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(ka0000)
【闇光】×【龍鉱】カム・ラディ遺跡 拠点防衛作戦




1ヵ月にわたるカム・ラディ遺跡の防衛と探索、ご苦労じゃった!
諸君らの活躍を評価した総合結果が発表となった。
参加したすべてのハンターに礼を言うぞ!
ナディア・ドラゴネッティ
更新情報(3月31日)
北狄への進軍から、大規模作戦を経て北狄以北の遺跡を拠点化する連動イベント、【闇光】の作戦が終了!
この連動の成功は、【龍奏】のダブルグランドシナリオへと繋がりました。
【闇光】終盤での北狄突破の足がかりを、【龍奏】で活かしていきましょう!
この連動の成功は、【龍奏】のダブルグランドシナリオへと繋がりました。
【闇光】終盤での北狄突破の足がかりを、【龍奏】で活かしていきましょう!
完成! 【闇光】大規模作戦連動ピンナップ!
【闇光】コンテンツ
▼【闇光】共通情報▼
▼【闇光】での連動作戦、グランドシナリオ▼
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『北狄』の奥地にある夢幻城へ!北上作戦「【闇光】北伐」が開始!(9/23?9/30) |
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北狄での作戦行動と並行しての歪虚討伐と浄化ポイント防衛、サルヴァトーレ・ロッソ内での問題解決。(9/24?10/16) |
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作戦は夢幻城への侵攻へ移行し、夢幻城への侵入、城周辺の歪虚との戦闘などが展開。(10/16?11/4) |
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夢幻城より、歪虚王が二体同時に戦域に出現!(11/2?11/20) |
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反撃に向けて一時全軍後退するも、歪虚の手は帝国にも延びてきて… (11/4?12/3 北狄からの撤退 12/4?1/24 帝国防衛戦線) |
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北狄を越えた先への転移確保のため、先行部隊がカム・ラディ遺跡の奪還へ! (2/1?2/10) |
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大規模作戦終了後、戦場に残されたユニット残骸を回収。魔導型デュミナスの追加配備が決定!(2/8?2/9) |
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奪還した遺跡を拠点化すべく、遺跡復旧と周辺探索を開始! (2/10?3/15) |
▼過去の大規模作戦「絶対防衛戦」▼
▼第1フェーズ(12/2?12/15)▼
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▼第2フェーズ(12/18?12/29)▼
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第3フェーズ(1/6?1/20)
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【闇光】ストーリーノベル「拠点防衛作戦」(2月12日公開)
「うぐぅ……さ、寒いのじゃあ……」 カム・ラディ遺跡への通常転移が可能になり、ナディア・ドラゴネッティも久しぶりにリグ・サンガマの大地を踏むことになった。 その“久しぶり”も生半可な尺度ではなく、最早懐かしさよりも新鮮ですらある。 コートの上から自らの身体を抱くように、震えながらナディアは遺跡の外に広がる結晶の森を眺めた。 「あんた元々こっちの出身じゃなかったのか?」 「ず?っと南のリゼリオに住んでおったのじゃから寒くて当然じゃろ! おぬしのようなムキムキ上半身裸マンと一緒にするでない!」 「流石に服着てるわ! 死ぬわ!」 スメラギ(kz0158)は北伐以来、バタルトゥに作ってもらった防寒具を愛用している。流石に筋肉だけでは耐えられない。 「それに……わらわはこの北方で暮らした記憶は殆どないからのぅ」 今は遠き幼き日々、青龍に仕えていた頃の記憶はとうに色あせた。 この国は確かに美しくはあった。ヒトの野生は抑えられ、作り出されたのはこの遺跡のような清廉潔白な社会。 全てが整然とした、しかし無味乾燥な世界。安全や管理と引き換えに、自由と変革を失った世界……。 「生まれ故郷だというのに息苦しささえあるわ」 「あんたがいれば龍園って所に入れてもらえるんじゃないのか?」 「は! 青龍様は当然じゃが、わらわにもぶちギレとるじゃろうからのぅ?……ハイそうですかとすんなり入れてはくれんじゃろ?な」 「なんであんたにキレんだよ……」 「もう三百年も昔の事じゃ。おぬしら東方にとっても……いや、全ての国やソサエティにとって無関係ではない事じゃが、全て説明するにはわらわも心の準備がな……」 「あんた何歳なんだよ……婆さんってレベルじゃねぇだろ……」 |
![]() スメラギ ![]() ナディア・ドラゴネッティ ![]() ラヴィアン・リュー |
「ナディア、スメラギ。ハンターに渡すイニシャライザーの準備も出来たし、部下を龍園に送るけど」
「や。実はこのくらいの距離なら“奴”と会話可能なのでな。こっちはこっちで説得を試みるつもりじゃ」
「奴って?」
「アズラエル・ドラゴネッティ……要するにわらわの兄じゃな」
ラヴィアンは腕を組み「ああ」とだけ呟いた。態度からしてどうやら知り合いらしい。
当然と言えば当然である。ラヴィアン達はここまで援軍として来ただけで、実際に連絡手段を提供したのはアズラエルの筈なのだから。
「はあ、気が滅入るのぅ?」
「ご愁傷様。それより遺跡の防衛装置だけど……」
「ああ。ざっと点検してみたが、少し調整すれば動かせそうじゃ。今はあのワカメ頭に整備させておる」
