化人間を「契約者」とするなら、彼らは闇の力に呑まれた「堕落者」と言えるのかもしれません。
一見すると人間と見間違えるほどですが、覚醒者を凌ぐ戦闘力を有していたり、肉体を変化させる事も可能なようです。

彼らには明確な自我があり、この変化を「永遠の命を得た」と認識しており、またそれは「邪神のおかげ」と考えているようです。
この歪んだ忠誠心が彼らの中に最初からあったとは到底思えないため、歪虚化した際の変化の類、或いは何らかの能力の結果と見るべきでしょう。
容姿や能力は「狂気」の眷属に近い為、ある種「狂気の感染」を受けている状態なのかもしれません。

一般人はこれほどの歪虚がそばにいてもそれと気づくことはありませんが、覚醒者の目を欺くことはできません。
仮に相手が人間の姿をしていたとしても、隠しきれない負のマテリアルにより、ハンターはすぐに歪虚かどうかを見抜くことができます。
親VOID派の議員全員がVOID化しているわけではありませんが、もしVOID化している場合、交渉の余地はありません。
相手が完全にVOIDとなっている場合は、拿捕ではなく「撃破」を目標として行動してください。

現在、リアルブルーの地上ではVOIDによる直接侵攻が開始されています。
元々地上に残留していたクラスタ型などの残存戦力だけでなく、地上に「転移」してくるVOIDが出現したためです。

リアルブルー地上への直接転移攻撃は、これまで長らく確認されていませんでした。
敵は火星クラスタから出現し、長い航海を経て地球圏にやってくる、というのがこれまでの侵攻経路です。
そして火星クラスタが撃破されたことにより、VOIDの侵攻は停止したと考えられていました。
（【界冥】大規模作戦後の状況）

VOIDがこれまでも地上に転移できたがしなかっただけなのか、或いは何らかの新たな手段を得て転移が可能になったのかは不明です。
しかしこれにより地上の戦況は一変しました。最早宇宙の守りを固めるだけでは、誰もが安全とは言えなくなったのです。
これまでVOIDとの戦争について直接的な被害を受けていなかった地上の人々にとって、これは相当にショッキングな出来事でした。

既に各国の防衛戦力による対応が行われていますが、警察組織や連合宙軍に戦力の大部分を派遣し弱体化している国軍だけで対応できる状況ではありません。
かといって連合宙軍は機能不全に陥っており、世界中に適切な戦力を送り込むこともまた難しい状態です。
出現するVOIDがVOID戦役時代よりも強くなっているという傾向もあります。

この状況を解決するためには出現した敵を殲滅することはもちろん、何故出現したのかを解き明かす必要があります。
それはきっと、黙示騎士がなそうとしている事にも繋がっているはずです。

小型狂気（浮遊型第二種）
リアルブルーで最もよく見られるVOID。サイズ1。
大きな眼球を持った虫とクラゲが融合したような外見。
ゆったりとした速度で浮遊・飛行する。触手の他、目からのレーザーで攻撃する。
第二種と呼ばれる新型で、体を甲殻類を思わせる装甲で防御性能がUPしている。
作戦1-1、2-1、2-2、4-1に出現。

中型狂気（擬人型第三種）
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3。
過去に確認されている個体よりも高い戦闘力を持つ。
第一種をベースに強化ないし進化した個体。
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装。
短期間の飛行とショートジャンプ（ワープ）が可能。
作戦1-1、2-1、4-1に出現。

大型狂気（母艦型）
大型の狂気。サイズ5。
他の小型狂気を次々に体内から出現させる能力を持つ。
狂気感染の他、触手や眼球からの交戦で攻撃する。
直接戦闘力そのものは高くないが、小型狂気の生成と耐久力が厄介で、早めに潰したい。
作戦1-1に出現。

R7エクスシア（強化人間用）
強化人間用に改造されたエクスシア。サイズ3。
暴走した強化人間が操縦している専用のエクスシア。ハンターに比べても遜色ない戦闘力。
暴走というよりは操られており、親VOID派を守る。VOIDとは敵対も共闘もしない。
武装はマテリアルライフル、CAMシールド、5000mmCAMカタナ。
作戦1-1、2-1、4-1に出現。

エージェント
統一連合議員に従うエージェント。サイズ1。
非覚醒者であり、最新鋭の装備で身を固めているが、ハンター程の戦闘力は持たない。
自我はあるが親VOID派であり、議員を逃がすことを優先し行動する。
理由は不明だがVOIDから襲われる事はない。しかし、共闘もしない。
武装はハンドガンとダガー。
作戦1-2、2-1、2-2、3-1、3-2に出現。

強化人間兵
暴走した強化人間。サイズ1。
最新鋭の装備で身を固めており、ハンターと同等の戦闘力を持つ。
自我はなく、暴走しているというよりは操られている様子。
VOIDとは敵対も共闘もしない。
武装はアサルトライフルとセラミックソード。
作戦1-2、2-2、3-1、3-2、4-1、4-2に出現。

親VOID議員（擬装型）
統一地球連合議会に所属していた議員が歪虚化した「堕落者」のようなもの。サイズ1。
人間としての自我も有しており、「邪神の眷属」として理性を持って行動する。
人間としての姿と歪虚としての本性があり、人間に偽装している間は拳銃で戦う。
本性を現した後は擬人型VOIDに近い姿となり、ビーム射撃とビームソードで攻撃を行う。
また、「狂気の感染」のBSを使用できる。このタイプの狂気の感染は、特に命中と回避に影響を及ぼす。
完全に堕落者となっている議員は倒す以外に対処法がないため、撃破が必要となる。
この擬装型は狂気の眷属の中でも比較的高位であるため、かなり高い戦闘力を持つ。
作戦1-2、2-1、3-2に出現。

ヨルズ
ジェイミー・ドリスキル(kz0231)の搭乗する試作機。サイズ3。
通常時は飛行するラズモネ・シャングリラの甲板より攻撃してくるが、状況に応じて地上に降下する。
武装は155mm大口径滑空砲、40mm4連装ミサイルランチャー二門。
作戦2-2に出現。

ラズモネ・シャングリラ
敵に強奪された連合宙軍の新型艦。
艦長の森山恭子(kz0216)は搭乗していないが、強化人間により運用されている。
議員を搭載し戦線を離脱することを目的としている。
武装は二門のマテリアルキャノン、対VOIDミサイル、対空機銃。
貴重な最新鋭艦であり、可能であれば奪還が望ましい。
作戦2-2に出現。

SC-H01
シュレディンガーが生み出したとされる、ハンターを模倣した歪虚。サイズ1。
大剣を使った戦闘を行い、使用能力は闘狩人のスキルに近い。
今回は議事堂への侵入を拒むように立ち回ってくる。
作戦4-1に出現。

ドナテロ・バガニーニ (kz0213)
マンハッタンの議事堂で待ち受ける、ドナテロの姿をしたもの。サイズ1。
詳細は不明だが、人類はVOIDに降伏するべきという主張を全世界に発信している。
彼も他の親VOID議員のように堕落者となってしまったのか、詳細は不明。
彼がまだ救えるのであれば救助し、そうではない場合撃破が必要となる。
作戦4-2に出現。