カム・ラディ遺跡は龍を崇める神殿であると同時に歪虚に抗する為の拠点でもあった。 神霊樹を抱く祭壇を中心に遺跡全体が巨大な儀式装置となっており、龍鉱石の力を拡大、拡散する能力を持っていた。 「簡単に言うとバリアじゃの」 「ああ……それって東方で黒龍がやっていたのと同じようなモンか?」 「強力なプラスのマテリアルはマイナスのマテリアル……即ち歪虚を弾く。龍は正マテリアルの塊じゃからな。“六大龍”たる黒龍と同じ規模は流石に無理じゃが」 「リグ・サンガマの各地には龍鉱が散らばっているわ。殆どは砕け散っているだろうけど、中には龍の外見を保ったままの龍鉱もあるわ」 |
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「それそのものを巨大なイニシャライザーとすれば、周辺地域の汚染を軽減する事もできる筈よ。実際、龍園はそれで保たれているから」
片目を瞑り、こめかみを指先で叩きながらスメラギは状況を整理する。
「つまりこういう事か? 俺達のやるべきことは龍鉱の欠片を回収してカム・ラディのバリアを起動する事と、遺跡周辺にある広域浄化可能な彫像を見つけたらそいつを起動する事……。彫像をイニシャライザー化するにはどうすんだ?」
「あなたやナディアが作ったタリスマンサイズのイニシャライザーを当てれば、燭台に種火を移すように起動するはずよ」
「それと遺跡の物理的な修復じゃな。他の遺跡から廃材を持ってきて遺跡を修復しなければ……この遺跡そのものが魔法陣代わりなのじゃから」
三人は顔を見合わせる。まさかここまで来て拠点増築作業をやらされる事になるとは思っていなかった。
「歪虚も我々の動きに気づけば大攻勢を仕掛けてくるじゃろう。それまでになんとか準備を済まさねばな……」
「そういや、このリグ・サンガマにいる歪虚ってよ」
「ええ。堕ちた龍種……強欲王率いる悪竜達よ。小物はともかくベースになっているのが龍だから、強力な個体もゴロゴロいるわね。まともに相手をするなら、それこそCAMが必要だわ」 「こんなちっぽけで不安定な転移門でCAMなんか持ってこらんねーよ」 「結局は陸路をつなげるしかないのじゃ。北狄を突破し、このカム・ラディへの道をな」 ナディアの言うとおり、大型の機甲兵器等を持ち込むのなら、やはり陸路で運ぶのが現実的だ。 カム・ラディの転移門は未だ不安定で、この強化にも龍鉱の収集が必要だが、増援に関してはそれを待っていては敵の攻勢に間に合わない可能性も高い。 |
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広げた地図の上を指先でなぞる。南の本隊を北上させ、北のカム・ラディからは別働隊が南下する。
南から北に上がってくるだけの人類の頭を抑えるのは歪虚としても簡単だが、南北双方から同時に行動を起こせば対処は難しくなる。
「この遺跡を守って活動することが、南との連絡に対する陽動にもなるってわけか……成程な」
「本隊が合流しカム・ラディを橋頭堡として盤石にすれば、北狄の突破とリグ・サンガマ全域への進軍が可能となる。まさにこの地が全ての要じゃ」
「当然、強欲だけではなく他の眷属も黙ってはいないでしょうね」
厳しい戦いになる……その上、青龍との協力がとりつけられたわけでもない。
先の見えない暗夜行路。しかしこれを成さねば青龍はヒトを認めないだろう。
「ヒトは……証明しなければならない。最早何者にも保護されずとも、己の力だけで未来を切り開けるのだと」
「人類を認めない青龍に力を示す、か。ヴィルヘルミナはわかっていたのかねぇ」
「ヒトだけでも精霊だけでも歪虚に抗うことは叶わぬ。だからこそ対等に、互いを信頼する事が重要なのじゃ。世界からの自立が、結果的には世界を一つにする」
スメラギの呟きに頭上を仰ぎ見る。そう……ヒトと精霊が共に歩む未来。その為にこの国を出て、ヒトの世界を見つめてきた。
不理解の中でもがき続ける人々が作った轍。儚く散ったその生命が無駄ではなかったのだと知らしめる為に。
「受け取ったものは……いつかは返さねばならぬからな」
困ったように笑うナディア。そのつぶやきの真意は、スメラギにもラヴィアンにもわからなかった。
(執筆:神宮寺飛鳥)
(文責:フロンティアワークス)
(文責:フロンティアワークス)
関連NPC
スメラギ(kz0158) | |
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エトファリカ連邦国、通称”東方”の帝。東方の政を司る朝廷と呼ばれる組織の長であり、事実上東方の指導者として君臨する。”御柱様”とも呼ばれ、これは東方が結界術で鎖国されていた時の役職名である。 東方解放を経て御柱としての役目から解き放たれ、以来クリムゾンウェストへの恩返しに積極的に動いている。 |
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イラスト:かごの |
ナディア・ドラゴネッティ | |
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ハンターズソサエティ総長であり、クリムゾンウェスト連合軍の総司令官。 ハンター達にとっては上官にあたるのだが、彼女自身が命令を下すことはない。その理由は、「そもそも総長とハンターの関係は命令を必要とする物ではない」という自身の考えによるものらしい。 一見すると少女の容姿だが、実年齢は不明。その出自は北方の王国リグ・サンガマ出身の巫女である。 |
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イラスト:囚 |
ラヴィアン・リュー | |
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地球軍のCAMパイロットによる特殊部隊(SOT)出身。 サルヴァトーレ・ロッソとは別に、所属小隊とリグ・サンガマへ転移、龍園で保護されたらしい。 クリムゾンウェストやマテリアルに対しては懐疑的ながらもそれなりに順応している。 思ったことはすぐ口にしてしまうタイプで、優秀ではあるが人使いが荒く、言葉足らずな命令も多くあまり部下に好かれるタイプではない。 |
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イラスト:藤本キシノ |